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エリクソンの発達段階とは?赤ちゃん・幼児……の時期に獲得しておきたいこと

エリク・ホーンブルガー・エリクソンは、ドイツ出身の発達心理学者です。後に、アメリカ国籍を取得します。精神分析家でアイデンティティの概念やエリクソンの心理社会的発達理論を提唱したことで有名です。

この記事では、教育関係の話題で耳にするけれど、実はよく知らないエリクソンの「発達段階」についてまとめます。

「アイデンティティ」の考案者

エリクソンの母はユダヤ系デンマーク人で、父親は定かではないそうです。
幼い頃から受けてきた差別と父親の所在が不明という状態は、エリクソンの思想や理論に大きな影響を与えました。

彼が提唱した「アイデンティティ」という概念は、自我同一性とも言われ、「自分は一体何者なのか?」への明確な答えとしています。それは、青年期の発達課題であり、アイデンティティを獲得するまでの社会的猶予期間を心理的モラトリアムと呼ばれています。

エリクソンの「発達段階」とは?

エリクソンが提唱した発達段階は「心理社会的発達理論」と呼ばれています。

人間の一生を8つの段階にわけ、その段階ごとに心理的課題と危機、課題達成により獲得する要素などを分類したものです。

人間は、生涯どの時期においても発達し、どの段階においてもクリアすべき課題とクリアするための障害となるものが存在し、障害を乗り越えた時に得られるものも定義されています。また、発達段階で関わる人物や具体的に何を通して課題をクリアしていくのかということもまとめられています。

8つの課題を一つずつ確認していきます。

0歳~2歳(乳児期):基本的信頼感 vs 不信感

乳児期には、母親と過ごす日々の中で様々な感情を持ちます。

例えば、不快、不安、恐怖などの感情です。その中で、母親がしっかりと不快や不安のような負の感情を取り除くことより、母親に対する基本的信頼感を得ることができます。

基本的信頼感を獲得することができた子どもは、希望を持ち、今後出会う様々なものを「信じる」ことが可能になります。それに対し、基本的信頼感を得られなかった場合、負の感情は消えず、基本的不信感を持ち続けることになります。

2歳~4歳(幼児前期) :自律性 vs 恥、疑惑

幼児前期では、「意識」を得ることが課題です。

この時期は、自分で食事ができるようになったり、衣類も自分で脱ぎ着できるようになったりしてくる時期です。失敗したり、怒られたりしたらどうしよう、自分にできるのかなと不安になるのが自律性を得る段階で出てくる課題です。

その不安を自律性に変え、自分でやってみる、やりたいとなればクリアです。
失敗しても自分自身を受け入れてくれる環境が自律性を育みます。

4歳~5歳(幼児期後期):積極性 vs 罪悪感

この時期の子どもは「目的」を得ることが課題です。

色々なことに興味を示す時期ですが、親に注意される、これをやってはいけないだろうと思いながらも、積極性が勝つと自分がそれをしたい理由が分かり目的を持てるようになります。それが他のことにも応用されていきます。

5歳~12歳(児童期):勤勉性 vs 劣等感

この時期には幼稚園や小学校などの集団で生活するようになり、同じ年齢の他人と自分を比べるようになります。周りの友人などを見ていて、自分が劣っていると感じる場面もあるはずです。

しかし、自分は劣っているからと諦めるのではなく、負けないように自分も頑張ろうと努力することで劣等感がなくなります。そして得られるものは自分にもできるんだという「有能感」です。

勤勉性により成功体験ができると自信がつきます。これは子どもを育てていく上で大切な感情です。

13歳~19歳(青年期):同一性 vs 同一性の拡散

この時期は、思春期とも呼ばれます。ここでの課題は自分自身は一体何なのかという問いです。自己を確立することにより、自分を受け入れることができきます。ここで獲得するものは忠誠心」です。

20歳~39歳(初期青年期):親密性 vs 孤独

思春期を乗り越え、次に来るのが青年期初期です。

自分を確立していき、友人や社会、恋愛などにおいて信頼できる人たちとの中を深めていく時期でもあります。そこで出て来る課題は孤独です。

相手に自分を受け入れられるか、自分を否定されたときにどうするかなど孤独に立ち向かいます。ここで、アイデンティティが確立されていないとネガティブな状態になってしまうこともあります。しかし、自分が自分を受け入れ、本当に信頼できる人と関わることにより獲得できるのが「愛や幸福」です。

40歳~64歳(青年期):生殖 vs 自己吸収

この「世代性」とは、次の世代を支えていくもの(子どもや、新しいアイデア、技術といった後世に貢献できるようなことを指します)を生み、育み、将来積極的に関心を持つということです。

これまでの自分の経験にのみ固執して次世代を考えないと、本来伝えるべきことが見失われ、自分の価値観の押し付けになってしまいます。

そうではなく、次世代を見越し、自分の経験から後輩に伝えることを考え、行動することが「世話」となります。

65歳~(成熟期):自己統合 vs 絶望

この時期は「良い人生だった」と思えるかどうかによって変わってきます。

自分自身の老いに絶望したり、老後に大きな不安を抱えている場合、精神疾患を発症する場合もあります。自己統合が絶望を上回ると、これまで生きてきた知恵を自分の下の世代に受け継ぐことができ、より良い老後を過ごすことができます。

エリクソンの発達段階を知っておくと

人は誰しも、人生の段階に応じて壁にぶつかり、課題に向き合う必要があります。自分がどのようなステージに置かれているかを自覚することで、自分の悩みに対する解決の仕方が見つかりやすくなるかもしれません。

同じく、親にとっては「なぜ、子どもがそのような行動をとるのか?」と感じた時のヒントとなるかもしれません。

エリクソンの発達段階は、それぞれの時期にしか身につけられないものではないと言うのも特徴です。気づいた段階から変えることができるので、「自分はダメかもしれない」と考える必要はありませんよ。

まとめ

現代は100年時代と言われる時代です。65歳で絶望と戦うとは限りませんし、いつからだって自分のあり方を変えていけます。

でも、悩んだ時に、今自分が戦っているものは一体何なのか、それを乗り越えると何が待っているのかがわかると心が軽くなるかもしれません。この理論を頭の隅に置いて、「いい人生だった」と締めくくれる人生になるといいですね。

公開日:2020.02.14

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