2歳向け習い事おすすめ10選!料金や失敗例も解説

2歳向け習い事おすすめ10選!料金や失敗例も解説
身体の機能や言葉も発達し、いろいろな物事に興味を持ち始める2歳。将来を見据えた教育や、初めての習い事について考え始めるママ・パパも多いでしょう。そもそも、2歳で習い事を始めるべきなの?ということから、始める場合の選定基準や親の心がけ、おすすめの習い事ジャンル、失敗談とその対策までを解説します。

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2歳の男の子・女の子に「習い事」は早すぎる?おすすめ?

ベネッセ教育総合研究所が発表した2015年の調査によると、2歳の時点ですでに習い事を開始しているのは、25.7%と全体の4分の1程度でした。「そろそろ何か始めた方がいいのかな?」とは思いつつも、子どもの毎日のイヤイヤ!や癇癪と向き合っていると「この子に習い事はまだ早すぎる」と考えるパパやママも多いかもしれません。

身体の発達段階を図解する際に用いられる「スキャモンの発達・発育曲線」によると、0〜5歳になる乳幼児期は、脳神経の系のネットワークができ上がる時期で、中でも0〜2歳は発達が著しいとされています。乳幼児期の子どもは、刺激を脳へ吸収する力が優れていることがわかってきており、刺激を与える事で脳を鍛え、発達を促進できるとも言われています。

でも、家庭で充分にかつ効果的に、良い刺激を与えることは、誰でにもできることなのでしょうか?

そう考えると、新しい場所で、新しい刺激を与えてくれる場所である「習い事」は、魅力的な選択肢です。とくに2歳は、新しい物事に対してどんどん興味を抱き、それを自分でやってみたい!と意欲が高まる時期です。具体的に何かを身につける・学ぶということだけにこだわらず、「専門家のサポートを得ながら、新しい体験をする機会」と捉えて、チャレンジをする価値はあるでしょう。

2歳の男の子・女の子の習い事を選ぶ基準

習い事を検討するにあたり、子どもの性格や家庭の状況によって、様々な選定基準があるでしょう。ある程度集団生活に慣れた3歳以降の子どもとは異なるポイントもあります。

ここでは、2歳児の身体や心の発達に合わせた「2歳児ならでは」の基準と、「初めての習い事ならでは」の選定基準、この2つを意識してみましょう。

子どもの興味・反応で選ぶ

先にも述べたとおり、2歳は、新しい物事に興味が高まり、それを自分でやってみたい!と意欲が高まる時期です。一方で、イヤイヤ期と呼ばれる第一次反抗期の真っ只中でもあり、いくら親が「これが早期教育として効果的だから」と考えて促したとしても、子ども自身が楽しいと思えない教室に通わせるのはなかなか難しいものです。

まずは、あまり絞り込まずに広く情報収集をして、可能性のあるものを複数ピックアップしましょう。その中で普段の子どもの嗜好に近いもの、関心を持ちそうなジャンルから検討してみることがおすすめです。好きなもの、得意なものから始めることで「習い事は楽しい!」というイメージから入り「もっとやってみたい!」と意欲を持って取り組むことができます。

例えば、体を動かすのが好きな子には運動系の習い事、お絵かきが好きな子ならアート系の習い事、歌や手遊びが好きな子にはリトミック系の習い事などが良いでしょう。

多くの習い事が体験教室を実施しています。まずは参加して子どもの反応を見て選びましょう。

親子で参加できるか

色々なことに対して「自分でやりたい!」と言う気持ちはあるものの、まだまだ親と離れて何かをするのは不安なことも多いのが2歳児です。とくに未就園の場合には、短時間だとしても、ママやパパと離れることが難しい場合もあるでしょう。

そんな場合に選びたいのが、親子で参加できる「親子教室」タイプの習い事。親が一緒に参加することで、子どもが安心して習い事を楽しめるのはもちろん、保護者も子どもが何をやっているのか、どんな反応なのかを見守ることができ、お互いに安心して習い事に参加できます。親子関係を深めつつ、他の同世代の子どもと触れ合うことで、ゆるやかに幼稚園入園などの母子分離準備を進められます。

最近だと幼児向けタブレット学習が人気です。

2歳におすすめの習い事10選|料金も解説

知育・幼児教室系積み木やパズル、フラッシュカード、制作など、様々なアクティビティを組み合わせて総合的な幼児教育を行うのが知育・幼児教室系の習い事。2歳までは、親子で一緒に参加する「親子教室」タイプが特に充実しているので、初めての習い事でも安心です。

2歳が対象年齢に含まれる代表的な教室としては、全国展開しているベビーパークやチャイルド・アイズ、めばえ教室などのほか、東京では小学校受験対策として通う人も多いこぐま会やジャック、新芽会などがあります。月謝の目安は6500円〜1万8000円と幅広く、内容も教室によって大きく異なるので、いくつか体験して比較してみると良いでしょう。
参考:幼児教育おすすめ

こどもちゃれんじ


こどもちゃれんじは、子どもの「挑戦するキモチ」を大切に開発された通信教材です。始めやすい受講費で提供されており、12ヵ月分一括払いの場合1ヵ月あたり2,460円(税込)から始められます。

35年以上にわたる知見と、専門家の監修、モニター調査をもとに、2歳児の発達段階にぴったり合うように設計されており、子どもがやる気を失わずに挑戦を積み重ねられるのが特長。年齢ごとの発達や関心事に合わせて、その時期の「今」に合った多彩なテーマを提供することにより、子どもが興味を持ちやすく、楽しみながら学ぶことができます。

また忙しい家庭でも使いやすいように設計されており、「すきま時間に子どもとサクっと遊べる」「家事で手が離せない時に子どもが自分からしまじろうの映像を見ている」といった保護者の声も多く寄せられています。共働きで忙しい家庭でも、子どもが自発的に学び、遊ぶ時間を作り出せるでしょう。

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スマイルゼミ幼児コース


スマイルゼミ幼児コースは、ジャストシステムが提供する専用タブレット端末を用いた学習教材です。
幼児コースは算数・国語の土台になる「かず」「もじ」の他、英語や知恵、生活など様々な観点から基礎学力を育みます。基本はタブレットが子どもの学習を導いてくれるため、親が指導する必要はありません。指導の負担やストレスから解放されるのも嬉しいポイント。

また、通常のタブレット教材とは異なり、タッチペンを使用する点も特徴の1つ。タッチペンには、筆圧検知システムが搭載されているため、筆圧の低下を招く懸念もありません。実際に紙に書く筆圧を会得できる利点があります。

さらにスマイルゼミは、他の年齢層の教材も展開していることを強みに、無学年式学習も取り入れています。
興味・関心がある分野は中学生の単元まで学べるため、お子さまの好きや得意を伸ばしていくことができるでしょう。

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学研教室


学研教室は、0歳から高校生までのお子さまが対象の教室です。未就園児である2歳児は、教室に通うことで、発語が増えたり身の回りの数や物に興味を抱きやすくなったりするなどの効果を期待できるでしょう。

勉強につながる「ことば」「もじ」「かず」だけでなく、「ちえ」や「せいかつ」についても学べます。教室でさまざまなことを学び集団生活にも慣れておけば、スムーズに園生活をスタートしやすくなるでしょう。

手先を使った切る、貼る、折る、ぬる、書く作業も積極的に取り入れられており、楽しみながら発達を促せるのも魅力です。教え込むのではなくお子さまの「考える力」を重視して思考力・判断力・表現力を伸ばせる学研教室なら、園生活はもちろん、小学校の算数や国語の土台となる力も養うことが可能です。


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ベビーパーク

「ベビーパーク」は、2020年ベビカムアワードでは幼児教室総合ランキングNO.1に選ばれており、北海道から沖縄まで全国で約200の教室を展開している最大手級の知育系幼児教室です。

クラスはいずれも5〜6組の親子と講師で行うグループレッスン形式。知能や心が大きく発達すると言われる2歳11ヵ月までの子どもを対象に発達月齢に合わせて7ヵ月毎にクラス分けがされています。レッスン内容は身体を動かすものから、歌やフラッシュカード、制作など、月齢に合わせたアクティビティが400種も用意されています。

特徴は、ママ・パパとの関わりを大切にした、親子で一緒に参加する親子教室スタイルレッスン内には親が月齢に合わせた育児を学ぶ「マザーリング」の時間があり、日々の声かけや遊びのノウハウを教えてくれるなど、子どもだけでなくママ・パパにも学びが多いのがポイントです。

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幼児ポピー


幼児ポピーは、1ヶ月あたり1500円と非常にリーズナブルな価格が魅力の幼児向け通信教育教材です。
続けやすい価格設定のため、保護者の負担も軽く済むでしょう。

なお、教材は、シール貼りや間違い探しなど、お子さまが好きな遊びの中でもじ・かず・ことばを楽しく学べる仕様になっています。課題に取り組むことで、小学校入学に向けて理解しておきたい 「ことば」「もじ」「かず」を自然に習得できるでしょう。
また幼児期に身に付けたい「生活習慣」も楽しく学べるため、幼稚園入園や集団生活に向けて取り組み始めてみるのも良いでしょう。

2歳という年齢もあり、楽しく取り組めるか不安な人は、無料お試しを利用してみるのも1つ。
子どもの反応を見てから申し込みできるため、興味がある人は無料お試しから始めてみてください。
 
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天神


天神は、0歳から活用できる本格タブレット教材。
専用タブレットの中には、小学校入学までに必要な、知識・数量・言葉・記憶・思考の5系統62ジャンル10,000問以上が集約されています。お子さまの興味・関心のあるカリキュラムから取り組んでみると良いでしょう。

なお、カリキュラムは小学校受験対策まで網羅されているため、天神のタブレット1台あれば幼児教室やお受験塾に通う必要もありません。パソコン版327,800円、タブレット版371,580円と、費用はやや高額ではありますが、幼児教室やお受験塾に通うことを考えると決して高すぎる金額ではないでしょう。

また買取型のため、繰り返し使える点も魅力。
兄弟で利用したり、発達の遅れのリカバーなど、目的に応じて多様な使い方ができるでしょう。


東急スイミングスクール

未就学児(0歳〜6歳の)の人気習い事のトップであるスイミング。水の中で身体を動かすことで、体力づくりや、バランスのよい身体の成長、心肺機能の向上など、「身体を強くする」効果が人気の理由です。

また、スイミングは他の多くのスポーツと異なり、複雑なルールの理解が必要ないため、水遊び感覚で、2歳からでも比較的スタートしやすい習い事でしょう。

プールの設備が必要となるため、個人ではなくチェーンで展開している教室が多く、大手では、オリンピック選手を輩出しているJSSや、ルネサンス、イトマンスイミングスクール等がよく知られています。月謝の目安は5000円〜8000円程度です。

おすすめの教室「東急スイミングスクール」
東急スイミングスクールの2歳から参加できる「母子分離コース」は、水に慣れることから始まり、「もぐる」「浮く」を身につけられるようにするプログラム。集団生活が初めての子どもでも楽しく参加できるよう工夫されています。「ママやパパと離れてのレッスンは心配」という場合には、保護者同伴で入水する2歳11カ月までの「ベビーコース」から始めてみるのもおすすめです。

ラボ・パーティ

グローバルな環境が当たり前になるであろう子どもたちの未来のために、語学、中でも英語を身につけてほしいと思うママ・パパは多いでしょう。とくに言語の細かい子音まで聞き取り・発音するに関しては幼い頃に身につけるのが習得の近道とも言われています。聴く力が柔軟な時期から取り組ませることにはメリットがあるでしょう。また、英語ネイティブの講師がいる教室も多く、子どもが多様性を知る機会にもなります。

代表的な教室としては、ラボ・パーティや、ECC KIDS、ベネッセの英語教室 BE studio、AEON KIDS、などが広く展開しており、月謝の目安は6000円〜1万円程度です。

おすすめの教室は「ラボ・パーティ」
「ラボ・パーティ」は、「英会話」というより「コミュニケーション型英語教室」をいうスタイルを取っている英語教室です。0〜3歳の幼児期に特化したプログラムが用意されており、マザーグースや世界の名作絵本、オリジナル絵本の読み聞かせや、オーケストラの演奏による音楽など、感受性の強い幼児期向けの構成です。大人が机に向かって行うような学習方法と異なり、音や絵、音楽などと併せて複合的に英語に触れることができます。

また、小学生からは「テーマ活動」と呼ばれる、英語劇を演じる活動が特徴的。異年齢の子どもたちが、協力しあって英語劇を作り上げることで、英語の語学力だけでなく、自主性や表現力、リーダーシップを育むことができます。

Beeピアノ教室

音に合わせて踊ったり歌を歌ったりと身体全体で音楽と触れ合うリトミック。リズム感や音感などの音楽的な能力だけでなく、集中力や社会性など、様々な非認知能力を身につけられるのが、人気の理由です。

2歳児は発達段階として、音に合わせて踊ったり、歌うのが好きな傾向にあり、初めてでも遊び感覚で楽しみながら参加できる子どもも多いでしょう。

全国的に展開している教室としては、カワイ音楽教室、ヤマハ音楽教室などが有名ですが、英語を組み合わせたレッスンや、個人教室など、教室によってプログラム様々です。そのため月謝も教室によってまちまちで、目安としては3000円〜8000円程です。

おすすめの教室は「Beeピアノ教室」

「Beeピアノ教室」では、マンツーマンのオーダーメイドレッスンで、音楽に合わせて手を叩いたり踊ったりしながら、リズム感や音感を養える「リトミックピアノコース」を提供しています。

子どものペースに合わせてコミュニケーションを取りながら遊んでいる感覚でできる練習やトレーニングから始めていくため、楽しみながら音楽に触れ、体や言葉などの成長を促すことができます

子どもの興味や成長に合わせてピアノやギター、ボーカルなどのコースに変更することも可能なので、2歳ではまずはリトミックから始めるのも良いでしょう。
Beeピアノ教室はこちら

知育ラボ

「非認知能力を伸ばす」という点で、近年注目されているのがアートの習い事です。右脳を活性化し、想像力(イマジネーション)と創造力(クリエイティビティ)を育むという狙いを考えると、好奇心と吸収力が抜群の2歳から始めるのは良いタイミングと言えるでしょう。

絵画や工作に特化した教室は、年少以上を対象としている場合が多いですが「アート」を複合的学ぶスタイルの教室では、親子での参加を含め2歳から始められるところも少なくありません。

他の習い事に比べ、チェーンで展開しているところは少なく、教室ごとの個性が色濃く出る特徴があります。教室によって月謝は1万円〜2万円以上と幅がある上に、画材費・教材費が月謝に込みか別途かなども異なります。何よりレッスン内容が大きく異なるため、事前の見学や体験は必須でしょう。

おすすめの教室は「知育ラボ」
「知育ラボ」は、アート、スポーツ、絵本を中心に様々なアート活動に触れる・取り組むことができるまさに「複合型」のアート系教室。五感で子どもの「大好き」と個性を育むことがモットーです。

部屋中に白いボードを貼り、全身を思いっきり使って描くボディペインティングや、絵本を通常の倍以上の速さの「フラッシュ読み」で100冊読むなど、珍しいプログラムがあります。「フラッシュ読み」での速読は子どもの集中力がグンと増し、読み終わったあとも「もっともっと!」とリクエストがやみません。

特徴は、一人一人の個性に合わせたオーダーメイド型のレッスンプログラム。子ども1人に先生1人で行われるマンツーマンのプライベートレッスンは、子どもの好きなことなどをヒアリングした上で構成する、その子だけのものです。2歳の場合は子どもと保護者が一緒に参加するプライベートレッスンが基本ですが、母子分離ができる場合は子どものみでも実施可能です。

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【目的・用途別】2歳の男の子・女の子向けの習い事の選び方

ここでは、「運動神経」を鍛えたいときの選択肢や、「お受験」の対策ができる習い事教室を紹介します。

身体を動かす楽しさを知って、好きなスポーツを見つけてほしい

身体の発達段階を図解する際に用いられる「スキャモンの発達・発育曲線」によると、神経系は3歳までの間に約70%成長し、この時期にたくさん体を動かすとその後の運動能力に大きく関わります。

早めに何かしらの運動をさせたいと思う一方、2歳の子どもはまだ何に興味があるか探り始めたばかりでもあります。そんな時の選択肢の一つが定番ともいえる体操教室や、複数のスポーツを横断して習えるミックス系の運動教室でしょう。

体操では、コナミスポーツクラブの体操教室、カワイ体操教室など、ミックス系では、多種目スポーツスクールJJMIX(ジェイジェイミックス)などが全国展開をしており、どちらも月謝の目安は5000円〜8000円程度です。

おすすめの教室は「JJMIX(ジェイジェイミックス)」
「JJMIX」は、教室名に「ミックス」とある通り、様々な競技の要素をミックスした「多種目スポーツ」スタイルが特徴で、サッカー、バスケットボール、野球などの球技から、縄跳び、かけっこ、空手、マット運動まで、幼児期にできる「運動」なら何でも取り入れており、さまざま運動を総合的に体験することができます。

この時期に「走る・跳ぶ・蹴る・投げる」という多様な動きを積極的におこなっておくことで、「体を動かすって楽しいんだ」と認識しながら、基礎運動能力を身につけ、その後の運動能力の向上にも影響します。複数の競技を体験できるので、好き・得意なスポーツとの出会いにもつながります。

幼稚園受験を視野に入れ、準備をしたい

3歳での幼稚園受験を視野に入れている場合には、遅くとも2歳では知育・幼児教室などで準備を始める家庭が多いでしょう。そんな時の知育・幼児教室選びのポイントの一つは、いかに受験に関する情報と経験値・ノウハウを持っているかです。

知育・幼児教室には「遊び中心」「親子のコミュニケーション重視」それぞれの方針があるので、教室自体が「幼稚園受験」を謳っていて、受験そのものに関する情報と、受験したい園の情報を持っている教室を選ぶと良いでしょう。

志望する幼稚園がすでに決まっている場合には、その幼稚園の合格実績があるかを事前に確認しましょう。月謝の目安は1万円〜3万円。入会金や教材費が別途かかる教室が多いでしょう。

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2歳の男の子・女の子に習い事をさせる際の心がけ

この記事では、2歳児の習い事を選ぶ際の選定基準に「子どもの興味・反応」「親の同伴ができるか」を挙げました。その2つを前提として、習い事選びとその後に通わせる際の心がけや、注意すべき点3つを、より詳しく解説します。

通う前の体験・見学は必須!「我が子に合うか」を見極める

一口に「2歳児」と言っても、心や身体の発達、人とのコミュニケーション能力や情報処理能力などは、子どもによってまだまだ個人差が大きい時期です。また、子どもの興味や好奇心を持つ対象も性別だけでなく、個人個人でバラバラです。

そんな時期だけに、一律に「良い習い事、良い教室」があるわけではありません。いくら評判や口コミがいい習い事であっても、我が子に合うかどうかは未知数。まずは見学や体験に足を運んで、子どもの反応から、習い事や先生との相性を見極めるようにしましょう。

言語教育の専門家の羽織さんも、子どもの取材の際に以下のように述べられています。
まずはお子さんの表情をよく見てください。誰かと比べたり、無理にやらせたりする必要はありません。家でも教室でも、お子さんがどういうときに目をキラキラ輝かせるのか、今のやり方を嫌がっていないか確認してみてください。
(取材)羽織愛さん|英語学習は幼児期が最適!誰でもバイリンガルになれる学習法とは?
引用:(取材)羽織愛さん|英語学習は幼児期が最適!誰でもバイリンガルになれる学習法とは?

親の同伴・見学体制を確認する

2歳児は、未就園児ではとくに、母子分離にまだまだ不安を抱えている時期でしょう。ママ・パパと離れていることが不安で、習い事に集中するどころではない精神状態になることも十分に考えられます。

初めての習い事であれば、まずは上で挙げたように親子で参加できる「親子教室」形式のほか、同じ空間の中で保護者が見守れる「保護者同伴」が可能な習い事、または少し離れた空間でも「保護者見学」が可能な習い事など、子どもの目から親の姿が見られるかどうかを確認しましょう。

習い事中の子どもの様子が見られることは、講師の対応や教室運営などをチェックできることでもあり、親の安心や、家庭でのフォローにも役立ちます

苦手を克服を強いるリスクは大きい

2歳児の習い事選びの判断基準の2つのポイントとして「子どもの興味関心があるもの、反応がよいものを選ぶ」というのを挙げましたが、その逆の「苦手克服」を目指す、というパターンを検討している保護者もいるでしょう。運動が不得意なため、スポーツ教室に通わせたいと考えるのは自然なことです。

しかし、子ども自身ではなく、親が主導になって習い事を選んでいる場合は、少し立ち止まって検討を。もともと苦手なことだけに、子どものモチベーションが上がらずイヤイヤ通っても、あまり頑張れず、周りと比べても上達が遅くなり、さらに自信をなくす……と悪循環に陥る場合があります

そうなってしまうと、「習い事=無理やり行かされる嫌なもの」とネガティブなイメージを持ってしまうかもしれません。2歳での習い事、初めての習い事では、苦手なことを強いるリスクは大きいと言えるでしょう。

2歳から習い事を始めさせても続かない……!失敗の理由は?

2歳からの習い事の失敗談で挙がってきたのは、以外にも子ども自身より「親のやりくり」の問題。親の経済的な負担や、送迎や付き添いの拘束時間の負担など、失敗の理由と対策を紹介します。

想像以上に出費が大きい

1回の月謝としてはそれほど……と思っていても、習い事にかかる費用は想定内のものばかりとは限りません。道具や衣装代、イベント参加費などなど、予定していない出費が少しずつ積み重なるものです。子どもの通う様子をよく見つつ、同時に負担も考えながらバランスを探りましょう。

送迎や付き添いの負担が大きい

始めたときには、親子ともにモチベーションが高いので気にならなかったとしても、「続ける」ことが習い事の難しさになることはあります。

中でも送迎や付き添いは物理的に時間を取られるため、下の子が生まれたり、他の習い事と掛け持ちする中で、負担が大きくなっていくこともあります。

最初に通いやすい教室・曜日・時間を選ぶことはもちろんですが、通わせるうちに保護者同士が親しくなって、送り迎えを当番制で分担することができるようになると、グンと楽になります。

また、ベビーシッターやタクシー会社などでは、習い事送迎のプランがある場合もあります。3歳以上になれば、保育園や幼稚園、教室など、送迎サービスをしている習い事も増えます。保護者も自分だけで頑張らずに、無理せず続けられる方法を探しましょう。
参考:おすすめの幼児教室

2歳におすすめの習い事まとめ

2歳児から習い事を始めることについて、そのタイミングから、選定基準、おすすめのジャンルや、通う際の心構えなどを紹介しました。

どんな習い事であれ「子どもが楽しんでいるのが一番」ということは間違いないでしょう。また、頭でいろいろ考えるよりも、気になる習い事があったら、気軽に体験や見学をして、子どもの反応を見てみましょう。

また、失敗談からわかるのは「親が無理しすぎると続かない」ということです。身の回りにある頼れるサービスをうまく利用して、子どもと一緒に習い事を楽しめるよう工夫しましょう。

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  • 質問 幼児教室・幼児教育は実際にどんなことをするのでしょうか?

    答え 年齢や受験対応など、教室の方針によって異なります。例えば年少クラスは、遊びやゲームの延長のような内容でペーパーをあえて使わないところも。幼稚園受験や小学校受験を目的にした教室では、入試情報に基づき適切なカリキュラムが組まれており、学校選びから面接対応まで様々なサポートをしてくれます。また、レッスン内容や受験のことだけではなく、ご家庭での子育てについての相談も気軽にできるので、発達段階をふまえた関わりのコツを教えてもらうことも可能です。

  • 質問 先生はどのような経験を持った方が多いですか?

    答え 保育士や幼稚園教諭、小学校や中学校教諭などの子どもの教育に関する有資格者はもちろん、資格がなくても幼児教育のエキスパートとして活躍する講師の方もいらっしゃいます。採用基準は教室によって異なるため、一概には言えませんが、お子様に寄り添った指導ができる方や教養のある方が多いと言えるでしょう。教室によっては、受験対策であえてピリピリとした雰囲気の中で授業を進めるところもあります。お子様に合った指導をしてくれる教室を探しましょう。

  • 質問 幼児教室に通いつつ、家庭での学習も必要になりますか?

    答え はい、教室の方針によりますが、家庭学習や親子の関わり合いを重視しているところが多いです。低年齢のお子様には、まず生活習慣をきちんとつけることからアドバイスがあるでしょう。授業でおこなった内容について、家庭で復習を推奨している教室では、苦手分野があれば克服できるよう指導も。お子様の成長過程やお受験などの目的に合わせて、家庭での学習内容も変化するものです。わからないことがあればレッスンが終わった後や、面談で気軽に相談しましょう。

  • 質問 小学校受験を考えている場合、何歳から教室に通うべきですか?

    答え 家庭学習やお子様の学習のレベルにもよりますが、年少さん(3歳)から通うことで無理なく受験対策ができると言われています。中には、年長さん(5歳)から受験対策をはじめるご家庭もあり、レッスンについて行ける方もいらっしゃいます。ただし、教室によっては年齢で入会が難しいと判断される場合もあるため、小学校受験を考えているご家庭は、なるべく早く準備をすると良いでしょう。勉強をする習慣を身につけたり、家庭学習を進めたり、基礎学力をつけるためにも低年齢での入会を進める教室が多いです。

  • 質問 グループレッスンと個別レッスン、どちらがおすすめですか?

    答え それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが適しているかはお子様の年齢や成長過程によって異なります。グループレッスンでは、年齢の近いお友達のやり取りを見聞きすることも学びの1つです。個別レッスンでは、インストラクターとじっくり向き合うことができるので、集団では集中力が続かないお子様も落ち着いて取り組むことができることも。どちらが向いているかわからない場合は、体験教室に参加し、インストラクターにグループレッスンと個別レッスンのどちらが良いかをアドバイスしれもらうことも可能です。