勉強の仕方が分からない中学生必見!効率の良い勉強法まとめ
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勉強の仕方が分からない中学生よく見られる傾向

1つ目は、勉強の面白さがわからずに勉強を「しない」という状態。この場合、学校の勉強に興味を持たせられるかどうかがポイントになるといわれています。
2つ目は、概念が理解できないから「わからない」という状態。例えば、「分数の割り算」(分子と分母を逆にするもの)という概念が理解できないなど。
3つ目は、どこがわからないのかが「わからない」という状態。この場合、何から手を付けたらいいのかもわからず、わからないことに嫌気がさして、勉強が嫌いになってしまうため、まずは何がわからないのかを特定し、その部分の解決を図るようにしてあげることが大切といわれています。
約半数の子どもが「勉強の仕方がわからない」
「ベネッセ教育総合研究所」が、小学4年生から中学2年生の子どもと、その保護者5409組を対象に行なった「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年2月~3月実施)によると、学習の悩みについて「上手な勉強のやり方が分からない」と回答した小学生は、約40%にものぼりました。この割合は中学生になると約55%とさらに高まります。ベネッセ教育総合研究所は、子どもたちが学習方法について体系的に学ぶ機会は少なく、効果的な学習方法を身につけることができていないと実感している子どもが多いのではないかとの見解を示しています。
調査では、学習時間を十分に取っている子どもほど学業成績が良くなる結果が示されたほか、学習の質の重要性を示す結果も示されました。
具体的には、「成績上位×学習時間短い」中学生と「成績下位×学習時間長い」中学生を比べたところ、成績上位でありながら学習時間が短かった中学生は、「何が分かっていないか確かめながら勉強する」で19.9 ポイント、「○つけ(答え合わせ)をした後に解き方や考え方を確かめる」で21.4 ポイント上回りました。
この結果から、学習の 「量」と「成績」はある程度比例し、一定の学習時間を確保することは学力を高めるために重要な要素といえるほか、短い学習時間でも学習方法の工夫によって成果を上げることが可能になると考えられています。
では、勉強の仕方を理解し、その質を高めていくためには、どうすれば良いのでしょうか。
中学生向け効率の良い勉強法の「基本」とは?
東京大学とベネッセ教育総合研究所が共同で実施した調査「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」によると、勉強が「嫌いから好き」になった子ども(小学5~6年生)は、「嫌いなまま」の子どもより、「学習方略」を活用している比率が高いことがわかりました。「学習方略」とは、学習効果を高めるために、意識的に用いる勉強方法のことと定義されており、例としては、他者に教えてもらう、反復する、時間制限を決める、解き方や考え方を確かめる、目標を設定する、などがあります。具体例としては下記の内容が紹介されています。
- 考えても分からないことは親や先生に聞く
- テストで間違えた問題をやり直す
- 遊ぶ時は遊び、勉強する時は集中して勉強する
- 繰り返し書いて覚える
- 友だちと勉強を教えあう
- 何から勉強したらよいか順番を考える
- 何が分かっていないか確かめながら勉強する
- 問題を解いた後、ほかの解き方がないかを考える
この中で、勉強が「嫌いから好き」に変わった子どもがより多く行っている効果的な勉強方法は、下記の3つといわれています。
- 何が分かっていないか確かめながら勉強する
- テストで間違えた 問題をやり直す
- 繰り返し書いて覚える
勉強が「嫌いから好き」に変わった子どもは、学習時間が増加し、成績も「上がった」と回答しています。
参考:タブレット学習中学生
参考:通信教育中学生
【科目別】効率の良い勉強法

ここでは、学習塾や教育情報のウェブサイトなどで公開されているノウハウをもとに、効率の良い勉強法として解説されている方法を科目別に紹介します。
参考:中学生の家庭学習
①英語
単語を覚える際は、見るだけではスペルが書けない場合があるため、単語を見るだけでなく書いて覚えることや、何度も教科書を音読しながら訳し、わからない部分の文法や単語を復習することがおすすめされています。参考:中学生向け英語塾
②国語
国語の勉強のコツは、主に「漢字」と「読解力」の2つに分かれるといわれています。漢字は、例えば、きへんやごんべんなど、漢字の意味を理解すると覚えやすくなるといわれています。その際、部首や書き順を意識することも付け加えられています。
読解力を身につけたいときに効果的だといわれているのは、読書。重要なのは、量よりも質で、わからない言葉の意味を調べながら、語彙力や読解力を養っていくことが大切とされています。
読解力は、読むだけでなく、書いたり話したりすることも欠かせません。日頃から相手にわかりやすく伝えることを意識してみたり、相手に伝わる文章を書く練習のために、日記を書くこともおすすめされています。
参考:読解力高めるためには?
参考:国語専門塾
③数学(算数)
数学(算数)は、前の単元ができていないと、次の単元もできない積み重ねの教科といわれています。例えば、中学校で習う「一次関数」は、小学校の「比例」から続いていたりと、小学校で習う算数が中学校や高校の数学に発展していくため、過去にわからなかった問題を放置しておくと後の分野に影響します。そのため、一定の演習量を確保して、繰り返し演習を行い、出来ない問題を発見して潰していくことが大切といわれています。
また、ベネッセ教育情報サイト「効率の良いおすすめ勉強法7選&効率の悪いNG勉強法4選を一挙紹介!」では、基礎の計算力が重要な科目といわれています。
参考:中学生におすすめの数学専門塾
④理科
理科の特徴は、暗記と計算の両方が求められる点です。理科の計算問題は、公式を覚えただけでは解けないため、演習問題を多くこなすことが重要視されています。問題を解いた後、解説をしっかり読み、答えに至る考え方を学ぶこともおすすめされています。
また、理科は自然や生き物、電気など、日常生活と関連が深い科目であるため、身近な好きなものに対して「どうして?」と疑問を抱く事柄があれば、どんどん実験や考察をさせていくことで理科の勉強へのハードルを下げられるのではないかともいわれています。
⑤社会
社会は、暗記が鍵を握る科目と言われています。歴史や地域、経済や政治の仕組みなど、大まかな全体像を掴んでから背景を理解すると、細かい単語も暗記しやすくなるといわれています。
また、旅行や散歩に行って地図を見たり、テレビ番組などを見て年表を広げてみたり、日常生活とリンクさせることで理解が高まるとも。
勉強の効率を上げるおすすめ中学生向けタブレット学習
勉強の効率が思うように上がらない場合は「タブレット学習」もおすすめです。参考:タブレット学習中学生向け
すらら

「すらら」では「頑張ると良いことがある」という体験を積み重ねることで、自ら勉強に取り組めるようになるトークンエコノミー方式を採用しています。目標に向けた頑張りでご褒美のトークンを受け取り、貯めたトークンを欲しいものと交換できる仕組みです。一定期間繰り返すことで、目標達成に向けて頑張ることを習慣化できるでしょう。
学習内容で分からない部分が出てきたときには、質問機能でコーチに質問することも可能です。
東進オンライン学校中学部

英・数・国・理・社の5教科に対応しており、標準講座では英・数を、実戦力養成講座では数・国・理・社を学べるシステムです。標準講座では日々積み上げてきた力を得点につなげる学習法を習得でき、実力養成講座では90点以上を目指す一歩進んだ学習法を習得できます。
主要5教科は全学年・全範囲をいつでも学習できる、自由に復習・予習を進められるのも魅力の1つ。標準講座・実戦力養成講座・全範囲学習が全部入っても、月額2,980円~から受講できます。
進研ゼミ中学講座

タブレットで問題を解くだけでなく、ライブ授業では講師の問いかけに解答する双方向のやり取りがあり、学習内容を深く理解しやすい内容になっています。
学習する内容が自動で提案されるのも特徴です。「今日は何をしよう……」と迷うことがなくなり、スムーズに学習に取り組みやすくなるでしょう。間違えた問題や重要な問題の解き直しも提案されるため、苦手な箇所を残しません。
【科目別】勉強におすすめの参考書・ドリル
ここでは、小学生の子ども向けにおすすめの参考書・ドリルを科目別に1冊ずつ、紹介します。種類が豊富にあるため、基礎が学べるものを重点的に選びました。①英語
タイトル:「やさしくまるごと小学英語」出版社:学研プラス
価格:2640円
おすすめポイント:1冊で小学校3年~6年で学ぶ英語の内容を網羅。オールカラー&マンガ付きで、楽しく学べます。YouTubeでこの本をテキストにした動画授業も公開。付属DVDには、「効果的な英語の学習法」と「アルファベットの発音のミニ特別授業」も収録。別冊単語まるごと練習ノート付き。YouTubeの動画授業で先生がスピーキング練習を促してくれるので、慣れると自習用にも利用できるでしょう。
②国語
タイトル:「いっきに極める国語 小学1~3年の漢字」出版社:くもん出版
価格:1320円
おすすめポイント:小学1~3年で学習する漢字440字を、学年をこえて効率的に学習可能。漢字の一字一字がとても見やすく、意味や形など漢字の特徴ごとにグループ分けされているので勉強しやすいという声も。小学4~6年のシリーズもあります。
③算数(数学)
タイトル:「陰山メソッド 徹底反復『百ます計算』」出版社:小学館
価格:660円
おすすめポイント:毎日同じ問題を2週間、徹底反復することで計算の基礎・基本が身に付きます。小学校全学年対象。たし算、ひき算、かけ算、わり算の各プリントが2週間分(14枚)入っています。2週間毎日同じ問題を繰り返し解くことで、前回の経験が頭の中に残り、どんどんタイムがよくなり、計算力が向上していきます。
④理科
タイトル:「これでわかる理科」出版社:文英堂
価格:1430円
おすすめポイント:オールカラーで図解付き。参考書とドリルと問題集がセットになっています。令和2年度からの新課程小学理科教科書に対応し、基礎から応用まで掲載。小学3年~6年生まで各学年のラインナップあり。本のはじめに、教科書の重要なポイントをまとめた「よう点チェックカード」の付録付き。テスト前にチェックができて便利です。自学自習用にもおすすめ。
⑤社会
タイトル:「?に答える! 小学社会 改訂版 (小学パーフェクトコース) 」出版社:学研プラス
価格:3300円
おすすめポイント:「?」と思ったときに子どもが自分の力ですぐに調べられる用語集。自ら学ぶ習慣がつきます。小学3年~6年の教科書の基礎から入試対策までを網羅。小学生が調べやすいように工夫されたビジュアルたっぷりの内容です。新学習指導要領対応。
勉強の効率が上がる?「ちょっと変わったおすすめ勉強法」
STUDY HACKERのコラム「東大生・京大生がおすすめする勉強法」では、こんな勉強方法も紹介されていました。参考:受験勉強は何からすればいいのか悩んでいる中学生へ
①「1冊3周」勉強法
STUDY HACKERのコラム「一冊を完璧に仕上げる! 京大生が教える「1冊3周勉強法」によると、問題集や参考書は1冊に絞って完璧にやり終えるのが、勉強法の基本だといわれています。「1冊3周」勉強法は、参考書を3周に分けて異なる方法で読み込んでいく勉強法です。1周目は参考書に目を通し、全体像を把握。読んだところや理解度に応じてマーカーなどで色分けします。
2周目は、内容を理解しながら読み、問題を解き、その内容を要約します。ページ数の横などに自分の言葉で要約を書き込みます。問題集の場合は、問題の解き方や考え方を書き込むのがポイントだそうです。
3周目は、本文を再度熟読。これまで2回読んでいるので分からないところが具体的になると言われています。マーカーなどを使いながら重要箇所の見直しを行うことで、最初に読んだ時よりも知識が定着し、効率よく勉強を進めることができると解説されています。
②ストップウォッチ勉強法
STUDY HACKERのコラム「勉強するなら絶対に用意したい「ストップウォッチ」のすごい効果」で紹介されている、ストップウォッチで時間を測りながら勉強する方法です。やり方は、ストップウォッチを使って、勉強する時間を測るだけ。それからノートに、何時間、何を勉強したのか、1日の合計勉強時間を記入します。
勉強の合計時間を記録し、努力を可視化するのがポイント。勉強時間への意識を高めてモチベーションアップにつなげ、制限時間を設けて勉強することで集中力や記憶力が鍛えられるのだとか。
勉強のやる気が出ない、すぐ飽きてしまうといった、勉強に対しての心理的な要因で勉強がなかなか進まない子どもにも、取り入れやすい方法かもしれません。
まとめ!勉強の仕方が分からない中学生はタブレット学習や塾に頼ろう!
何が分かっていないかを確かめたり、考えても分からないことは親や先生に聞いたり、やり方を工夫することで勉強が嫌いから好きになった子どもがいます。勉強が好きになれば、学習意欲が湧き、基礎学力の向上も期待できます。様々な学習方略や参考書などをうまく利用して、上手に楽しく勉強できる方法を身につけたいもの。独学が難しい場合は、習い事を利用するのもおすすめです。
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