子どものスマホは何歳から持たせる?平均やいつからなのか解説
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考えてみれば、自転車もスマホも子どもの社交の必需品という点で共通しています。
一方でスマホには、デジタルデバイスならではの弊害もいろいろと指摘されており、買い与えるかどうかの判断は親として悩ましいところでしょう。
「いつかは必要」、「やむをえない」と思っても、どのタイミングがベストかはなかなか判断が難しいものです。
ここでは子どもがスマホを持つ意義とリスク、注意点についてわかりやすく説明します。
スマホは何歳から?子どもにスマホを持たせる意味
最近ではiPhoneの低価格版、そして新型のiPhone SEが発表されて話題になりました。廉価版とはいえ、スマホやタブレットは数万円するのが当たり前の世界。おもちゃとして持たせるには高すぎる!そう考える保護者の方も多いでしょう。
子どもにスマホを持たせるにあたって、必要最小限のレベルの製品とはどのようなものでしょうか?
ここでは「子どもにスマホを持たせる意味」についてまとめてみました。
緊急の連絡用に
2000年ごろから携帯電話が急速に普及した一つの要因には「保護者と子どもの連絡用」としての側面がありました。保護者がどちらも働いており、子どもも夕方過ぎまで塾に通っているようなご家庭が増え、緊急連絡用ツールとして必要になったわけです。
時代は携帯電話からスマホへと移り変わったものの、「夜間に子どもが塾などに通っている」ライフスタイルは変わっていません。必要な時に連絡がとれる必要性はいまも変わりないと言えるでしょう。
犯罪や非行防止のツールとして
現在のスマホには「位置情報(GPS)追跡機能」がついています。子どものスマホの位置情報を保護者側で見ることができるので、(想像したくない話ですが)子どもが万一、犯罪や非行に巻き込まれた場合に対処しやすくなります。
子ども同士のコミュニケーションのために
「スマホがないと仲間はずれにされる」現代の子どもがよく言う言葉です。たしかにスマホの低年齢化は進み、小学生の高学年からスマホを使って連絡を取り合うのが通例になっています。
一方でスマホによる「仲間はずれ」や「いじめ」などの弊害も指摘されています。
一つの家族だけでは解決できない問題だけにPTAなどを通じて日頃からスマホの使い方について議論すべき点かもしれません。
参考:家で話さない子ども
移動中でも家庭でもできる学習用に
子どものスマホにはポジティブな面もあります。最近、小学生からできるタブレット学習も増えてきました。
無料~低価格で移動中にも細かく学習できるツールとしてスマホは大変に役立ちます。
とくに英語においては単語や文法の学習に大変向いていて電車通学の間などに役立てている子どもも多いようです。
小学生向けの通信教育がタブレットを取り入れ始めています。 情報を視覚的にとらえやすいタブレット学習は、印象に残りやすく、紙よりも手軽で場所を選ばずに勉強できるため、大きな注目を集めています。 今回はコエテコ編集部おすすめのタブレット学習小学生教材についてまとめました。
2025/03/30 13:14

ネットリテラシーを高める
社会のデジタル化が否応なく進んできました。便利な一方でネット詐欺やさまざまな誘惑などの危険性も指摘されています。たとえば高校生になってスマホを与えて自由奔放に使わせるより、もっと早い時期に保護者の監視のもとにネットリテラシーの基本を教えていけば、将来に向けて有意義で安全なネット生活ができるという考え方もあります。
スマホには「役立つ部分」と「危険な部分」があるのは議論の余地がないでしょう。そうは言っても、スマホなしの生活を送らせるのも現実的ではありません。
そうであれば、早めにスマホを保護者と子どもの間においてネットリテラシーをともに学ぶ選択肢も十分にあると考えられます。
ネットが生活に欠かせない今こそ、身につけたいのが「ネットリテラシー」=「インターネットを適切に使いこなす能力」です。知っておかないと、意図せず加害者になってしまったり、身に危険が及んでしまうかも。分かりやすく解説します。
2025/03/26 10:51
子どもにスマホを持たせる注意点とは?
欠かせないツールとはいえ、子どもが望むままにスマホを与え、あとは放任とするやり方は不安が大きいことでしょう。少なくとも小・中学校のうちは「利用状況をチェックするよ」という姿勢を示しておきたいところです。
ここではあらかじめ知っておきたいスマホ利用の注意点について紹介します。
Facebook、Instagramは13歳から。LINEは12歳から
Facebook、Instagram、LINEなどのSNSはスマホを買った子どもが最初にアクセスしたいサービスの一つでしょう。しかし、これらのサービスには年齢制限があります。
Facebook、Instagram、TikTok、Twitterいずれも13歳以上が利用可能年齢です。
LINEは12歳以上が推奨年齢(それ以下の年齢での利用を禁止するものではなく、家庭で話し合ってほしいとする方針)となっています。
気軽にやり取りできる一方で、トラブルのきっかけにもなるSNS。子どもがうまく付き合うには?今回はLINE株式会社を取材し、実際のトラブル事例も交えながら同社の取り組むデジタルリテラシー教育についてお伝えします。
2024/11/06 11:42
深夜はダメ!を徹底する
保護者世代は「ラジオの深夜放送を聞き、学校で居眠り」が学業の敵とされていました。現在の子どもはスマホでの睡眠不足が問題として指摘されています。
スマホのために学業に悪影響が出るのは本末転倒。「どこまで管理する?」は悩ましい問題ですが、深夜の使用禁止!は介入していい場面ではないでしょうか。
iPhoneの場合は「設定」 → 「スクリーンタイム」で「休止時間」「使用時間の制限」などを設定できます。
解除のためにはパスワードを必要とするように設定できるので、「購入時の約束」として「夜11時以降は使わない」などと決めておくとよいでしょう。
アプリのインストール・課金は親の許可を得る
これも購入時の約束として「中学を卒業するまではアプリと課金は保護者が承認した場合のみ」と約束してはいかがでしょうか?iPhoneの場合は、こちらもスクリーンタイムから「パスワードを解除したときだけアプリのインストールや課金が可能になる」設定ができます。
家庭ごとにスマホ利用のルールを決める
保護者それぞれに「これだけは絶対に譲れない」考え方があってしかるべきだと思います。そこで購入時にはお子さんとルールを話し合い紙に記入してともにサインするセレモニーをするのもいいでしょう。
参考になるのがYoutubeでも公開されているアメリカのブロガーがつくって賞賛された「スマホ18の約束」です。
日本語訳はこちらで見られます。
iPhoneとAndroidどちらを選ぶ?
現在のスマホ市場はiPhoneとAndroid端末でほぼ2分されています。現在はほとんどのアプリにiPhone/Android両方のバージョンがあり、どちらを選んでも問題ないと思われます。
基本的には、細かいアドバイスを行うためにも保護者が使用しているものと同じ機種・同じキャリアをすすめてみる
違う機種がほしいと言ったら理由を聞いて話し合う
……と考えるのがおすすめです。
初めてのスマホはキッズケータイ、格安SIMがおすすめ
子どものスマホデビューには、キッズケータイ、格安SIMなどの利用がおすすめです。ただしキッズケータイの機能は通話やSMSに限定しているため、アプリやインターネット接続ができない機種がほとんどです。そのため、LINEやインターネットを利用させたくないと考えている子どもにおすすめです。格安SIMはキッズケータイよりも機能性が高く、LINEやインターネットなど通話以外の機能も利用できます。さらに最近の格安SIMは、フィルタリングや利用制限機能など、見守り機能が備わっている機種も発売されています。子どものうちからインターネットに慣れておくことで、便利さ、危険性をあわせて学ぶことができます。LINEやインターネットも利用させたいけど、心配なので利用制限機能などをつけたいと考えている方に最適です。
子どものスマホデビューは平均何歳?
モバイル専門のマーケティングリサーチ機関のMMD研究所が2020年1月に公表した調査では、スマホデビュー時期は中学3年生が16.3%で最大となっています。MMD研究所は、2019年からスマートフォンを持ち始めた子供のいる20歳から59歳の男女1,799人に事前調査を行い抽出した、2019年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1,000人に対して「今年初めてスマートフォンを持つ子どもの親に関する意識調査」を2019年12月24日~12月27日の期間で実施いたしました。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1838.html >
データを見ると小学校5、6年から中学生の間にスマホをはじめて持つ子どもが多いのがわかります。
保護者の考え方もあり、子どもの生活時間や生活範囲も異なっているので一概に「この年齢がベスト!」とはいえません。
具体的な理由がある場合以外は「小学校高学年になったら考えはじめる。中学卒業までに決着する」ぐらいのイメージで柔軟に考えていくのがいいかもしれませんね。
スマホは何歳から持たせるのかまとめ
スマホは保護者の悩みのタネ。でも、その一方で「スマホを買うタイミング」と「スマホの使い方に関する合意」は親子で話し合い相互理解する好機会ともいえるでしょう。
できれば頭ごなしに言うのは避け、子どもといっしょにルール作りを行っていきましょう。
保護者の思いと子どもの希望、両方が納得できる結論を出す交渉術を学ぶいい機会だと考えましょう。
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