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コエテコライターの大橋 礼です。6年生になる直前「オレは受験する」と唐突に中学受験を宣言した次男コザル(仮名)。今回のお題は「わたしの塾選び」です。中学受験ではほとんどの子どもがいわゆる進学塾(中学受験向け)に通います。この塾選びこそ、実は受験の最初のポイントといっても過言ではありませんよ!
2024/10/16 22:55
とはいえ、かなりイレギュラーな中学受験の塾選び体験記でしたので、今回は周囲のママ・パパたちがどのような塾をどうやって選んだのか、アンケート結果をもとにご紹介していきます。(記事が非常に長くなってしまったので、気になるところから読んでいただければ幸いです!)
この記事のポイントはズバリ3つ!
・塾の感想は人それぞれ「親子で納得できる塾を探す」
・噂を鵜呑みにしないで塾を選ぶ
*中学受験経験ずみの先輩ママ・パパたちの意見をぜひ参考にしてください!
では実際に見ていきましょう!
塾なし中学受験ができる親は多くない
「塾に通わず親子で中学受験にチャレンジ!合格をつかみとった体験記」みたいな記事を見かけるたびに、わたしは素直に「すごいなぁ」と感嘆しておりました。
体験記を読むと共感を覚え、あたかも親が少し努力すれば、塾なし中学受験は可能な気持ちになります。しかし実際のところ、塾なし受験ができるかどうかは親次第だと感じます。
子どもに、土台となる基礎的な(しかし一定レベル以上の)学力があり、忍耐力と継続力があること。かつ、親に強い決意と、聖母のような広い心があれば、「塾なし中学受験」の可能性も出てくるのでしょう。
一方で我が家の状況はというと、普段の宿題にさえ「かーっ!」とやきもきし、ともすれば「なんでこれができないかな〜!」なんて叫んでしまいそうな日々……。忍耐と慈愛が足りないわたしでは、みっちり子どもと向き合っているうちに、爆発してしまいそうだと判断しました。
となると当然、受験勉強は「塾」一択となります。
我が家の場合はこういう結論になったわけですが、果たしてみなさんはどうなのか?と周囲の先輩ママ・ママ友に聞いたところ、やはり残念ながら「まったくの塾なし」を貫いた家庭はありませんでした。そこで今回は、わたし以外の人はいったいどうやって塾を決めたのか?を聞いてみました。
中学受験に向けては、中学受験指導に精通した塾による指導がほぼ不可欠です。 中学受験を検討している家庭では、「いつから通い始めたら良いか」「どのように塾を選べば良いのか」と、悩みを持つケースも多いのではないでしょうか。 今回は気になる中学受験塾について、通い始めの時期や塾選びのポイントを解説すると共に、中学受験におすすめの塾を紹介します。
2025/01/26 00:48
中学受験「塾の種類・この塾に決めた理由」アンケートを実施
アンケート回答者の対象者は、2017年~2021年に中学受験をした、首都圏(中受(中学受験)率が高いエリア)在住の保護者です。
対象人数は39名と少数で、アンケート結果はかなり限定的ですが……それだけに、本音の意見が集まりましたよ!
中学受験「塾の種類と組み合わせ」について
Q:通わせていた塾の種類・組み合わせを教えてください。やはり、大手(中堅も含む)進学塾が中心ですね。いわゆる進学塾のみ、または進学塾+個別指導という人が半数を越えています。
その他には「大手進学塾+補講塾(進学塾のカバーをする塾)+家庭教師」というトリプル技で、毎月15万円近い受講料を支払ったというツワモノもいらっしゃいました。「もはや思考が壊れていた」そうですよ。どこも必死になるとはいえ、やはりすごすぎる……。
ではでは、なぜ「大手塾/個別指導/個人経営塾」といった塾のジャンルを選んだのか、その理由を見ていきましょう。
「中学受験」塾の種類選びとその理由
中学受験は大手進学塾だけで乗り越えた!理由は?
塾のカリキュラムがしっかりしており、学習面に関してはお任せできたから他に通う必要がなかった。
幼稚園からくもん、入学してからは週1回で近くの個人塾に通い、新小4でSAPIXの入塾テストを受け、基準点を越えて無事合格。残念ながらアルファには入れなかったけど。入塾後はサピ(SAPIX)オンリー(Sさん/塾:SAPIX)
娘は勉強が好きなタイプで塾の宿題などもひとりでこなせたからです。ある程度以上の学力と家庭学習が難なくできる子なら、進学塾のみで充分(Uさん/塾:早稲田アカデミー)
小6になってから個別をつけるか悩みました。塾の宿題をやるだけでも手一杯だったので、もう塾の先生を信頼し、心中する(!?)つもりで塾オンリーです(Yさん/塾:日能研)
中学受験「大手進学塾+個別指導」にした理由は
苦手科目だけ徹底的につぶすために、マンツーマンの個別を小6の夏からつけた(Tさん/塾:栄光ゼミナール+ビザビ)
小5夏スタートで、理科社会が追いつけなかったので塾のほうから「個別指導でなんとかしましょう」と勧められたから。参考:中学受験向け個別指導塾
理社だけでなく、苦手の長文読解だけ学習したり、過去問のとき直しをさらに見てもらうなど、臨機応変に個別指導で対応してもらえたのでよかった。
ちなみに塾は早稲田アカデミーで、系列の個別指導もあるけど、あえて1対1で融通がきく、近所の個別指導教室に入れました(Mさん/塾:早稲田アカデミー+個人経営の個別指導教室)
中学受験「あえて個人経営塾を選んだ理由」
家から近くで、うちが志望している中学に合格させている実績があったからです。個人塾ですが、曜日によって学校の補習と受験向けとに分かれていました。
ただ、いわゆる大手の進学塾と比べると小6でも週3日(土日なし)なので、レベルの高い学校を狙うのなら難しいかなという印象(Eさん/塾:個人経営(集団)塾)
自習タイプの教室でしたが、先生が「受験する子は毎年数人しかいないけど、目標に向かって一緒にがんばります」と熱意たっぷりなのが心に響いたので。実際に小6の秋からは土日も教室をあけてくれて、受験する子は週7日(それまでと受講料は一緒)通えました。
息子も先生が好きで、日曜はオープンする午後1時から夜7時まで、勉強していました。
ただ、模試の申し込みなどは自分でしたのと、学校の情報は少ないので、今年の試験の傾向など学校説明会でしっかり把握し、先生にご報告して一緒に対策を考えました(Aさん/塾:個人経営(自習型)塾)
中学受験「個人経営塾+家庭教師」の組み合わせを選んだ理由
個人の塾は小2から通わせていて本人も気に入っていたので、受験に切り替えてからもそのまま通いました。参考:中学受験向け家庭教師
ただ受験に特化した塾と違ってボリュームが足りない気がしたのと、受験対策が多少不安だったのでオンライン家庭教師で受験を専用に受け持っているプロ講師をお願いしました(Rさん/塾:個人経営(自習型)塾+オンライン家庭教師(プロ講師)
中学受験「個別指導のみ」でチャレンジした理由は?
そもそも高レベルの受験は考えていなかった。集団塾では"お客さん"になってしまうだろうし、一番近いのが個別指導塾で受験コースもあったので(Fさん/塾:TOMAS)
そこそこの女子校に入れればよいと考えたので、いくつか調べた中で考えていた中学受験に強い先生がいる個別指導を見つけて1対2で週3日通いました。
小6では週5日、毎日2教科、マンツーマンに切り替えたので塾の費用がとんでもないことになりました……(Nさん/塾:明光義塾)
中学受験で実際に通った塾と感想|面倒見の良い塾は?
実際にお子さんを通わせた塾について、感想を書いてもらいました。あくまで個人的な意見・感想です。参考:中学受験対策塾
東京個別指導学院
- 先生の質はよい。が、授業料は個別の中でも高いほうかと。
- うちが通っていた校舎では、最初は講師が毎回違う人でしばらくして、子供との相性を見て、ひとりに決める方式のようでした。個別では先生と合う・合わないは大きいので良いシステムだと思う。
総研学院
- 自習室での対応が良い。いつでも質問に答えてくれるので下手な個別指導を受けるよりもコスパのよい塾という印象。
- 子どもは「先生と話しやすい、相談しやすい」と言っていました。
- 良くも悪くも普通。
サピックスの感想
- 周囲で超難関校で合格した子はSAPIXばかりだった。アルファクラス(難関校向け・上位クラス)に入れるレベルならSAPIXが一番良いと思う。ピリピリはしていないが目標がハッキリしている子どもが通っているので、自然と上をめざす気持ちになれると思う。
- 宿題も多く大変だが御三家クラスをめざすなら実績も多いしお任せできると感じた。
- ただ、勉強の実力や意欲のない子どもにはついていけないのでは。
日能研の感想
- 思ったよりアットホームな雰囲気だった。
- 中位校から難関まで幅広く対応しているが、中堅校に強いのかなと思った。
- 成績順で席順が決まるので(今も同じかはわからない)それが子どものモチベーションになった。でもこういうのがプレッシャーになる子には微妙。
四谷大塚の感想
- 中堅狙い向き。でも校舎によってはレベルが高いと聞いている。
- 宿題が多くて大変だったが、こなせるなら実力もつく。家庭でもちゃんと学習できる子でないと難しいかもしれない。
市進学院の感想
- 授業料は他より少し安いと思った。面倒見も良かった。
- 難関校というよりは中位から上位校向き。私は良い塾と思ったが別の校舎に通っていた知り合いは、受験サポートがいまいちだと他の塾に移った。校舎によって違うのかも。
早稲田アカデミーの感想
- 宿題が多いと先輩ママから聞いていたが、少なくはないが普通かなという感じ。宿題のチェックもしっかり行ってくれた。
- NN(志望校別の日曜特訓)の効果を感じた。難関校に合格できたのは早稲アカのおかげ。
- 入ってみたら思った以上にスパルタというか、けっこう厳しいなと思った。気が弱い、ビビリなわが子には合わなかった。
栄光ゼミナールの感想
- 自習室が広く塾がない日も毎日通えた。
- 志望校選びの時、偏差値やレベルだけでなく、子どもの性格を考えていろいろな候補を出してくれた。柔らかい感じなので受験で重圧を感じたくない人にはいいと思う。
- 難関校用のクラスもあるようだが、合格発表の資料をもらったけど全体的には中位から上位くらいまでのレベル。
臨海セミナーの感想
- 教師が熱心。料金はリーズナブルに感じるけど夏期講習とかが高い。
- 子どもは「先生の話が面白い」と言っていた。授業を飽きさせない、教え上手の先生が多い印象。
- 一時期、教室運営についていろいろと取り沙汰されていたことが気にならなかったといえばウソになる。が、通塾しているときに授業内容に関しては問題なかった。
昨年12月、塾生6万人超の大手塾、臨海セミナーに対し、ステップや早稲田アカデミー、秀英予備校など19社が連名で業務改善を求めるという前代未聞の事態が明るみに出た。そこで問題視されたのは塾業界で横行しているとされる「合格者数の水増し」と「悪質勧誘」だ。「臨海セミナー事件」は氷山の一角なのか。あなたの塾選びを惑わすその背景に迫る。
https://diamond.jp/articles/-/281188 >
ena
- 都立中高一貫校の実績は飛び抜けている感じ。
- 私立用のクラスもあったが基本的にenaは都立の中高一貫校を狙う人向けだと思う。ノウハウも情報量もある。
中学受験グノーブル
- 大手塾出身のキャリアがある先生が多い感じ。授業内容もわかりやすいと子どもは言っていた。
- 競争させる雰囲気ではないので、それが良いか悪いかは子供の性格次第。
中学受験「塾を決めるポイント3つとは」
- 通いやすさ
- 塾のレベル
- 塾の雰囲気や先生の対応
また、難関校か中位校か、つまり「志望校レベルに強い塾」かどうかもチェックポイント。他にも、都立中高一貫校に強いとか、私立でも附属に強い/難関校に特化しているなど、塾によって特色があります。合格実績も直近はかならず確認しましょう。
さらに、子どもの性格と塾の雰囲気が合うか、先生の対応も保護者にとっては塾選びのポイントとなっています。
中受体験あり!先輩ママだからこその「塾選びのプチポイント」
先輩ママたちに「これから塾選びするママたちに、アドバイスがあればひとこと」をお願いしました。
中学受験特化の大手塾は校舎によってかなり違う
大手で有名な塾でも、A校とB校、つまり校舎によって先生のクオリティが違うことがある。通える範囲にあるなら同じ系列の塾でもすべて見学、面談してから決めたほうがいい。
塾の先生は変わる=教室の対応も変わる
評判が良くても塾長が変わると一変することがある。
指導する先生はどうしても変わるだろうけど、塾長はいわば店長というか、その校舎の責任者なわけで、塾長次第で先生の対応も変わることもあるから、周囲から聞いた評判と塾長が変わっていないかどうかは要チェック。
中学受験における「個人経営・地元密着型の塾」について
個人経営塾は補習目的の子もおり、中には勉強は二の次で友だちを誘って帰りに寄り道とかしている子もいる。流されやすい子だとその子たちの影響を受けることも。
兄弟ふたりとも同じ個人塾に行かせて上の子はとても良かったのだが、下の子は誘われた別の小学校の子たちと帰りにコンビニやゲームセンターにまで寄ってくるように。
個人経営塾では、みんながみんな受験に熱心というわけではないので、そうしたリスクが多少あるということは、一応知っておいたほうがいいと思う。
地元の個人経営の塾は、もと大手塾で有名だった講師の先生が独立したところ。個人塾だが受験に特化しており、できるまで家に帰さない、10時すぎでも勉強をさせるようなスタイル。
熱心な親から一部、猛烈な人気で(合格実績も確かにすごかった)新小4で入塾しないとキャンセル待ちと聞きました。
でも、合わない子には地獄です。個人塾は差が激しいし、教室の個性も強いところが多いから、よくリサーチしてから決めたほうがいいと思います。逆に言えば、うまく合う個人塾なら、逆に大手より良い場合もあるということです。
中学受験対策が可能な面倒見の良い塾3選
ここでは、中学受験対策が可能な面倒見の良い塾を3つ紹介します。参考:中学受験対策におすすめの学習塾
東京個別指導学院・関西個別指導学院
東京個別指導学院・関西個別指導学院は、1人ひとりを深く理解したオーダーメイド式の指導を提供してくれる個別指導塾です。
生徒の得意・不得意を分析し、専用の学習計画を提案。志望校と現在の学力を考慮した上で、50種以上あるテキストから効率的に受験対策できる一冊をピックアップしてくれます。受講科目や通いたい曜日を自由に調整できるため、集団塾のフォローアップとしてはもちろん、苦手をカバーし得意を伸ばす指導も実施してくれるでしょう。
さらに、担当講師は担任制のため、受験というゴールに向けて専任の講師が二人三脚でサポートしてくれます。また、英語入試にチャレンジしたいなど1人ひとりの要望にも柔軟に対応してくれるとのこと。
他の塾で成果が出なかったお子さまでも東京個別指導学院・関西個別指導学院であれば、細やかな個別指導のもと着実に学力向上を実現できるでしょう。
トライのオンライン個別指導
トライのオンライン個別指導は、トライグループが運営するオンライン個別指導塾です。
中学受験を考えている生徒に対しては、志望校の出題傾向を正確に把握し、現在の学力から逆算した学習計画を立案。効率的かつ無理のない指導を提供します。さらにトライのオンライン個別指導には、最新の受験情報・学校情報に精通した正社員の教育プランナーが在籍しており、いつでも受験に関する相談ができます。
開成中や麻布中、洛南、ラ・サールなど、各エリアの中でもトップクラスの偏差値を誇る中学校の合格実績も持ち合わせており、オンラインであっても難関校合格に向けて確実な成長を実現できる様子がうかがえます。
さらに集団塾との併用や中学学習の先取りなど、状況や希望に応じた指導にも対応しています。目的に合った指導を求めているご家庭は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
そら塾
そら塾は、東証上場の総合教育カンパニー株式会社スプリックスが提供するオンライン特化型の個別指導塾です。業界トップクラスの個別指導塾「森塾」、AIを活用した「自立学習 RED」など多様な教育サービスを提供しているだけあり、教育に関するノウハウや指導力は業界の中でもトップクラスと言えるでしょう。
そんなそら塾の魅力は、5,400円~/月とリーズナブルな授業料。
講習や祝日などによって授業回数の少なくなる月は、その分の授業料を減額するという明瞭さも注目したいポイントです。中学受験は、塾代が高くつくイメージがありますが、そら塾であれば、塾代を抑えることもできるでしょう。
さらに自主学習できる環境整備にも力を入れており、いつでも視聴できるテキストに準拠した解説映像の提供や講師駐在のオンライン自習室の解放なども行っています。
価格を抑えながらもしっかり受験対策をしたいと考えているご家庭におすすめのサービスです。
噂を信じちゃいけないよ!塾の口コミの真偽を見極めよ!
最後にひとりのママのお話を紹介します。わざわざアンケートとは別に長いメールをくれました。これから塾選びをする方の参考になるかと思います。
中学受験「噂をうのみにしないで」「必要な情報を集めて」
最初は仲良しの子が通っている塾に入り、そのうち本人も受験したい気持ちがふくらんだため、本気で塾選びをしました。周囲に受験をした人が多く、さまざまなアドバイスを貰いました。悪評が一人歩きしやすい、あえて悪評を流す人もいる……。どれも衝撃的なエピソードです。口コミはひとつの感想である以上、鵜呑みにするのは危険だということですね。(もちろんこの記事についても、同じことが言えます!)
大切なのは、実際に通った塾以外の情報については信じないことです。
たとえば日能研に子どもを通わせていたママが、「A塾は御三家に受かるような子以外は適当に扱われるらしいわよ」と言ったとしても、A塾に実際に通っていたわけではなく、単なる噂話に過ぎません。実際に通っている日能研、それも○○校についてはご本人の感想としてリアルに捉えられますが、その他の塾の話題については聞き流したほうがいいです。
塾選びについて誰かに相談すると、良い塾よりも「悪い塾」の噂のほうがどうしても多くなるんです。
塾の噂は本当にいろいろあって、受験しようかなという姿勢を見せると周囲から勝手に話をしてくることもあります。でも、「○○らしいわよ」「○○なんだって」と伝言ゲームのような話はスルーすること。
塾選びではTwitterを見たり、ネットの受験ブログを見たりもしました。でもネット上の情報も真偽がハッキリしないことがあるので取捨選択することですね。受験を考え始めたら、まずネットでざっくり「おおまかな塾情報」を得ておき、その上で周囲の先輩ママや受験組のママパパたちと話してみるのがよいのではないでしょうか。
お話を伺うときは、本当に必要なリアルな情報だけを教えてもらうのが大事です。
聞くポイントは「子どもを通わせていた塾」の情報、パンフレットだけではわからないようなことについて教えてもらうこと。こういった細かい情報は通塾していた家庭にしかわからないので、ぜひ聞いてみるべきです。
- オプションの料金はどれくらいかかったか
- 先生の対応や相談にのってくれたか
- 宿題の量
- 家で塾のためにどれくらい予習復習したか
- どういうタイプの子に向いていると感じたか
とはいえ通っていた子とわが子では性格も違います。だから客観的に「情報を集めること」に徹して、かならず親も塾と話をし、子どもに体験をさせて、親子で話し合った上で最終決定をすべきだと思います。
とにかく中学受験では塾選びからはじまって、さまざまな噂を耳にすることになります。噂話は結局、なんの参考にもなりません。作り話がまじっていることも少なくないのですから。
わたしも最初はうわさ話を信じて、不評という塾を選択肢にいれていませんでした。ただ場所が近かったので、一応見ておこうと連絡をすると、聞いていたのとはまったく違う環境でした。
どうやら、その塾でうまくいかなかった子の親が、教師を名指しであげて「○○先生は授業中に携帯をいじったり、子どもにプリントだけ与えて放置してる、あそこはヤバいよ」と噂を流していたようです。
噂の真偽はわからない以上、とにかく噂話にはのらず、自分の目で見て、話をして確かめることが大切だとつくづく思った出来事です。
とにもかくにも、噂を信じちゃいけないよ!これが「塾選び」、ひいては中学受験全体を通じて、親が肝に銘じるべきポイントではないでしょうか。