2歳~2歳半の子どもはどれくらい言葉を話す?子どもへの教え方も解説

体の動かし方が上手になり、活動範囲もぐっと広がる2歳の子ども。言葉もたくさん覚えて、コミュニケーションをとるのも楽しくなる時期です。個人差も大きいため、周りの子どもと比べてしまうことも多いかもしれません。この記事では、2歳~2歳半の子どもの言葉の発達度合いについて情報をまとめ、言葉の教え方や、言葉が出てくるのが遅いときの対処法を紹介します。

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2歳~2歳半の子どもはどれくらい言葉を話す? 

2歳になると、話せる言葉がどんどん増えていき、「ママいない」「ワンワンかわいい」などの2語文を話すことができるようになるといわれています。

名古屋市小児科医会の「子どもたちの健康のために第3版」では、乳幼児健康診断などでも用いられているデンバー式発達スクリーニング検査の結果をもとにした統計で、1歳7カ月では25%、2歳4カ月では90%の子どもが2語文を話し始めるとされています。

言葉の理解度も進み、物や人に名前があることを理解したり、数も少しずつ認識できるようになるほか、好奇心も旺盛なため、「これなあに?」「どうして?」といった質問もたくさんするようになります。

東洋経済オンラインに掲載された、小児科医師の白川嘉継先生の解説によれば、2歳後半からは言語に関連した脳領域の神経回路が増加する時期のため、言葉の発達が急速に進み、自己主張する言葉も覚えていくといいます。

相手の話していることは理解していても、自分の欲求を通す方が先決になるため、言うことを聞かない場合も多く、こうした時期を揶揄した言葉として「魔の2歳児」や「イヤイヤ期」が広く知られています。

2歳~2歳半の子どもに親がすぐできる「言葉の教え方」

2歳の子どもは、遊びや生活を通じて、会話の中で自然と言葉を身につけていきます。ポイントは、向き合って話すこと。

2013年に公開されたシカゴ大学の研究では、2歳6カ月時の「子どもに向けて発せられた言葉」が、3歳6カ月時の子どもの語彙数に影響しているという結果が示されました。しかし、「子どもの周囲で話された言葉の数」に有意性は見られず、子どもに向かって語りかけることの重要性が強調されています。

絵本の読み聞かせ

子どもにとって、絵本を読んでもらうことは、言葉を覚えたり興味・関心を広げたりする大切な機会です。

この時期の子どもは、話せる言葉は少なくても、ママやパパの話などを聞くことで、わかる言葉が増えていきます。

子育て情報サイト「HugKum」に掲載された、JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美氏の記事によれば、1歳の子どもはわかる言葉が少しずつ増え、絵本で出会う言葉や絵にも興味を示すようになってきます。

このときも、普段よりやや高めのピッチで、ゆっくり、はっきり、大きく抑揚をつけて語りかける「マザリーズ」と呼ばれる話し方がよい刺激になるといわれています。赤ちゃんの同期的な反応を促し、親子の共感力を高め、信頼関係構築につながると考えられているため、意識して実践してみると良いかもしれません。

「意味のある語りかけ」を増やす

どのように話しかけたかという「質」に関する言及も重要視されています。

例えば、「楽しかったね」「お花がきれいだね」「お散歩に行こうか」「痛かったね」など、これからする行動、今見ているもの、今感じていること、などを言葉にして声に出し、意味のある語りかけを増やすことを重要視する声もあります。子どもに意思表示のお手本を見せることができ、それらが自分を理解したり、自分を落ち着かせることにも繋がるという意見もあり、向き合って話すことが大切だといわれています。

言葉の発達を促すには、数や種類を多く聞かせるだけではなく、子どもと意味のある対話をたくさん持てるよう、意識して接することが大切でしょう。

2歳~2歳半の子どもの「言葉が出てくるのが遅い」時の対処法

2歳は、単語だけしか発しない子どもから、3語以上の文を話せる子どももいて、個人差が大きい時期です。子どもの環境によって刺激が変わり、発する言葉に差があるため、過度に心配する必要はありませんが、不安に感じる場合は、下記の対処法が選択肢としてあります。

体を動かす遊びで脳を刺激する

日本ロボット学会誌に掲載された、京都大学霊長類研究所の正高信男氏の論文「身体運動は言語獲得にどのような役割を果たすか」によれば、音声言語の習得は、足蹴り行動や指たて、指さしといった身体行動の発達とも関連しており、言語獲得への影響も大きいと考えられています。ボールなどの道具を用いて遊ぶことも、ボールという語彙と自分の身体との関連性を、さわり、握り、体得すると考えられており、重要視されています。

言葉を促す方法として、りょうキッズクリニック院長の梁尚弘先生が「マイナビ子育て」が紹介しているのは、体を使った楽しい遊びです。体を動かすと、聞こえた言葉を感じ取って伝える脳幹と大脳辺縁系のつながりを高める効果が期待できるとのこと。

なかでも「固有受容覚」と「平衡感覚」を育てることが大切で、体を動かす遊びをしているとこれらが調整されやすくなり、言葉の発達も促されるといわれ、追いかけっこ、お馬さんごっこ、いないいないばあ、手遊び歌など、1日5回程度、親子で楽しく笑い合いながら繰り返してみることがおすすめといわれています。子どもが嫌がっているときは無理に続けず、終わりにしましょう。

環境を変える

聴覚や知能、発声機能などに問題がなくても、子どもの性格やコミュニケーション不足などが原因で言葉の発達が遅れているケースもあります。環境を変えてみるのもひとつの手でしょう。

2歳の子どもは自分が興味・関心を持ったものに対して集中力や注意力を発揮します。いつもは行かない公園に遊びに行ったり、アウトドア・レジャーを楽しんだりと、普段とは違う体験をしてみましょう。

また、同じ年代の子どもと関わることで、自然と言葉を発する機会も増えてきます。「習い事」などで家族以外の人と出会う、同年代の子と触れ合うきっかけを作ることもおすすめです。

気になったらかかりつけ医に相談

NPO法人言語発達障害研究会は公式サイトで、言葉の発達に必要なこととして下記4点を紹介しています。

1.耳が聴こえること
2.知能が正常であること
3.周囲の人や物,状況に大いに関心を持ち好奇心旺盛に自分から関わること
4.運動発達

また、保育士・子育てアドバイザーの佐久間みかさんは「スクスクのっぽくん」で、ちょっと発語が遅れているのかな?と心配になったときには、下記4点を確認することをすすめています。

1.耳の聞こえに異常がないか
2.視線が合い、やり取りを楽しんでいるか
3.指さしやふり、見立て遊びをしているか
4.模倣行動をしているか

これらが問題なければ、これから言葉が発達していくと見て良いでしょう。それでも不安な場合は、小児神経専門医や地元の保健センターに相談して、専門家に診てもらいましょう。

2歳~2歳半の子どもにおすすめの習い事

2歳は、新しい物事に対してどんどん興味を抱き、それを自分でやってみたい!と意欲が高まる時期。言葉の発達を考えたときに、新しい場所で、新しい刺激を与えてくれる「習い事」は、魅力的な選択肢です。親子で楽しく参加でき、言葉の発達にも役立つおすすめの習い事教室を紹介します。

ベビーパーク

0歳2ヶ月~3歳までを対象にしているベビーパークは、子どもの脳の80%が完成する3歳までの教育を重視しています。この期間に叱らず個性を育てる育児法に取り組むことで、心と知能の健やかな発達を目指す教室です。

レッスンは月齢ごとの発達段階に応じて進みます。0歳2~8ヶ月は愛着形成や言葉のインプットを目指し、0歳9ヶ月~1歳3ヶ月は言葉や手指を使った遊びを取り入れるといった具合です。

デジタル絵本やアニメ・フラッシュカードなどの教材で、英語学習に取り組めるのもメリット。日常生活に英語を盛り込むコツも分かります。

・ベビーパーク
所在地:全国
対象:0歳2ヶ月~3歳
コース&料金:A~Dクラス(レッスン料月15,400円、教材費月1,485円、管理費月550円)、Eクラス(レッスン料月17,380円、教材費月1,485円、管理費月550円)
ベビーパークはこちら

幼児ポピー


幼児ポピーは、「みる・ふれる、やってみる!」をコンセプトに掲げる、幼児教育教材です。
子ども目線の「なぜだろう?」をとことん追求し考えられた内容は、子どもの情緒を育み、好奇心を引き出します。
また数を数えたり、文字を書いたりするだけではなく、季節や行事に触れる自然文化的な内容が盛り込まれていることも、同教材の特徴です。

さらに、幼児ポピーの魅力は、紙教材とデジタル教材の双方の良さを組み合わせたハイブリッド型である点。
頭を鍛えるWEBゲームや運動遊び動画、お話の読み聞かせ動画などを組み合わせながら活用することで、他の教材よりも学びの幅をグッと広げられるでしょう。

・幼児ポピー
所在地:北海道から沖縄まで全国各地
対象:2~6歳
コース&料金:1,425円 (税込)/月
幼児ポピーはこちら

天神

タブレットを使い自宅で気軽に取り組める教材は天神です。レッスンの日時に合わせて出かける必要がなく、子どもとの時間が取れるタイミングでいつでも遊びながら学べます。

0~6歳相当の教材が入っているタブレットで、子どもの好きなことや興味のあることはもちろん、目標や課題に合わせた学習も可能です。問題は知識、数量、言葉、記憶、思考の5つのジャンルに分かれており、収録数は合計10,000問以上あるため、バランスよく反復学習に取り組める内容です。

インターネットへ接続せずに使えるのもポイントといえます。自宅ではもちろん、インターネット環境のない外出先でもいつもと同じように取り組める教材です。データのダウンロードやインストールの手間もかかりません。
天神はこちら

チャイルド・アイズ

個別指導塾や英語託児サービスなど、国内外でおよそ1800教室を展開する「やる気スイッチグループ」が2001年に開校した「チャイルド・アイズ」は、知能育成(知育)と受験対策を専門とする幼児教室です。

指導理念は、「考える楽しさ」を実感してもらうこと。講師が「ほめて伸ばす」ことを大切に、一人ひとりの興味や関心に基づいた声かけをしてくれるのが特徴で、子どもたちが「なぜそうなるの?」と自ら考えるように導いてくれるので、考える力、憶える力、創造力が飛躍的に伸びることが期待できます。

対象となるのは1歳半から小学校6年生まで。1歳半から参加できる「知能育成コース」は、五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)教育を通じて様々な刺激を子どもたちに与え、脳全体が等しく発達することを目指したコースです。考えるのが楽しくなるしかけがつまったオリジナル教材を使って、楽しく学習することができます。

ラボ・パーティ

「ラボ・パーティ」は1966年に設立された歴史ある英会話スクール。いわゆる英会話教室ではなく、世界の物語を英語でじっくり味わう活動を通して、英語で自己表現できるようになることに主眼を置いており、「豊かな母語・生きた英語」に加え、「コミュニケーション力」や「社会力」を育むことを目指しています。

特徴は、教材に名作絵本を採用していること。付属のCDにはプロのナレーターや俳優陣による英語・日本語両方での朗読、豪華なBGM入りで、何度聞いても飽きず、愉快で味わい深い物語の世界にひたることができ、小さな子どもは言葉の面白い響きを聞いているうちに、自然に英語を口ずさむようになります。

3歳未満を対象とした「プレイルーム」は親子で楽しむコース。手遊びや歌、ゲームを楽しみながら英語に出会っていきます。お母さん同士で子育てに関する情報交換もできるため、親にとっても気分転換ができる交流の場となるでしょう。

多種目スポーツスクールJJMIX

2歳から小学生までを対象に、運動を総合的に体験することができる「多種目スポーツスクールJJMIX」。サッカー、バスケットボール、野球などの球技、縄跳び、かけっこ、空手、マット運動まで、幼児期にできるさまざまな運動を体験することができます。

JJMIXでは、「できる・できない」ではなく、「楽しい!」と思える指導を重視。子どもたちは「体を動かすって楽しいんだ」と認識しながら、運動の基礎を身につけていきます。さまざまな動きを組み合わせて運動能力を育てると同時に、いくつかの球技を次々に行なうことで、幼児でも飽きることなく取り組めるのが特徴です。

担当する先生は、運動技術を向上させる研修に加え、一人ひとりの個性をとらえ、心を育てる接し方や声かけについて研修も受けています。子どもたちはモチベーションを高めながら楽しくレッスンに参加することができます。

・多種目スポーツスクールJJMIX
所在地:北海道から鹿児島まで26都道県
対象:2歳~小学生
コース&料金:5550円/月。別途入会登録費、運営管理費、更新費などがかかります。
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

話せる言葉が増えていき、3語以上の文を話せる子どもも出てくる2歳。言葉の発達が遅いと不安になりがちですが、個人差もあるため過度に心配する必要はありません。子どもの好奇心が旺盛な時期ですので、「話したい」「伝えたい」という子どもの気持ちをうまく引き出すことで、言葉はどんどん発達していきます。

そのためには、親子でしっかりとコミュニケーションをとり、たくさん会話をすることが大切です。また、子どもに新鮮な刺激を与えることも、言葉の発達に良い影響を与えます。そのためには、習い事教室へ通うのもおすすめの方法の一つです。

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  • 質問 幼児教室・幼児教育は実際にどんなことをするのでしょうか?

    答え 年齢や受験対応など、教室の方針によって異なります。例えば年少クラスは、遊びやゲームの延長のような内容でペーパーをあえて使わないところも。幼稚園受験や小学校受験を目的にした教室では、入試情報に基づき適切なカリキュラムが組まれており、学校選びから面接対応まで様々なサポートをしてくれます。また、レッスン内容や受験のことだけではなく、ご家庭での子育てについての相談も気軽にできるので、発達段階をふまえた関わりのコツを教えてもらうことも可能です。

  • 質問 先生はどのような経験を持った方が多いですか?

    答え 保育士や幼稚園教諭、小学校や中学校教諭などの子どもの教育に関する有資格者はもちろん、資格がなくても幼児教育のエキスパートとして活躍する講師の方もいらっしゃいます。採用基準は教室によって異なるため、一概には言えませんが、お子様に寄り添った指導ができる方や教養のある方が多いと言えるでしょう。教室によっては、受験対策であえてピリピリとした雰囲気の中で授業を進めるところもあります。お子様に合った指導をしてくれる教室を探しましょう。

  • 質問 幼児教室に通いつつ、家庭での学習も必要になりますか?

    答え はい、教室の方針によりますが、家庭学習や親子の関わり合いを重視しているところが多いです。低年齢のお子様には、まず生活習慣をきちんとつけることからアドバイスがあるでしょう。授業でおこなった内容について、家庭で復習を推奨している教室では、苦手分野があれば克服できるよう指導も。お子様の成長過程やお受験などの目的に合わせて、家庭での学習内容も変化するものです。わからないことがあればレッスンが終わった後や、面談で気軽に相談しましょう。

  • 質問 小学校受験を考えている場合、何歳から教室に通うべきですか?

    答え 家庭学習やお子様の学習のレベルにもよりますが、年少さん(3歳)から通うことで無理なく受験対策ができると言われています。中には、年長さん(5歳)から受験対策をはじめるご家庭もあり、レッスンについて行ける方もいらっしゃいます。ただし、教室によっては年齢で入会が難しいと判断される場合もあるため、小学校受験を考えているご家庭は、なるべく早く準備をすると良いでしょう。勉強をする習慣を身につけたり、家庭学習を進めたり、基礎学力をつけるためにも低年齢での入会を進める教室が多いです。

  • 質問 グループレッスンと個別レッスン、どちらがおすすめですか?

    答え それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが適しているかはお子様の年齢や成長過程によって異なります。グループレッスンでは、年齢の近いお友達のやり取りを見聞きすることも学びの1つです。個別レッスンでは、インストラクターとじっくり向き合うことができるので、集団では集中力が続かないお子様も落ち着いて取り組むことができることも。どちらが向いているかわからない場合は、体験教室に参加し、インストラクターにグループレッスンと個別レッスンのどちらが良いかをアドバイスしれもらうことも可能です。