女の子にとって「2歳」はどんな年齢?
1歳までの「赤ちゃん」感が抜けて、「幼児」に成長していく2歳の女の子。平均身長や体重から、言語や全身の機能が目覚ましい発育・発達、身体的・精神的な変化があります。どんな特徴があるのかを見てみましょう。2歳児の平均身長・体重は?
厚生労働省の調査によると、以下の通りです。
- 2歳6カ月の女児の平均身長:88.8cm
- 2歳6カ月の女児の 平均体重:12.6kg
ちなみに同じ2歳6カ月の男児は、平均身長が90cm、平均体重が13.1kg。その差は身長が1.2cm、体重が0.5kgとわずかですが、「赤ちゃん」感の強かった0〜1歳の頃と比べると、骨格や筋肉のつき方、声など、外見など様々な要素から男女の区別がつきやすくなります。
2歳の女の子の発育・発達は?
東京都教育委員会の就学前教育に関する資料によると、2歳児は1歳のときに比べて身長・体重など体格的な成長が緩やかになる一方で、脳や身体機能の発育・発達は、目覚ましく成長します。特に言葉の発達は毎日の挨拶をはじめ、「かわいい」「きれい」など感じたことを言葉で表現したり、「おなかすいた」などの2語文を話し始める頃から語彙は飛躍的に増え、約1年の間になど3語以上の文章で話すようにもなります。
参考:3歳~3歳半の子どもはどれくらい言葉を話す?三語文とは何かも解説
同時に、自己主張ができるようになることで、「イヤイヤ期」と呼ばれる第一次反抗期が訪れる時期でもあり、保護者はかわいさと大変さに振り回されてへとへとになることもあります。
参考:イヤイヤ期はなぜ?いつからいつまで?理由と乗り越えるコツ
「女の子の方が言語の発達が早い」ともよく言われますが、男女差が「ある」「ない」両方の研究結果があり、個人差以上の性差は非常に曖昧なものと言われています。敏感になりすぎていないか、注意する必要もあるでしょう。
早期教育を検討すべき時期?
言語だけでなく、脳の発達に合わせて手・足・全身の各機能の発達も著しいとされるのが2歳のこの時期です。積み木やブロックを組み合わせてなにかに見立てて遊んだり、鉛筆やクレヨンでぐるぐるとお絵かきをしたり、好きな歌を覚えて、リズムに合わせて踊ったりと新しい遊びに興味津々。何でも「自分でやりたい!」とチャレンジして、五感から刺激をどんどん吸収できる時期です。
小学校受験をはじめ、早期教育への興味の有無に関わらず、新しい場所で、新しい相手と、新しい経験をすることで、今まではパパやママなど周りの大人とのやりとりで十分満たされていた好奇心が、さらに大きく広がっていく可能性はあります。
参考:おすすめの幼児教育
【習い事編】2歳の女の子にそもそも習い事は必要?
「早期教育」といってまず思い浮かぶのは習い事です。ママプロジェクトJapanの調査【ママプロジェクトJapan 調べ】によると、幼稚園の年少にあたる3歳〜4歳の段階までに、70%近い家庭で週1回以上の習い事に通っており、2歳の段階でも約20%が何かしらの習い事を始めています。
子ども自身が色々なことに対して「自分でやってみたい」と興味を持ち出す時期です。リサーチをした結果、子どもが気になるものがあれば、まずは体験してみるのが良いでしょう。
「一人で何かさせるのはまだ…」と心配なときは、親子で一緒に通う「親子教室」形式の習い事も選択肢の一つです。親子一緒なら初めてでも安心して通えるかもしれません。
参考:おすすめの幼児教室
3歳から幼稚園のプレ保育(プレ幼稚園)に入園予定の子どもであれば、集団生活を始める前に習い事をしておくと、他の子どもとのコミュニケーションの練習にもなるでしょう。
2歳の女の子が始められる習い事8選
ベネッセ教育研究所が行った2015年の調査によると、未就園児(1歳〜3歳)に人気の習い事のランキングベスト5は次の通りです。- 1位 バレエ・リトミック
- 2位 通信教育
- 3位 スイミング
- 4位 体操
- 5位 英会話
➀【通信教育】こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじは、ベネッセグループが提供する幼児向け通信教材です。
2歳児向けの教材には、年少に進級することを踏まえた「もじ・かず学習」も含まれており、ごっこ遊びを通した「やりとり」を中心としたコンテンツを介して、豊かな語彙や数量感覚を身につけていきます。
さらに季節や行事、発育に合わせた毎月異なるテーマの教材が届くため、多様なテーマに取り組みながら語彙力を増やせる点も魅力。また、難易度も少しずつステップアップするため、楽しみながら知識を深めていくことができるでしょう。
加えて専用アプリをダウンロードすれば、映像教材も活用可能。
リーズナブルな価格ながらも多角的に知育に取り組めるため、初めての習い事にもピッタリです。
対象:生後0か月~6歳
コース&料金例:2・3歳向け(12ヵ月分一括払い:2,460円/1カ月あたり、毎月払い:2,990円)
※その他月齢や支払い方法によって料金が異なるため、詳しくは公式サイトでご確認ください。
➁【通信教育】スマイルゼミ
スマイルゼミは、専用タブレットで学ぶ幼児~高校生向けの通信教育です。2歳の女の子であれば幼児コース「すまいるぜみ」の「プレ年少さんコース」を受講できます。タブレットには、さまざまなことに興味がわく2歳時にぴったりの幅広い教材が詰まっており、例えば「ひらがな」「ことば」「えいご」「ちえ」「かず」「かたち」「せいかつ」「しぜん」など、タブレット1台で幅広い学びをサポートしてくれます。新しいことを知りたいという気持ちを育みながら、社会性や語彙力、考える力、好奇心といった学習の基礎を身に付けられるでしょう。
お子さんの得意な勉強をもっと伸ばしたいという人には、学年を超えて先取りできる無学年学習「コアトレ」が提供されています。コアトレは算数・数学、国語の幅広い領域をカバーし、学力の体幹(コア)をしっかり鍛えようというカリキュラムで、お子さんの理解度に合わせて簡単な問題から少しずつステップアップしていけるので、無理なく学習を進められるというものです。興味から理解が広がることで、お子さんの知識や世界がぐっと広がります。
対象:2歳~6歳
コース&料金:月額3,278円(税込)~
➂【知育・幼児教室】ベビーパーク
ベビーパークは、知能や心が大きく発達すると言われる3歳までの子どもを対象に、遊びながら学び、子どもの知能を育む知育系幼児教室。北海道から沖縄まで全国で200近い教室を展開。2020年ベビカムアワードでは幼児教室総合ランキングNO.1にも選ばれています。親子が一緒に参加する親子教室スタイルで、特に大切にしているのは、子どもとママ・パパとの関わり、絆です。レッスン内には親が月齢に合わせた育児を学ぶ「マザーリング」の時間が設けられており、そこで習った日々の声かけや遊びのノウハウを、自宅でも実践できる仕組みです。子どもだけでなくママ・パパにも学びが多く、日々の育児に活かせるのがポイント。
5〜6組の親子と講師で行うグループレッスンは、発達月齢に合わせて7カ月毎にクラス分けがされており、身体を動かすものから、歌やフラッシュカード、制作など、月齢に合わせたアクティビティが約400種用意されているから毎回新鮮な気持ちでレッスンに臨めます。
対象:生後2カ月~3歳
コース&料金:50分×年間42回のレッスン。1クラス5~6組までの少人数制。入室金/1万5400円(税込)、レッスン料/月 A~Dクラス(0歳2カ月〜2歳5カ月)1万5400円(税込)、Eクラス(2歳6ヵ月〜3歳まで)1万7380円(税込)、教材費/月 1100円(税込)、管理費/月 550円(税込)など
※詳しくは教室にお問い合わせください。
➃【運動】JJMIX(ジェイジェイミックス)
2歳の女の子の運動系の習い事を探してみると「サッカーなどの球技は男の子が多そうだし、かといってバレエやチアダンスはまだ早いかなぁ」などと迷うかもしれません。そんな時に知っておいてほしいのが「多種目スポーツスクール」であるJJMIXです。教室名に「ミックス」とある通り、様々な競技の要素をミックスした「多種目スポーツ」スタイルが特徴で、サッカー、バスケットボール、野球などの球技から、縄跳び、かけっこ、空手、マット運動まで、幼児期にできる「運動」なら何でも取り入れており、さまざま運動を総合的に体験することができます。
身体の発達段階を図解する際に用いられる「スキャモンの発達・発育曲線」によれば、神経系は4、5歳までの間に約80%成長すると言われており、この時期にたくさん体を動かすと、その後の運動能力に大きく関わります。
この時期に「走る・跳ぶ・蹴る・投げる」という多様な動きを積極的に行っておくことは性別を問わず重要と言えるでしょう。
以下、「JJMIX青山スクール(東京都・港区)」の例
対象:2〜6歳
料金:入会登録費/8300円(税込)、月会費/5550円(税込)、運営管理費/710円(毎月/税込)、更新費/8080円(税込)/継続の方のみ新年度切替時に更新費がかかる
※詳しくは教室にお問い合わせください。
⑤【英語】ラボ・パーティ
2歳という時期は、「子どもに英語の能力を身につけてほしい」という気持ちがあるものの、母語の発達も始まったばかりなので、「英会話」というのは早すぎるのでは?という躊躇いもありますが、そんな0〜3歳の幼児期に特化したプログラムが用意されているのが、コミュニケーション型英語教室のラボ・パーティです。マザーグースや世界の名作絵本、オリジナル絵本の読み聞かせや、俳優を起用した朗読、オーケストラの演奏による音楽など、感受性の豊かな0〜3歳の幼児期に合わせたプログラムが組まれており、音や絵、音楽にあわせて英語で表現活動を行いながら語学力を身につけていきます。
ラボ・パーティが重視しているのは、「聴く→想像する→考える→話し合う・協力する→表現する→共有・共感する→聴く」というコミュニケーションの繋がりです。
なかでも、小学生からの「テーマ活動」と呼ばれる、英語劇を演じる活動は特徴的でしょう。異年齢の子どもたちが、協力しあって英語劇を作り上げることで、英語の語学力だけでなく、自主性や表現力、リーダーシップを育むことができます。
対象:0歳〜中学生(教室により異なるため、事前にご確認ください)
料金:プレイルーム会員(満3歳の3月まで)|入会金/5830円(税込)、月会費/5830円(税込)。幼児会員(満3歳の4月〜小学校入学まで)|入会金/6600円(税込)、月会費/7700円(税込)。正会員(小学生以上)|入会金/6600円(税込)、月会費/8800円(税込)など ※別途 教材購入費が必要
※詳しくは教室にお問い合わせください。
➅【リトミック】世田谷ピアノ・リトミック成城教室
未就園児に人気の習い事ランキング1位のリトミックは、その分展開されている教室の数が多く、どう選ぶか迷うこともあります。そんな時に、選び方の基準にしたいのは、レッスン中の講師と子どもたちとのコミュニケーションと、子どもたちが聴く音へのこだわりです。0歳から5歳までのリトミックと、3歳からはピアノレッスンも受けられる「世田谷ピアノ・リトミック成城教室 ピアノ教室」の場合、代表の勝亜紀先生は、ヤマハ認定講師、リトミック研究センター 上級資格取得だけでなく、認定チャイルドマインダーの資格も持っており、年齢別のプログラムは、親子のコミュニケーションや、情操教育、などの面も考慮した構成となっています。
また、すべての教室でグランドピアノを使っていることも特徴で、幼い頃から良質な音に触れることができます。
東京都世田谷区の成城〜祖師谷エリアと経堂エリアで展開している4教室のうち、成城駅前教室と経堂駅前教室は、それぞれ駅から徒歩1分と駅からのアクセスも抜群です。
参考:おすすめのリトミック教室
対象:リトミック0歳〜5歳、ピアノレッスン(3歳〜大人)
コース&料金:入会金/5500円(税込)、リトミック研究センター認定グループレッスン 1〜3歳児クラス(年40回)、月会費/7700円(税込)など ※別途 教材購入費が必要
※詳しくは教室にお問い合わせください。
⑦【アート】知育ラボ
お絵かきや工作ができるようになってくる2歳の子どもなら、アート系の習い事も選択できます。港区・麻布十番にある知育ラボは、アート、絵本、スポーツを中心に、五感で子どもの「大好き」と個性を育む教室です。部屋中に白いボードを貼り、全身を思いっきり使って描くボディペインティングや、絵本を通常の倍以上の速さの「フラッシュ読み」で100冊読むなど、珍しいプログラムがあります。速読は子どもの集中力がグンと増し、読み終わったあとも「もっともっと!」とリクエストがやみません。
保護者のリクエストから生まれたというプライベートプログラムは、一人ひとりの個性に合わせたオーダーメイド型。子ども1人に先生1人で行われるマンツーマンのプライベートレッスンで、1回1〜2時間に子どもの好きなことなどをヒアリングした上で、その子だけのレッスンを構成します。
2歳の場合は子どもと保護者で参加するプライベートレッスンが基本ですが、母子分離ができる場合は子どものみでも実施可能です。
対象:0歳〜小学生(プログラムによって異なる)
コース&料金:入会金|2万2000円、プライベートレッスン|3万9600円(チケット制・4レッスン ※チケット有効期限:発行日より2カ月)、フラッシュ読みで100冊絵本読みます会|5000円(1回)、全身でペイント! FREELY☆|5500円~(1回)など
※コースによっては入会金が不要です。詳しくは教室にお問い合わせください。
➇【スイミング】東急スイミングスクール
先に紹介した未就園児(1−3歳)に人気の習い事ランキングベスト5では、1番人気はバレエ・リトミックでしたが、習い事紹介サイトのママスタまなびが2020年に行った「お子さんの習い事」に関する実態調査では、未就学児(0歳〜6歳の)にとって一番人気の習い事はスイミングでした。水の中で身体を動かすことで、体力づくりや、バランスのよい身体の成長、心肺機能の向上など、筋力・体力がつく、など、様々な効果が見込めることも人気の理由です。
プールの中ではオムツができないため、昼間のトイレトレーニング目安となる3歳からを対象とする教室も多いですが、東急スイミングスクールのたまプラーザ校とたまがわ校では、生後6カ月の赤ちゃんでも保護者同伴で入水できる「ベビーコース」や、2歳でも子ども一人で水に入れる「母子分離コース」があります。
「水に入るのが初めて」「親と離れで集団で何かをするのが初めて」という子どもでも楽しく参加できるようにプログラムが工夫されており、水に慣れることから始まり、「もぐる」「浮く」を身につけられるようなっています。
コース&料金:週1回 9350円
※詳しくは教室にお問い合わせください
参考:小学生が泳げないときの対処法 - 水泳教室に通わせるべき?
【日常編】2歳の女の子へのママ・パパの接し方・しつけのコツ
2歳の子どもの言動はママやパパから見れば不可解だったり理不尽だったり難しく、毎日真っ向から向き合うと親の方が心身ともにヘトヘトになってしまうこともあります。ここでは、特徴的な「イヤイヤ期」への対応をはじめ、2歳の女の子の接し方やしつけのコツをご紹介します。イヤイヤ期とは?
児童発達支援事業所あいさいが公開している心理士通信の資料によると、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる「第一次反抗期」は、1歳半から3歳ごろまでの多くの子どもに訪れます。「イヤイヤ期」という名前の通り、周囲の大人や物事、何にでも「イヤ!」を連発して反抗することがあります。おしゃべりが盛んになり、言葉でも自己主張ができるようになる一方で、自分でやりたいことが増える分、思うように行かずに苛立ったり、癇癪を起こすこともあります。
昨日までご機嫌にやっていたことが、今日は突然イヤになることもあるため、毎日つきあうママ・パパにとっては苦労も絶えません。
特にイヤイヤ期に入る前まで素直だった子どもの場合は、そのギャップから戸惑いも大きいでしょう。でも、これは子どもが成長する上で通る、大切な成長の過程です。
参考:2歳の男の子はイヤイヤ期・大変?
ママ・パパが意識しておくことは?
いくら成長の過程とわかってはいても、あまりのイヤイヤっぷりを見ると、「うちの子、わがままに育ってしまった?」「しつけがなっていない?」などと不安になるママ・パパもいるでしょう。この時期の「イヤ!」は、自我の芽生え、つまり親の愛情を確認し、親から離れて「自分」を見つける大切な過程です。しつけや周りの目を意識しすぎて、この芽を潰してしまうと、自分の気持ちを表現したり自己主張をするのが苦手になったり、感情を内に溜め込んでしまうようになることもあります。
子どもが思い切り「イヤ!」をぶつけられるのは「心が成長している」「ママ・パパが信頼されている」証拠。ゆったり見守って、受けとめてあげましょう。
「パパ、イヤ!」などという言葉を、言葉通りに受け取って傷つく必要はありません。「どうしたいの?」「どっちがいいの?」と選択肢を投げかけ、気持ちが切り替えられる場合もあります。とにかく子どもを「認める」そして「根気よく」がポイントになるでしょう。
2歳の女の子の育児についてよくある質問
今まで「うちの子、比較的育てやすいかも?」と思っていたママ・パパでさえ悩むのが2歳児の子育てです。第1子の場合には特に戸惑いが大きく、検索でヒントを探し求める保護者も少なくありません。では、どんな悩みや不安があるのでしょうか。よくある質問をご紹介します。わがままに耐えきれず怒鳴ってしまった。フォローはどうすればいい?
「魔の2歳児」を相手にして保護者が感情的になって怒鳴ってしまうことは珍しいことではありません。必要以上に自己嫌悪したり、落ち込む必要はないでしょう。気持ちが落ち着いたところで、しっかりフォローをすることが大切です。重要なのは、怒鳴ったことを謝ったうえで、子どもに「大好きだ」というメッセージをしっかり伝えることです。子どもは怒鳴られたショックで「嫌われちゃった?」と不安になっているかもしれません。もし元気がなさそうにしていたら、優しく抱きしめてあげましょう。
怒鳴った理由を説明するときは、「ママは〇〇が悲しかった」「パパは〇〇で疲れていた」と、自分が感じたことを伝えるのが大切だと言われています。「〇〇ちゃんがこうしたからこう感じた」と、子ども自身が原因であるように捉えられる表現は、子どもに「自分の存在のせいで親が怒った」と思わせてしまう可能性もあります。
子どもが癇癪をすぐに起こす。どうすればいい?
自分の思い通りにいかないと泣く、拒否する、かみつくなどをする2歳児の癇癪は、自分の感情が混乱したり、溢れてしまって起こるもの。気持ちが落ち着くまでは、言葉で言い聞かせようとしてもあまり頭に入りません。子どもの気持ちに共感を示し、「受け止めてもらえる」という安心感を持たせてあげることが大切でしょう。興奮している時には手を握ったり、抱きしめたりと、ママやパパの体温を伝えてあげると子どは安心することがあります。ある程度落ち着いたら、「〇〇ちゃんは〇〇がしたかったんだよね」などと、気持ちを代弁してあげると、子どもも気持ちの整理をしやすくなるのではないでしょうか。
育児に疲れてイライラしてしまう。どうすればいい?
身体の機能の発達が目覚ましい2歳時だけに、怒る時の暴れ方や泣き声も、1歳の頃よりずっとパワフルで、持久力もついています。振り回され続ければ、親だってイライラするし、心身ともに負担が大きいもの。比較的すぐできるイライラ解消法として「好きなものを食べる」「好きな曲を流す」「イライラしたら深呼吸」「6秒のアンガーマネジメント」などもありますが、それで解消できない場合には、とにかくパートナーや友だちに話して、イライラを一人で溜め込まず外に出しましょう。
できることなら、親族やシッターさんを頼って、数時間だけでも距離を置いて、自分の時間が持てると理想的です。
まとめ
2歳の女の子の身体や言葉の発育・発達から、脳や心の成長、それに伴う早期教育や習い事の選び方や、接し方やしつけのコツ、よくある質問などを紹介しました。とはいえ、いくらノウハウやコツを学んでも、そうは思い通りにはいかないのが2歳児でもあります。ママやパパが追い詰められることなく、気持ちの余裕を持てるようにすることが大切でしょう。
一人で悩まず、同じ2歳児を育てる他の保護者と話してみたり、子どもの様子を動画で撮って客観的に見てみたり、ときには子どもの習い事の合間にリフレッシュすることも大事です。2歳ならではの大変さもありますが、2歳ならではかわいさも存分に味わえるよう、上手に向き合っていきましょう。