塾・習い事・受験に追われる親の「教育投資疲れ」から解放されよう!
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「やっぱり塾には行かせないと」
「こんなにお金がかかるなんて」
子どもの教育について、こんな不安や焦りを感じている人は少なくありません。お金の問題だけではありません。仕事帰りに塾のお迎え、発表会の準備もあれば、試合への付き添いもあるかもしれません。
時間もお金も「子どもの将来」への投資につぎこんで、へとへとになっていませんか?
教育投資は子どもの将来のためと思えばこそ、親は頑張ってしまいがち……。
けれども本当に大切なのは、「まわりと同じようにすること」でも「たくさんお金をかけること」でもありません。今回は、教育投資疲れを軽くするヒントをお届けします。
教育投資とは?

一般的に教育投資とは、将来的な成長や成果を期待して、 教育にお金や時間、労力を注ぐことを指します。
親にとっては、学費や習い事の費用を負担するだけでなく、 送迎に時間を使い、宿題を見てあげ、学習環境を整えること、 そのすべてが教育投資です。
「投資へのリターン」なんて考えたくないと思いながらも、 「これだけやっているのだから」と成果を求めてしまう。 そんな複雑な気持ちになることもあるかなと思います。
実際にかかっている小学生の教育費はいくら?

小学生のいる家庭では、塾や習い事にどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。
出典:令和5年度子供の学習費調査/文部科学省文部科学省の調査では、学校外活動費(塾や習い事)が年間約22万円という結果が出ています。一方で、明光義塾の調査(2024年)によれば、共働き家庭の教育費は月平均3万円を超えています。
いずれにしても、毎月1万円〜5万円くらいまで、幅は広いですが、多くの家庭にとって小学生でも教育費はけっこうな負担になっていることでしょう。
さらに見逃せないのが、送迎や付き添いにかかる時間と労力。平日の夕方から夜、週末まで習い事のスケジュールに追われれば、家事が後回しになり、親の焦りや疲労は増すばかりです。
「子どものため」という大義名分の重さ
子どもの教育に関連する悩みは、必ずしも経済的な問題だけではありません。多くの親が抱えているのは、心理的な重圧です。教育投資疲れの本質は、金銭的な負担以上に、心の中にある「〜してあげなければ」という思いです。「もっとやらせてあげるべきでは?」「他の子に遅れをとっているのでは?」――こうした不安や焦りは、親にとって大きな重荷になります。
他人との比較が生み出す「見えない焦り」

SNSが映し出す「理想の教育」という幻想
SNSを開けば、子どもの成績自慢や充実した習い事の様子が目に飛び込んできます。けれども、SNSに投稿されるのは「うまくいった瞬間」だけ。裏にある苦労や失敗は見えません。親は投稿がすべてではないと十分にわかっているのですが、小さなトゲになってチクチク心をつついてくる……。
(いいなぁ、どんな塾に行っているのだろう)(どれだけお金をかけているのかな)そんな思いがよぎります。頭では理解していても、なお気になってしまうのがSNSの罠です。
ママ友との会話がプレッシャーに
保護者会や習い事の待合室での何気ない会話も、プレッシャーの源になります。「○○くんは塾を3つも掛け持ちしているらしいよ」――こんな話を聞くと、「うちはこのままで大丈夫?」と焦ります。でも、他の家庭の教育方針は、あくまで「その家庭に合った選択」。
家庭の経済状況、子どもの性格、親の働き方はそれぞれ異なります。比較することよりも、わが家に合った選択を見つけることが大切です。しかし、頭では理解していても、実際には多くの親が思い悩んでいます。
次にはママ・パパたちの声を紹介しましょう。
教育投資疲れに悩む親たちのリアルな声

教育投資疲れは、多くの親がを抱えています。
今回は主に小学生のいる親に、メールやLINE等で迷いや不安を聞いてみました。回答は少数ですから、調査結果というわけではありません。でも、生の声はもしかしたら「あなたと同じ」かもしれません。
ただただ疲れたと思う日々
やっぱりお金を使う・使わないで子どもの勉強とか体験とかは変わってくるから、やってあげたいとは思う。
友だちから娘がスプリングキャンプ(英語で話す三泊四日のキャンプ)に誘われた時も、家電買い換え予定でとっておいたお金で払った。でも、こういうことが続いたら、家計は厳しい。下の子もいるし、子どもが望むものをどれだけOKできるのか。
保育園へダッシュして、もう今日は外食でと一瞬考えるけど、節約しなくちゃと思って、げっそりしながら夕飯を作る。洗濯物もまだ取り込んでいない、シフト勤務の夫を起こさないようにと気遣いながら家事して子どもの相手をして、そういう時に、なんか、本当にただただ疲れた、とにかく疲れたと思う。
(Aさん/子ども・小3・年中)
年収いくらなら子育ても余裕になるの?
ふたりの子は小学生になって多少は楽になるかと思ったけど、下の子の習い事の送迎はあるし、長男は受験用の塾に入ったので宿題とかも助けてあげないと終わらない。
共働きでそれなりの収入だけど、ふたりとも私立中学に入れるとしたら、正直、家計はギリギリ。だったら受験をさせなければいいと言われたらそこまでなんだけど……。でも、やれるだけのことはやってあげたい。
周囲の多くも受験組だし、環境を考えると「やろうと思えばできないこともない」のなら、親は頑張るしかないと思ってしまう。
どれくらいの年収なら、余裕なのかなといつも考えてしまう。そんなこと考えても意味ないし、無力感ばかりで嫌になるだけなのに。
(Bさん/子ども・小1と小4)

老後まで考えると不安が増す
うちは中学受験をさせる気はないけど、いろいろな体験をさせてあげたいと思っていて、夏はキャンプ、冬はスノボ、春には気球に乗るツアーにも参加した。
中学生になったら短期留学もさせてあげたい。
でも現実は厳しくなる一方。
ボーナスも、ローンや保険の一括払いと教育費貯金でほぼ消えていくし、老後資金を貯めるなんて無理。自分の人生への投資は一切していないけど、みんなそんなものなの?なんか不安は消えない。
(Cさん/子ども・小2)
お金もち感アリアリ投稿をみるとむなしくなる…
友だちとディズニーランド行きたいと言われ『チケットとお小遣いで15,000円は必要か、今月はきついなぁ』と思いつつ、捻出。
生活に困っているわけではないけれど、楽ではない。車も手放したし、子どもの習い事もひとつだけにさせて、やりたがっているダンスもあきらめさせた。
共働きだけど、本当に余裕がない。
そんな時に、幸せアピール満載、お金持ち感アリアリの投稿を見ると、なんか虚しくなる。
夫に「たまには外食もしているし、普通の生活だろ」と言われて、まったくその通りなんだけど、充分ありがたいんだろうけど、子どもに、もっとお金をかけてあげられたらなぁと思うのも事実。
(Dさん/子ども・小5と小2)
いかがでしょうか。4人の親御さんの声には、それぞれ異なる状況がありながらも、共通する想いが見えてきます。
「子どものためにやってあげたい」という愛情。 「でも、経済的にも時間的にも余裕がない」という現実。「これでいいのか」という不安。そして、「他の家庭と比べて焦ってしまう」という心理。
これらは決して特別なことではありません。
たぶん、子どもを愛しているからこそ、多くの親が抱える自然な感情です。
では、このような教育投資疲れから少しでも解放されるには、どうすればいいのでしょうか。 ここからは、「わが家らしい教育」を見つけ、心の余裕を少しだけでも取り戻すための具体的な方法をご紹介します。
教育投資疲れから解放されるために

親として「やってあげたい」と思う気持ちは大切です。でも、その想いが重荷になってしまっては本末転倒。ここからは、無理なく続けられる「わが家らしい教育」を見つけるための具体的な方法をご紹介します。
教育投資疲れでグッタリしないための6つのヒント
1:立ち止まって「本当に必要?」と問いかける
塾や習い事、何か新しい話が出たら、いったん立ち止まりましょう。 「周りがやっているから」「今やらないと遅れる」―― そういう焦りではなく、わが子に本当に合っているか考える時間を持ちましょう。子どものことは、親が決めるものではなく、子どもと一緒に考えるものです。そもそも、自分の「コト」や「モノ」ではありません。子どもの「コト」「モノ」「ジカン」なのですから。
2:子ども費(教育費以外も!)を全部書き出して「見える化」する

子どもに関わるあらゆるお金がいったい毎月どれだけなのか、全部書き出してみてください。習い事や塾代だけでなく、交通費、お小遣い、洋服、散髪代、ゲームの課金まで、思いつく限り書き出しましょう。
真正面から見てください。
今すぐ何かをやめるのではなく、ただシンプルに毎月の子どもに関する支出を把握しておくこと。次に何かお金がかかるときに、冷静に考えられるかもしれません。
教育費の見直しについては、こちらもぜひ参考に↓
習い事も塾も…教育費のムダを見直す!公立・私立小学校別の最新データから考える節約術
3:「うちはうち」を合言葉にする
SNSのキラキラ投稿、ママ友の習い事自慢。見たら「へぇ〜すごいね!」で終わり。深掘りしないのがコツです。(いったい年収はいくらなの)(祖父母が助けているはず) なんて考えても意味がありません。
比較して焦ったときは、「わが家はわが家」「うちはうち」と唱えてみてください。 シンプルですが、効果的な呪文です。
家庭の経済状況、子どもの性格、親の働き方はそれぞれ違います。 他の家庭の選択は、あくまで「その家庭に合った選択」なのですから
4:子どもとの「今」を大切にする
習い事のスケジュールに追われていると、 子どもとゆっくり過ごす時間が減ってしまいます。将来のための投資も大切ですが、「今」の親子の時間も同じくらい貴重です。
たまには予定を減らして、一緒にのんびり過ごす日を作ってみませんか。 そんな時、「その習い事、楽しい?」「何が一番好き?」と、 子どもの本音をさりげなく聞いてみるのもいいでしょう。 親が思っている以上に、子ども自身も「疲れた」と感じているかもしれません。
5:今日は何もしない日を作る
教育投資疲れには、たいてい、親自身が自分の力も使い果たして疲弊しています。子どもの寝顔を見るだけで疲れが吹き飛ぶ人もいますが、 それだけでは足りないなら、自分のための時間を意識的に作りましょう。
「今日はママは何もしません!」宣言をして、 1日寝転んで過ごすのもあり。推しのライブ映像を見るのもあり。 自分が自分だけを考えている時間を持つことで、 また明日から子どもに向き合うエネルギーが湧いてきます。
6:完璧な教育なんてないと知る
教育にゴールはありません。子育てに「正解」もありません。東大に入れたから成功、有名企業に就職したから勝ち組。そんな単純な話ではないことは、大人なら誰でも知っています。
大切なのは、子どもが自分らしく生きる力を育むこと。 そして、親子が笑顔で過ごせること。
今日うまくいかなくても、明日はまた新しい日です。 「これでいいのか」と悩む時があっても、それは子どもを愛している証拠。 おおらかな気持ちで、一歩ずつ進んでいきましょう!
よくある質問(FAQ)
Q1. 教育投資は年間どのくらいが適切ですか?
A. 一般的には世帯収入の10〜15%程度が目安とされていますが、最も大切なのは「家計を圧迫せず、親子が笑顔でいられる範囲」です。他の家庭の金額ではなく、わが家の経済状況に合わせた選択をしましょう。Q2. 習い事はいくつまでがいいですか?
A. 子どもの年齢や体力、性格によって異なります。小学校低学年なら1〜2つ、高学年でも3つ程度が一般的です。子ども本人が楽しめているか、疲れていないかを最優先に考えましょう。Q3. 周りと比べて教育費が少ないと将来困りますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。大切なのは金額の多さではなく、子どもに合った教育を選ぶことです。高額な習い事よりも、家庭での会話や読書、自然体験などが子どもの成長に大きく影響することも多くあります。Q4. 教育投資疲れを感じたら、習い事をやめるべきですか?
A. すぐにやめる必要はありませんが、いったん立ち止まって見直すタイミングかもしれません。子どもに負担がないか、家計や時間に無理がないかを確認し、必要に応じて数を減らしたり、オンラインに切り替えたりするなど、柔軟に対応しましょう。
Q5. SNSで他の子の成功を見ると焦ってしまいます。どうすればいいですか?
A. SNSに映るのは「うまくいった瞬間」だけで、裏の努力や失敗は見えません。他の子ではなく、わが子の成長に目を向けることが大切です。SNSを見る時間を減らすこともひとつの方法です。「うちはうち、よそはよそ」です!
教育投資疲れは、お金や時間の問題だけでなく、心の疲れでもあります。周囲との比較や情報過多に振り回され、「これで本当にいいのか」という不安を抱え続けることは、親にとっても子どもにとっても幸せではありません。大切なのは、「わが家らしい教育」「わが家らしい子どもとの過ごし方」を見つけることです。他の家庭と比較するのではなく、家庭の価値観、経済状況、子どもの個性に合わせた選択をすれば、自然と心は軽くなります。
あなたの家庭にとっての「ちょうどいい教育」を見つけたら、落ち込んだり焦ったりする時があっても、きっと、「でも、うちはうちなりにやっているもん!」と、きっと、ちょっとだけでも元気に(開き直れる!?)と思うのです。
「やれやれ、親って大変だな」って思いながらも、子どもと一緒に歩む時間を柔らかい視線で見ることができるはず。そう、願っています。
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