「『みんなが主役』のIT×ものづくり発表会」であるこのイベント。
通塾生のお子さんによる発表が見られるほか、プログラミングやロボットづくりを体験できたり、名だたる企業の最新プロダクトに触れられたりとお楽しみが盛りだくさん!
今回はコエテコライター・夏野と特別レポーターが、大盛況のイベントの一部をレポートします。
都内在住。近いうちに子どもを……と考えているライターの友人。
今はかわいい甥っ子に夢中♡

LITALICOワンダーとは?
子どもがテクノロジーを道具にものづくりを行うIT×ものづくり教室。クラスは年齢・スキル混合で、一斉講義形式ではなく一人ひとりに合わせたカリキュラムで学べるオーダーメイドな授業設計が魅力です。
授業時間は90分間と少し長めに設定されており、試行錯誤のゆとりを残しているのも特長。
通常のカリキュラム以外にも、制作発表会「ワンダーメイクフェス」、3DモデリングやARゲーム制作などバラエティ豊かなプログラムを体験できるワークショップ、企業コラボイベントなど、子どもがプログラミングに触れる多彩な機会を提供しています。
(LITALICOワンダーのページへはこちらから。口コミ・評判・料金をくわしく見ることができます。)
到着早々びっくり!こどもスタッフがご案内
2019年のワンダーメイクフェス会場は日本科学未来館(7階)。お台場のすぐ隣、青海エリアでの開催となりました。広々とした気持ちのよい立地に近未来的な建物!エレベーターを上がっていくご家族のみなさんも、すでにテンションが上がっているようです。
今日はよろしく!
いやあ、結構にぎわってるな。
LITALICOワンダーって有名やから、気になってたんよね。楽しみ〜。
会場はこちらです!
お?

入り口付近で案内してくれたお子さん。案内はシフト制らしく、別の時間帯には男の子のスタッフが活躍していた
ワンダーメイクフェスでは、通塾されているお子さんもスタッフとして運営をお手伝いされているそう。
子どものイベントってどうしても「お膳立てされてる感」が出ちゃうよね。
小さいうちからこうやって、主体的に運営に関わる経験ができるのはいいなあ!
驚きつつ、会場へと足を踏み入れます。
会場は3つのゾーンに分かれている
ワンダーメイクフェスは「プレゼンテーションゾーン」「ワンダーゾーン」「テクノロジーゾーン」という3つのゾーンに分かれています。プレゼンテーションゾーン
「プレゼンテーションゾーン」では、LITALICOワンダーに通われているお子さんの作品発表が行われます。発表スタイルはさまざまで、豪華な壇上でプレゼンをしたり、作品を触れるブースを構えたり、ポスターを貼り出したり……。
大人顔負けの発表に、またもや驚きを隠せません。



すごいなあ!
小さいうちからこんな風に発表できる機会があるなんて、めっちゃ教育にいいよね。
うんうん!
「うちの子、こんなこと考えてたんや〜」って知れるのもいいよね。「行かせててよかったな」って。
シール自体もカラフルで楽しい印象。自信を持って作品を紹介するお子さんの姿に、保護者の皆さんも感動している様子でした。

リアクション用のシール。ここがステキ!を伝えられるしくみがgood
テクノロジーゾーン

「テクノロジーゾーン」には、名だたる企業の最先端のプロダクトがずらり!
コエテコでも取材したSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)開発のプログラミングトイ「toio(トイオ)」ブースも設けられており、多くのお子さんが楽しんでいました。
あっ、toioだ。もうすぐ「トイオ・ドライブ」が出るんよね。*
電気屋さんで見たことある!
プログラミングおもちゃってほんまに色々出てるよね。
自分らの頃にはなかったもんね。いい時代やな〜。
会場では「クラフトファイター」や「ゲズンロイド」、カードを並べてプログラミングを学べる「GoGo ロボットプログラミング」などを実際に遊ぶことができました。
私はやっぱりゲズンロイドが一番好き!
このビミョーにシュールな動きがたまらん。

toioで遊べるソフトの1つ「工作生物 ゲズンロイド」をデザインするのは、あの「ピタゴラ装置」を設計しているクリエイティブチーム・ユーフラテス!

紙で作ったはさみ虫。もちろんはさみは動きます!紙でこんな複雑なものを設計できるなんてビックリ
私は絵本のやつ(GoGo ロボットプログラミング)が一番好き!
自分が子どもやったらめちゃめちゃハマってたと思う。
甥っ子に買って帰ろかな……(笑)。

カードを並べてプログラミングできる「GoGoロボットプログラミング」。もちろん音声もついてます!
Tちゃんは帰り道でもずっと「あれ良かったよねえ……」と言っていた(買いなよ!)
テクノロジーゾーンには他にも、保護者からの注目をメチャクチャ集めていた「宿題やる気ペン」(コクヨ)や、『攻殻機動隊』に登場するロボットの「タチコマ」(Cerevo)、「Amazon Echo」(Amazon)などが並びました。

保護者の熱視線を集めた「宿題やる気ペン」。子どもがすすんで宿題をやってくれたら嬉しすぎますよね。

おなじみ「アレクサ!」で操作できるAmazon echo。イベントではちっちゃな電車を走らせました

ファンにはたまらんCerevoの「タチコマ」

3Dスキャン体験。3Dデータになれば、自分のフィギュアだって作れちゃう
ワンダーゾーン
ワンダーゾーンでは実際の授業が体験できる「LITALICOワンダープチ体験」、会場内をめぐってサインを集める「サインラリー」が行われました。今回、我々は特別に「プチ体験」に参加しました!
頑張るぞ!

お子さんに混じって観覧車づくりに挑戦する特別レポーター。
ものづくりは好きなタイプですが、説明書とにらめっこしつつ、ちょっぴり苦戦してしまいます。
この、板?をまず探さなあかんのよね……
(大きさの違う板を渡し)これでもええんちゃうの?
ええんかな?
ちょっとはみ出てるけど……?
いつの間にかアレンジを加え、ほとんど完成している子も!

子ども達はサクサク組み立てていく

乗る部分のアレンジがすごかった作品
すごい!もうほとんどできてる!
大人は説明書通りに作ろうとしがちやけど、お子さんはめちゃめちゃ自由やね!
実際の教室でもこのように、他のお子さんと刺激しあってものづくりが進んでいくのだろうな……と感じさせる光景です。

色合いがかわいい作品

安定感が抜群の作品
できた!
お、写真撮らせて!
……何これ!?

特別レポーターが作り上げたのは、謎のドアと植物(?)が載った観覧車。前衛的すぎます。
攻めたねえ!ちゃんと回るんかな?
次はプログラムやもんね。うまくできるかな〜。
レゴの組み立てよりさらに戸惑うレポーターでしたが、LITALICOワンダーのメンターさんにアドバイスをいただきつつ、無事にプログラム完成!
回してみると……
スタート!
……あああ!!

アヴァンギャルドな観覧車は、高速回転ののちバラバラに崩壊!
バランスよくクルクルと回るお子さんたちの作品を横目に、コエテコ遊園地は大惨事となりました。
ちょっと攻めすぎたな!

作品の中で一番高速回転していたお子さんの作品。大人チーム、次こそはリベンジしたいです!
たくさんあるコース、どう選べばいい?
体験の後は、LITALICOワンダーについてお話を伺いました。
今日は楽しかったです!
自分に子どもが生まれたら通わせたいかも〜、なんて思いました。
今さらなんですけど、LITALICOワンダーってどんなコースがあるんですか?
LITALICOワンダーのコースは大きく分けて3つあります。
1つが、ゲーム&アプリをつくるコース。
2つ目が、ロボットをつくるコース。
そして3つ目が、レーザーカッターや3Dプリンターで作品をつくるコースです。
へえ、いっぱいある!

会場にはビジュアルプログラミングの体験コーナーもあった
コエテコの読者さんからよく聞くお悩みで、「うちの子、ゲームばっかりして……」があるんですよ。
そういう子はやっぱりゲーム&アプリのコースがおすすめですか?
いえいえ!「ゲームが好き」だからといって、すぐにゲーム&アプリのコースをすすめることはありません。
ひとくちに「ゲームが好き」といっても、ゲームのどんなところが好きか?は違いますよね。
物語を楽しんでいる子ならゲーム&アプリのコースがいいかもしれないですが……
「マイクラ」みたいにものづくりを楽しむゲームにはまっているなら、もしかするとデジタルファブリケーションコース(3Dプリンターなどを使うコース)がハマるかもしれません。
だから、ゲーム好き=ゲームのコース!と決めつけないようにしているんですよ。
なるほど〜!
徹底的に「そのお子さん」を見て考えるんですね!

会場に貼られたお子さん達のポスター。個性を大切にするスクールの方針が随所で感じられました
LITALICOワンダーは1人1人のお子さんに合わせたオーダーメイドな授業を特長としたスクールです。
なので、まずは実際のお子さんとお会いして、どんなことが好きなのかな?とお話してから決めるんです!
予想以上にオーダーメイドだった……!
こんなスクールに通ってたら、自分もスゴ腕クリエイターになってたかも!(笑)
今のお子さんがうらやましくなるね。
さいごに:ぜひ実際に遊びに行ってみてほしい!

LITALICOワンダーの世界観にどっぷり浸かったライターとレポーター。
子ども達のクリエイティビティを目の当たりにすると同時に、LITALICOワンダーの「オーダーメイド設計」精神も改めて知るイベントとなりました。
会場ではちょっとしたお菓子が配られるなど、お子さんのテンションをアップする仕掛けもたくさん!
いやあ、今日は楽しかったね!
うんうん。会場も可愛かった!
パソコン(Macのカバー)までカラフルやったし。あんなんあるねんな〜。
意外とそういうの大事よね。
今回は取材担当やったけど、次は私もロボット作りたいわ〜(笑)。
ぜひ気軽な気持ちで足を運んでみてはいかがでしょうか!
LITALICOワンダーのページはこちら
IT×ものづくり教室 LITALICOワンダーのページはこちら。気になる口コミやコース内容、料金もバッチリ見られます。
2019年10月〜は、一部の教室で「ゲーム&アプリエキスパートコース」も開始!
Unityでの2D/3D/VRゲームづくり、HTML/CSSでのWebサイト制作が体験できるなど本格派のカリキュラムです。
LITALICOワンダーに通われるお子さんがWRO(ワールド・ロボット・オリンピアード。ロボット製作の世界大会)に出場、世界8位を獲得!
親御さんへのインタビュー記事はこちら。
プログラミング教育がわかるメディア「コエテコ」のライター。
つい最近、カップ麺を作る途中に熱湯をこぼして左手をやけどした。