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エディオン、「ロボ団」を買収 | ねらいは?今後は?(コエテコ独占インタビュー)

大阪・堺市発のプログラミング教室「ロボ団」を運営する「夢見る株式会社」が家電量販店大手の株式会社エディオンに買収されました。

年長から通うことができ、最終的にはPythonでのプログラミングまでレベルアップできるカリキュラムが人気の「ロボ団」については、これまでコエテコでも多くの密着取材を行なってきました。


今回は夢見る株式会社とエディオンの共同記者会見の様子をレポートするとともに、両社トップの対談をコエテコ独占でお届けします。

「ロボ団」「エディオンロボットアカデミー」とは?

「ロボ団」は直営・FC合わせて国内に110教室、海外に5教室を展開するプログラミングスクールです。

多くのスクールが「低学年はレゴ®︎WeDo 2.0、高学年からはレゴ®︎マインドストーム®︎EV3」と年齢によって教材を変えているのに対し、ロボ団では低学年からレゴ®︎マインドストーム®︎EV3で学べ、最終的にはPythonまでレベルアップできるため、本格派スクールとして人気を集めています。


イベントも活発で、在籍生対象の「ダンカップ」、JAXAなどと共同で行われた「ロボフェス」を開催するほか、ロボットの世界大会である「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)」の世界大会にも3チームが出場。

教室の内装にもこだわるなど、ベンチャー企業ならではのフットワークで生徒を惹きつけてきました。



一方、エディオンは2018年よりプログラミングスクール「エディオンロボットアカデミー」を展開。世界的に採用されている教育用ロボット「Krypton6」を教材とし、世界大会出場をめざして子ども達を育んでいます。


「エディオンロボットアカデミー」は継続、基本体制に変更なし

会見によると、買収によるブランド名の変更やカリキュラムの統一は、直近では考えていないとのこと。「ロボ団」の代表も重見社長が引き続き務めます。

エディオンの久保社長は「夢見る」買収にあたり、重見社長の続投を強く希望したとのこと


買収のねらいについて、エディオンの久保社長は「2023年を機に家電業界は斜陽になっていくという予測も出ている。通われるご家族がパソコンを買ってくださるとか、そういったシナジー効果も確かにあるのかもしれない。ただ、それよりは『教育産業を一緒にやっていきましょう』という意図」と説明。

直近の業績を追うのではなく、長いスパンでものづくりの雰囲気を盛り上げていきたい、と語りました。

目標は生徒1万人、「日本で3本の指」をめざす

数値目標に関しては、重見社長いわく「数より質だと考えていますので、教室数をむやみに増やすことは考えていません」とのこと。

「一人でも多くの子どもに学習機会を与えたいと考えていますので、それよりは生徒数を見ていきたい。現状、生徒数が1万人を超えるとブランドとして『3本の指』に入れる。

現在の生徒数が3千数百人ですので、少しでも早く1万人を超えたいなと。大阪風に言えば、『天下一取りたい』ですね」と決意表明しました。


今後は「ロボ団の月謝でエディオンポイントが貯まる」「(5Gの時代が来た後は)全国のエディオンどこでも授業を受けられるシステムを構築」など、エディオンのリソースを活用する方法を検討しつつ事業拡大をねらいます。

理数系の点数もアップ。苦手意識を持つ子どもを減らしたい

ロボ団のカリキュラムの特徴のひとつは、2人で1台のロボットを作り上げて動かすところにあります。そのねらいについて重見社長は、

「1人1台だと、ちょっとわからないと『先生〜!』と頼ってしまいがち。2人で取り組むことで、試行錯誤しながら自力で問題を解く力が育つ」と説明しました。


同じく重見社長は、ロボ団の生徒の「算数」「理科」のテスト点数は全国平均と比較して10点前後高いことや、「算数」「理科」に苦手意識を持つ生徒が算数では全国比の半分、理科では全国比の5分の1程度であるというアンケート結果を紹介。

子どもが小さいうちに「理数系が苦手」という意識をなくすことで、「理数ができないから文系」といった消極的な進路選択をなくしたいと語りました。

コエテコ独占インタビュー:両社トップ対談

会見に伴い、コエテコでは独占で両社トップ対談のお時間をいただきました。


—本日はありがとうございます。さっそくですが、エディオンがこのたび「夢見る」を子会社化するに至ったきっかけを教えてください。

久保社長:

私がプログラミング教育に興味を持ったのは、3年前に訪れたドイツ・ベルリンの家電ショーがきっかけでした。

ロボット教育、プログラミング教育のブースがかなりのスペースをとって展開されており、「こんな世界があるんだ!」と衝撃を受けたのです。


そこから「エディオンロボットアカデミー」をスタートさせたのですが、もっともっとロボット教育を普及させられないかなと。

そこで今回、ロボ団を運営する夢見る株式会社さんを子会社化するに至りました。

—エディオンは家電量販店大手ということで、やはり「どのような経営戦略での買収なのか?」と気になります。ズバリ、ねらいはどこにあるのでしょうか。

久保社長:

我々の業界ですと、プログラミング教育業界への参入=ロボットの販売、という発想になりがちです。しかし、我々が考えているのはそこではありません。


というのも、私の心にずっと残っている出来事があるんです。

8年前にドバイに行った際、現地の商工会議所の会頭とお会いしました。「サウジアラビアは資源に恵まれていて良いですね」と言ったところ、「いえいえ、何をおっしゃる。日本には人材があるじゃないですか」とおっしゃったんです。

日本はそうやって世界にいろいろな製品を送り出してきたじゃないか。そんな風に言っていただけた経験が、弊社の教育事業につながったと言えるかもしれません。

—経営的な戦略というより、「子どもを育みたい」という思いからなのですね。

久保社長:


私自身、小中学生だった頃にはラジオを組み立てたり、ベルを組み立てたりする教室に参加していました。そこから家電に興味を持ったりね。

子ども達には同じように、ロボットプログラミング教室を通じてものづくりを好きになってくれたら嬉しい。そんな場を作れるように今後もやっていきたいと考えています。

—ありがとうございます。では次に、重見社長にお伺いします。

まずは、今回の(買収の)お話をお聞きになった際の印象をお話しいただけますか。

重見:


エディオンさんはすでに「エディオンロボットアカデミー」を展開されていますけれども、事業をスタートされた際には社内でも大きく話題になりました。

非常に大手の会社さんですから、「来たな」という感じで、当時は危機感を持って受け止めましたね。

そこから今回のお話をいただいたのですが、正直に言えば、実際にお会いするまでは喜び半分、不安半分でした。非常にぶっちゃけた言い方をするのであれば、「情報だけ取られたらどうしよう」とかね(笑)。


ところが久保社長にお会いしてみると、プログラミングやロボット、教育に対する考え方の根っこの部分がすごくマッチしていたんです。

エディオンさんのリソースは活用させていただきつつ「ロボ団」の個性も残してくださるとのことで、このたびのお話をお受けいたしました。

—今回、エディオンの子会社になることで、具体的にはどのようなシナジー効果が得られるとお考えですか。

重見:


「ロボ団」の事業は2014年4月にスタートしました。小学校での必修化が発表されたのが2016年ですから、その前からプログラミング教育事業を行なっていたことになります。

今年で6年、ベンチャー企業として「ロボ団」を運営してきましたが、最近ではリソースの限界を感じる場面も出てきました。さまざまな大手企業も参入して来られる中、”一匹狼”でやっていく厳しさを感じたんです。

—リソース不足と言いますと。

重見:


いろいろありますが、一番はブランド力ですね。

プログラミング教育は新しい習い事で、保護者様ご自身は体験したことがないんです。どんな授業内容でどのような効果があるのか自分の経験から知ることができない。どこか不安な気持ちで月々の授業料を支払われているのでは?という感触がありました。


では、保護者様がもっと安心してプログラミング教室に通わせるにはどうしたらいいのか考えますと、それぞれの教室の安心感(講師の質など)はもちろん、ブランド力も強く求められているなと。

エディオン社のような大手企業の子会社になることで、安定した経営基盤とブランド力を備え、保護者様が安心して通わせることができる習い事になっていけるのではないかと考えました。

—なるほど。では最後に、関西発のベンチャー企業として今後めざしたい方向性を教えてください。

現状プログラミング教育事業は首都圏に集中しており、大阪から全国、そして世界に展開しているベンチャー企業発のスクールは他にありません。今後も「地方から世界へ」のロールモデルを目指したいなと考えています。

実際にロボ団のFC教室は都市部よりも地方での展開が多くなっています。これから先も地方の子ども達を育んでいきたいですね。そしていつか、日本の教育のハブになれたら嬉しいです。

—ありがとうございました。

ロボ団のページへはこちら

本格派のカリキュラム、チームで取り組むスタイルなどが好評を博す「ロボ団」のページへはこちらからどうぞ。

エディオンロボットアカデミーのページへはこちら

エディオンが運営する「エディオンロボットアカデミー」のページへはこちらから。2020年以降も随時新規教室をオープン予定だそうです。


公開日:2019.12.24

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