『子どもみらいグランプリ』連続上位入賞キッズに密着!今の子どもが求めるデジタル環境とは?
「保護者よりも子どものほうが詳しい」状況も珍しくない中で、家庭で必要となるデジタル環境は一体どのように整えるべきでしょうか?また、デジタル教育の最先端で頑張っている子どもたちはどのような環境で学んでいるのでしょうか。
今回、取材に応じてくれた子ども向けパソコン教室・バレッドキッズの在籍生である佐藤ひま里さん(中2・志津川教室)は次世代キッズの代表例。小学1年生から継続して「子どもみらいグランプリ」に出場し、ほぼ毎回入賞するだけでなく、取材翌日には「第3回 東北被災地語り部フォーラム2021」にパネリストとして参加されるなど、デジタル時代の情報発信スキルを日々磨いています。

「語り部フォーラム」のリハーサルを行う、佐藤ひま里(ひまり)さん

プレゼン資料の作成を手際よく行うひま里さん
この記事では「語り部フォーラム」のプレゼン練習に励まれるひま里さんに密着取材。トップキッズが必要とするデジタル環境についてお話を伺いました。
IPSパネル・ウルトラスリムベゼル採用、高さ調節・ピボット機能を搭載した目に優しいアイケアモニター「GW2480T/GW2480T-JP」
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/stylish/gw2480t.html?utm_source=blog&utm_medium=referral&utm_campaign=2021q1-gw2480t-coeteco-review >
IPSパネル・ウルトラスリムベゼル採用、高さ調節・ピボット機能を搭載した目に優しいアイケアモニター「GW2780T/GW2780T-JP」
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/stylish/gw2780t.html?utm_source=coeteco&utm_medium=referral&utm_campaign=2021q1-gw2780t-coeteco-review >
この記事で登場する志津川地区とは?
海の近傍であることから津波被害を大きく受け、高台への移転や川の造成が進む。ひま里さんは当時4歳で、次世代の代表として「語り部フォーラム」パネリストを担うことになった。

津波の直撃を受け、骨組みだけになった旧防災対策庁舎。防錆加工を施され、震災遺構として保存されている
強豪ぞろいの志津川教室、クラスメイトと切磋琢磨
今回、取材に協力していただいた佐藤ひま里さんは中学2年生。お母様が仕事でパソコンを使われている姿に憧れ、「自分もチャレンジしてみたい!」と年長から教室に通い始めました。志津川校の講師である菅原先生が震災当日に避難所の駐車場におられたところ、まだ小さなひま里さんと愛犬が避難所に入るのをためらっている姿を見つけ、1週間ほど実家に招いたことが縁の始まりだったそう。交流を重ねるうちに「この教室なら」と入会を決められたそうです。
志津川教室のようす
入会後はめきめきと実力を伸ばしていったひま里さん。小学1年生で初めての『子どもみらいグランプリ』に出場したあと、2年生ではさっそく入賞!お母様に憧れて始めたタイピングも、今ではお母様が追いつけないほどのスピードになりました。

小2での出場作品「わたしの好きな花~ひまわり~」。ひま里さんの名前の由来であるひまわりの花について伝えた。青空をバックに、ひまわりを模したキーワードが並ぶ構成が見事!

小3での出場作品「笑う門には福来る」。カラフルでありながらトーンがまとまっており、見やすい作品だ

そして最新作、中2での出場作品「13歳の決断」。ヘアドネーションをした経験をプレゼンテーションにまとめ、勇気を出して行動することの大切さを説いた

志津川教室は『子どもみらいグランプリ』の強豪校。さまざまな盾や表彰状が並ぶ
お母様:
「志津川教室はタイピング、プレゼンともに実力のある先輩が多く、ひま里にとってよい刺激になったようです。」
菅原先生(志津川教室):
「プレゼンの作成について、教室では ①テーマに独自性があるか? ②小学6年生でも理解できるくらい、平易な言葉で説明しているか? ③資料に使用する素材は著作権をクリアしているか? の3点を中心に指導しています。とくに重要なのは資料に使う活字の量。文字情報は最低限に留め、メイントピックが一目で伝わる資料にすることが大切です」
菅原先生の手厚い指導を受けつつ、クラスメイトと切磋琢磨して毎年のように入賞を勝ち取ってきたひま里さんですが、残念ながら小学6年生のときには入賞を逃すことに。
ひま里さん:
「これまで順調に結果を残してきたので、初めての落選が悔しくてたまりませんでした。でも、この経験でむしろ火がつきました。普段は家族にも協力してもらいながらスキルを磨いています。」

残念ながら入賞を逃した作品、「クチバシカジカ~GruntSculpin~」。悔しい経験がひま里さんのガッツに火をつけた

抑揚の付け方やジェスチャーはご家族からのアドバイスを参考にしているそう

「語り部フォーラム」の原稿。「●」はスライドをクリックするタイミングを示している。細部まで計算された構成だ
穏やかながら熱いハートのひま里さん。2020年度はその努力が報われ、プレゼンテーション部門(中学生の部)で準優勝に輝きました。

中学生の部で準優勝を果たしたひま里さん。なお、優勝は志津川教室のクラスメイトだった
そんなひま里さんはこの日、「第3回 東北被災地語り部フォーラム2021」の本番を翌日に控えていました。次世代を担う若者代表として、壮々たるメンバーに囲まれながらパネリストを務めることになったのです。
ひま里さん:
「ああ〜。今日は眠れないかも……」
緊張されるひま里さんにお願いして、プレゼンの練習を見せていただきました。

ホテルに移動し、リハーサルに挑む
学んだことを生かし「被災地語り部フォーラム」パネリストに
2021年は、東日本大震災から10年という節目の年です。ひま里さんは自らの体験を振り返ってこう語ります。ひま里さん:
「当時4歳だった私は何が起きたのかよく理解できませんでしたが、地震がすごく怖かったこと、家がなくなったこと、避難先での生活、北海道に1年避難したことなどが思い出されます。」
写真を交えて経験を語りつつ、震災の記憶が徐々に薄れていく危機感を訴えるひま里さん。

スライドには震災直後のようすが映し出される
津波が発生したとき、観光客や外国の方には逃げる方向が分かりづらい課題を挙げながら、「高台へ通じる矢印を設置する」など具体的な提案を行いました。プレゼンはこう結ばれます。
ひま里さん:
「最後に災害から身を守るのは、人です。
3.11の地震の怖さや津波の恐ろしさ、避難の大切さを知っている私たち一人一人が、一人でも多くの人に命を守る行動の大切さを伝え続けていきたいと思います。」

堂々とした姿からは、「伝える」覚悟が強く感じられました。間の取り方や画像の選び方、BGMの挿入も効果的で、説得力を増していたように思います。
「パソコンを使う」ことが最終目的ではなく、「パソコン『で』何かを伝える」のが本来の学習目的なのだと感じさせられる、意義深い時間でした。
保護者がしてあげられるのは、環境を整えること
さて、そんなひま里さんの学習を後押しすべく、今回はBenQより「アイケアモニター GW2480T」をご提供!自宅/教室でそれぞれ使っていただいた感想を聞いてみました。
ひま里さん:
「プレゼン大会の直前になると、長時間パソコンに向き合う必要があります。これまではノートパソコンで作業をしていたのですが、どうしても画面が小さく、体が疲れてしまっていました。
「GW2480T/2780T」は画面が大きくて見やすいし、設置も「ぽん」って置くだけでOKだったので、すごく使いやすいです。色もきれいなので、パソコンでゲームをするときにも使っています。」

ノートパソコンのみでプレゼン準備に取り組んでいた時期のデスク環境(再現)。画面が小さく、肩や首が疲れていたそう。「変な癖がつかないように」とキーボードは外付けを使用(写真は保護者提供)

教室に設置された「GW2780T」。視線が高くなり、姿勢が改善されている。ノートパソコンの2倍近くもある大画面で、プレゼン資料の作成もラクに。

この日は作業内容の都合上、あえて「GW2480T」をサブディスプレイとして使用。子ども自身でもレイアウト変更ができる気軽さがうれしい
ひま里さんのお母様にもお話を伺ってみると、
お母様:
「ひま里が小さい頃に、進捗を確認しやすいようにとリビングで勉強させていたんです。この習慣がそのまま定着し、今でもひま里はリビングの机にパソコンや椅子、デスクライトを設置して作業をしているのですが……勉強用のデスクではないので高さが微妙に合っていなかったんですね。こちらのモニターは高さ調整が簡単にできるので、「すごい!」と感動してしまいました。」

「GW2480T/2780T」では高さ調整が140mmまで可能(※ライター宅の実機で撮影)
「接続もケーブル1本ですし、明るさの調整も子どもが自分で行えるくらい簡単なので、保護者としてはありがたいです。今の時代、タブレットやパソコンは手放せませんから、アイケアに気を配られているのも素晴らしいですね。
保護者が子どもにしてあげられることは、子どものやりたいことが実現できるよう、環境を整えてあげるくらいだと思います。そういった意味で、この製品は子どもの学習の助けになってくれるのではないでしょうか。」

教室ではプロジェクター代わりに使用されることもある「GW2780T」。発色がきれいで、写真を多用するプレゼン授業に適している
日々、貴重な体験をしながら「伝える」スキルを磨き続けるひま里さん。これからはどんな未来が待っているのでしょうか?今後の活躍を確信しつつ、取材を終えたコエテコ編集部でした。
これからの子どもは「情報の受け手」から「発信者」へ
最後に、『子どもみらいグランプリ』を主催するバレッドキッズご担当者の佐々木さんにお話を伺いました。—ICTナレッジを総合的に学ぶために、バレッドキッズではどのような授業をしていますか?
バレッドキッズでは、ナレッジや操作スキルを学ぶと同時に、それらをどのように活用するかも意識しています。
せっかく教室でパソコンに触れる機会をしていただくのですから、単に操作を覚え、指示通りに何かを作るだけで終わってはもったいないと考えるためです。
例えばワードの課題では、「分かりやすく見せるには、文章をどんな形でまとめれば良いかな?」というテクニックを表や箇条書きの機能と一緒に学びます。同じくエクセルの課題では、作成したグラフや表からどんな数字が読み取れるのか、同じデータでも違うグラフや表にしてみたら何が見えるか、などについて学ぶカリキュラムになっています。


ちなみに、GW2480TならExcelのシートもこんなに広範囲が見える。複雑な資料作成の強い味方だ
—『子どもみらいグランプリ』の開催趣旨と内容は?
バレッドキッズでは、子ども達に身に付けて欲しい「4つの力」を提唱しています。それは、①情報を集める力 ②自分で考える力 ③表現する力 ④伝える力 です。
『子どもみらいグランプリ』では、決められたテーマに沿って子どもたちが調べたことや考えたこと、課題を解決するための提案などを表現してもらいます。その過程において「4つの力」を生かし、さらに伸ばしてもらうのが開催趣旨と言えるでしょう。
当初、教室の生徒さんだけを対象としていた『子どもみらいグランプリ』ですが、大会を通して成長する子ども達を見るうちに、プレゼンテーションをする機会を提供することの大切さを感じました。そこで、より多くの子ども達にチャレンジの場を提供するべく、4年前からは教室に通っていない子でもエントリーできるようにしています。
子ども達はお互いのプレゼンテーションを見ることで刺激を受け、さらに成長します。今後もぜひ幅広い方にエントリーしていただければと思います。
—今回は上位入賞者の生徒さんにお話を伺いましたが、現代の子ども達をとりまくデジタル環境はどのように変化しているのでしょうか?
新型コロナウィルスの流行前後で状況は大きく変わりました。これまで、子ども達とデジタル機器の付き合い方といえば動画を見たり、ゲームをしたりと受け身の使い方が主だったように思います。
小中学校でも、パソコンを使った授業は1年間のうちわずか数時間ほどで、ほとんどの子どもたちは家庭での娯楽に使用するのみでした。
しかし、コロナ禍での休校措置に加え、塾や習い事も休止する中、ご家庭でもパソコンを使って学ぶ機会が増えているように思います。当初はスマートフォンだけだったのが、タブレットも、パソコンも、というように、少しずつツールの幅が広がっている印象を受けます。

バレッドキッズではOfficeソフトはもちろん、幅広いICT活用について学べる
—そのような状況を踏まえ、これからの子ども達に求められるスキルとは。
これからは受け身の使い方だけでなく、何かを創作したり、発信したりする使い方がどんどん増えていくはずです。情報やアイディア、さらには経験や価値を双方向で共有するツールとして使いこなすリテラシーやスキルが求められると言えるでしょう。
『パソコンを使う』というと、どうしても「操作スキル」を想起する方が多いかと思われますが、それだけでは充分とは言えません。膨大な情報を正しく安全に扱い、それを元に自分で考えを深め、責任をもって表現、伝える力が必要になるのではないでしょうか。
—ありがとうございました!

子ども達の学びにそっと寄り添う BenQ GW2480T/2780Tをぜひ、ご自宅に迎えてみてはいかがでしょうか
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バレッドキッズ* は、「子どもたちの未来をつくる」をモットーに全国展開している子ども向けICT教育スクール。プログラミング、Officeソフトの操作、プレゼンテーション、ICTナレッジを総合的に学べるのが特長で、2021年3月現在では全国に101教室が開校中です。
年に1度『子どもみらいグランプリ』を開催しており、イラスト部門/プレゼンテーション部門の2分野で日ごろの学習成果を確かめられます。P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)/ICTスキル検定/Microsoft Office Specialist/ジュニアプログラミング検定など幅広い資格にチャレンジできるのも魅力です。
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