2003年の設立以来、10,000人を超える修了生を輩出しているというクレファスの輝かしい実績は、コエテコでも数多くレポートしてきました。
そして世界大会へ!FLL東日本1位チームに密着取材 | Crefus(クレファス)
この記事ではFLL東日本大会で1位を獲得し、世界大会への切符を手にしたクレファス青葉台校チーム「OWL陸(オウルシックス)」に密着! きっと「通わせてよかった!」と感じられるCrefusの教育をライブ感満載でお伝えします。
この記事をcoeteco.jp で読む >(取材)子ども向けプログラミングスクール「Crefus」実際の授業風景を潜入取材!
Crefus(クレファス)は実績があり、人気の高いロボットプログラミングスクールです。基本からスタートしてハイレベルなスキルと理数系知識を積み上げ、課題解決力を伸ばします。今回はコエテコ取材班がCrefusの二子玉川校に密着!実際の授業の様子をたくさんの写真と共にご紹介します。
この記事をcoeteco.jp で読む >今回の記事ではクレファスを卒業したあと、国立大学で物理学を専攻し、大学院生として研究活動に励んでいる増倉さんに、クレファスで学んだことと現在の進路についてお話を伺いました。
今、親が子どもに与えられるベストな環境は何なのか?クレファス卒業生の増倉さんの言葉がきっと参考になるでしょう。
Crefus(クレファス)とは?
- 2003年から教室を運営し、10,000人以上の修了生を輩出した圧倒的実績
- 子どもたちが大好きなレゴ®ブロックで楽しく学べる
- 世界最大級のロボット競技大会「日本代表」に選ばれた子も多数
- FLL(ファースト・レゴ・リーグ)プラチナスクール認定
カリキュラムはプログラミングや理数系に限定せず、科学や社会、世界のことまでさまざまな題材を対象としています。その中で、育まれるのが自発力・問題解決力・創造力・夢中力・コミュニケーション力です。
ビジュアルプログラミングからテキストコーディング、さらにロボット開発まで無理なくステップアップ。クレファスの上級コースでは、AI開発などにもつかわれるプログラミング言語「Python(パイソン)」でのコーディングも行います。
最初は教室での発表、それからCrefus内での大会参加と少しずつ自信をつけ、やがて世界大会への挑戦も夢ではありません。実際に今回、取材させていただいた増倉さんもFLL(ファースト・レゴ・リーグ)世界大会に出場したひとりです。
教室の方針について、学園長の岡崎さんはコエテコの取材に次のように答えています。
Crefusの教室では子どもたち自身が答えを見つけていけるよう、私たちはあくまでサポートに徹しています。生徒さまに寄り添いながら、ヒントをだして、正解を見つけていく過程が大切です。これからやってくるであろうAIや社会の変化にも対応していける「生き抜く力」をCrefusで学んでいただけたらと願っています。Crefusのコース内容はこちらをチェック!
(Crefus/岡崎学園長)コエテコ取材より
クレファスを体験した口コミを紹介!実際に入会したユーザーの評判は?(Crefus)
ロボット科学教育Crefus(クレファス)は、レゴの教材を使用してロボットプログラミングの基礎から学べることが特徴です。この記事では、実際に体験教室に行ったことがある人の口コミのなかから、気になる口コミや良い口コミをピックアップしました。
この記事をcoeteco.jp で読む >では、Crefus新百合ヶ丘校で学んだ卒業生、増倉さんへのインタビューをご覧ください。
クレファスの学びを活かし、大学院生として活躍する卒業生の話を聞いてみた!
国立大学の大学院生として研究開発に携わる卒業生の増倉さんに、Crefus(クレファス)の学びについて聞いてみました。クレファスでの体験や学びが、その後の知的成長や進路にどのような影響を与えたか、卒業生だからこそのリアルなストーリーです。
プログラミングは自分が思い描いているモノを動かすツール
―増倉さんは現在、どのようなことを研究されているのでしょうか。僕は今、国立大学の大学院に在籍し、ミリ波帯域の電波を受信する装置に関する研究開発を行っています。この装置は、100GHz(ギガヘルツ)とか200GHzとか、低い周波数と比べると未だ利用が進んでいない高い周波数の電波を高い感度で受信することが可能で、さまざまな観測に用いることができます。
たとえば、大気中のオゾンなどの分子からはミリ波帯の電波が出ているので、それを受信してどの高さに分子がどう分布しているのかを観測するわけです。また、同じように宇宙に存在する分子もミリ波帯の電波を出すので、その観測を行うことで銀河や天体形成の仕組みに迫ることもできます。
―非常に応用範囲の広い研究分野ですね!そんな壮大な研究を行っている増倉さんは、いつ頃、何がきっかけでクレファスに出会ったのですか?
クレファスに通い出したのは小学校3年生ごろでした。子どもの頃はよく科学館に遊びに行っていて、とにかくメカが大好きな子どもだったんです。スケッチブックにもロボットやメカの絵をよく描いていました。
そんな僕を見て、母が興味を伸ばせるようにとクレファスの体験会に連れていってくれたのです。その体験会がきっかけでクレファスに入会しました。
―クレファスではどんなことを学びましたか?
学習内容としては「ロボット制作」や「プログラミング」に当たるのでしょうが、正直なところ、当時の僕にはそんな意識はあまりなかったです。
もっと楽しいものというか、自分が思い描いているものを実現するためのツールみたいなイメージで、難しいことを勉強している感じではまったくなかったです。楽しみながら自然と学んでいたというか。これが「お勉強」の雰囲気だったら、早々に嫌になっていたかもしれません(笑)。
自分で考えて、考えたモノが動くのがとても楽しくて。どんどん興味・関心を広げ、気がつけばクレファスにハマっていたという感じですね。
FLL世界大会に出場して得た経験が今に活きている
―増倉さんはFLLにも出場されたそうですね。
もうだいぶ前になりますが、その当時からクレファスではFLLの大会に参加しているチームがいくつもあり、先輩たちが挑戦しているのは知っていました。最初は自分にできるのか自信が持てず、参加の誘いを何度か断った記憶があります。それでもクレファスに通い続け、初めてFLLに挑戦したのは、中学2年の時でした。
残念ながら、このときはボコボコにやられてしまいました(笑)。悔しさをバネに挑戦し続けたところ、高校1年の時に世界大会に出場することができました。世界大会はまさにオリンピックみたいで、それぞれの国旗を持って入場するシーンが印象に残っています。「今、自分は国を代表して参加しているんだ」と実感しました。
—FLLの大会ではどんな気付きがありましたか?
大会では世界中の人たちと直接、触れ合う機会がたくさんありました。いろいろなチームがものすごい前のめりで話しかけてくるんですよ。
FLLでは競技だけでなく、各チームのブースでテーマに沿ったプレゼンをするのですが、ブースに控えていると、「私たちのチームはこう考えているけど、君たちのチームのアイデアは?」と、どんどん話しかけてきます。
日本の社会では、積極的な交流とかコミュニケーションはみんなちょっと苦手な雰囲気ですよね。そのためか、あまり練習する機会もないように思います。
でも、実際に国際大会に参加してみると、意思の疎通とか、思いを伝えることで理解し合うことの大切さをひしひしと感じました。議論を通じてわかりあえること、発見や気づきが得られることを学んだ気がします。
それと、ちょっと驚いたのは女の子も大会でたくさん活躍していたことですね。
「女の子がロボットをやっている」ことは、日本だとどこか特殊なケースというか、珍しいこととして見られがちです。でも、世界では男女の差がないのだとわかり、それもすごく新鮮に感じました。
まとめると、「ロボット」という自分の得意分野を通じて、世界とつながることができ、世界が広いことを実感できた。世界大会でただ競うだけでなく、そこでしか得られない経験も得られた、というのがクレファスでの思い出です。母親に連れられてクレファスの体験会に参加したからこそ、拓けた道ですね。
道を切り拓く力は能動的な学びから培われる
―現在は大学院生として研究活動に携わられている増倉さんですが、今の生活に、クレファスでの経験はどう活きていますか。
プログラミングの知識はもちろんですが、研究に関する考え方やアプローチの仕方には、クレファスで得た経験が非常に活きていると感じます。
クレファスでロボット製作をする中で、自分で課題を見つけ、その課題を解決するにはどうしたらいいんだろうと考えるようになりました。考えるだけでなく、方法や手段、それをどの順番で行えばいいのかといった思考プロセスを自然と学んだと思います。
特にFLLに参加した時の経験は大きかったですね。FLLには正解がありません。ミッションをクリアーする目標はあるけれど、ミッションをクリアーするためにどういう戦略でいくのか、道筋はひとつではないし、明確な正解もありません。だから、考える。徹底的に考えて、どうアプローチするか戦略を練るわけです。
研究は「新しい物事を作り出す」営みですが、そのプロセスはFLLで僕が経験したものです。何を目指そうとしているのかに立ち返り、何が必要なのか、どう行っていくのかを考える。この思考法は、クレファスでの学びを通して得られた大きな財産です。
―素晴らしいです。FLLはチームで参加しますが、チームワークなども培われましたか。
はい。クレファスの仲間と一緒にFLLの世界大会に出場したことはとても良い思い出ですし、学びにもつながりました。
大学院の研究室は、自分ひとりの研究で完結するのではなく、システムを作る人がいたり、データを分析する人がいたりと、各々の役割を果たしていくことで成り立ちます。
これもまた、FLLの活動経験とまったく同じです。なぜなら、ミッションをクリアーするには役割分担や協力が欠かせないからです。互いの意見を聞いて、自分がやるべきことをやって、チームワークで達成する。この大切さは、実際に体験したからこそ分かる部分も大きいですから、子どもの時に経験しておくことがとても重要です。
―最後に、保護者へのメッセージをお願いいたします。
自分で道を切り拓いていく力は受動的な学びではなく、能動的な学びから身につきます。
自分で手を動かし、考えてモノを作り、目標を達成しようとする。その思考法は大きな財産になります。もちろん、仲間とともに達成感を覚える体験も言わずもがなです。
だからこそ、クレファスのような学びの場と出会うチャンスをぜひ保護者の方が作ってあげてほしいです。僕の母がそうしてくれたように、体験会に連れていってあげるだけでも良いのです。もしかしたらそんなささいなチャンスが子どもたちの「やってみたい」という意欲を引き出し、未来の研究者をめざす道を拓いてくれるかもしれませんよ。