2019年4月から提供している冊子教材とプログラミング教具に加えて、7月25日(木)より、習得したプログラミングスキルを使って作成した作品を投稿できるWEBサービス「イマクリ」の提供を、「かがく組」の受講費(1,008円/毎月払い・税込)内で開始するとのことです。
イマクリとは
「イマクリ」は、「かがく組」受講生限定のWEBサービスです。
「かがく組」は「プログラミング」「自然」「社会」「文化」「科学技術」の幅広い分野の知的好奇心を育むことを目的とした「進研ゼミ小学講座」の有料のオプション教材です。
「イマクリ」では、安心・安全の環境で目的に向かって試行錯誤するプロセスを重視し、2つの機能でプログラミングの理解を深めます。
まず、解説と実習のスモールステップ形式のレッスンで、プログラミングスキルを習得し、体験をとおして基本的なプログラミングの考え方をおさえます。
次に、レッスンで学んだプログラミングスキルを使ってテーマにそった自分ならではの作品を創り、「みんなのイマクリ」に作品を投稿します。
投稿をすると、プログラミング作品の制作に使えるオリジナル素材がもらえたり、優秀作品は表彰されたりするなどの特典も用意されているとのこと。
また、プログラミングでの社会課題解決への意欲を高めるため、設問のシーン設定を社会課題と関連させています。
例えば、車を動かすトレーニングの教材では、「山の奥に住んでいるおばあちゃんに会いに行くために最短の手順のプログラミングで車を動かす」という設定で、課題解決への目的意識をもって、予想を立て試行錯誤しながら取り組む内容となっています。
小学生に理解しやすい「スクラッチ」を利用
さらに、ユーザビリティと安全面にも独自の配慮がなされており、プログラミング言語には「Scratch 」(以下 スクラッチ)が活用されています。「スクラッチ」はブロックの組み合わせで簡単にプログラムができ、イラストなどを動かすことができます。小学生に理解しやすいプログラム言語として採用されました。
ただ、表現の幅が広い一方で、最初は操作が難しかったり、お子さまが意図せずに共有してしまった場合に世界中の人に見られてしまう可能性の問題があります。
そこで「イマクリ」では、レッスン時の丁寧なナビゲーションとスモールステップでの学習設計を行い、作品投稿時の共有は対象を受講生限定にする工夫がなされています。
イマクリ開発の背景
2020年度から小学校では、プログラミング的思考を育む「プログラミング教育」が必修化されます。そこで、「進研ゼミ小学講座」では、プログラミング的思考を各教科の内容と関連付けて学ぶ「プログラミングワールド」を2018年度からいち早く提供してきました。「進研ゼミ小学講座」のオプション教材「かがく組」では2019年度から、小学3年生向けにプログラミング教材を新たに加えてリニューアルし、7月25日からは、小学校の授業で主に使用される「スクラッチ」を利用した新WEBサービス「イマクリ」でプログラミングのレッスン配信を開始することに決定しました。
教材の詳細
■「かがく組」詳細対象:小学2・3・4年生
受講費:1,008円(毎月払い・税込)、12,096円(12号分まとめ払い・税込)
公式サイト:https://szemi.benesse.ne.jp/op/kagaku/
※「かがく組」小学2年生向け教材は冊子のみ。
※「かがく組」小学2年生向けは2020年4月開講予定。
■かがく組プログラミングWEB「イマクリ」動作環境
コンテンツの標準動作環境は、以下の通りです(2019年7月現在)
OS:Windows 10(日本語版)、Mac OS X
ブラウザ:Windows:Google Chrome / Mac:Safari最新
※パソコンで動作
※「イマクリ」は、「かがく組」受講生限定のWEBサービスです。
ライターコメント
今は進研ゼミの通信教材でもプログラミングを学ぶことができるんですね!自分も小学生の時に受けてみたかったなあと感じました。
他の学習者の作品を参考にすることができる仕組みは、通信教育で一人で学習していても、教室で学習するように競争心が煽られたり躓いているところを解消する糸口になったりしそうですね。
また、学習と作品作りが連動しているので学んだことをすぐにアウトプットできそうです。
これから夏休みですし、お子さんがじっくりマイペースに取り組むことのできる時期です。夏休みの自由研究や工作の課題のヒントにも活用できそうですね!