必修科目「情報Ⅰ」に備えよう!共通テストや定期テスト対策も詳しく解説
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さらに2025年からは大学入学共通テストで「情報」が受験科目に加わる運びですが、現状各高等学校での指導体制にはバラつきがあるため、早めに対策教材を活用して大学受験に備えておきたいという家庭も多いでしょう。
今回は注目の「情報Ⅰ」の概要や定期テスト、大学入試における情報科目の位置づけを詳しく解説します。
「情報Ⅰ」とは
「情報Ⅰ」は2022年に文部科学省「高等学校学習指導要領」に基づき新設された必履修科目です。2003年より設置されていた「情報」科目が「情報Ⅰ・情報Ⅱ」の2つに再編されたもので、特に「情報Ⅰ」は高校生全員が履修する必要があります。科目 | 内容 | |
情報Ⅰ | 必履修科目 |
|
情報Ⅱ | 選択科目 |
|
「情報Ⅰ」はプログラミングやデータベース、情報セキュリティの基礎学習をねらいとしており、「情報Ⅱ」は「情報Ⅰ」の内容を履修したうえで、さらに発展的な学習を行います。
また、学習指導要領改訂における学習の柱は以下の3つ。
- 知識及び技能
- 思考力・判断力・表現力等
- 学びに向かう力・人間性等
ただプログラミングスキルを身に着けるのではなく、情報を取捨選択して活用する力や、論理的に物事を成功に導く力なども求められるでしょう。
「情報Ⅰ」は基礎的な内容とはいえ、全ての高校生が情報社会について知識を深めることが求められており、AIの発達やIoTの普及が著しい情報社会と人間の関わりが背景にあるといえます。文部科学省が科目を再編したことからも、「情報Ⅰ」は今後の情報教育の中核ともいえる位置づけになっていくことが予想されます。
参考:高校生におすすめのプログラミングスクール
2025年1月から大学入学共通テストで「情報」が出題される
2025年には、大学入学共通テストの教科に「情報」が新設されます。「情報Ⅰ」が必履修科目になったことで、大学入試においても新学習指導要領を踏まえた科目編成に変更される運びです。現在の国公立大学入試は大学入学共通テストと各大学の試験によって合否が判定されるため、「情報Ⅰ」の結果が国公立合否の明暗を分けることもあるでしょう。文科省の見立てではプログラミング教育を非常に重要な学習としてみなしており、今後は定期テストや大学入試でも「情報Ⅰ」の手厚い対策が必須です。
各高等学校における指導体制も見直されていますが、技術だけでなく思考力を養う指導や教材観のすり合わせといった難しい対応に課題が残る学校も多いでしょう。また現時点では対策教材や参考書、問題集、対応可能な塾も少ないため、なるべく早い段階で対策教材を活用して各家庭で備えておく必要があります。
「情報Ⅰ」の共通テスト・定期テスト対策方法
ここでは、「情報I」の共通テストや定期テストに向けて対策することができる教材や塾を紹介します。スクールIE online「情報I」コース(2024年5月〜)
オーダーメイドの個別指導で質の高い授業を受けられるスクールIE onlineは、人工知能技術開発の株式会社Preferred Networksと共同開発した「情報I」に備えたオリジナル教材を用いて、新たに2024年5月から「情報I」コースを開講。共通テストでも問われる「論理演算子」「変数」「関数」などを効率よく学習でき、高校卒業後も役立つ実践的なプログラミングスキルを身につけることが可能なカリキュラムとなっています。
中学3年生、高校1年生〜3年生、既卒生が対象です。
理解ちゃんと学ぶ情報Ⅰ【共通テストコース】
情報Ⅰの対策教材として話題になっているのが理解ちゃんと学ぶ情報Ⅰ【共通テストコース】。「理解ちゃん」と共に情報Ⅰに沿ったプログラミングを学べるオンライン教材で、プログラミング言語の使い方はもちろん、アルゴリズムやシミュレーション理解など、問題解決のためのプログラミングを学ぶことができます。カリキュラムは動画視聴、練習問題、Pythonを用いた実行、採点や質問といった流れで、用意されたチャプターを順にクリアしていく形式です。なお、共通テストコースでは大学共通テスト対策として情報技術の広範な知識と同時に応用力も習得。数学IAの範囲など、他教科の知識も組み合わせて課題解決をする力を養うことができます。
小中学生から始められるプログラミングスクール
小中学生のうちから「情報Ⅰ」対策教材を探している家庭の場合、プログラミングスクールを利用するのもおすすめです。LITALICOワンダーオンライン

LITALICOワンダーオンラインは5歳から中高生まで幅広い年齢の子どもが利用できるプログラミングスクール。テキスト通りではなく、子どもの興味・関心に合わせてパソコンの使い方から教えたりロボットについて教えたりといったオーダーメイド授業が可能。ハイレベルなスキル習得にも対応しているので、のびのびと学ぶことができます。コースは以下の通り。
- ゲーム&アプリプログラミングコース
- ゲーム&アプリエキスパートコース
- ロボットクリエイトコース
- ロボットテクニカルコース
各コース対象年齢が異なります。どんな対策教材にすれば良いかわからない場合は子どもと決めるのも良いでしょう。
Tech Kids Online Coaching

サイバーエージェントが運営するTech Kids Online Coachingは小学1年生~中学3年生を対象としたオンラインプログラミングスクール。子ども向けの基礎学習はもちろん、SwiftやC#といったプログラミング言語を学習することもできます。
カリキュラムに使うツールはゲーム感覚で学べる操作画面で、いつでも質問できるチャットサポートや月3回のマンツーマン面談があるのでモチベーションを維持しやすい点も人気のポイントです。
これからKIDSオンライン(現在募集停止中)

これからKIDSオンラインは、東京都内に4教室展開するプログラミングスクール。身の回りに使われているプログラミングや歴史、環境といったテーマを扱う探求学習が特徴的で、プログラミングの魅力を子ども達が体感できます。レッスンはクイズを取り入れた参加型で、これからの情報教育にも求められる自発的な学習意欲を養うことができるカリキュラムになっています。オンライン校も開講しているのえ、親子で一緒に熱中できるものを探している人にもおすすめです。
早いうちに「情報Ⅰ」の学習に備えておこう
IT化が進む社会背景を受けて高等学校では「情報Ⅰ」が必修科目に。さらに大学入試の第一関門である大学共通テストにおいては2025年から「情報」が設置され、プログラミング教育推進の流れが強まっています。文部科学省は情報技術の習得だけでなく、思考力や表現力、判断力、人間性を養う点も重要視しています。特に思考力や学習への姿勢はすぐに身に着くものではないため、小学生や中学生のうちからプログラミング教育に備えておくのも良い方法でしょう。
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