画面上にタッチペンで記入する方式で、漢字の書き順までチェックしてくれる教材もあれば、アプリ内のタイマーが練習テストの時間まで測定してくれ、回答を送信するとほぼ瞬間的に採点結果が返ってくる教材もあります。それぞれの進捗度に合わせて学習スケジュールをオーダーメイドでつくってくれたりもします。
ここでは、そんな新時代の通信教育であるタブレットで学ぶ通信教材を紹介します。
通信教育は子どもにとって必要なもの?
そもそも、通信教育が子どもにとって必要なのかと疑問に感じることもあるでしょう。「ほかの習い事が忙しい」「授業内容を十分に理解している」など、通信教育を必要としない状況なら、検討する必要はないでしょう。しかし、学習習慣がついておらず、自宅での学習が集中してできない場合には、通信教育の利用を検討しても良いですね。学年が上がるにつれて成績が振るわないようになったときも、通信教育を検討するタイミングかもしれません。
以下で、通信教育を利用する前に理解しておきたい、通信教育のメリットとデメリットを説明します。
通信教育のメリット
通信教育のメリットは、以下の通りです。- 学習習慣が身に付く
- 手頃な価格で利用できる
- 学習のモチベーションがアップしやすい
- 子どもの学力・ペースに合わせた学習ができる
- 保護者が送迎する必要がない
大勢の生徒と共に学習する塾と比較して、自分のペースで学習できることも強みです。わからない問題はじっくりと腰を据えて解きたい場合は、通信教育が向いています。
さらに、毎月教材が届く通信教育なら、子どもにとって教材や添削が定期的に届く楽しみもありますね。
通信教育のデメリット
通信教育のデメリットは、以下の通りです。- 家庭の学習環境を整える必要がある
- わからない部分をその場で質問できない
- 本人に意思がなければ長続きしないことがある
そのため、まずは家庭で集中できる環境を整えることが重要です。また、その場でわからない問題を先生に質問できないことから、学習が行き詰ってしまう場合もあります。このようなデメリットがあることから、通信教育を導入するときには、「本人にやる気があるか」を必ず確認しておくようにしたいですね。
通信教育の教材を選ぶときのポイントを知ろう
通信教育の教材を選ぶときには、子どもに相性が合う教材を選びたいもの。教材によって価格や難易度が異なるため、選び方のポイントを理解してから導入しましょう。ここでは、通信教育の教材を選ぶときのポイントを説明します。教材の価格
通信教育の価格は、2,000~7,000円程度です。授業動画を視聴する通信教育なら、2,000円程度から利用できます。それに対し、中学受験を見据えた通信教育では、テキストで7,000円ほどかかるケースもあります。教材のなかでも、安価な教材はスタディサプリ・高価な教材ではZ会が代表的です。
教材の難易度
通信教育の難易度は幅広いため、導入する目的を明確にさせてから検討したいですね。学習の予習・復習が目的なら、難易度がやさしい教材を導入しましょう。反対に、すでに勉強の週間があり学力を高めたいなら、難易度が高い教材がおすすめです。タブレットで学習できるか
通信教育には、授業動画・テキスト・タブレットの3種類の学習方法があります。このなかで、教材として最もボリュームがあるのはテキストだといわれています。それに対し、教材のタブレットのなかには、日本漢字能力検定の内容など幅広い問題をカバーしているケースもあります。さまざまな通信教育のなかから、子どもの学習スタイルに合う教材を選びたいですね。
子供向けの通信教育教材のおすすめ
子ども向けの通信教育でおすすめな教材は、以下の通りです。小学ポピー
対象年齢 | 小学1~6年生 |
費用 | 小学1年生:月額2,755円~ 小学2年生:月額2,943円~ 小学3・4年生:月額3,325円~ 小学5・6年生:月額3,800円~ |
対応教科 | 国語、算数、英語、理科、社会 |
学習方法 | 紙教材 |
学校の教科書に対応したテキストで学べるのは、小学ポピーです。そのため、授業の予習・復習を補いたいときに利用したい通信教育だといえるでしょう。通信教育のなかでも手頃な価格の小学ポピーは、小学1年生のコースなら、月額2,500円で利用できます。
名探偵コナンゼミ
対象年齢 | 小学1~6年生 |
費用 | ■通信教育+ナゾトキ 小1コース:月額2,886円~ 小2コース:月額2,987円~ 小3コース:月額3,491円~ 小4コース:月額4,096円~ 小5コース:月額4,600円~ 小6コース:月額4,902円~ ■通信教育のみ 小1コース:月額2,429円~ 小2コース:月額2,530円~ 小3コース:月額3,034円~ 小4コース:月額3,639円~ 小5コース:月額4,143円~ 小6コース:月額4,445円~ ■ナゾトキのみ ベーシックコース、アドバンスコース:月額457円~ |
対応教科 | 国語、算数、英語、思考、複合教科、ナゾトキ |
学習方法 | ワークブック、タブレット学習 |
名探偵コナンゼミはもともとまなびwithとして提供されていた通信教育教材です。名探偵コナンが勉強をサポートする内容になっており、漫画を読むように楽しみながら取り組めます。謎解きをするように、“考える力”を育める内容です。
ワンダーボックス
対象年齢 | 4~10歳 |
費用 | 月額3,700円~ |
対応教科 | 科学、技術、工学、芸術、数学 |
学習方法 | アプリ教材、キット教材 |
タブレットでプログラミングが学べる通信教育は、ワンダーボックスです。毎月子どもの好奇心を刺激する教材が届くから、飽きずに続けやすいことがメリット。ゲーム感覚でプログラミングに親しむことができ、柔軟な思考力を育めます。
タブレットで学ぶ通信教材とは?
タブレット学ぶ通信教材には、iPadやアンドロイド端末などの一般的なタブレットを使う場合と、専用のタブレットを購入またはレンタルする場合があります。最近は、専用タブレットを開発する教育企業が増えてきたようです。受講者はネットワーク接続された端末上での指導にしたがって学習し、練習問題を解いて進捗状況を確認するプロセスで学習します。
自宅にはWi-Fi環境が必要で、質問や学習に関するアドバイスもタブレット端末を通して行います。
自宅でのオンライン授業に必要不可欠なものといえば、安定したインターネット回線。この記事では、多くの方が活用しているポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット比較をまとめました。
この記事をcoeteco.jp で読む >光回線がオンライン授業・テレワークにおすすめの理由とは?メリット・デメリットを徹底解説
全国的な休校措置・テレワークにより安定したインターネット回線の需要が高まっています。オンライン学習やリモートワークには高速な回線が欠かせません。光回線のメリット・デメリットとは?わかりやすく解説しました。
この記事をcoeteco.jp で読む >タブレットで学ぶ通信教材のメリットとは?
家庭学習にICT環境をもたらすタブレット学習は多くのメリットをもたらしている一方で、いくつかのデメリットを指摘する声もあります。ここではまず、メリットを紹介します。学習成果がすぐにわかる
多くのタブレット学習教材は、練習テストを自動採点してくれます。問題点を解いて送信すると正解と間違いがすぐわかり、間違った部分は繰り返し、学習することができます。
学習内容の積み残しを減らし、確実に一歩ずつ進んでいけるメリットがあります。
プリントの保管に悩まなくていい
以前の通信教材では、毎月のようにテキストが送られてきて、部屋に山積みされていきました。タブレット教材ではネットワークを通じて教材を表示できるので、紙のプリントを大幅に減らす(またはゼロにする)ことができます。
過去にさかのぼって復習もできる
受験対策に、不得意な部分を再学習しようとしたとき、過去の通信教材ではテキストの山から該当する部分を探し出す必要がありました。タブレット学習なら、すばやく学習内容や練習テストにアクセスできます。
過去のテスト結果も集計されるので、じぶんの得意不得意も一目でわかります。
塾に通学するよりも低価格
人間の教師が行い、限られた人数の生徒しか管理できない通学型の学習塾に比べ、タブレット学習は低価格で受講できます。高額なものでも月7,000~8,000円台。
小・中学生向けの通信教材のなかには主要科目すべてを学べて月1,000円以下のものもあるようです。
タブレットで学ぶ通信教材のデメリットとは
では、タブレット学習のデメリットとは何でしょうか?質問するのに時間がかかる
テキストと解説を見ても理解できないときには、メール方式やチャット方式で質問できます。この対応は人が行うので、どうしても質問に答える時間がかかり、対応が通学型の塾よりも遅くなる傾向があります。
一方で、質問の回答がテキストメッセージで得られるので、じっくり読んで再確認しやすいメリットもあります。
初期費用が高くなる傾向がある
専用タブレットを購入する通信教材では、初期費用としてタブレット購入費用が1万円以上かかる場合があります。また、自宅にWi-Fi設備がない場合には、その契約と毎月の費用もかかってしまいます。
タブレットで学べる通信教材|iPadが使える教材も紹介!
2020年より小学校でのプログラミング教育が必修化され、学校でも1人1台の端末を使えるようにするGIGAスクール構想が進んでいます。それにともない、通信教材を提供する各社も教材のタブレット化を進めています。ここでは、主な通信教材を紹介します。
参考:タブレット学習小学生向け教材おすすめ
進研ゼミ(チャレンジタッチ)|「赤ペン先生」のノウハウをタブレットに
「赤ペン先生」で有名な進研ゼミは通信教材の代表的存在です。
その基本を受け継ぎながら、タブレット方式への移行は着々と進んでいます。
専用のタブレットを使用しますが、キャンペーン時に契約すれば、解約時の返却でタブレット代金は無料になります。
過去の紙テキストの進研ゼミ同様に赤ペン先生方式も健在で、ていねいなアドバイスを送ってくれます。
過去のテスト結果やアドバイスも、すばやく検索できます。
チャレンジタッチの料金設定は、以下の通りです。
対象学年 | 1カ月あたりの受講費 | 12カ月分総額 |
新小学1年生向け | 3,180円(税込) | 38,160円(税込) |
小学2年生向け | 3,180円(税込) | 38,160円(税込) |
小学3年生向け | 3,740円(税込) | 44,880円(税込) |
小学4年生向け | 4,530円(税込) | 54,360円(税込) |
小学5年生向け | 5,420円(税込) | 65,040円(税込) |
小学6年生向け | 5,830円(税込) | 69,960円(税込) |
間違えやすい単元はバトル形式でおさらいできるなど、進研ゼミのノウハウを詰め込んだカリキュラムであることが特長。現在の学力を分析し、苦手意識が解消できるように個別問題が解けることも進研ゼミ(チャレンジタッチ)を利用するメリットです。
実際にタブレットを使用してお子様が「合わない」と感じた場合には、期限内にすべての教材を返送のうえ手続きを行えば、全額返金保証の対象となります。
間違えた問題は再三表示されてやり直せる「Wとき直しシステム」も好評です。解答の選択肢は毎回シャッフルされる仕様になっているため、問題の理解力もアップしやすくなります。
なお、小学6年生ではタブレットの問題を自身で読み解くだけではなく、先生がオンラインで5日間の特別授業を行うことがポイント。タイピングの基本動作が習得できる「タイピングバッチリシートつきスペシャルキーボード」なども付属していることが魅力の1つです。
Z会の通信教育小学生タブレットコース|学習スケジュールを自動作成してくれる!
進研ゼミと並ぶ、通信教育の老舗企業Z会が提供するタブレットコースはiPadとタッチペンを使用して学びます。参考:Z会と進研ゼミの違い|どっちがいい?
受講環境に合ったiPadが自宅にある場合には、新たなタブレット購入の必要はありません。
ない場合にも、3,000円割引のクーポン券を利用して購入できます。
1日あたりの学習時間を約30分(小学3・4年生)、約40分(小学5・6年生)に設定し過去の学習状況を見ながら、スケジュールを自動作成してくれます。
カリキュラムのなかにプログラミング学習も含まれているのが大きな魅力。
「イード・アワード通信教育」顧客満足度最優秀賞を受賞するなど、ユーザーの評価も高い通信教材です。
学年別の料金体系は、以下の通りです。
対象学年 | 毎月払い | 6カ月一括払い | 12カ月一括払い |
小学1年生 | 3,520円/月(税込) | 3,344円/月(税込) | 2,992円/月(税込) |
小学2年生 | 4,180円/月(税込) | 3,971円/月(税込) | 3,553円/月(税込) |
小学3年生 | 5,060円/月(税込) | 4,807円/月(税込) | 4,301円/月(税込) |
小学4年生 | 7,590円/月(税込) | 7,210円/月(税込) | 6,451円/月(税込) |
小学5年生 | 8,250円/月(税込) | 7,837円/月(税込) | 7,012円/月(税込) |
小学6年生 | 8,800円/月(税込) | 8,360円/月(税込) | 7,480円/月(税込) |
いずれの学年も12カ月一括払いで支払うことで1カ月あたりの受講料を抑えられますが、「続けられるか不安」と感じるお子様もスタートしやすいよう、1カ月から受講可能であることがZ会の特長。
なお、小学3年生のタブレットコースでは、国語・算数・理科・社会・英語+未来探求学習のセット受講となっています。
小学校高学年の教材では、動きのあるアニメーションで視覚的に問題を理解できる内容となっています。「自動スケジューリング機能」も搭載されており、学習進捗をタブレットがサポートする仕組みがZ会の強みです。
すらら|自宅のパソコン、タブレットでも学習できる
株式会社すららネットが提供する「すらら」は、ゲーミフィケーションを応用した「対話式アニメーション教材」です。
2005年に研究がスタート。英語・国語・数学の著名講師やeラーニング研究を行ってきた大学教授などが参加しています。
対象教科は、国語・算数(数学)・英語、いずれも独自のカリキュラムで「根本理解」と「学習の定着」を図っています。
小学校1年生〜高校3年生までのカリキュラムが用意されています。
専用タブレットが必要なく自宅にパソコンまたはタブレットとWi-Fi環境があれば、インターネットに接続して、そのまま学習できます。
教科別の料金体系は、以下の通りです。
対象コース | 入会金 | 毎月支払いコース | 4カ月継続コース |
3教科(国・数・英)コース | 11,000円(税込) | 小中コース:8,800円/月(税込) 中高コース:8,800円/月(税込) |
小中コース:8,228円/月(税込) 中高コース:8,228円/月(税込) |
4教科(国・数・理・社)コース | 11,000円(税込) | 8,800円/月(税込) | 8,228円/月(税込) |
5教科(国・数・理・社・英)コース | 7,700円(税込) | 小中コース:10,978円/月(税込) 中高コース:10,978円/月(税込) |
小中コース:10,428円/月(税込) 中高コース:10,428円/月(税込) |
なお、4カ月継続受講コースでは休止サービスを利用できないため、注意しましょう。すららは「つまずき診断機能」を搭載しており、お子様の弱点を診断したうえで、復習するポイントを提案してもらえることがメリット。1人1人の苦手や得意を把握したうえで、問題が出題されることが特長です。
毎月の料金はやや高めの価格設定ですが、受講者の多くが内容に満足と答える、価格に見合ったクオリティを実現しています。
スタディサプリ|月1,815 円のコストパフォーマンスで圧倒的
月1,815 円で国語/算数/理科/社会/英語の5教科が受けられるのがリクルートが提供するスタディサプリです。テキストはダウンロード式。
進学塾や予備校の有名講師も参加した授業をタブレットやPC、また、スマホでも受講できるメリットがあります。
対象学年ごとの料金体系は、以下の通りです。
対象学年 | 月額料金 | 12カ月一括払い |
小学4年生 | 2,178円/月(税込) | 1,815円/月(税込) |
小学5年生 | 2,178円/月(税込) | 1,815円/月(税込) |
小学6年生 | 2,178円/月(税込) | 1,815円/月(税込) |
中学受験対策 | 2,178円/月(税込) | 1,815円/月(税込) |
1回15分のオンライン授業で、お子様の苦手を克服しやすい授業内容となっているのが、スタディサプリ。特筆すべきポイントとして、小学4年生から高校3年生までの全教科・全科目の授業が追加料金なしで受講できる点が挙げられます。
そのため、戻り学習や先取り学習をしたいお子様に向いているタブレット学習だといえるでしょう。保護者用管理画面の「まなレポ」を確認することで、お子様の学習進捗やドリルの正答率なども把握できる仕様となっています。
スマイルゼミ|インターフェイスのよさで人気上昇中
日本語入力システムATOKで有名なジャストシステムが提供するタブレット学習教材がスマイルゼミです。
特長は、小中学生の学習のために開発されたオリジナルのタブレットにあります。
- 問題を解いた瞬間に自動丸付けされ、ていねいな解説が加えられる。
- テキストもテストもタブレット1台で完結して学習状況を把握できる。
- 学習結果を踏まえて、子ども一人一人に最適な学習内容をオーダーメイドされる。
スマイルゼミの料金は、以下の通りです。
対象学年 | 標準クラス | 発展クラス |
小学1年生 | 毎月払い:4,268円/月(税込) 6カ月一括払い:3,718円/月(税込) 12カ月一括払い:3,278円/月(税込) |
毎月払い:5,038円/月(税込) 6カ月一括払い:4,378円/月(税込) 12カ月一括払い:3,828円/月(税込) |
小学2年生 | 毎月払い:4,510円/月(税込) 6カ月一括払い:3,960円/月(税込) 12カ月一括払い:3,520円/月(税込) |
毎月払い:5,610円/月(税込) 6カ月一括払い:4,950円/月(税込) 12カ月一括払い:4,400円/月(税込) |
小学3年生 | 毎月払い:5,170円/月(税込) 6カ月一括払い:4,620円/月(税込) 12カ月一括払い:4,180円/月(税込) |
毎月払い:6,380円/月(税込) 6カ月一括払い:5,720円/月(税込) 12カ月一括払い:5,170円/月(税込) |
小学4年生 | 毎月払い:5,830円/月(税込) 6カ月一括払い:5,280円/月(税込) 12カ月一括払い:4,840円/月(税込) |
毎月払い:7,040円/月(税込) 6カ月一括払い:6,380円/月(税込) 12カ月一括払い:5,830円/月(税込) |
小学5年生 | 毎月払い:6,710円/月(税込) 6カ月一括払い:6,160円/月(税込) 12カ月一括払い:5,720円/月(税込) |
毎月払い:7,920円/月(税込) 6カ月一括払い:7,260円/月(税込) 12カ月一括払い:6,710円/月(税込) |
小学6年生 | 毎月払い:7,260円/月(税込) 6カ月一括払い:6,710円/月(税込) 12カ月一括払い:6,270円/月(税込) |
毎月払い:8,470円/月(税込) 6カ月一括払い:7,810円/月(税込) 12カ月一括払い:7,260円/月(税込) |
なお、専用タブレット台は、税込で10,978円かかります。毎月払いのコースなら、分割払いすることもできます。
お子様が低学年でタブレットの扱いに不安を感じる場合には、「タブレットあんしんサポート」を利用することも可能。1年あたり3,960円(税込)のサポート費を支払うことで、自然故障や物損などのトラブルがあった際にも、保証対象となります。
デキタス|未来の授業実証事業に採用
【公式】デキタス|喜びと自信が増えていく。1日10分からの学習習慣。
小中学生を対象とした「デキタス」は、教科書に沿った映像授業と演習問題で主要5教科をマスターできるオンライン学習教材です。前学年に戻って理解不足を補う「さかのぼり学習」や、定期テスト問題の「自動作成」などの機能があり、自宅で、自分のペースで学校の勉強ができます。
この記事をdekitus.johnan.jp で読む >「うちの子、勉強嫌いなはずなのに……いつの間にか続いている」がキャッチフレーズ。
動画や音声を使った授業により理解力を高めているのがデキタスは、城南予備校を展開する城南進学グループが運営している通信教材です。
城南予備校のノウハウを生かしつつ「テスト対策機能」「さきどり学習」「さかのぼり学習」などの独自機能もあります。
専用タブレットではなく自宅のパソコンやタブレットを利用できるのも大きなポイント。
経済産業省「未来の教室」実証事業にも採択された人気上々中の通信教材です。
デキタスの料金は、以下の通りです。
対象学年 | 月額 | 受講科目 |
小学1~2年生 | 3,300円/月(税込) | 国語、算数、英語、生活 |
小学3~6年生 | 3,300円/月(税込) | 国語、算数、英語、理科、社会 |
中学生 | 4,400円/月(税込) | 国語、数学、英語、理科、地理、歴史、公民 |
5日間の無料体験を利用することで、授業の雰囲気やタブレットの使用感をつかめます。なお、PCは、Windows8.1以上・Microsoft Edge/Google Chrome最新版などが推奨環境とされています。快適に使用するためにも、推奨環境はチェックしておきたいですね。
RISU算数|算数に特化した通信教育サービス
「RISU算数」は4歳〜小学生を対象とした「算数」の通信教育サービスです。RISU算数の特徴は、子どもに「ちょうどいい」問題が自動的に出題されること。人が知識を忘れてしまうサイクル(忘却曲線)に沿った問題+何度か間違えている(つまずいている問題)をミックスして出題することで、子どもが取り残されたり飽きてしまうことなく勉強を続けられます。
「RISU算数」は無学年式で、7割以上のお子さんが実際の学年よりも先の単元を学習しているそう。ドリルやプリントではカバーしにくい「文章問題」「図形」や応用問題も豊富なので、算数が苦手な子はもちろん、得意な子がやる気をなくす(飽きてしまう)ことなく取り組めるのが魅力です。
教材のクオリティはもちろん、「RISU算数」では検知された「つまずき」に合わせた個別フォローアップがあるのも安心材料。東京大学や早稲田大学など有名大学生のチューターがお子さまの学習状況を分析し、ピッタリの講義動画と保護者へのフォローアップメールを送ってくれます。
利用料金(月謝)は基本料金+取り組んだ教材分の料金で算出されます。基本料金は月額2,728円(税込、タブレット代込み)で、先取りした教材分の料金は以下の表の通りです。
取り組んだ教材 | 取り組んだ分の料金(税込) | 合計金額(税込) |
1ステージ分 (1ヶ月分) |
0円 (追加料金なし) |
2,728円 |
1.2ステージ分 (少し先取り) |
1,078円 | 3,806円 |
1.7〜2ステージ分 (学校の1.3〜1.5倍速) ※利用者の平均速度 |
3,278円 | 6,006円 |
2.5ステージ分 (学校の1.9倍速) |
6,028円 | 8,756円 |
3ステージ分 (学校の2.3倍速) |
9,878円 ※上限金額 |
12,606円 |
学校の2倍以上の速度で進めたい!となると、算数限定にしては少し割高に感じるかもしれません。
ただし、ポイントは「クリアしたステージの復習」「初回の実力テストでクリアした問題」が追加料金0円で利用できること。いわば「参考書のまとめ買い」に近い料金体系と考えればコスパは良いと考えることもできるでしょう。
解約した後もタブレットは使用でき、返却する必要がないのも魅力。まずは気軽にトライしてみてはいかがでしょうか?
中学生・高校生におすすめの通信教材は?
中学生や高校生が通信教材で学ぶなら、進研ゼミ中学講座や進研ゼミ高校講座がおすすめです。それぞれの特徴をチェックしましょう。参考:中学生向けタブレット学習おすすめ
参考:高校生向けタブレット学習おすすめ
進研ゼミ中学講座
対象年齢 | 中学1~3年生 |
費用 | ■ハイブリッドスタイル(タブレット+紙教材) 中学1年生:月額6,990円~ 中学2年生:月額7,140円~ 中学3年生:月額7,190円~ ■オリジナルスタイル(紙教材) 中学1年生:月額6,400円~ 中学2年生:月額6,570円~ 中学3年生:月額7,090円~ |
対応教科 | 国語、数学、英語、理科、社会 |
学習方法 | タブレット、紙教材 |
公式HP | https://chu.benesse.co.jp/ |
加えて独自の暗記法や、テスト本番へ向けた対策もあり、日々の取り組みが結果に反映される内容です。
進研ゼミ高校講座
対象年齢 | 高校1~3年生 |
費用 | ■1教科 高校1年生:月額4,980円~ 高校2年生:月額6,380円~ 高校3年生:月額9,480円~ ■2教科 高校1年生:月額7,480円~ 高校2年生:月額8,380円~ 高校3年生:月額10,380円~ ■3教科 高校1年生:月額9,180円~ 高校2年生:月額9,380円~ 高校3年生:月額11,180円~ |
対応教科 | 英語、数学、国語、理科、地歴公民、情報、実技 |
学習方法 | 紙教材、アプリ |
公式HP |
https://kou.benesse.co.jp/ |
教科書に合わせた学習でテスト対策ができる進研ゼミ高校講座は、受験対策にも対応している通信教材です。1教科から受講できえる上、アプリでは全教科を使えます。スキマ時間を利用し学習に取り組みやすいため、効率的に学べるでしょう。
受講者の1.4人に1人は、進研ゼミ高校講座のみで大学へ現役合格しています。
オンラインで学ぶ体験を
新型コロナウイルスの流行などで、学校でもリモート授業が行われたりしています。感染症の収束後も、オンラインで学習することの重要性はますます増していくでしょう。もちろん、対面で学習をすることも大事です。しかしオンライン授業はいつでもどこでも一定の質の教育を受けることができるため、オンライン・オフラインを併用して学びを深めていくことでより効率的に学びを深めることができます。
対面の授業は学校で、オンラインでの学習は通信教育で、といったように子どもの頃から習慣づけておけば、大きくなってからも自分で学習計画を立てて勉強を進めていくことができるようになります。ICT機器の取り扱いに習熟しておくことも今後の人生で重要なスキルになってくることと思いますので、ぜひタブレットで行なう通信教育を検討してみるのがおすすめです。
プログラミング教育もタブレットで!
2020年より小学校のプログラミング教育が必修化されるなか、保護者にとっても対応の仕方がわからず頭が痛い方もいるでしょう。ICT時代をリードするためのプログラミング教育だけに、タブレット学習には非常に適しています。
すでに多くのプログラミングスクールや教材開発会社が自宅でプログラミング学習できる教材を開発しています。
- マインクラフトを用いてプログラミングを学ぶD-SCHOOL
- micro:bit(マイクロビット)教材としてすべて動画で学ぶThinker!
- ビジュアルプログラミングから本格的なゲームまで幅広い内容のCodeCampKIDS Online(コードキャンプキッズオンライン)
くわしくは以下のページをご覧ください。
子ども向けオンラインプログラミングスクールおすすめ16選【2024年最新版】
2020年度、ついに小学校でプログラミング教育が必修化しました。コロナ禍の影響もあいまって、自宅からプログラミングが学べるオンラインスクールへの注目が集まっています。 この記事では子どもにおすすめのオンラインプログラミングスクールをまとめました。
この記事をcoeteco.jp で読む >よくある質問
通信教材での学習を始めるときには、質問や疑問が出てくることもあるでしょう。ここではよくある3つの質問に回答します。通信教材を続けるためには?
始めた通信教材を継続するには、学習のルール決めがポイントです。取り組むタイミングや時間を決め、毎日繰り返すことで学習の習慣化につながります。例えば学校から帰宅したら毎日15分取り組む、というように決めるとよいでしょう。子どもが帰宅したタイミングで保護者が自宅にいない場合、子どもが学習に取り組むと保護者のスマホに通知が届く設定ができる教材を選ぶと把握しやすくなります。
通信教材はいつから始めればいい?
通信教材を始めるタイミングは小学1年生がおすすめです。小学校へ入学するタイミングで学習に取り組み始めれば、学習内容が定着しやすくなりますし、学習の習慣も無理なく身に付きやすいでしょう。スマイルゼミと進研ゼミどちらが良いか?
スマイルゼミも進研ゼミも小学校の教科書に合わせた学習ができる通信教材です。タブレット学習を中心に取り組みたい、シンプルな教材で学習に集中してもらいたいと考えているなら、スマイルゼミが向いているでしょう。高性能なタブレットで学習でき、シンプルなデザインで学習に集中しやすいのが特徴です。
紙教材も利用したい、無料で問題をレベルアップしたい場合には、進研ゼミを選ぶとよいでしょう。タブレット学習と紙教材の併用はもちろん、紙教材のみで学習を進めるコースも選べます。担任制の赤ペン先生による添削を受けられるのも特徴です。
まとめ|じぶんにあった学習方法を選ぼう!
タブレットを使った家庭学習はまだ日も浅く、多種多様なアプローチが行われています。ゲーム感覚で楽しくできるものから、じぶんから進んで学習できるモチベーションづくりに工夫したものまで。この方法がベスト!とは一概にいえず、試行錯誤と激しい競争がつづいています。
お子さんによって、一番効果ができる通信教材もいろいろなようです。
ベストなツールを選ぶには、いろいろと試してみるのがベスト!
体験学習やサンプルをどんどん利用して「我が家のベスト教材」が見つかるといいですね。