タブレット学習にはさまざまな種類がリリースされていますが、メリットやデメリットを理解したうえで導入を検討したいですね。この記事では、タブレット学習の概要からメリット・デメリットまでわかりやすく解説しています。コエテコが厳選したタブレット学習7選もご紹介しますので、ぜひ導入する際の参考にしてみてください!
中学生向けタブレット学習おすすめ7選を徹底比較
おすすめの中学生向けタブレット学習サービス | 料金 | 特徴 | 対象 |
スタディサプリ | 個別指導コース 月額9,800円(税別) ベーシックコース 月額1,650円(税別) |
50分の授業内容を5分の動画に凝縮しているため、要点がわかりやすい 1万問以上の演習問題で、どの学校のカリキュラムでも幅広くサポート |
小学講座 中学講座 大学受験講座 スタディサプリENGLISH |
Z会(Ipadスタイル) | 月額13,800円(税込) (別途専用タブレット購入費(19,800円)) |
「添削指導」と「AI技術」を導入することで、1人ひとりのペースに合わせた最適な学習を提供 1回30分、集中的に学ぶことで苦手分野を克服し、得意分野を伸ばしやすい |
本科5講座セット(中学3年生) |
天神 | 記載なし | 子どもが理解しやすいカリキュラムが組まれている | 幼児~中学生 |
ネット松陰塾 | 月額22,500円(税別) | 自立学習教材「Showinシステム」を使用することで、継続的な学習をサポートしてくれる 褒め伸ばしで学習をみてくれるコーチがいる |
小学生~中学生 |
すらら |
月額9,980円(税別) (4ヶ月継続コースは月額9,480円(税別)) |
学習継続率は業界トップクラス 生徒だけではなく保護者をサポートする講師がいるため、保護者からも人気がある |
小中3教科コース、小中5教科コース |
月額6,570円(税込)~ | 双方向のオンラインライブ授業 質問専用スタッフがいるので授業中でも気軽に質問できる 入試によく出る重要単元を厳選 |
中一講座、中二講座、中三講座 | |
月額7,480円(税込)~ | タブレットが全解答を蓄積・分析して課題を提示 映像授業を何度でも見返して復習可能 中1の範囲から学習できる(先取り・さかのぼりOK) |
中学生コース |
中学生におすすめのタブレット学習7選
ここからは、コエテコがおすすめするタブレット学習7選をご紹介します!実際の利用者の口コミも高評価のものばかりですので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。すらら

無学年式教材で苦手科目を克服しやすいのが、すららです。1人ひとりに合わせた学習対策には定評があり、学習継続率の高さでも業界トップクラスを誇ります。生徒だけではなく保護者をサポートする講師がいるため、保護者からも人気があるタブレット学習として知られています。
経済産業省の未来の教室実証事業にも採用されており、学校・塾合わせて40万人以上の利用実績もあるため、安心といえるでしょう。
毎月支払いコースの小中コース5教科分なら、月謝は9,980円(税別)です。4ヶ月継続コースにすれば、月謝は9,480円(税別)で割安になります。そのため、長期間継続して利用するなら、4ヶ月継続コースを申し込みたいですね。
進研ゼミ中学講座

進研ゼミ中学講座は自宅にいながらオンラインライブ型授業に参加できるオンラインサービスです。エキスパート講師によるライブ授業に参加しながら質問専用スタッフに質問したり、何度も録画を観て復習したりすることができます。
さらに個別課題ではAIが完全オリジナルプランを提案。苦手になりやすい分野や入試の重要テーマを重点的に学べる学習プランになっており、苦手科目を一掃することができるでしょう。
料金は受講形式や学年によって異なります。たとえば中一講座「ハイブリッドスタイル」の場合、12か月分一括払いを選ぶと中学1年生の3月号まで月額6,570円、中学2年生の4月号からは月額6,680円となります。併せてオンラインスピーキングを申し込む場合は月額2,580円が加算されます。
スマイルゼミ中学生

「実力がつく教材」「続く仕組み」の2点を重視して学習サービスを提供するスマイルゼミ中学生。主要5教科はもちろん内申点に差がつく実技4教科もしっかり対策を行うことができます。
3学年分の学習を網羅できるので、先取りやさかのぼり学習も可能。各学校の教科書に準拠しているのでどんな中学校の進度にも合わせられるのも嬉しいポイントの一つです。苦手克服のための課題や自分だけの定期テスト対策、定期的な模擬テストなど手厚いカリキュラムで、志望校の水準と実力とのギャップを埋めていくことができるでしょう。
費用は月額7,480円で、3学年分の9教科学習や模擬テストやリスニング、ドリル教材などをすべて受講できます。
スタディサプリ

中学生から社会人まで幅広く利用されているタブレット学習は、スタディサプリです。テレビCMでも頻繁に放映されているため、耳にしたことがある人も多いでしょう。50分の授業内容を5分の動画に凝縮しているから、要点がわかりやすいことでも定評があります。
個別指導コースなら月謝は9,800円(税別)で、ベーシックコースなら1,650円(税別)です。14日間無料体験も実施しているので、理解しやすいかをお試しでチェックしてみても良いですね。演習問題は1万問以上を備えているから、どの学校のカリキュラムでも幅広くサポートすることが可能です。
Z会(iPadスタイル)
業界大手でもあるZ会がリリースしたタブレット学習は、Z会iPadスタイルです。「添削指導」と「AI技術」を導入することで、1人ひとりのペースに合わせた最適な学習を提供していることがメリットです。時間をかけるべき科目や、先に学ぶべき課題をAIが算出してくれます。1回30分、集中的に学ぶことで苦手分野を克服し、得意分野を伸ばしやすくなることが特徴です。中学3年生の場合は、本科5講座セットで1ヶ月あたりの月謝は13,800円(税込み)です。入会する際にはZ会専用のタブレットを購入する必要があり、価格は19,800円かかります。
天神

新型コロナウイルスによる自粛期間中に多くの家庭から選ばれていたのは、天神です。幼児版から高校生版までを取り揃えており、お子様が理解しやすいカリキュラムが組まれていることが特徴です。全国の教科書に準拠しており、どの地域に住んでいる中学生でも利用しやすいタブレット学習だといえます。
豊富な問題数を反復練習することで、知識が身に付きやすくなります。天神の公式サイトでは月謝などの利用料は記載されていないため、検討している場合には資料請求してみましょう。
ネット松陰塾
マンツーマンで学習に寄り添ってくれるのは、ネット松陰塾です。自立学習教材「Showinシステム」を使用することで、継続的な学習をサポートしてくれます。褒め伸ばしで学習をみてくれるコーチがいるため、つまづいた時点ですぐに問題を解決できるでしょう。中学生は週2回の60分コースで、月謝は22,500円(税別)です。他のタブレット学習と比較するとやや割高ですが、月謝には「Showinシステム」料金が含まれています。
中学生のタブレット学習にはどのようなものがあるの?
タブレット学習には、定期テストや苦手科目をフォローしてくれるものから高校受験を見据えた学習ができるものまであります。学年をまたいで勉強できることが、タブレット学習の特徴です。そのため、苦手科目を集中的に勉強したい学生から選ばれています。多くの場合、専任コーチがつき、学習方法や進捗などを一緒に確認してもらえますよ。タブレット学習によっては、解説動画や自動採点などの機能が搭載されていることもあります。そのため、つまづいてしまった問題も理解しながら解き進めていくことができるでしょう。膨大な量の問題をタブレット1つで見ることができるため、分厚い問題集のためのスペースを用意する必要もありません。
参考:Mama+
中学生がタブレット学習で得られる効果
中学生が学習内容を深く理解するために、タブレットでの学習が効果的といわれています。早稲田大学の渡邉文枝博士は『タブレット端末における教材の提示方法が学習に及ぼす影響』でタブレット端末の有効性や教材の提示方法について研究。結果として「単語・用語の記憶学習には画像のみを提示すること」が効果的と述べており、アニメーションであればさらに学習理解が進むこともわかっています。
本人が「わかりやすい」と感じる教材であれば、学習意欲の維持にも大きく影響するでしょう。
タブレット学習で効果が出やすい中学生の特徴
タブレット学習で効果が出やすい中学生には、以下のような特徴があります。- 長時間集中することが苦手
- 部活動や習い事で時間がない
- カリキュラムについていけない
- 得意科目の先取り学習をしたい
- 苦手科目を集中的に学習したい
- マイペースに学習したい
また、学習する内容を自分で決められるから、得意科目を集中的に学習したり苦手科目の復習をしたりすることが可能です。ゲーム感覚で取り組める内容もあるため、オンラインゲームが好きな中学生にとっても取り組みやすい学習方法だと言えるでしょう。
中学生向けタブレット学習のメリットとデメリット
それでは、タブレット学習のメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。中学生向けタブレット学習のメリット | 中学生向けタブレット学習のデメリット |
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タブレット学習のメリット
タブレット学習には、以下のようなメリットがあることが特徴です。- 学習ペースを保護者も把握できる
- 通塾するよりも低価格
- 子どものペースに合わせて学習をすすめられる
- 論理的思考を養いやすい
部活などで帰りが遅いお子様でも、タブレット学習なら時間を気にせず学習することができます。学習塾が遠方にあり、通塾が難しい生徒もタブレット学習を利用している傾向があります。
さらに研究論文『タブレットPCに対する特性認識が学習成果に与える影響』においては、タブレットを活用した中学生の方が記述問題の正答率が高いという結果に。集団授業でタブレットを使うと、お互いの画面を覗き込んだり相談したりして対話できるため、論理的思考が求められる問題でも正答率が高くなると考えられています。
タブレット学習のデメリット
それでは、タブレット学習のデメリットも確認していきましょう。- 集中力が持続しづらい
- 視力や姿勢が悪くなりやすい
- 自由な学習スタイルである分習慣づけることが難しい
先生や保護者から強要されないタブレット学習は、つい勉強が後回しになってしまうこともあります。自由に自分の好きな時間に取り組めるからこそ、習慣づけて学び続けることが難しいツールだともいえます。
中学生向けタブレット学習の選び方
中学生向けタブレット学習を選ぶ際には、注目すべきポイントがいくつかあります。ここでは、中学生向けタブレット学習の選び方を解説します。料金・プラン
中学生のタブレット学習は3教科で月額8,000円ほど、5教科で月額10,000円ほどの利用料となることが一般的です。通学する塾に通えば月額25,000円ほどかかるため、安価な学習方法を取り入れたい家庭からタブレット学習は選ばれています。また、年払いにすることで、月額1,800円ほどで利用できるお財布にやさしいタブレット学習もあります。タブレット学習によっては、高校入試に頻出する単元がまとめられたプランや有名予備校講師の映像授業が見られるプランなどがあります。
無料体験を実施している場合は、どのような授業内容かをチェックしてから入会を検討したいですね。
難易度
タブレット学習を選ぶうえで重要視したいポイントは、難易度です。基礎に強いものや応用問題が多く含まれたものなど、タブレット学習によって特性は異なります。成績をアップさせるためには、最適な難易度の教材を選ぶことが大切です。授業のカリキュラムについていけないことが悩みである場合は、さかのぼり学習ができる教材を選ぶことがポイントです。教材によっては、学年を超えて学習できるものがあります。
学習時間の長さ
集中力が途切れやすい場合は、教材の1本あたりの学習時間をあらかじめ確認しておきましょう。すきま時間を活用して学習したいなら、1本あたり15分程度の教材なら取り組みやすいでしょう。短い時間の教材を利用することで、達成感が得られ、集中力が持続できるなどのメリットもあります。教材によっては、確認問題がコンスタントに挟まっている教材もあります。
複数のタブレット学習を試してみて、自分にとって最適な長さの教材を選択したいですね。
サポートの有無
学習につまづいてしまう理由の1つに、「わからない問題を自分自身で解決できない」点が挙げられます。そのような場合は、質問サポートが付いているタブレット学習を選択しましょう。タブレット学習によっては、定期的に講師とやり取りできる教材もあります。さらに、学習の進捗管理やその日の目標などを管理してくれるタブレット学習を利用すれば、学習のモチベーションを維持しやすいでしょう。
中学生がタブレット学習を開始する際の注意点
中学生がタブレット学習を開始する際の注意点として、子どもの性格や学習スタイルを把握しておくという点が重要です。たとえば「ネットサーフィンをしてから勉強しよう」「漫画を読んでから……」など、気持ちの切り替えができない場合はタブレット学習に集中するのが難しいでしょう。SNSを閲覧できないタブレットにしたり誘惑が少ない部屋で学習したりと、環境設定を工夫してみましょう。
また、その場で講師に質問できる対面授業とは違い、自分で課題の解決方法を探ることが必要な場面もあります。わからないことがあると離脱しやすい学生の場合は、リアルタイムで質問ができるサービスを選ぶのもおすすめです。
中学生におすすめのタブレット学習まとめ
タブレット学習を利用するときには、お子様のモチベーションが維持できるようサポートすることが大切です。集中して取り組みやすい環境づくりをするなど、家庭内の環境にも配慮したいですね。お子様の集中力がアップすることで、学習の理解度も上がりやすくなります。お子様にとって最適なタブレット学習が見つかるよう、無料体験を利用して使用感を確かめてみたいですね。実際に利用することで、コーチとの相性なども掴みやすくなるでしょう。