対象年齢は4歳〜10歳となっています。
ワンダーボックスは、子どもの好奇心を学ぶ力につなげていく新しいスタイルの体験型通信教育です。
この記事ではワンダーボックスのキットの中身や得られる力、料金体系などについてまとめました。
STEAM教育が学べる通信教材!ワンダーボックスとは?
2020年2月、ワンダーラボ(旧 花まるラボ)は WonderBox(ワンダーボックス)を発表、先行受付を開始しました。2020年4月から、サービスを開始します。
ワンダーボックスでは、専用アプリと毎月届くキットで学習を進めます。気になる中身を見てみましょう。
毎月届く「キット」と毎週変化する「アプリ」で飽きない!
ワンダーボックスには「キット」と「アプリ」があります。アプリ(デジタルコンテンツ)
子どもが興味を持ちそうなアプリが勢揃い!アプリは1ヵ月単位で内容が追加されるだけでなく、毎週のようにテーマやルールが追加される予定です。通信教育は「届いたその日に付録を作って、あとは放置……」なんて声も多いのですが、アプリがあることによって、次のキットが届くまでの間も飽きずに続けられそうですね。毎日あたらしい発見がある工夫に注目です。
キット(ワークブック・工作キット等)
キットは月に1度届きます。数字や文字を練習する従来のワークブックスタイルではなく、頭をフル回転させてシールを使って迷路を作ったり、ボックスを切り抜いて電車を作ったり、子どもが大好きな「作って遊べる」要素が満載です。できたものをタブレットで撮影して共有するなど、アプリと連動して遊べます。
ワンダーボックスの受講料は?
キットとアプリを組み合わせた、デジタル時代の通信教育!といった雰囲気のワンダーボックス。受講料(月謝)は以下の通りとなっています。月額 | 4,200円 |
6カ月一括払い | 4,000円/月 |
12カ月一括払い | 3,700円/月 |
学習塾と比較して、かなりお手頃価格な印象。これなら無理なく続けられそうですね。
ワンダーボックスのコンテンツを紹介!
ここでは、気になるワンダーボックスのコンテンツ(内容)を一部紹介していきます。プログラミング的思考と応用力を身につける!「コードクラフターズ」
遊び感覚で触れているうちに自然とプログラミング思考が身につくコンテンツ。毎月「制作テーマ」が設定され、子どもたちはテーマをもとに想像力や発想力をふくらませ取り組みます。
発想力や表現力を育てる「ずっこけびじゅつかん」
設定された1コマ目から「オチ」を考え、2コマ目を作成します。子どもたちの豊かな発想力に驚かされるかも!
論理性と戦略的思考が育つ「たいせん!ボードゲーム」
子どもの大好きなボードゲームもコンテンツのひとつ。オンラインで世界中の仲間と対戦もできます。
ワンダーボックスでは、他にもたくさんのコンテンツが用意されています。
毎月とどく「キット」は手や指先をつかうコンテンツが魅力
毎月とどく「キット」は、自分で問題を作る「作問」ワークブックや、実際に手を動かして表現力や創造力を伸ばすコンテンツがつまっています。箱そのものもコンテンツとして楽しめるので、子どもの興味をかきたてそうですね!
100万ユーザー突破!教育アプリ〝シンクシンク〟チームが開発
思考力を育てる教育アプリとして、150ヶ国の子どもたちが使っている「シンクシンク」はご存知ですか?ワンダーボックスは、このシンクシンクを開発したワンダーラボによって制作されているのです。制作チームには、幼児教育のプロ、算数オリンピックの問題制作などの経験者、さらに子どもの視点を大切にするエンジニア・デザイナーが揃いました。子どもの「やる気・好奇心・考える力」を伸ばすためにそれぞれのプロフェッショナルが力を合わせて作成した教材です。
思考力や創造性を伸ばす「STEAM教育」を実践
ワンダーボックスの通信教材は、たとえば数字やひらがなの練習帳はついていません。足し算や引き算、九九を教えるわけでもありません。ワンダーボックスの教材は、思考力や発想力を伸ばしていくことを大切にしています。一見、親からすると「遊んでるみたい」でも、ワンダーボックスの教材は「STEAM教育」を柱にし、意欲的に取り組む力が自然と身につくように、さまざまな方向から子どもを刺激し、知的好奇心を満たすよう考えられています。
STEAM教育とは
では「STEAM教育」とはいったい何なのでしょうか。STEAMとは
・Science(科学)
・Technology(技術)
・Engineering(工学)
・Art/s(芸術/リベラルアーツ)
・Mathematics(数学)
の5つの頭文字をつなげた造語です。文科省ではSTEAM教育を次のように定義し、積極的に取り組むよう推奨しています。
Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics等の各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育/文部科学省:新学習指導要領の趣旨の実現とSTEAM教育について要するに、教科ひとつひとつを取り上げるのではなく、総合的な学習をしよう、ということですね。これに加えて文科省では、教師が一方的に知識を伝える「座学」ではなく、子どもたちが自ら考え、課題を解決しようとするアクティブ・ラーニングを推進しています。
ワンダーボックスの教材はまさに、
- 感じる→感性・興味・好奇心
- 考える→知性・思考力
- つくりだす→創造性・想像力・発想力
幼児期に必要なのは「学力」よりも「学ぶ力」を育てること
ワンダーボックスが新しい通信教育ということはわかっても、「小学校入学前にひらがらが書けるようにしたい」
「100までの数と簡単な足し算引き算くらいはできるように」
親としては、どうしても小学校入学後の「学力」に直接影響するドリルや通信教材を期待しがちです。
よくわかります、筆者も同じように思いました。でも、結果はどうだったでしょうか。
最初の1週間だけでやがてそのまま放置してしまったドリルの数々、届いた通信教育もDVDは1度観て終わり、ワークブックはお絵かき帳がわり……。
お風呂場に貼れる五十音表だけはしばらく残っていましたが、指をさして「あ」「え」と言わせても子どもは間違えてばかりでした。挙げ句の果てに「昨日やったのに!」と響きわたる声に子どもが泣き出し「風呂に入ってまで怒鳴りながらやるな!」と夫とケンカしたこともありましたっけ。
小学校に入れば、ひらがなも数字もきちんと学びます。大事なのは「勉強ができるようになること」よりも「もっと知りたい、もっと学びたい」と意欲的になれることだと、筆者はずっと後になって気づきました。
「やりなさい」と親に言われたからやる、では、親の言うことを聞かなくなる年頃になれば反抗するでしょう。あるいは逆に親の顔色を見て勉強する、自分のためでもなく、楽しくもなく、ただただ辛い受験勉強の時期を迎えることもあり得るでしょう。
学力はもちろん大事ですが、その前に「学ぶ力」「学ぼうとする気持ち」がもっともっと大事なのです。学ぶ力を持った子どもは、難解な問題にも粘り強く取り組みます。学び、何かを発見する、答えを導き出す喜びや楽しさを知っているからです。それは自然と高い学力へと結びつきます。
ワンダーラボが開発した思考力開発アプリのシンクシンクを利用した子どもたちのIQや学力が伸びたことは、慶應義塾大学とJICAの共同実証実験においても証明されています。学力の土台となる「学ぶ力」こそ、幼児期に身につけたいことのひとつです。
知的なワクワクを体験できるワンダーボックスを、一度試してみてはいかがでしょうか。
参考:小学生向け通信教育
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