その世界で活躍していくために必要なスキルも刻々と変化しています。そんな中で『STEAMS(スティームス)』といった言葉を見かける機会が近年増えてきました。
これまでには『STEM(ステム)』、『STEAM(スティーム)』などといった言葉もあったりしたので、「イマイチ何が違うの?」とモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、『STEAMS 』とは何か、また『STEM 』や『STEAM 』と何が違うのかについて解説します。
STEAMS(スティームス)とは
最近、小学生のプログラミング教育の必修化が近づいてくるにつれて、教育業界を中心に目にすることの多くなった「STEAMS」という言葉。普段見るテレビやネットニュースなどではなかなか知る機会が少なく、まだまだ知らない方も多いのではないでしょうか?
『STEAMS(スティームス)』とは、
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
Art(美術)
Sports(スポーツ)
の5つの分野を表す単語の頭文字をとって名付けられた専門用語で、テクノロジーが日々進化していく中、今後を担っていく子どもたちが身に着けるべき重要なカテゴリを表しています。
STEAMS教育って一体どんなもの?
上記でも紹介した通り、これからの世の中で重要なスキルとなるであろう5つの教育分野を表した言葉が「STEAMS」です。技術革新が進み人工知能の影響で大きく変化していく世の中で、これらの5つの分野の学習を通して、今後のIT社会に順応した競争力のある人材に育てていこうという教育方針になります。
この教育の大前提となる考え方の基盤は「自分」の力で学び、理解し、さらに興味のあることを見つけていくことのできる人間に育てるといったものです。
言われたことをそのまま行うようでは、人間でなくても人工知能に頼めばいいといった風に必要ない人材としてカウントされてしまいます。
そこであくまで「自分で」考える癖を子どものうちに身に着けさせることが、のちに独自性のあるものを作り出す創造性を養うことにつながると考えられ、近年STEAMS教育の必要性は認識されています。
STEAMS教育はまだ幅広く広まってはいないものの、コエテコでは、日本人女性唯一の数学オリンピック金メダリストであり、ジャズミュージシャンでもあるSTEAM教育家・中島さち子さんにインタビュー。
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STEAMSとSTEM・STEAMの違いはあるの?
上記の通り、各分野の頭文字をとって名付けられているので、基本的は教育方針は特に変わりません。それぞれ、STEMはSTEAMSからArt(美術)、Sports(スポーツ)の分野を除いて考えられたもの、STEAMはSTEAMSからSports(スポーツ)分野を除いて考えられたものです。
STEAMSの発祥は?
STEAMに「Sports(スポーツ)」を加えたSTEAMSは、もともと静岡トヨペットによる造語です。次に紹介する「SKIPランド」も静岡トヨペットが主催しており、STEAMSの理念に基づいて開催されています。スポーツを取り入れることによって何が変わるのでしょうか。SKIPランドの紹介によると、STEAMS教育の中では「科学的・論理的に考えるチカラ」「想像するチカラ」の他に、「感性」が重視されているようです。
STEAM教育の中で、最も感性に関わりのある部分はArtでしょう。芸術活動を通して新しい発見や物の見方を獲得していくことが可能です。スポーツはそれと関わりのないように見えるかもしれませんが、体を動かすことによって新しい感性を発見することもあるでしょう。
STEAMSの事例
実際の事例としては、静岡県にて11月2日・3日に行われた「SKIPランド」が挙げられます。このイベントでは各分野の能力向上につながる活動が数多く行われました。どの活動も子どもが自ら野手で作業をする活動が多くまさに独自性の向上につながる教育であるといえます。
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