恵比寿駅にほど近いビルの5階にある教室は、たくさんの観葉植物とウッディな内装でまるで小さな森の中のよう。広々としたカフェのような空間とカラフルに色分けされた個室でそれぞれカリキュラムにそった教室が開かれています。
今回、コエテコでは「あるくメカトロウィーゴ×アントレキッズ」ワークショップにお邪魔し、初めてあるくメカトロウィーゴのプログラミングを体験する生徒さんたちを取材させていただきました。たくさんのお写真とともにご紹介しますので、ぜひご覧ください!
「あるくメカトロウィーゴ」ってどんなロボット?
「あるくメカトロウィーゴ」は、このような特徴を持つロボット教材です。
- 大人気のメカトロウィーゴがプログラミングで動き出す
- 子どもでも簡単にプログラムができるよう、Scratchを採用
- ユニークな動きで子どもの好奇心を刺激する!
そして、このメカトロウィーゴを、プログラミング学習ロボットとして開発したのが「あるくメカトロウィーゴ」。Scratchで誰でも簡単にプログラミングができ、ダンスをしたり、ポーズをとったりと、なんともキュートな動きで大人も子どもも魅了します!
今回のワークショップでも、メカトロウィーゴの可愛らしい動きに子ども達はワクワクが止まらなかったようすでした。なお、実際の授業内容は、こちらの過去記事でもご覧いただけます!
(授業レポート)「あるくメカトロウィーゴ」が教室にやってきた!子どもプログラミングスクールeggで特別ワークショップ実施
先日、子どもプログラミングスクールeggで開催された「あるくメカトロウィーゴ・ワークショップ」。二足歩行でき、でんぐり返しやダンスまでできる「あるくメカトロウィーゴ」を使い、楽しくプログラミングが学べるイベントです。コエテコでは、生徒さん達があるくメカトロウィーゴと楽しむプログラミング授業の様子を、たくさんの写真と共にご紹介します!
この記事をcoeteco.jp で読む >会場は、アントレキッズ恵比寿校!
今回のワークショップが行われたのは、アントレキッズ恵比寿校です。アントレキッズ恵比寿校では、以下のような教育方針のもと、幅広い年齢のお子さん達が学ばれています。
- 答えは自分で探す!自立を促す指導法
- オリジナルなカリキュラムが魅力
- 子どもたち自身がイベントを企画
また、オンラインでも、Scratchのほか、タッチタイピングの基礎から学べる「IT基礎コース」を開講。独自のカリキュラムが大きな魅力となっています。
「あるくメカトロウィーゴ×アントレキッズ」コラボ教室がスタート!
ワークショップ当日。外はあいにくの雨でしたが、参加してくれる子ども達は、とっても楽しそうな足取りで教室に入ってきました。さあ、さっそく「あるくメカトロウィーゴ×アントレキッズ」コラボ教室のスタートです。緑が多く、広々とした教室には、楕円形のテーブルが交互に並んでいます。それぞれのテーブルには、あるくメカトロウィーゴが待機中!
授業はまず、自己紹介から始まりました。今回のワークショップに参加してくれたお子さんは、小学校低学年だそう。ちょっぴり緊張ぎみなお子さん達でしたが、アントレキッズの葉山先生が「好きな食べ物は何かな?」などと優しく声をかけ、緊張をほぐしました。
ワークショップの流れについての説明が終わると、葉山先生は生徒さんたちに体を向け、よく通る声で言いました。
「みんな、プログラミングってわかるかな?」
葉山先生の問いかけに、みんな一斉に首をふります。すると中央のモニターにスライドが映し出されました。
スライドを見ながら、「おうちの中にある冷蔵庫も掃除機もテレビも、みんなプログラムによって動いているんだよ」という説明がスタート。加えて、コンピュータを動かすには「コンピュータがわかる言葉で話さないと命令が通じない」ことを教えてもらいます。
「だってほら、外国の方と話すには、その人がわかる言葉で話さないと、意味が通じないよね。それと同じで、コンピュータにはコンピュータ用の言葉を使わないと通じないんだよ」葉山先生の説明に、子どもたちもうんうんとうなずいています。
さあ、説明はここまで。カリキュラムはテンポよく進み、手を動かす時間が始まります。
「これはScratchといって、ブロックみたいなパーツを組み立てることで、コンピュータに命令を出せるんだ」「みんな、マウスは使ったことがあるかな?こうやって持つと、うまく動くよ!」軽快な説明とともに、お手本を見せる葉山先生。子ども達は、モニターを見ながらさっそくScratchにチャレンジします。
ライターの目線から見ると、「思ったよりも、カリキュラムがスピーディーに展開していくな」という印象。でも、それこそが、子どもが飽きない秘訣なのでしょう。それを示すように、緊張していた子どもたちの瞳も大きくまるく見開いて、「これであってる?」「動かない!」なんて元気な声が飛び交うようになりました。
あるくメカトロウィーゴが動いた!
Scratchは、直感的に操作できるのが特徴のプログラミングツールです。こうした性質もあってか、葉山先生が「10歩すすむ」指示の出し方をレクチャーすると、子ども達はスムーズに飲み込んで、さっそくプログラミングをはじめました。すると!「うわぁ!歩いた!」
「動いた動いた!」
子どもたちの歓声が響き渡ります。前回の取材でも感じましたが、あるくメカトロウィーゴを使ったワークショップで最初に盛り上がるのが、この「プログラムを実行したら、目の前の小さなかわいいロボットが動き出した瞬間」なんですよね。
もちろん、歩くだけではありません。子どもたちはScratchにあっという間に慣れて、次々と新しい動きを試し始めます。
音が鳴る、目が光る、ポーズをとる、ダンスを踊る!あるくメカトロウィーゴの七変化に子どもたちだけでなく、となりで見守っている保護者の方たちも思わず身を乗り出して拍手する光景が広がりました。
「ねぇ目の色が変わるよ!」
「なに、今の?どうやったの?」
「せーの!ほら、ゴロンってなる!」
あるくメカトロウィーゴにすっかり夢中です。
しばらく興奮の渦に包まれた教室を、葉山先生や他の先生方が回って、後ろに進むにはどうすればいいのか、Scratchの使い方を丁寧に指導していきます。
先生の声かけを見ていると、「こうしなさい」ではなく、「ここ、やってみた?」「すごいね、どうやって動かしたの?」と問いかけたり、ヒントを与えるだけ。教室はとても和やかで、そして子どもたちはとても真剣に考えています。先生方は答えを急かさず、子どもたちにじっくり考える時間を与えているのですね。
「右や左に動かすこともできるんだよ。この後みんなでメカトロウィーゴと迷路に挑戦するからね、ブロックの指示をいろいろと試してみよう」
そこで初めて葉山先生は、迷路で壁にぶつかるまで何歩進むか、といった具体的な課題を投げかけました。さぁ、初挑戦の子どもたち、できるでしょうか?
手作り巨大迷路にチャレンジ!あるくメカトロウィーゴは迷路を攻略できるのか!?
それぞれの机に、先生手作りのカラフルな迷路が準備されました。いよいよ、本格的なプログラミングがスタートです。
あるくメカトロウィーゴをどのように動かせば迷路をクリアできるか?「まっすぐ10歩」「右に曲がって15歩」……と試しては、どこで壁にぶつかってしまうか、粘り強く再挑戦する子ども達。その根気良さは、見ている大人が驚くほどです。
「あと何歩進めばいいかな」
生徒さんたちが一生懸命プログラムをしている横で、思わず保護者の方も「あ!ぶつかる!あとちょっとじゃない?」と一緒になって「トライアンドエラー」を実践中!
それぞれが迷路にチャレンジしたところで、タイムアップ!
マスクごしでもこぼれ落ちてくる笑顔!達成感がもたらす喜びに思わず「ばんざい!」ポーズで決めてくれました。
そして最後には、葉山先生が「さ!席について、手はどこかな?」と声をかけると、生徒さんたちはそろって膝の上に手をおいてスッと背筋をのばしました。それまでの自由で闊達な雰囲気から空気が変わります。メリハリのある授業展開が、楽しさと学びを両立させているのでしょう。
ワークショップ後に感想を聞いてみると、「迷路が楽しかった」と女の子たち。そして男の子は「ロボットが動くのがスゴイ!」と感想を教えてくれました。また、アンケートには、「やってみたらたのしかった」というコメントが!今日のワークショップをひと言で表現してくれました。
今日のあるくメカトロウィーゴのワークショップはいわば「入口」。プログラミングへの興味や好奇心を持ってもらうことがポイントです。
特に低学年のお子さんにとっては、モニター上で見るだけのプログラミングだと、なかなか最初は集中できません。その点、「あるくメカトロウィーゴ」はてのひらにのるような小さなかわいいロボットで、それが自分で作ったプログラムで動き出すので、みんな一気に引き込まれていくのですね。
そんな楽しいワークショップも、あるくメカトロウィーゴのバッジをもらって終了。みなさん、名残惜しそうに頭をなでたり、もう一度眺めたりしながら、先生にご挨拶をして教室を後にしました。
保護者インタビュー|コラボワークショップの感想は?
終了後、保護者のみなさんにお話を伺いました。まずは、お友達と参加した2年生の女の子のお母様です。
「とても印象的だったのは、プログラミングをすることで、ロボットが実際に動くところです。小学校でもタブレットは使用していますし、タッチペンも利用していますが、モニターを見ているだけなので、プログラミングという感覚はあまりないと思うんです。
しかも、ロボットがかわいくて。ロボットが設定したプログラムどおりに動く、本当に体験型のワークショップだなと思いました。こんなリアルな体験なら、子どもも楽しくプログラミングに触れられると感じました」
もうひとりのお母様も、うなずきながら「私も楽しく過ごしました」と笑顔で答えてくださいました。
「うちの子も、『あと何歩かな』と考えながら、何度も繰り返していました。ロボットを動かそうとする体験の中で、こうしたらどうなるんだろうって試行錯誤する姿を見られて、子どもの好奇心の大きさを実感しました」
保護者の皆さんは「プログラミングで目の前のロボットが動く」ことに大きな印象を受けたようです。なかなか普段は触れることのないロボットの魅力と、アントレキッズの「体験しながら自ら学ぶ」教室運営に、「良い体験だった」と語ってくださいました。
アントレキッズ講師インタビュー|「あるくメカトロウィーゴ」の魅力は?
—今日、ワークショップをされてみて、「あるくメカトロウィーゴ」はどのようなロボットだと感じられましたか?
あるくメカトロウィーゴの一番の魅力は、「自分がプログラムした内容が実際に動く」ことですね。パソコンの画面上で動きを確認するだけでなく、実際に動くロボットを目の前で見ることはとても大きな体験です。今日も、生徒さん達があるくメカトロウィーゴの動きを真似して踊っていましたが本当に楽しそうで、ああいう体験は他にはない学びだなと感じました。
あるくメカトロウィーゴはとてもかわいいし、動きも多彩。一般的にロボット教材は男の子が興味を示しやすいのですが、あるくメカトロウィーゴは男女や年齢に関係なく、夢中になってくれるのが素晴らしいですね。
この「楽しい」「面白い」気持ちは、プログラミング教育でも非常に大切なポイントです。アントレキッズでは、今回のようなあるくメカトロウィーゴを活用したワークショップはもちろん、他にも、さまざまなコラボ企画を行っています。多くの選択肢を用意することで、子どもたちが「面白い」と思うテーマから、どんどん学んでほしいですね。
—アントレキッズでは、非常に多彩なコースを展開されていますね。大きな教育方針は?
アントレキッズでワークショップを開くのは2回目なのですが、実は、1回目のイベントは、子どもたちが企画を考えたんですよ。今回のワークショップも、その1回目のアイデアをベースにしています。
アントレキッズは年中さんから通うお子さんもいて、今度、年長さんのお子さんが自分で考えた企画を発表します。子どもたちのアイデアや企画力にはわたし達もいつも驚かされています。
—子ども達が企画から考えたんですか!すごい自主性ですね。
はい。私たちアントレキッズの教育方針は、「教えない」です。これはつまり、ヒントは与えても、答えは教えない、という意味。指をさして、大まかな方向は教えるけれど、ゴールに向かうのは、子どもたち自身の足に任せるんです。自分たちで考え、手を動かして確かめるほうが、口頭で教え込むよりも効果的なのではないかと。覚えも早いですし、子どもたちが秘めている能力を開花させるきっかけにもなりますから。
—今日のワークショップでも、お子さまが生き生きと学ばれているのが印象的でした。最後に、アントレキッズへの入会を検討されている保護者にメッセージをお願いいたします。
もしお子さんが「ゲーム好き」「YouTubeや動画が好き」な子であれば、ぜひアントレキッズに来てみてください。保護者からすれば、ゲームばかりして、と思うかもしれませんが、「好きこそものの上手なれ」という言葉もあります。せっかくの興味を良い方向へ導くことで、子どもたちの才能が大きく伸びていくはずです。今後もワークショップや体験会を多数開催予定ですので、お子様と遊びにくる感覚で、まずは教室にいらしていただければ幸いです。
ライターコメント
「アントレキッズでは、子どもたち自らがイベントを企画する」と聞き、改めて、「子どもが中心にいる」教室なのだなと感じました。そんなアントレキッズに大雨の中、小さな傘をさして集まってきてくれた生徒さん達。最初こそ静かな教室でしたが、あるくメカトロウィーゴが動き出すと、教室は一気ににぎやかになりました。ロボット教材はどちらかといえば男の子に好まれるカリキュラムですが、あるくメカトロウィーゴは見た目もかわいく、動きもキュートなので、女の子たちの心もギュッとつかんでいました!
なお、コエテコではあるくメカトロウィーゴの誕生秘話も取材していますので、こちらの記事もぜひご覧ください。
(インタビュー)「あるくメカトロウィーゴ」一般販売スタート|人に寄り添い、共に成長するロボットとは|プログラミング学習にも
手のひらサイズの愛嬌あるロボット、「あるくメカトロウィーゴ」。プログラミング学習でも活用でき、着せ替えを楽しむように色を塗ったりカスタマイズして、パーソナルに遊ぶこともできます。この記事では川内社長のインタビューをおりまぜながら、あるくメカトロウィーゴを詳しく紹介。プログラミング教材としての強み、そして「寄り添うパートナー」としての新しいロボットの魅力まで、たっぷりお届けします!
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