年少(3歳)におすすめの通信教育8選【2025年最新版】教材の選び方も解説

年少ってどんな時期？

年少とは、4月1日時点で満3歳の幼児になる子どものことを指します。
この時期の子どもは、身体能力や認知能力が飛躍的に高まる特徴があり、何にでも興味・関心を示すようになります。同時に自我や理解力も著しく発達することから、自己を主張するようになる一方で、お友達やお父さん・お母さんの感情や心情を汲めるようにもなってくるでしょう。

またごっこ遊びができるようになる、絵本の内容を理解できる、数・大きさ比べができるなど、簡単なルールであれば、理解できるようになるのも年少期の特徴の1つです。

年少の子どもが通信教育を利用するメリット

ここでは、成長著しい年少の子どもが通信教育を利用するメリットを紹介します。

年少期に養いたい能力を伸ばせる

前述の通り、年少は身体能力をはじめ、知能的にも精神的にも大きく発達する時期です。
特に細かい作業を繰り返すことで、手先の器用さはどんどん成熟していくでしょう。また絵本の朗読や会話を通じて語彙力の増加も感じられる年頃。

そして通信教育は、そんな年少期に養いたい能力を楽しく伸ばせるカリキュラムが設計されているため、興味・関心を示す分野においては特に著しい成長を期待できるでしょう。

親子間でコミュニケーションを図れる

通信教育の中には親子で取り組む教材も多く、子どもと一緒に教材に取り組むことで親子間のコミュニケーションを図れる利点があります。
お母さんだけではなく、普段接する機会の少ないお父さんと一緒に取り組むことで、お父さんとコミュニケーションを図る機会を作ることもできるでしょう。

子どもが強く興味を示すジャンル・分野が見つかる

多くの通信教育は、様々なジャンルのコンテンツが集約されているため、子どもが強く興味を示すジャンル・分野が見つかることもあります。年少の時期から得意なジャンルや強く関心を示す分野を見つけ出してあげることができれば、早期から興味・関心を伸ばすこともできでしょう。

幼児教室に通うよりも料金が抑えられる

幼児向けの通信教育は手ごろな価格帯が多く、3,000円程度が目安です。一方幼児教室は、月4回程度の受講で1万円前後の受講費がかかるケースも珍しくありません。
幼児教室よりも大幅に価格を抑えられるだけではなく、教室に通う負担も軽減されるでしょう。また、場所見知りや人見知りが激しい子どもの場合、せっかく高額な費用を払い幼児教室に通っても泣き続けてしまい、満足する学びを得られないケースもあります。

通信教育であれば、自宅で自分のペースで取り組めるため、子どもにも負担を強いることはないでしょう。

年少向け通信教育の選び方

続いて、年少向け通信教育の選び方を紹介します。

年少の子どもにとって使いやすいか

一口に年少と言っても、子どもによって成長の速度は異なります。
また教材の難易度や利用目的も違うため、使い馴染むのに時間がかかったり、難しいと感じられてしまうこともあるでしょう。

教材を選ぶ時は、年少の子どもにとって使いやすいかという視点を持つことが大切です。
参考：3歳におすすめの習い事

学習目的に沿ったカリキュラムか

通信教育は、子どもの興味・関心を引き出す、お受験用、保護者とのコミュニケーション機会の創出など、方針や利用目的がそれぞれの教材ごとに異なります。そのため、目的に合った教材を選ぶようにしましょう。

先取り学習ができるか

年少向け通信教育の選ぶ際は、先取り学習の可否も確認しておきましょう。
特に、小学校受験を検討している場合、子どもの年齢にかかわらず、学習理解度に応じて先取り学習できる通信教材がおすすめです。私立の小学校は学習進度が早い上に、先々の学年の勉強に取り組んでいる子が大半です。

先取り学習できる幼児教育であれば、小学校入学後の勉強も先取りして学ぶことができるため、小学校入学後に直面する勉強の悩みや負担を減らすことができるでしょう。

続けやすい費用か

通信教育選びの際は、費用も確認しておきましょう。
年少になると新しく習い事を始める家庭も多く、習い事にかかる費用が増える時期です。

無理なく継続できる費用か確認しておくと安心です。

教材のタイプ

年少向け通信教材と一口に言っても、様々なタイプの教材があります。代表的な教材は、タブレットタイプやテキストタイプ。
他にも制作できるトイ教材などもあります。また、タブレット教材でも専用タブレットを買い上げる形式や手持ちのタブレットからアクセスできるもの、スマートフォンにアプリをダウンロードするものなど様々です。
参考：幼児におすすめのタブレット学習

各教材には、メリット・デメリットがあります。
学習のしやすさや子どもの興味・関心、保護者に教育方針に合わせて、適したタイプを選択しましょう。

年少におすすめの通信教育8選

続いて、年少におすすめの通信教育を紹介します。
目的やお子さまの興味・関心、性格に合った通信教育を選びましょう。
参考：おすすめの幼児教育

こどもちゃれんじ

こどもちゃれんじは、0歳から年長さんを対象とした通信教育です。年齢に合わせた教材が用意されており、時期や発達に合った学びを通じて「できた！」の自信を育みます。教材は、エデュトイや映像教材、絵本などさまざまです。外出先や家事の間に楽しめるコンテンツが多く、楽しむうちに自然と身についていくでしょう。

マスコットキャラクターである「しまじろう」の存在も成長に欠かせません。しまじろうがお子さまと同じように成長・挑戦する姿を見ることで、「自分もやってみたい」とトライするようになります。始めやすい受講費も魅力で、月々2,460円～始めることが可能です。

スマイルゼミ

スマイルゼミは、タブレットを用いて小学校入学までの学びをお子さま一人で進められる通信教育。すべての学びがタブレット一台に集約されており、年少さんから年長さんまでの学びに対応しています。タブレットが次に何をすればいいのか導いてくれるため、お子さまだけでも学習に取り組むことが可能です。

タブレットには学習コンテンツしか入っていないため、遊んでしまう心配はありません。自宅だけでなく外出先でも使えるのも嬉しいポイント。2週間無料でお試しできるので、気になる方はお試ししてみるといいでしょう。受講費は月々2,980円からです。

学研教室

学研教室は、年齢や学年にとらわれることなく、1人ひとりにぴったりの学習を提案してくれる幼児教育です。単に学力のみならず、子どもの興味や性格をしっかりつかんだ上で指導してくれるため、多感な時期に差し掛かる年少であっても、1人ひとりの個性に合った指導により無理なく得意を伸ばしてくれるでしょう。

年少向けには、オリジナル教材を利用した『さんすう･こくごコース』と「思考力」の基礎と「学ぶ」ことへの興味をはぐくむ『アカデミー算国コース』、入園に必要な力を身につける『未就園児コース』が用意されています。
いずれも集団行動に向けた土台を築く指導に重点を置いているほか、思考力･判断力･表現力を伸ばしながら、算数･国語の基盤となる力を形成します。

未就学コースは月2回ペースなので、初めての習い事でも負担なく続けるられるでしょう。

幼児ポピー

幼児ポピーは、2歳～6歳を対象にしたシンプルな教材が特徴の通信教育です。
年少向けには『きいどり』と呼ばれるコースが用意されており、月々1,500 円 (税込)で利用可能です。

年少の子どもは興味・関心が色々と移り変わるため、教材に関心を示すか心配なご家庭も多いかと思います。その点、幼児ポピーであれば、本入会の前に無料お試し見本を送付してくれます。
無料の見本で子どもの反応を見た上で利用の有無を決められる点は、保護者にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

天神

天神は、0歳から使えるタブレット教材です。
知識・数量・言葉・記憶・思考の5系統62ジャンル10,000以上もの問題が収録されており、幼児教育で重要な単元を不足なく学習できると評判。子どもの興味や発達に合わせて自由に学べる点が魅力であり、年少期の学びと成長をサポートしてくれることでしょう。

また教材は買取型になっており、追加の費用は発生しません。
パソコン版：327,800円、タブレット版：371,580円と多少値は張るものの、兄弟使用も可能かつ膨大なコンテンツが集約されているため、しっかり活用すれば金額に見合ったパフォーマンスを得られるでしょう。

Z会幼児コース

Ｚ会幼児コースは、『イード・アワード2023通信教育幼児総合の部』において最優秀賞を受賞した通信教育です。

年少向けの教材は、「もっと学びたい！」という気持ちを引き出すことに特化しており、やってみたい気持ちを尊重し、達成感を味わえる体験ができるとのこと。また親子で取り組む問題や、親子の対話で別の分野に展開する問題が多く集約されているそうです。

なお教材の種類には、幅広い体験ができる『実体験 ぺあぜっと』と学びへの意欲を引き出す『ワーク学習 かんがえるちからワーク』の2種類が用意されています。どちらも年間の発達を考慮しカリキュラムが組まれているため、1年を通じて年少時期に触れておきたい学びを網羅できるでしょう。

RISUきっず

RISUきっずは、「算数力」「思考力」を養う、算数特化型のタブレット通信教材です。
楽しみながら勉強できる飽きさせない教材設計で、算数の基礎から小学校入学までどんどん先取りして学習できます。最後まで取り組むことで小学校に上がる前には、しっかり基礎学習が完了できている状態になるでしょう。
なお、出題される問題は、AIが学習データ分析をし、苦手とする問題を中心に出題。個別フォローでしっかり定着を図るため、自然と算数の基礎を固めることもできるでしょう。

また算数と連動した、無料英語動画レッスンも視聴できます。
理数系思考を育みたいと考えるご家庭や、英語教育を含んだ教材を探してるご家庭は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

ワンダーボックス

ワンダーボックスは、未来を生きぬく「思考力」「創造力」「意欲」を引き出す、STEAM教材です。
毎月更新されるアプリや思考力を養うワークブック、1～2ヶ月ごとにテーマが変わる2つのトイ教材で学習を進めていきます。

従来の通信教材のような、いわゆる“お勉強”といった要素ではなく、「知的好奇心」と「自信」を育む教材になっているため、子どもも意欲的に取り組み始めることでしょう。

また、兄弟で利用する場合は、兄弟分の料金が半額になります。
1ヶ月あたり3,700円～（税込）という非常にリーズナブルな価格ではありますが、兄弟利用だと一層お得。
最短受講期間は2ヶ月から、解約も簡単なため、少しでも興味があれば、まずはお試し教材から取り寄せてみてはいかがでしょうか。

年少（3歳児）が通信教育を利用する際の注意点

ここでは、年少（3歳児）が通信教育を利用する際の注意点を解説します。

親が主導する必要がある

どんなに自主性や主体性を育ててくれる教材であったとしても、3歳児が一人で通信教育を利用することは難しいでしょう。そのため、教材に取り組む際は、親がリードしてあげる必要があります。
まずは、一緒に教材を触るところからスタートし、どのようにして取り組み、考えていくのか、一緒に問題や課題を解き進めていくことで、子どもも少しずつ通信教育のやり方を学んでいくでしょう。

通信教育を親子で一緒に取り組む時間は、親子の貴重なコミュニケーションタイムです。
「教材をさせる」という観点ではなく、「一緒に教材に取り組む」「子どもの興味・関心を発見する」といった観点で取り組んでみましょう。

子どもがやりたがらない可能性がある

通信教育の教材に子どもが興味を示さないことも考えられます。

興味を示さない状態で無理強いしてしまうと、その後の勉強が嫌いになってしまう可能性も。
少し期間を空けてみたり、手元に届く場所に置いたりしておくと、ふと興味を示すこともあるかもしれません。興味を示したタイミングで再度取り組み始めてみると良いでしょう。

また、子どもがやりたがらないということは、教材が合っていない、内容が難しすぎるなどの要因も考えられます。
別の教材に変えてみる、難易度の低い教材から挑戦してみたり、幼児教室員通わせてみるなど対策を取るのも1つの方法です。
参考：おすすめの幼児教室

収納場所を確保する必要がある

幼児向け通信教育は、子どもが興味を示しやすいよう、楽しく学べる副教材が付属しているケースがあります。
付属品や副教材が付いている通信教材の場合、DVDやおもちゃが増え、収納場所を圧迫する可能性も考えられるでしょう。保護者にとっては、収納場所の確保や整理整頓といったプラスアルファの手間が発生します。

可能な限りおもちゃの散乱を防ぎたい場合は、副教材が付かない通信教材や、タブレット1つで完結する教材を選びましょう。

幼児教育は年少からでは遅い？いつから始めるのがおすすめ？

幼児教育を開始するにあたって適した時期は、子どもの性格や適性によって異なります。
しかし、「年少からでは遅い？」「いつから始めるのがおすすめ？」と悩む保護者も多いかと思います。
そこで本章では、プレ年少から年長までの間でいつから幼児教育を始めるべきか、各年齢のポイントを解説します。

プレ年少（～3歳）

脳は3歳頃までに、80～90％程まで完成します。中でも生後10か月～3歳は、脳が最大の成長を迎えると言われており、この時期までに幼児教育を始め、さまざまな観点から脳を刺激してあげることが推奨されています。

しかし、単に知識を詰め込むのではなく、発達に合わせた運動を通じて五感から刺激を受けることも大切です。
プレ年少は脳の発達段階の最中であるため、幼児教育を始めるのに適した時期ですが、身体を動かす学びも適宜取り入れることを意識しましょう。

年少（3～4歳）

3～4歳頃の子どもは、物事を考える基礎ができる時期です。脳が成長する最盛期は過ぎてはいるものの、脳は12歳まで発達し続けます。そのため、3歳から幼児教育を開始しても決して遅くはありません。

子どもの興味や関心を引き出してあげながら、学習の基礎を築いていきましょう。なお、3歳は子どもによって発達に大きな差があります。周囲と比較せず、子どもと向き合いながら1つずつできることを増やしていきましょう。

年中（4～5歳）

年中は、簡単なルールなら理解できるようになります。集団行動にも抵抗がなくなり、人の気持ちや感情を汲み取った言動もできるようになります。
さらに、知能や身体能力が急速に伸び始める時期でもあるため、早い子どもであれば、文字や数の読み書きや概念の理解もできるようになるでしょう。

この時期は、少しずつ小学校入学に向けた先取り学習をはじめるのにおすすめな時期。ただし、まだ本格的に勉強に取り組むには難しい側面もあるため、遊びの中に学習を取り入れることがポイントです。楽しみながら幼児教育に取り組むことで、少しずつ学習習慣の定着も図れるでしょう。
参考：4歳の勉強

年長（5～6歳）

年長は、自分の考えを自分の言葉で伝えられる年齢です。
この時期は、小学校入学を見据えた学習を意識しましょう。可能であれば、先取り学習に取り組んでおくと、小学校入学直後に勉強で躓くことはないでしょう。また、勉強ができることで自己肯定感が育つことも期待できます。

必要以上に学習を先取りする必要はありませんが、半年ほど先の学習に取り組んでおくと、新しい環境でも躓くことなく、友達作りなど小学校での新しい生活を楽しむことができるでしょう。
参考：5歳児（年長）の男の子・女の子におすすめの習い事

年少向け通信教育のよくある疑問

ここでは、年少向け通信教育のよくある疑問を紹介します。

通信教育で小学校の受験対策はできる？

通信教育で小学校の受験対策の土台を築くことはできますが、実質的な対策を行うことは難しい場合もあります。
というのも、小学校受験は学校ごとに入試傾向が異なり、入試傾向に合わせた対策が不可欠です。また、面接官との応対や他の子どもとの交流なども入学試験の評価に組み込まれている場合もあり、コミュニケーション力や発言力が問われるケースもあるでしょう。

ただし、発達や勉強の土台を作ることはできるため、まったく無意味というわけではありません。
通信教育で事前に土台を作っておけば、小学校受験対策に取り組む際もスムーズに進むでしょう。

英語学習ができる教材はある？

幼児向け通信教材の中には、英語学習できるものもあります。
代表的な教材は、次の通り。

• スマイルゼミ
• チャレンジ
• ポピー

ただし、利用金額に既に英語が含まれている教材がある一方で、オプションの申し込みが必要なケースもあります。
また、教材によって英語レベルや指導方法も異なるため、子どもに合った教材選びましょう。

タブレット教材のデメリットは大丈夫？

タブレット教材は、使用し過ぎると目の疲れを引き起こしたり、ブルーライトの影響による不眠障害に悩まされたりするケースもあります。
タブレット型の通信教材を使用する場合は、保護者の管理下のもと、長時間の使用や就寝前の使用を控えるようにしましょう。

また、自宅にあるタブレットを利用できる教材の場合、YouTubeなど子どもの興味や関心が逸れてしまうコンテンツがダウンロードされていない状態にしておくことも大切です。知らない間に動画を視聴しているケースもあるため、通信教材に集中できる環境を整えておくようにしましょう。

参考：プレジデントオンライン編集部『デジタル使用が「脳」の成長を阻害する』

家庭で子どもの可能性を伸ばすなら年少向け通信教育がおすすめ

年少は著しい成長や多様な分野に対し興味・関心が顕著に表れ始めることから、新しい習い事を始めるのにピッタリの時期です。

通信教育もこの時期に始めたい習い事の1つであり、興味のある分野の能力を伸ばしたり、成長の一助になったりすることもあるでしょう。
また通信教育は、勉強以外にも親子のコミュニケーション機会になったり、子どもの得意を見つけるきっかけになったりすることもあります。

ぜひお子さまにピッタリの通信教育を見つけ、子どもの可能性を伸ばしていきましょう。