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オンライン授業とは?メリットやデメリット、やり方を詳しく解説

新型コロナウイルスの感染拡大で、全国の学校や学習塾は休校措置を取らざるを得ませんでした。そのなかで、子ども達の学習を止めないために、多くの学校や学習塾がオンライン授業を導入に乗り出しました。

「オンライン授業化するのは大変そう」
「オンライン授業化するデメリットは無い?」

と、これからオンライン授業を導入する学校や学習塾は、不安を感じる部分もあるでしょう。オンライン授業を開始するためには、指導側も生徒側もさまざまな物品を用意する必要があります。そのため、準備を万全にしてからオンライン授業をスタートしたいですね。

この記事では、オンライン授業を取り入れるメリットやデメリット、オンライン授業を始めるために必要な物品、オンライン授業にありがちなトラブルをわかりやすく紹介します。

オンライン授業とは?

オンライン授業とは、ネットワークを介してパソコンやタブレット、スマートフォン等の端末を活⽤して実施される遠隔授業のことです。オンライン授業の特徴は、時間や場所にとらわれずに、いつでも・どこでも・何度でも授業を受けることが可能な点があげられます。

オンライン授業の活⽤⽅法は以下の通りです。
  • 学校や塾等の学びを強⼒にサポートする
  • 過疎化が進む地域や病気療養や不登校など、さまざまな事情で通学の教育を受けられない者の教育格差解消を担う
  • 専門家や外部人材の登用で教育指導の幅を広げる
文科省でも、オンライン授業の活用方法や事例についてをまとめて紹介しています。

(別紙3)パンフレット「学びを止めない!これからの遠隔・オンライン教育」普段使いで質の高い学び・業務の効率化へ
(参考)新型コロナウイルス感染症による臨時休業に伴いやむを得ず学校に登校できない児童生徒に対するオンラインを活用した学習指導に関する事例

通信教育とはどう違う?

通信教育は、オンライン授業と異なりインターネットを使用しません。通信教育は遠隔授業の一種であり、ユーキャンやキャリカレなどのサービスが有名です。学習者は課題を学習し、郵送で送り、添削を受けることが特徴です。添削された課題が届くまでには、さらに時間を要するでしょう。

その一方、オンライン授業はその場で採点することも可能であるため、時間のロスが無い点がメリットとして挙げられます。さらに、オンライン授業はスマートフォンやタブレットがあれば、時間と場所を選ばずに学習することが可能です。

オンライン授業をしない理由は?

広く普及し始めているオンライン授業ですが、導入の程度には差があります。オンライン授業を活用している学校や地域がある一方、行っていないところもあるそうです。

実施しない理由はさまざまで、例えば家庭ごとの通信環境の違いがあげられます。現状のままオンライン授業を導入しても、利用できない家庭があり不平等が生じるため実施しないのだそうです。現場では導入の準備を進めているにもかかわらず、管理職からOKが出ないため実施できないこともあるでしょう。

またオンライン授業をしたけれど、双方向のやり取りが十分にできない点や、機器やインターネットを使った授業に不慣れな点から不満がたまり、やらなくなったケースもあるそうです。

オンライン授業は現在続いているのか

オンライン授業はもともとコロナ禍の休校により広まった学習形態です。休校によりこれまでのように授業を実施できない期間が続いても、学びが止まることがないよう導入されました。しかしコロナ禍が収まったとしても、なくなることはないでしょう。さまざまなメリットがあると分かってきているからです。

例えば何らかの理由で学校への登校が難しい場合でも、オンライン授業なら学習を続けられます。また離島や山間部にある学校での学習の充実にも役立てられるでしょう。また予期せぬ災害が起きたときにも、通信環境さえ整えば授業を継続可能です。

小学校・中学校・高校

新型コロナの流行が始まり、2年以上が過ぎた現在(2022年9月)、小学校・中学校・高校では対面授業が再開し、通常登校となっています。
各学校の感染状況によっては学級閉鎖となり、オンライン授業が一部実施されることもありますが、普段は感染症対策を行いながら学校生活を送っています。

大学

大学では、対面授業が再開したところも多くありますが、オンライン授業が継続されているところもまだあります。令和4年に実施した文科省の調査によると、すべてが遠隔授業というわけではなく、一部を実施しているというところが多いようです。
参考:文部科学省「大学等における令和4年度前期の授業の実施方針等に関する調査及び学生の就学状況(中退・休学)等に関する調査の結果について(周知)

オンライン授業にはどのような形式がある?

オンライン授業には、4種類の授業形式があります。それぞれの特徴を理解したうえで、どの授業形式を導入するかを決めたいですね。

授業形式 授業方法
オンデマンド形式
  • あらかじめ収録した授業を配信する授業形式
  • 好きなタイミングで動画を視聴可能
ライブ形式(集団)
  • 集団で行われるライブ形式の授業で、教室で授業を受けている感覚に近い
  • 双方向授業のため、先生・生徒とコミュニケーション可能
ライブ形式(マンツーマン、個別)
  • マンツーマンで行われるライブ形式の授業で、先生と生徒の顔や、説明に使うノート・ホワイトボードなどが画面に映し出される
  • 生徒一人ひとりのペースに合わせて学習できる
ハイブリッド形式
  • 学校の対面式の授業とオンライン授業を組み合わせた形式で、いくつかの種類がある
  • 登校かオンライン授業か選べるなど、生徒の自由度が比較的高い

オンデマンド形式

オンデマンド形式は、あらかじめ収録した授業を配信する授業形式を指します。公式サイトにアクセスすることで、繰り返し動画を視聴することも可能です。リアルタイムで授業を行う必要がないため、講師のスケジュールに合わせて収録しやすいことが特徴です。

オンデマンド形式の授業は、学習者側にとっては時間や場所が縛られないことがメリット。好きなタイミングで動画を視聴できますが、その場で質問できないことが難点だといえるでしょう。コンテンツのなかから苦手科目のみを重点的に視聴し、学習を深めることも可能です。

ライブ形式(集団)

教室で授業を受けているような臨場感が味わえるのは、集団で行われるライブ形式の授業です。学習者側が授業に参加できる双方向授業であるため、ほかの生徒の意見を聞いたり発言したりすることもできます。

授業のスケジュールが組まれるため、先生と生徒が時間を守って授業を始める必要があります。また、ライブ授業で黒板やホワイトボードが見えづらい場合には、GoogleドキュメントやWordを活用するなど、教師側が工夫することが大切です。

ライブ形式(マンツーマン、個別)

マンツーマンのライブ形式では、教師と生徒の顔やノート、ホワイトボードなどが画面に映し出されて行われる授業を指します。リアルタイムでやり取りするため、生徒の疑問を残さずに授業を進めることが可能です。

常に手元の映像が映し出される授業形式なら、生徒の集中力が持続しやすいことがメリットです。苦手科目のみを集中的に学習したり戻り学習をしたりするなど、1人の生徒のペースに合わせられることが特徴。しかし、授業料が高額になりやすいことが難点だといえるでしょう。

ハイブリッド形式

学校に通学する対面式の授業とパソコンを使用するオンライン授業を組み合わせたのが、ハイブリッド形式の授業です。ハイブリッド形式には、対面授業と同時にオンライン授業が受けられるハイフレックス型や、対面授業・学習動画・オンラインライブ授業を組み合わせたブレンド型があります。

ハイブリッド形式は、コロナ禍が収束した後に多くの小学校で取り入れられました。オンライン授業か登校するかを選べるなど、オンライン授業のなかでも自由度が高い方法だといえるでしょう。なお、ハイブリッド形式の授業は、小学校において欠席扱いにならないことがほとんどです

オンライン授業における学校側のメリット・デメリット

オンライン授業が学校側にもたらすメリット・デメリットは、以下のようなものがあげられます。

形式 メリット デメリット
オンデマンド形式
  • オンライン上で授業ができるため、感染予防となる
  • 災害やコロナ禍等で登校できなくても教育を提供できる
  • 先生のスケジュールに合わせて収録できる
  • 一度作成すると何度でも見返してもらえる
  • 授業の収録や動画の作成に時間がかかる
  • 家庭科や図工の実技、理科の実験等の実施が難しい
  • 生徒とコミュニケーションを取りにくく、別途サポートが必要となる
  • 生徒の不正行為に気付きにくい
ライブ形式(集団・マンツーマン)
  • オンライン上で授業ができるため、感染予防となる
  • 災害やコロナ禍等で登校できなくても、学校の対面授業と同等の教育を提供できる
  • リアルタイムで同時双方向型の授業を実現できる
  • 生徒の理解度を確認しながら授業を進められる
  • オンライン上で二者面談を実施でき、生徒の学習・メンタルのサポートができる
  • 働く人へのインタビュー等、校外学習の実施もできる
  • ツールの準備が必要(十分なインターネット環境やカメラ、マイクなど)
  • 通信環境や端末のトラブルへの対策が必要
  • 家庭科や図工の実技、理科の実験等の実施が難しい
  • 生徒の不正行為に気付きにくい


集団で授業を行う際に、オンライン授業化することで「感染予防」になることは最も大きなメリットです。ここからは、メリット・デメリットの詳しい内容を紹介していきます。

学校側のメリット

学校側にとって準備が必要な部分もありますが、授業をオンライン化するメリットは数多くあります。ここでは、学校側の3つのメリットを説明します。

対面授業に準じた教育を提供しやすい

リアルタイムで視聴できる同時双方向型のオンライン授業では、学校で受ける授業と同等の教育を提供しやすいことがメリットです。講師と生徒がコミュニケーションを取れることで、その場で疑問点も解消しやすいでしょう。教室で授業を行っているような臨場感を体験できるため、教師や生徒にとって、集中力を持続しやすいことが特徴です。

生徒の理解度を確認しやすい

オンライン授業では、生徒の反応がダイレクトに返ってきます。1人1人の表情を画面上で確認でき、理解が進んでいない生徒にも声をかけやすい利点があります。さらに、オンライン上で二者面談などを実施して、生徒の学習面やメンタル面のサポートを手厚くすることもできるでしょう。

オンラインによる校外学習を実施できる

オンライン授業を導入している学校のなかには、オンライン上で校外学習を実施している学校もあります。地域で働く人や施設などにインタビューを行い、話を伺う様子をオンライン配信することで校外学習を体験できます。オンラインで配信することで、その場で生徒から質問もできるでしょう。

学校側のデメリット

大人数の生徒を対してオンライン授業を行うことは、さまざまなデメリットを生むこともあります。ここでは、学校側のデメリット3つを説明します。

通信環境を整える必要がある

学校に通信環境が整備されていなければ、通信環境を整えたうえで、必要物品などを1から準備する必要があります。オンライン授業で最もネックとなるのは、「声の聞こえづらさ」だといわれています。講師の声を明瞭に届けるためには、1~2Gbpsの高速回線を利用するなど、十分な準備をすることが重要です。

体験や実技を実施することが難しい

PCの画面上で進められるオンライン授業では、家庭科や図工のような実技、理科の実験などを実施しづらいことが難点です。体験や実技を自宅で行ってもらう場合には、見本や必要物品などが見やすいよう、手元を鮮明に映すなど工夫する必要があります。

生徒の不正行為に気付きづらい

大勢の生徒を対象にオンライン授業を行う場合、生徒の手元が映せなければ不正に気付くことが難しいケースがあります。スマートフォンで解答を検索していたとしても、画面越しではわからないこともあるでしょう。生徒が隠れてスマートフォンやゲームを触っていたとしても、オンライン授業では確認できないことが難点だといえます。

オンライン授業における事業者(塾)のメリット・デメリット

塾などの事業者がオンライン授業にするメリット・デメリットは以下のようになっています。

形式 メリット デメリット
オンデマンド形式
  • オンライン上で授業ができるため、感染予防となる
  • 災害時やコロナ禍等でも授業を提供できる
  • 教室運営にかかるコストを削減できる
  • 一度作成すると何度でも見返してもらえる
  • 講師のスケジュールに合わせて収録できる
  • 人気講師の授業を生徒全員に提供できる
  • 生徒の集客対象を全国に広げられる
  • 教材や授業の収録や動画の作成に時間・コストがかかる
  • 生徒とコミュニケーションを取りにくく、別途サポートが必要となる
ライブ形式(集団・マンツーマン)
  • オンライン上で授業ができるため、感染予防となる
  • 災害時やコロナ禍等でも授業を提供できる
  • リアルタイムで同時双方向型の授業を実現できる
  • 生徒の理解度を確認しながら授業を進められる
  • オンライン上で二者面談を実施でき、生徒の学習・メンタルのサポートができる
  • 教室運営にかかるコストを削減できる
  • 人気講師の授業を生徒全員に提供できる
  • 生徒の集客対象を全国に広げられる
  • ツールの準備が必要(十分なインターネット環境やカメラ、マイクなど)
  • 通信環境や端末のトラブルへの対策が必要


「オンライン授業はハードルが高いかもしれない」と、オンライン授業の導入に二の足を踏む学習塾も少なくありません。PCや通信機器の扱いに慣れていない講師は、機器の扱いに慣れるために時間を要するケースもあるでしょう。

ここからは、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

事業者(塾)のメリット

新型コロナウイルスが流行したのを機に、全国的にオンライン塾が増えている傾向があります。塾を運営するうえで、オンライン授業を導入する際のメリットを理解しておきたいですね。

教室運営費のコスト削減になる

広いスペースを必要としないオンライン授業は、賃料を抑えやすいことがメリット。賃料だけではなく、人件費や講師の交通費、水道光熱費なども抑えられます。教室運営費が抑えられることで、生徒を集めるための広告費に回すこともできるでしょう。

授業品質の均一化ができる

オンライン授業は、高い品質の授業を生徒全員に提供しやすい点がメリットとして挙げられます。オンライン授業は後から内容を確認することもできるため、講師へのフィードバックに活用することも可能です。その結果、講師の質の向上にもつながり、授業品質が高まりやすいことが特徴です。

集客対象が広くなる

対面方式の塾と比較して、オンライン授業は生徒の対象が全国へと広がります集客対象が全国各地となることで、集客できるチャンスは大きくなります。さらに、これまで家から通える距離になく塾がなく、通塾を断念してきた地方に住む生徒も集客対象となることが利点です。

事業者(塾)のデメリット

ここでは、事業者(塾)にとってのデメリットをチェックしましょう。

コストがかかる

オンライン授業を導入するためには、照明やカメラ、マイクやパソコンなどさまざまな物品が必要になります。個人塾であれば、必要物品を揃えるために運営費を圧迫することもあるでしょう。オンライン授業を継続する場合には、通信費がかかることも念頭に置く必要があります。

通信環境や端末のトラブルを対策する必要がある

通信環境や端末が不具合を起こせば、オンライン授業を継続することはできません。ライブ授業であれば、大勢の生徒を長時間待たせてしまうこともあるでしょう。そのため、接続テストを事前に行っておくなど、トラブルを未然に防ぐ必要があります。トラブルが起こることを想定したうえで、授業のスケジュールには余裕を持たせたいですね。

生徒とコミュニケーションを取りづらい

通学塾では休憩時間に生徒とコミュニケーションを取ることができますが、オンライン授業ではきめ細やかなコミュニケーションを取りづらい部分があります。そのため、生徒が気軽に質問できるチャットや掲示板などを導入することも1つの方法です。生徒の学習満足度をアップさせ、学習が継続できるようサポートすることが重要です。

オンライン授業における学習者(生徒、受講生)のメリット・デメリット

学習者のオンライン授業のメリット・デメリットは以下のものがあげられます。

形式 メリット デメリット
オンデマンド形式
  • オンライン上で授業を受けられるため、感染予防できる
  • 災害時やコロナ禍等でも授業を受けられる
  • 登校が難しい生徒でも学習できる
  • 繰り返し視聴できて、学習を深められる
  • 人気講師の授業を受けられる
  • 時間・場所関係なく授業を受けられる
  • 交通費がかからず節約になる
  • 移動時間が不要で、忙しくても学習に取り組みやすい
  • ツールの準備が必要(インターネット環境やパソコン等)
  • コミュニケーションの機会が少なく、孤独感を感じやすい
  • 特に低学年までのお子さんは機器の管理が難しい場合がある
  • 集中力を持続しづらく、自主的に学ぶ姿勢が必要となる
ライブ形式(集団・マンツーマン)
  • オンライン上で授業を受けられるため、感染予防できる
  • 災害時やコロナ禍等でも授業を受けられる
  • 登校が難しい生徒でも学習できる
  • 授業中に質問できるため、疑問を解決しながら学習できる
  • 先生や生徒とコミュニケーションをとることができ、孤独感を感じにくく、集中力も持続しやすい
  • 人気講師の授業を受けられる
  • 交通費がかからず節約になる
  • 移動時間が不要で、忙しくても学習に取り組みやすい
  • ツールの準備が必要(インターネット環境やパソコン等)
  • 特に低学年までのお子さんは機器の管理が難しい場合がある

ここからは、学習者のメリット・デメリットについて説明していきます。

学習者(生徒、受講生)側のメリット

なかには、「学校や塾に直接通った方が子どものためになるのでは?」と感じる保護者もいるでしょう。オンライン授業には、通学することでは得られないメリットもあります。ここでは、学習者側のメリットを説明します。

登校が難しい生徒でも学習しやすい

オンライン授業が導入されることで、感染症対策になるだけではなく、病気やケガ、不登校などの悩みを抱える生徒も学習しやすいことが特徴です。不登校から学校復帰したいと考えても、教室に飛び込むことは勇気が要るものです。

オンライン授業なら、自宅から授業やクラスの雰囲気をつかむ機会も得られるでしょう。

授業を繰り返し視聴できる

事前に収録されているオンデマンド授業だけではなく、ライブ授業でも録画できるケースが多くあります。授業中に疑問に感じた部分も、動画を繰り返し視聴することで反復学習しやすいでしょう。疑問点を解消したうえで、次回の授業に臨みやすいことがメリットです。

交通費の節約になる

通学費がかかっていた場合は、オンライン授業を利用することで交通費を節約できます。保護者が車で送迎をしていた場合は、ガソリン代の節約にもなるでしょう。さらに、移動時間の負担がないため、習い事などで忙しいお子様でも授業に取り組みやすいことが利点です。

学習者(生徒、受講生)側のデメリット

ここでは、学習者(生徒、受講生)にとってのデメリットをチェックしましょう。

孤独感が増しやすい

自宅で1人きりでオンライン授業を受けていると、孤独感を感じるケースが少なくありません。先生や仲間とコミュニケーションを取れる機会が減ることで、学習に対する張り合いを感じなくなる場合もあるでしょう。そのため、オンライン授業を導入する際には、生徒のメンタル面のフォローが大切です。

機器の管理が難しい場合がある

端末のセッティングをお子様自身が行えなければ、オンライン授業が行われるたびに保護者の手を借りる必要があります。機器の管理に苦手意識を持っている場合には、オンライン授業をスムーズに始められないこともあるでしょう。そのため、低学年にオンライン授業を導入する際には、簡単なマニュアルなどを用意したいですね。

集中力を持続しづらい

学校で授業を受けると友達や先生が同じ空間にいることで、やる気が出やすいお子様もいるでしょう。しかし、自宅はスマートフォンやゲームなどの誘惑が多く、集中することが難しいケースも少なくありません。そのため、子ども部屋ではなくリビングでオンライン授業を受けるなど、環境を工夫する必要があります

オンライン授業に必要なツール

オンライン授業をスタートするためには、さまざまなツールを揃える必要があります。

教育者側 学習者側
  • パソコン
  • カメラ(三脚などのスタンドや照明もあると便利)
  • マイク
  • インターネット環境
  • オンライン会議ツール(ZOOM、GoogleMeet等)
  • 学習管理システム(LMS)
  • 黒板・ホワイトボードなど
  • パソコン、タブレット、スマホ等の視聴する端末
  • カメラ(端末内蔵)
  • マイク(端末内蔵)
  • インターネット環境
  • オンライン会議ツール(ZOOM、GoogleMeet等)
  • 学習管理システム(LMS)

ここからは、オンライン授業に必要となるツールを一つずつ説明します。

パソコン

パソコンを購入する際に注目したいポイントは、以下の通りです。
  • OS(Windows、iOS)
  • 性能(CPU、メモリ)
  • ディスプレイのサイズ
  • 価格
性能については、Core i5程度ならスムーズにオンライン授業を受けられるでしょう。メモリは8~16GBほどあれば、動作も遅くならないことがポイントです。ディスプレイのサイズは15インチほどなら、画面を見やすく目にも負担をかけません。

なお、上記のスペックを搭載しているパソコンは、10万円前後かかることが一般的です。

カメラ

オンライン授業で使用するカメラは、鮮明に写りやすい100万画素ほどのカメラを選びましょう。クリアに見える解像度は4K(3840×2160)が有名ですが、オンライン授業ならフルHD(1920×1080)あれば十分でしょう。

また、広範囲を写したいなら、画角が大きいレンズが採用されたカメラを購入する必要があります。オートフォーカス機能があれば、授業中に動いてもピントが自動で合うことが特徴です。

マイク

マイクの音の拾い方には、以下のような種類があります。
  • 単一指向性
  • 全方位指向性
全方位指向性が環境音を拾いやすいのと比較して、単一指向性は環境音を拾わず、1人で使用することに向いています。オンライン授業なら、教師も生徒も単一指向性のマイクを購入すれば、間違いないでしょう。

オンライン会議ツール

オンライン会議ツールは、学校だけではなく企業の会議やテレワークなどにも幅広く活用されています。豊富な種類のオンライン会議ツールが存在しますが、広く利用されているのは、ZoomやGoogle Meetです。ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

Zoom

世界各国で75万人以上から利用されているのは、米国で開発されたZoomです。Zoomには、無料版と3種類の有料版があります。大人数で利用しても、安定して接続できることが最たるメリットです。通信環境に左右されづらいため、大人数の会議や学校の授業などにも活用しやすいでしょう。

さらに、Zoomには、以下のような機能があります。
  • レコーディング機能
  • ブレイクアウトルーム機能
  • 画面共有機能
  • ダッシュボード機能
  • ユーザー管理機能
レコーディング機能を利用すれば、授業に出席できなかった生徒にも授業内容を共有しやすいことが強み。画面共有機能を使用すれば、生徒からも資料が見やすいことがメリットです。最もグレードが高いエンタープライズプランなら、最大500人参加することが可能です。

Google Meet

Google Meetはアプリが存在せず、Google Chromeなどのブラウザで利用することが特徴です。最大参加人数は250名となっているため、大人数の授業にも対応しやすくなっています。Zoomとは異なり、ウェビナー機能が搭載されていないため、聴講者同士はコミュニケーションをとれません。

学習管理システム(LMS)

学習管理システム(LMS)はLearning Management Systemの略称であり、学習進捗の管理や受講者と教材の管理などを行えます。教師側が管理するだけではなく、学習者が管理内容をチェックでき、学習目標を達成しやすいことが特徴です。

ほかにも、連絡事項や提出物などを管理したり学習者同士のコミュニティシステムとして活用することも可能です。学習管理システムを効果的に利用することで、学習者のモチベーションを高めやすいことがメリットです。

オンライン授業の実施方法

ここでは、オンライン授業のそれぞれの形式にともなう事前準備や実施方法、注意点を具体的に解説します。

オンデマンド形式

オンデマンド形式は、Web会議ツール上で行う場合と事前に授業内容を撮影する場合の2パターンを解説します。授業の資料や進行内容が決まったら、以下の手順でオンライン授業を進めましょう。
  • 「Zoom」や「Google Meet」などのWeb会議ツール上で行う場合
STEP1:Web会議ツールを起動する
STEP2:事前に作成した授業の資料(PowerPointやWordなど)を画面共有
STEP3:準備が整ったら画面録画を開始する
STEP4:録画終了ボタンをクリックして所定の保存先に動画が保存されているかを確認
STEP5:YouTubeやGoogleドライブ、学校のウェブサイトなどにアップロードして受講者に共有
STEP6:動画へのアクセス履歴や授業の感想・課題提出で受講状況を確認
  • 事前に授業内容を撮影する場合
STEP1:ビデオ(カメラ)を設置して音声や画角を確認
STEP2:試し録画をして音声や撮影範囲に問題がないかを確認
STEP3:授業を撮影して必要に応じて動画編集を行う
STEP4:YouTubeやGoogleドライブ、学校のウェブサイトなどにアップロードして受講者に共有
STEP5:動画へのアクセス履歴や授業の感想・課題提出で受講状況を確認

オンデマンド形式の効果的な使い方

オンデマンド授業は、録画された動画を好きなタイミングで視聴できることが特徴です。そのため、プログラミング学習の時間がとれない忙しい人でも、学習を継続しやすいことがメリット。苦手な分野を繰り返し視聴し、理解できるまで学習することも可能です。

ただし、双方向授業ではないため、わからない箇所がある場合にはチャットなどで質問する必要があります。そのため、オンデマンド形式の授業を効果的に受講するためには、質問に対し素早く回答を得られるスクールを選ぶと良いでしょう。

ライブ形式

STEP1:ホストは授業開始の10〜20分前にはライブ用のURLへアクセス接続に問題がないか確認
STEP2:順次アクセスしてくる受講者名の確認を行い、参加を許可をクリック
    ※表示名の誤りやニックネームといったケースがあるため注意が必要です。
STEP3:参加者名簿を使って受講者の出席を確認
    ※参加者一覧の画面をスクリーンショットでとっておく方法もあります。
STEP4:事前に準備しておいた資料を共有しながら授業を開始
    ※表示する資料を変更するたびに問題なく映し出されているかを受講者に確認しましょう。
STEP5:課題の内容や提出方法、次回の授業をアナウンス
    ※ツール内のチャット欄に課題用ファイルを配布したり、授業終了後にメールなどで案内する方法もあります。

ライブ形式の効果的な使い方

ライブ形式の授業は、インターネットを利用して対面授業に近い授業を受けられることが特徴。講師や生徒間でリアルタイムでやり取りを行うことができるため、その場で質問をしたい人に向いています。

効果的にライブ形式の授業を行うためには、授業を予習しておくことが大切です。あらかじめ知識をインプットしておくことで、授業の際にアウトプットすることができ、効果的に知識やスキルを身に付けられます。

ハイブリッド形式

ハイブリット形式は対面授業とオンデマンド形式とライブ形式を組み合わせた方法なので、それぞれの基本手順は変わりません。
  • 対面授業×ライブ形式の場合
オンラインとオフラインそれぞれの受講者の声が聞こえるように、据え置きのマイクスピーカーを使用すると◎。授業に一体感が生まれる効果も期待できます。
・対面授業×オンデマンド形式の場合
対面の受講者からの質問や回答も録画に残しましょう。講師がピンマイクで対面の受講者の音声を拾えない場合は、講師が対面の受講者の発言を復唱するなどの工夫が必要です。

ハイブリッド形式の効果的な使い方

オンデマンド形式とライブ形式を組み合わせたハイブリッド形式では、オンデマンド形式で知識をインプットしておくことが重要です。あらかじめオンデマンド形式で予習しておくことで、ライブ形式の授業でわからない問題が明確になり、質問しやすくなります。

「大人数の授業だと質問しづらい……」と感じる場合には、マンツーマンや少人数制のライブ形式を採用しているスクールを選びたいですね。また、マイペースに学べることがオンデマンド形式のメリットですが、学習を後回しにしているとライブ形式の授業についていくことが困難になることも。そのため、ハイブリッド形式では学習の習慣を身に付ける必要があります。

オンライン授業にありがちなトラブル

オンライン授業はさまざまなトラブルが起こるもの」と捉え、準備する必要があります。ありがちなトラブルを理解したうえで、授業の準備を進めたいですね。ここでは、オンライン授業にありがちなトラブル3選を説明します。

通信トラブルが起こりやすい

オンライン授業において、通信がつながらないトラブルは少なくありません。通信トラブルは、パソコンやWi-Fiルーターに問題があるケースも。また、有線接続でつながらない場合には、LANケーブルが正しくつながっているかなどを確認しましょう。

生徒側がマイクをオフにしない

生徒側がマイクをオフにしなければ、授業中にハウリングしたり生活音がもれたりと、集中しづらい環境になる可能性があります。そのため、授業開始前にマイクをオフにする点をアナウンスすることが重要です。意見を出すときや質問するときにマイクをオンにするなど、ルールを設けることで授業がスムーズに進みやすくなります。

目や肩の疲れが慢性的に起こりやすい

オンライン授業が長時間に及べば、教師側も生徒側も目や肩に疲れを感じやすくなるでしょう。その結果、集中力を持続することが難しくなるケースもあります。授業中に小休止を入れるよう教師が促すなど、授業中のリフレッシュを工夫して行うことが大切です。

オンライン授業を成功させるには?

オンライン授業のトラブルを聞くと「オンライン授業を実施するのは大変なのでは」と感じてしまうかもしれません。

しかし事前の準備などによって、多くのトラブルを回避・対処できて、安心して授業に取り組むことができます。最初は大変に思うかもしれませんが、次回以降のオンライン授業にも同じ準備やルールを適用できるので、負担も減るでしょう。

ここからは、オンライン授業を成功させるための方法をご紹介します。

事前準備やシミュレーションを徹底して行う

オンライン授業を実施する前には、余裕を持って事前準備や本番を想定したシミュレーションをしておくことが大切です。準備・シミュレーションによって、トラブルを回避できたり、授業をより良いものにできたりします。

重要な事前準備の一つとして、通信環境のテストがあげられます。講師・受講者で本番と同じように事前に接続をしてみて、問題なく参加できそうか確認しておきましょう。
通信が不安定になって聞き取れない、機器の操作方法がわからず参加できない、そもそもインターネットに接続できない、などのトラブルにも余裕をもって対処できるので、当日慌てずに授業をスタートできます。

またオンライン授業前には、入念なシミュレーションも大切です。
授業で使う資料やマイクを準備して、画面越しでも文字が読めるか、資料等の共有は問題なく行えるか、音声がはっきりと聞こえるか、などを講師同士等でチェックしておきましょう。こちらも事前に行っておくと、資料の改善や、代替のカメラやマイクを準備できるので、安心してオンライン授業に臨めるようになります。

トラブルが起こったときの対処法を考えておく

オンライン授業のトラブルは、入念に準備をしていても起こってしまうこともあります。トラブルが起こった場合を想定して、対処方法を考えておきましょう

例えば、以下のような対処方法があります。
  • 通信環境が悪くて参加できない、機器のトラブルで見えない・聞こえない受講者がいることを想定し、録画しておく
  • トラブル時の対処方法をあらかじめ案内しておく(ログインできない・接続できない場合の対処方法や連絡窓口など)
またトラブルが起こらないように、講師がオンライン会議ツールの機能を使いこなせるようにしておくことも大切です。ルームの作り方、参加許可、チャット、画面共有、ファイル共有、参加者のミュートのオン・オフ、レコーディング方法など、機能の使い方をしっかり抑えておきましょう。

成績に関わるルールを決めておく

オンライン授業は、生徒がきちんと授業を聞いているか・しっかりと参加しているのか見えにくいことがデメリットです。
画面越しで人数も多いと、一人ひとりの様子を確認することは難しいですよね。

そのため、成績についてルールをあらかじめ決めておくことが必要となってきます。例えば授業を見なければわからない課題の設定や、授業内容のレポート作成などの方法があります。

オンライン授業の方法や実情まとめ

オンライン授業が広く浸透してから、メリットやデメリットが徐々に浮き彫りになってきました。天災や感染症の流行などに左右されづらいオンライン授業は、今後も普及率が高まることが予想されます。

そのため、今後オンライン授業を導入することを検討しているなら、必要物品やありがちなトラブルを理解することが大切です。
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