Google Meetとは?Zoomとの比較して使い方も解説

Google Meetとは?Zoomとの比較して使い方も解説
Google が同社のビデオ会議サービスGoogle Meetの大幅拡大を発表して話題を呼んでいます。

全世界的にリモートオフィス、テレワークが広がり日本でもZoom会議やZoom宴会が流行語となるなかで、インターネット界のこの動きは今後のビジネス界全体にも大きな影響を与えそうです。

ここではGoogle Meetになにができるのか?Zoomとの比較などGoogle Meetが今後のビデオ会議シーンや社会、教育界にまでに及ぼす影響についてわかりやすくまとめてみました。

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Google Meetとは?

Google MeetとはGoogle社が提供するビデオ会議サービスで従来は「Google ハングアウト」と呼ばれていました。
先行するサービスとしてはマイクロソフトが提供するSkypeや、Zoom社の提供するZoomがあります。

ここではGoogle Meetの特徴について紹介します。

ビジネス用途を目的に開発

Google Meet の前身となったGoogle HangoutsはもともとG Suiteと呼ばれるビジネス向け総合サービスの一部として提供されていました。

このために一般のユーザーにはあまりなじみのないサービスでしたが以前より先進的な企業の一部ではビデオ会議ツールとして使われてきました。

すぐれたセキュリティ性能

本来G Suiteの一部としてビジネス用途で開発されたGoogle Meet。
G Suiteは社内コミュニケーションや文書作成をweb上で行い共有していくサービスなので外部の侵入や情報の流出を防ぐセキュリティ性能に関しては最大限の配慮を行われています。

一方最近、急速にユーザー数を増やしているのはビデオ会議ツールのZoomです。

しかしZoomが使いやすさに注力しすぎたためかセキュリティホールが相次いで見つかるなど「ビジネス用途で重要課題を共有するツールとして適切かどうか」疑問も提起されています。

こうした状況があったのでセキュリティ性能に優れたGoogle Meetが注目されるようになってきた背景があるようです。

Webブラウザ上で起動

ZoomやSkypeとGoogle Meetの大きな違いはWindows、Macなどの端末で使用する場合にはZoomやSkypeが専用のアプリケーションで会議を行うのに対してGoogle MeetはWebプラウザ上で行う点にあります。

Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Apple Safariに対応しているのでこれらのwebプラウザを起動してGmail、カレンダーなどから会議の設定や参加を行います。

メリットは専用アプリケーションのインストールが必要ない点、デメリットは(ブラウザ上でできる機能に限られているので)Zoomにくらべて遊びの要素が少ない点にあるかもしれません。

移動中に使用したい場合にはZoomやSkype同様にiPhoneやAndroidの専用アプリをインストールすればアクセスできます。

他のGoogleサービスとの相性は抜群!

Google Meetは元々ビジネス用途、それも企業内のコミュニケーションの円滑化を目的に開発されたサービスです。

このためにGmail、カレンダー、Sheet(Excelと互換性のあるスプレッドシート)、Document(Wordと互換性のある文書作成ツール)などGoogleアプリケーションとの連携は抜群です。

カレンダーでグループ指定して会議の予定を書き込めばメンバー全員に招待状が届きます。

また、Gmailの画面から「会議を開始する」ボタンをクリックすればすぐに会議がはじめられます。

このようにGoogleの総合力を生かしたサービスなのがGoogle Meetです。

G Suiteに契約しなくても無料で

2020年4月29日、GoogleはGoogleアカウントをもつ全ユーザーへのGoogle Meetの解放を発表しました。

要するにGmailアカウントがあればGoogle Meetが使えるようになったのです。

無料のGoogleアカウントでも100人まで参加する会議を開会できます。

2020年9月30日までは時間制限なし。それ以降、無料の会議時間は60分までとなります。

(Google Meetの使い方(Google公式サイト))
Google  

Start or schedule a Google Meet video meeting

You can set up or start a new Google meet video meeting from: Meet Gmail Google Calendar Google Chat (Mobile only) Another scheduling system

この記事をsupport.google.com で読む >

参加者はGoogleaアカウント不要

Google Meetでオンライン通話を実施する際は、主催者にGoogleアカウントが必要となります。ところが、参加者側はGoogleアカウントがなくても通話が可能。相手が普段Google関連サービスを使っていなかったとしても、URLを渡すだけで会議を開催することができます。

アプリインストールなどが必要ないことも相まって、気軽にオンライン会議を行えます。

Google Meetに話したい人を招待する方法

Google Meetは、以下の方法で話したい人を招待することができます。

  • 開催中のミーティングのURLを伝えて招待する
  • 事前にGoogle カレンダーで予定を作成する

開催中のミーティングのURLを伝えて招待する

開催中のミーティングに話したい人を招待するには、アクセスするためのURLをメールなどで伝えましょう。招待された人はメールに書かれたリンクをクリックすることで、会話に参加できます。招待した人が会議に参加したことを確認したら、ミーティングを開始しましょう。

Google カレンダーで予定を作成して招待する

Google Meetは、Google カレンダーで予定を作成する際に、ビデオ会議のリンクを追加することも可能です。リンク追加は、以下の手順で行うことができます。

1.カレンダーで予定を作成
2.「ゲストを追加]」をクリック
3.招待する相手の名前またはメールアドレスを入力
4.「保存」 をクリック

Google MeetとZoomを比較

現在日本国内で使用できるビデオ会議サービスはZoom、Skype、Google MeetのほかにLINEビデオ通話、Facebook Messengerなどがあるようです。

いずれも基本仕様は無料で使用でき、最大接続人数は50~200人と幅があります。現実問題50人以上のミーティングは少ないようにも思われますので、人数の面ではどれを使っても構わないように思います。
(参加者に発言を求めないのであれば、YouTube、LINE、TwitCastingのライブなど一方通行メディアを使用した方が簡単ですよね)

現在、主流であるZoomとGoogle Meetを比べてみましょう

ZoomにあってGoogle Meetにないのはホワイトボード機能、またバーチャル背景や外見の補正など遊びの要素に強いのがZoomの大きな魅力です。

デメリットとしてはZoomには最近いくつかの脆弱性、キュリティホール、個人情報の流出などの事件があいつぎ安全性の問題が指摘されてもいます。

Zoom初心者向け|利用・設定パーフェクトガイド|実際に体験!

予想外に家に閉じこもる日々がつづく2020年の春、脚光をあびているのがZoomです。 もとはといえばビデオ会議ツールとして企業向けにつくられたwebサービスで、バーチャル壁紙にムービーを使えるなど若者にも人気です。 ここでは一週間前にはじめてZoomの名前を聞いたコエテコライターが利用方法を完全レポートいたします。

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一方でGoogle Meetには他のサービスにはない目立った機能はない一方でセキュリティに関する安全性は高いと評価されています。

このように考えてみると、楽しみのために使ったり企業内でも重要な企業秘密や個人上に関わらないカジュアルなミーティングにはZoomが、一方でテレワークによる重要事項の会議などに向いているのがGoogle Meetではないかと思われます。

Google Meetの有料機能でできること

Google Meetは無料でも十分に使うことのできるサービスです。しかし有料機能も準備されており、さまざまな機能が追加で利用可能となります。ここでは、Google Meetの有料プランと、追加できる機能を紹介します。

Google Workspace Individual

Google Workspace Individualは個人でGoogleのサービスをガンガン使いたい人向けのプラン。月額7.99ドルで利用することができます。

無料プランでは参加者が3人以上の会議の場合には利用時間が1時間までとなりますが、このプランでは最長24時間まで利用することができます。長丁場の会議でも途切れることなく通話することができますね。

また、通話の録画を行うことも可能です。録画したファイルは、会議主催者のGoogleドライブに保存されます。動画ファイルでストレージを大量に消費するので、どの会議を録画しておくのかは考えながら使うのがおすすめです。

その他、ノイズキャンセル機能、挙手機能、アンケート機能なども使うことができます。

Google Workspace Enterprise

Google Workspace Enterpriseは企業向けの機能です。利用料金は非公開となっていますが、お勤めの企業で契約している可能性もありますので確認してみましょう。

無料プランやGoogle Workspace Individualでは会議の参加人数の上限が100人でしたが、このプランでは上限が500人までになります。通常の会議のほか、セミナーやカンファレンスでも使いやすいのは嬉しいですね。

そのほか、Q&Aや出席レポートの機能もついていますので、全員参加型の会議というよりも、少人数が話す内容を配信することに向いていそうです。

そのほか、各プランには細かな違いもありますので、詳細はGoogle Meetの料金プランをご覧ください。

Google Meet 料金プラン:https://apps.google.com/intl/ja/meet/pricing/

教育分野でもGoogle Meetに期待が高まる

プログラミングスクールや学習塾でも期待高まる

2020年5月現在、多くのプログラミングスクールや学習塾は通学型授業の休止を余儀なくされています。

今後状況の改善とともに少しずつ復帰していくでしょうが完全に以前の状態になるまではしばらく時間がかかりそうです。

このため運営者の側でもZoomやSkype、Google Meetによるオンライン授業導入を検討するスクールや学習塾が増えています。

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デスクトップパソコンや15インチ以上のノートパソコンなら教材を画面に出し、メモなどを共有しながら授業を進められます。

また、YouTubeなどの映像配信では一方通行でなかなか子どもの反応までは確認できませんが、ビデオ会議を利用すれば一人一人の反応を見て授業を進められます。

Google Meetの場合はGmailアカウントさえ取得すればすぐにオンライン授業がはじめられる導入の速さも魅力です。

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公立学校でも導入を検討する小中高等学校も

非常事態宣言が徐々に解除されるなか各地の小中高等学校では登校授業を復活させる場所も増えています。

しかし三密を防ぐためにクラスを二分して少人数授業を行う、隔日登校にするなど完全復旧にはまだ時間がかかる地域も多そうです。

こうしたなかでオンライン授業を導入して授業時間減少をカバーする試みがはじまっています。

海外に比べてオンライン授業の導入が遅れている日本ですが災い転じて福となる!これを機会に一気に進むかもしれません。

生徒に関するたいせつな個人情報を扱う学校だけにセキュリティ性能にすぐれたGoogle Meetは有力な選択肢になるでしょう。

Google Meet戦略の背景とは?

今回、GoogleがこのタイミングでGoogle Meetを強力に押し出してきた背景にはGoogle+撤退にかかわるトラウマがあるとも言われています。

Google+は2011年にスタートしたGoogleによるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。

当初、Googleではこのサービスを同社のインターネットサービスの中核に位置づけようとしており、GmailやGoogle Drive、Google Photos、カレンダーなどが有機的に連携していくために、その中心的な役割を果たすサービスとしてリリースされました。

そこに立ちはだかったのがFacebookでした。すでにこのころには全世界で支配的な位置を占めていたFacebookはそのスケールメリットによりGoogle+の追随を許さず、結果としてユーザーを増やせなかったGoogle+は撤退の憂き目を見ます。

もう一つ、Googleにとって目の上のたんこぶに思われたのがビデオ会議の分野でマイクロソフトに吸収されたSkypeでした。

GoogleもMeetの前身となるハングアウトがありましたが実績においてはSkypeに圧倒されていました。

近年、Zoomが急成長しSkypeを上回るようになったこのタイミングこそが「勝負のとき」と考えたとしても不思議はありません。

Google Meetに注力して一気にビデオ会議の領域でもトップをとりインターネット社会での指導的な立場をより強固にしようとするGoogleの戦略が背景にありそうです。

まとめ|情報には敏感にそのときどきで最適なビデオ会議サービスを選ぼう

企業のテレワークや学校や学習塾の休校があいつぐ2020年、ビデオ会議への注目は高まっています。
たとえばwebカメラが品薄になるなどにビデオ会議の機会も増えているようです。

先行しているZoomやSkype、急追しているGoogle Meet。
いずれもセキュリティの向上と新機能のために熾烈な開発競争をつづけています。

こうしたなかで今後それぞれのサービスも得意不得意が逆転してしまう可能性もあります。

ある意味でいま一番注目すべき技術開発戦争が行われている分野かもしれません。

どれか一つに決めるのではなく評判の高い2~3種類のサービスを使いながら、そのときどきでいちばん便利で使いやすいサービスを選んでいくのがいいでしょう。

情報収集がいよいよたいせつになりますね。

コエテコでもタイムリーな情報提供を心がけていきますのでチェックよろしくお願いいたします。

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