子どものオンライン学習に必要なもの・親ができるサポート・効果的な学習法のコツ教えます!

子どものオンライン学習に必要なもの・親ができるサポート・効果的な学習法のコツ教えます!
お子さんがオンライン学習映像授業で学んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。これから「オンラインでできる習い事をやってみようか」と検討している方もいると思います。

今回の記事では、わたし自身が子どものオンライン学習を通じて実際に感じた「大人がサポートしたほうがよいこと」や「効果的な学習法」などをレポートします。また公立・私立の小学校や中学校に通わせる子を持つ他の親御さんたちから聞いた「オンライン学習の実態や工夫している方法」もあわせてご紹介します。

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オンライン学習と親の戸惑い

2月末から休校がはじまり、いち早く状況に対応したのは塾やスクール(習い事)でオンライン学習が始まりました。さらに4月中旬からは学校も配信授業がスタートしました。

わたしが最初に「うーん」と唸ったのは、学校や塾からのメールを読んだときです。そこには

「保護者による見守り・サポートが必要です」

とハッキリ書かれているではありませんか! 
ライター・大橋
ライター・大橋

で、何をすればいいわけ???

と思わず首をひねりました。最初は戸惑ったり困ったりする親御さんは珍しくありません。わたしもそうでした! 

小学校や塾でのオンライン学習とは

すでにご存知の方もいるかもしれませんが、最初にオンライン学習について簡単にまとめておきます。オンライン学習とはインターネットを通じて自宅で受けられる授業のことです。

オンライン学習の種類

オンライン学習は大きくわけると
  • 配信授業(映像授業)
  • 双方向授業
があります。

先生と生徒側がつながり、互いに話をしたり質問をしたりできる、双方向で発信・受信ができるのが双方向授業です。SkypeやZoomといったオンライン会議でもおなじみのアプリを使用します。

配信授業(映像授業)は先に録画してある授業動画を視聴します。

オンライン学習は呼び方がいろいろある!?

わたしが戸惑ったのは「呼び方が微妙に違う」点です。学校の配信授業で「ライブ授業」となっている場合決まった時間に生で(ライブで)先生が授業を行い子どもはそれを見ながら学習します。しかし塾のほうでは「ライブ授業」はグループ授業で生徒が先生に質問できる双方向授業のことを言っており、どうも教育機関や塾によって呼び方が違うようなんですね。

これに加えて、学校では、クラスや学習管理をするアプリを使うところが多いようです。授業の配信のほか、出欠席や体調の確認、課題提出の管理等を行います。代表的なのがGoogleクラスルームやClassi(クラッシー)です。

オンライン学習に必要なもの

オンライン学習は当然ながら機器がなければ受けられません。端末としては
  • スマートフォン
  • タブレット端末
  • パソコン
があります。

わが家はわたしがそもそも在宅勤務ですし、夫も週何日かはテレワークということで、それなりに知識も環境も整っているほうだとは思います。それでも「子ども部屋のWi-Fiが安定しない」だとか、カメラがついているノートパソコンは1台しかなく、IPadは放置されていたので、山のようなフォルダやデータを整理し、Zoomなど必要なアプリをダウンロードし、アカウント登録をし、なんだかんだと準備が必要でした。

他のご家庭ではどうだったのでしょうか。
スマホの他は古いデスクトップがあるだけで、カメラがついていなかった。あわててwebカメラを買おうとしたら、どこも売り切れ!スマホがカメラ代用になると教えてもらわなかったらノートパソコン買うところだった(Mさん)
Wi-Fiがルーターのあるリビングしか安定しない。ところが夫もテレワーク中のため、パパがオンライン会議、子どもがZoomで授業と重なるときは、次に電波の調子がいいリビング続きの廊下に段ボールの上にタブレットおいて授業を受けさせる始末。中継器を使うとよいとわかるまで半日検索し、ようやくネット通販で購入して改善するまで子どもは廊下で勉強してた(Aさん)
そうなんです。まずは安定したネット環境をつくり、必要な機材を揃えるところからスタートします。オンライン学習が「できる状況にする準備」は親の仕事なんですよ。

パソコンやタブレットは「ひとり1台」へ!?

大学生の娘は1日5コマのオンライン授業があり、ノートパソコンは彼女専用。夫は週半分が在宅勤務、高校生の次女も私立に通っていて4月あたまからオンライン学習がはじまったのでタブレットを使わせ、そして末っ子は小学校6年生ですが塾はZoomで個別授業とグループ授業をしており、まさかのパソコン足りない状態に焦った(Iさん)
ノートPCはわたしがテレワークで使用するので、子ども用にタブレット2台を購入。後で学校からレンタルできると知ったが、数には限りがあるらしい。また小学校では低学年がタブレット、小5からパソコンを使用すると聞いているが、学校でどんなIT授業をするのか全然わからないので、何を買うのがベストなのかもわからない。もともと知識もないし、タブレットで充分とか、どうせなら安いからグーグルクロムノートPCがいいのでは、とか、ママ友たちの意見もバラバラ(Mさん)
家族構成や親の仕事によっては全員がパソコンを利用したい時があり「一家に1台と思っていたが、ひとり1台じゃないとできない」現実に直面している家が意外と多いなという印象です。また学校が家庭にどのような「設備と環境」を求めているかわからないので購入に踏み切れない。仕方なくスマホで授業を見させているという家も少なくなかったです。

(子ども向けノートパソコンを買う際に注意したいことをまとめました!)

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オンライン学習で効果的に学ぶポイント

ではここからは具体的にオンライン学習のタイプ別に、効果的に学ぶコツや体験談を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

学習教材やプリント類を整理する!

  • 配布されたプリント類はファイルなどで整理
  • 教科書やドリルも揃えておく
  • ノート類は多めに用意
オンライン学習では配信授業そのもの以外にも「ライブ授業で指定されたプリントがどれかわからない」とか「先生が話している教科書がない!」とか、ええええ? みたいなこともあるんですね。

教科書がないのではなくて大抵は子どもがどこかに置きっ放しにしているわけだしプリントは子どもがなくしたのかもしれないし、そのたびに「ったく、どこやったのよ!」「ちゃんとしておかないからよ」と親子でひと悶着あるのも珍しくはありません……。

子ども部屋で行うなら、机の上を一緒に整理して新しく配布された教科書も確認しながら揃えておきましょう。ノートは指定されたものが購入できないかもしれませんが、ひとまず使えるものを準備します。筆記用具もです。

リビングなどで行うなら、大きめの袋やカゴなどにオンライン学習で使う教材をまとめておき、時間になったらそれごと持ち運んで行うと「テーブルに置きっぱなし」とか「あれ、リビングで使ったのにどこいったかな」なんてことが減ります。

プリントアウトした宿題や課題、配布された資料、教科別などにファイリングしたり、とりあえずクリアーファイルでわけておいたり、日に日にふえる紙類が迷子にならないように整理するのも、親のサポートが必要です。

「○○がない!」事件はよく起こるので、オンライン学習に限らないのですが学習道具を使いやすく整理しておくのは大切なポイントです!

配信(映像)授業を受けるポイント

  • 聞くだけで終わらないように注意する
  • 勉強時間を設定する
  • 一時停止など視聴方法のヒントを教える
オンライン学習はメリハリをつけることが大切だなと感じました。学校再開を視野に入れ、通学するように起床時間を守り、配信授業も午前中を中心に行わせました。

好きな時間にできることがオンラインのメリットではあるのですが、子どもの場合は生活リズムを崩さないことも大切なので、ある程度時間を決めてやらせたほうがいいかなという印象です。

それに時間を決めていないと、昼から夕方にかけて1時間ごとに「やったの?」「見たの?」「いつやるの?」と怒鳴り続けるハメになります……。

しまいにはタブレットを片手に「いつやるの?」「今でしょ!」ひとりツッコミボケで子どもを追いかけ回していたわたしです。

最初の段階で「いつ視聴して勉強するのか」「おおざっぱでもいいので1日のスケジュール」を親子で決めておくことがポイントですね。やってみてから流動的に変えていくより、最初に約束事として話し合ったほうがうまくいくことが多いようです。

もうひとつのポイントはきちんと授業の動画を理解させることです。たとえば新しい単元など先生の解説を聞いてわからなければ少し戻してもう一度聞くこと、一時停止してノートをとることなどもアドバイスしました。最初はいいのですが、だんだんと配信授業に飽きてしまい、淡々と授業を「眺めているだけ」なんてこともでてきます。
学校から時間割が配布されたので、配信授業もそれにあわせて視聴させました(Eさん)
毎回どんな内容かを聞くようにしていたら子どもがウンザリして嫌がるように。なので夕飯のときなどに配信授業ってどんな感じ?とか、先生の話で何が面白い?と聞いたり、逆に、聞くだけって退屈な感じするよね、と共感をもって語りかけると話し出すことが多いですよ。問い詰めるより、子どもから話したくなるようにと思い、親の方が気疲れしました……(Wさん)
オンライン授業だけではありませんが、小学生のうちは親が「今、子どもが何を学んでいるか」関心を持つことは大事だと思います。体験談にあるように問いただすというより自然な会話のなかで子どもから「今日やったのはね」と話し出してくれるといいんですけどね。低学年と高学年でも違うでしょうが親の問いかけも工夫が必要だと感じました。

双方向授業を受けるポイント

  • 発言時のルールを理解させ守らせる
  • 同時にスマホで友だちとLINEなどしないよう注意する
公立小学校で双方向授業を行っているところはまだまだ少ないようですが、オンライン学習は「双方向授業ができてこそ」学校と同じようなレベルで学べるという意見も多いですね。

塾や英会話、プログラミングスクールなどは小学生でも双方向授業を早くから開催しているケースが目立ちます。

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先生に対して複数の生徒がやり取りする場合、まず先生の話をよく聞いて授業の取り組み方をしっかり把握させます。たとえば、生徒側はマイクの設定をミュートにして、先生から指名された子はミュートを解除して発言する、といった方法ならば、最初は横について親が教え、見守る必要があります。

そもそも親がミュートってなに?どれ?となり、初回の時は塾のママ友仲間のLINEがピンポン鳴りっぱなしでしたよ。ちょっとしたことだけど「声が聞こえない」「何を押せばいいの?」「どこにチャットってあるわけ?」わからないことはけっこうあるんですよね。

小学校高学年にもなるとスマホを持っている子も増え、慣れてくると双方向授業をしながらスマホをヒザの上に置いて、別の友だちとLINEしてるなんてことも!!! 
ライター・大橋
ライター・大橋

恥ずかしながらこれはわが家の実体験なんです……。

むろん見つけた瞬間に怒りましたとも!そしてハッとしましたよ、わたしの怒鳴り声は先生とクラス中の子ども達の映像に流れたのか? あわててマイクのマークをチェックしミュートになっているので胸をなで下ろしました。が、子どもの背後から仁王立ちしているわたしの映像をしっかり先生は見ていたようです。あああ、最悪。

子どもは思いがけないことをするので、特に小学生のうちは双方向授業だからと安心せず、リビングでやらせるとか子ども部屋ならどんな状況か親が確認するのも大切だなと思いました。

課題+オンライン学習のポイント

  • 課題をチェックすること
  • できなかったところを放置しない
オンライン学習では同時に課題がでて、それをなんらかの形で提出するパターンが多いです。
上の子は公立中で課題は週1度学校へいき手渡しされ、それをやって翌週提出し、次の課題を貰う感じです。下の子は小学校から近くの私立にいれましたが、入学時にタブレットを購入。学校で使用しているのでオンライン学習も比較的スムーズにできました(Eさん)
宿題もドリルのように計算をするとか漢字練習だけでなく、おにぎりを作ろう、作ったおにぎりを撮影して写真をアップロードする、なんて課題があって、そうなるともう親がつききりです。またラジオ体操をしたらログインして、体操をやったというチェックを入れるのもすぐ忘れるので毎朝声かけしないとならない。親が子どもの課題を常に把握しておかないとならず、それがけっこう大変です(Mさん)
課題はやりっ放しになっていることがあるので、終わったあとに必ず親がチェック。回答がないところは教えました。配信授業じたいは30分程度ですが、それにあわせたプリントや問題をやるのに1時間くらいかかって、途中でブツブツ言い出したり、投げ出すので、怒ったりなだめたりがひと苦労。先生って大変だなぁと改めて思いました……(Oさん)

支援サイトを利用する場合

  • ログインまで設定は親が手助けをする
  • 何をやるか親子で話し合い決める
  • やったものを親がチェックする
公立小学校で多いのが「自治体や国が行っているネット上の学習支援サイト」の利用です。学校独自のオンライン学習は行っていないため、支援サイトを活用しましょうとおすすめされるパターンが多いようです。

支援サイトをひらき、学校がおすすめするコンテンツや興味があるものを親子で話し合いながら選びます。たとえばこちら「NHK for School」は多くの学校が推奨しているサイトのひとつです。

NHK for School

NHKは、学校放送番組やウェブサイト、アーカイブス、イベントなど、学校向けのさまざまなサービスを展開しています。

この記事をwww.nhk.or.jp で読む >

東京都教育委員会が公開しているオンライン上で行えるドリルもあります。

東京ベーシック・ドリル(電子版)/(プリント教材)目次|東京都教育委員会ホームページ

東京都教育委員会のホームページ。事業内容、入試、都立学校、教職員採用、教員免許、生涯学習などの情報をお伝えします。

この記事をwww.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp で読む >

2年生の算数「りょうのたんい」を選ぶとこんな画面になり練習できます↓

東京都ベーシックドリル
引用:東京ベーシックドリル/東京都教育委員会

学校でのオンライン授業は行われていないけど、家庭でプリント以外の学習を進めていきたい場合には上手に利用したいですね。ただ、どれだけやるか、やったかが学校に伝わらないこともあり、今ひとつやる気がでないのがネック。挫折しやすいので工夫している親御さんもいました。
小3です。支援サイトのコンテンツをひとつ視聴してノートをとったり、見ながら体操したり、お手伝いしようなどヒント集を実践したら、カレンダーにシールを貼っています。シールの数が10になったらネット通販でマンガや本を1冊購入するご褒美制にしています(Hさん)
支援サイトの問題集をダウンロードして行い、丸付けは親がしている。国語はわたし、算数は夫が担当し数日に1回まとめてわからないところを教えているけど、それぞれ忙しいときや疲れているときもあって「明日でいっか」みたいになりがち。ちゃんとやっている家と、つい適当になってしまうわが家と、きっとこうして学力差がつくのだろうなぁと漠然と不安に思う(Sさん)

子どもにおすすめのオンライン学習教材 

オンライン学習を取り入れるのに戸惑っている人も少なくありません。ここでは子どもの学習に役立つオンライン学習教材を紹介します。取り組みやすいよう工夫されている教材を利用することで、オンライン学習に慣れていけるでしょう。

東進オンライン学校小学部

東進オンライン学校小学部は教科ごとに専門の講師の授業を受けられるのが特徴です。分かりやすいのはもちろん楽しく取り組める内容で、対面授業のように理解が進みます。授業の確認テストで「分かったつもり」になっている箇所を残しませんし、月例テストで1ヶ月の内容を総復習し学んだ内容の定着が可能です。

実力に合わせた学びが用意されているのもポイントといえます。基礎をじっくり身につけられる標準講座に加え、中学や高校へつながる応用力を身につけられる演習充実講座もあるため、子どもの学習意欲に応じて適した講座を選べます。

また算数の授業は、2学年分の授業を受講可能です。例えば4年生で始めた場合、3年生の復習と4年生の学習をしたり、4年生の学習と5年生の予習をしたりできます。
東進オンライン学校小学部はこちら

進研ゼミ小学講座

子どもが学習習慣を身につけるためにオンライン学習を取り入れるなら、進研ゼミ小学講座がおすすめです。子どもの学習データをもとに、実力に合わせた問題を自動提案する仕組みで、「何から取り組めばいいか分からない」という状態を作りません。

学んだ内容を忘れることがないよう、忘れたころにとき直し問題の提案や、つまずきの原因になる箇所へさかのぼって学習する仕組みがあることで、苦手な箇所をなくしていく仕組みになっています。

毎日の学習に加え、赤ペン先生の添削やオンラインライブ授業・プログラミングなども追加費用なしで受講可能です。充実した学習内容とサポートを、専用のタブレット1台で利用できます。
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オンライン学習「トラブル時の対応」は

オンライン学習は機材を使うので、いずれにしてもトラブルは一度や二度は遭遇します。タブレットが動かない、電源が入らないと子どもが駆け込んでくることもよくあります。
ライター・大橋
ライター・大橋

うそ!壊れた? と大騒ぎになったがよく見たら充電切れという初歩的なミスした経験あり……

タブレットは充電を忘れないようにしましょうね。

スクールや塾の場合は、問い合わせ先や相談先があるはずなので、遠慮せず聞いてみるのが一番早いです。アカウント登録なんかでもわかりづらいこともよくありますから。

学校の場合、オンライン授業のトラブルでは
  • 学校に問い合わせ
  • 指定業者に連絡
  • メールでの問い合わせ
など、連絡手段が決められていることが多いので、それに従います。

オンライン学習に期待をこめつつ

オンライン学習はこれからの時代スタンダードになっていくのでしょう。便利な点やメリットを理解しつつ、期待もこめてわたし個人が感じた改善してほしいことをまとめました。

オンラインでのテスト
「テスト」があることで子どもの緊張感も変わるし、学びができているかの確認もできるからオンライン授業でも単元ごとにテストができるようにしてほしい。

オンラインでの教材配布と課題提出
課題をオンライン上で行うことができ、そのまま提出できるようになるとラクだと思う。いっぽうで鉛筆で書くことは大切なので、プリント学習と併用してほしい……。

先生と生徒1対1のコミュニケーション
長期間にわたる場合には、30人いれば1ヶ月に1回、10分程度でもいいので担任の先生とオンラインで1対1で話せるといいのでは、と思う。

先生と保護者の連絡手段
なんでも先生や学校に問い合わせるのも気が引けるし、先生の時間を邪魔したくもないので、ネット環境やアプリに関する専用の問い合わせ先(専門家がいて対応)、学習方法について具体的に相談できる窓口、さらに担任の先生と相談できる窓口、と目的にあわせて保護者が「話して相談できる窓口」が分散してあるといいのでは、と思う。

オンライン授業が一般的になり、各業者や専門家が映像についてサポートする体制が整って先生個人の負担は減り、なおかつ、それぞれの先生独自の授業ができるようになるといいですね。

実際、すでに面白い工夫をしている授業もあり、子どもが夢中になって視聴しているものもあります。

今はまだ学校現場も混乱しており、急な対応にそれどころではないのも想像がつくので、オンラインに対応しているだけでありがたいと思っています。上記はあくまでわたしの個人的な印象ですが、なるべく多くの保護者や生徒の意見を拾い上げ、改善すべきことを絞り込み、より良いオンライン学習へと進化させてほしいと願っています。

そういえば、あとひとつ。

生徒みんなが楽しめるような、中休みのような時間がオンライン上でもできるといいのになと考えました。子ども同士はオンラインゲームでその場で一緒に遊んでるように話しているので、何か方法はありそうな気がする! と、思ったのですが、わが子に聞いてみると

「不自然じゃん」

と言うのです。学校でも、ひとりでいることが好きな子もいるし、仲良しとそうでない子もいるし、無理矢理オンラインで全員をつなげられてもね、という意見に、確かにそうだな、と思い直しました。

オンライン授業やオンライン学習はまだまだこれからといったところでしょうか。でも、なんでもやってみて、ダメなところを改善して、また試してみて、の試行錯誤の連続です。

今後また休校せざるを得ない状況はあるでしょう。小学校からプログラミング的思考を伸ばそう、STEAM教育を推進していこうという基本的な動きがあるのですから、オンライン授業も上手に活用してほしいなと思うばかりです。

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