EdTechとは?子どもの学びを支える最新教育技術を紹介!
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最近、学校教育に関する新しい言葉をよく耳にしませんか?
これらは全て「EdTech(エドテック)」と呼ばれる新しい教育の形です。
今回は、子どもたちの学びを大きく変えるEdTechについて、保護者の視点から詳しく解説していきます。
EdTech(エドテック)とは
EdTechとは「Education(教育)」と「Technology(技術)」を組み合わせた言葉です。簡単に言えば、「最新のテクノロジーを活用した教育」のこと。経済産業省も推進している新しい教育の形です。従来の教科書やプリントだけでなく、タブレットやパソコン、インターネット、人工知能(AI)などを活用して、子どもたち一人一人に合わせた効果的な学習を実現します。
単なるデジタル化ではなく、テクノロジーを使って「より良い学び」を実現することが目的なのです。
EdTech(エドテック)で変わる教育現場
「学校の勉強道具」と聞いて、何を思い浮かべますか?黒板、チョーク、ノート、鉛筆……。保護者の世代にとって、これらはとても懐かしい学校の風景ですよね。
そう、これまでの学校教育は、先生が黒板に書いたことをノートに写して覚える「一斉授業」が基本でした。

インターネットやパソコンが普及していなかった時代、この方法は多くの生徒に同時に教えられる点で、とても効率的でした。しかし、時代とともに、この従来型の授業にはいくつかの課題が見えてきました。
たとえば、先生から生徒への一方通行になりがちな点。「自分で考える力」や「創造性」が重視される現代において、子どもたちが受け身になってしまうのは大きな課題です。
また、先生が説明するスピードについていけない子もいれば、もっと進んだ内容を学びたい子もいるでしょう。一斉授業では、各自の学習ペースの違いに対応するのが難しいのです。
さらに、学校教育には別の課題もあります。先生方の長時間労働は深刻な問題ですし、都会と地方での教育の格差も気になるところ。
「うちの地域には学習塾が少ないから…」と不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。また、グローバル化が進む中、海外の子どもたちとの学力差も無視できない問題です。
EdTechは、こうした様々な課題をテクノロジーの力で解決しようという新しい試みなのです。個人の理解度に合わせた学習、時間や場所を選ばない学習環境の提供、先生の業務負担の軽減など、テクノロジーには多くの可能性があります。
もちろん、テクノロジーだけで全ての教育課題が解決できるわけではありません。でも、子どもたちにより良い学びの機会を提供するための、大切なツールの一つとして、EdTechは注目されているのです。
EdTech(エドテック)4つの特徴
お子さんの「もっと勉強したい!」「ここがわからない…」といった声に、テクノロジーがきめ細かく応えてくれる。それがEdTechの大きな特徴です。EdTech(エドテック)4つの特徴
- 時間や場所を選ばず学習できる
- 先生や友達と双方向でやり取りができる
- AIが個人のペースに合わせてサポート
- ゲーム感覚で楽しく学べる
特に注目なのは、ひとりひとりの理解度や興味に合わせた「個別最適化」という点。「うちの子、授業についていけているかな……」という保護者の心配も、テクノロジーの力で解決できるかもしれません。
「EdTech」って具体的にはどんなもの?
ここでは、EdTechの具体例をまとめました。どこでも授業が受けられる!オンライン講義(e-Lerning)

教育現場とテクノロジーと聞いて、はじめに思い浮かぶのはオンライン授業や「e-Lerning(e-ラーニング)」でしょう。
学校だけでなく、会社の研修などでも採用されているので、「これなら知ってる!」「受けたことがある」という方がいるかもしれません。
オンライン講義の利点は何と言っても「先生と生徒が同じ場所にいなくてもいい」点。
欠席時の補習という形でも使えますし、人気の先生の授業をどこでも受けられるため、学習塾でも活用されています。
また、最近では世界中の大学がMOOC(Massive Open Online Course、大規模オープンオンライン授業)を開講し始めており、日本にいながらハーバード大学の授業を受ける、といったことも可能になりました。
わざわざ海外に行かなくても「留学」ができるということで、大人向けの教育方法としても注目を集めています。
プリントも採点も、もう要らない!学習管理システム(LMS)

先ほどのe-Lerningと同時に用いられるのがこのLMS(Learning Management System、学習管理システム)です。
これは、教材の配布をオンラインで行ったり、それぞれの生徒がどこまで学習を終えているかを管理したりするためのシステムです。
教材の配布をオンラインで行うことができれば、毎回プリントを用意する必要もありません。経費も手間も、資源も節約できます。
また、生徒の学習状況を把握しやすくなることで、それぞれの生徒に適切なカリキュラムを組み直すことも簡単になり、学習効率を高めることができるのです。
デジタル時代の「連絡網」、教育SNS

教育SNSとは、教師と生徒、そして保護者のコミュニケーションを取りやすくすることに特化したツールです。
少し前までは「クラスの連絡網」があり、AさんからBさんへ、そしてBさんからCさんへ……と電話で内容を伝えるのが一般的でした。
現代では、電話番号が個人情報にあたること、共働き家庭が多くなり電話に出られない保護者が多くなったことから、連絡網を教育SNSに切り替えた学校も多くなっています。
教育SNSでは、日々の連絡や宿題の管理、災害時の安否確認などを行うことができます。連絡網よりスピーディ、かつ簡単にさまざまな情報をやりとりできるので便利ですね。
他にも、先生同士のコミュニケーションをはかる教員用SNSもあります。
他のクラスや、場合によっては他の学校の先生ともコミュニケーションが取りやすくなるため、学校間の連携や先生同士の助け合いが活発になります。結果的に、教育の質が高くなるというわけです。
EdTechで先生の負担が減り子どもたちに良い影響が!
EdTechの導入は、子どもたちだけでなく、先生方にとってもメリットがあります。例えば、埼玉大学附属小学校では、EdTechの活用により、先生方の残業時間が年間587時間も減ったそうです。- 保護者への連絡をデジタル化し、プリント配布の手間を削減
- 欠席連絡や学校評価アンケートをアプリで処理
- 教材作成や授業準備の効率化
- 先生同士で授業改善について相談しやすくなる
これらの取り組みにより、先生方は子どもたちと向き合う時間や、より良い授業の準備に時間を使えるようになります。
「先生の仕事は大変」と言われがちですが、EdTechによって働く環境が改善されれば、より多くの優秀な先生が教育現場に集まってくるかもしれません。大切な子どもたちを預ける親として、これはとてもうれしいことですね。
まとめ
EdTechは、決して「デジタル機器を使えばいい」という単純なものではありません。テクノロジーの力を借りて、子どもたち一人一人により良い学びを提供すること。そして、先生方がより子どもたちと向き合える環境を作ること。それが、EdTechの本当の目的なのです。まだ発展途上の分野ですが、子どもたちの未来のために、私たち保護者も関心を持って見守っていきたいですね。
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https://coeteco.jp/edtech >
参考:
未来の教室〜learning innovation〜/経済産業省
東京すくすく/東京新聞
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