子どもがやってみたいと興味を示していたり、親として「プログラミングは習わせたほうがいいのかな?」と悩んだりしていたら、ぜひ、このような体験会に参加してみて下さい!でも……
- どんなことをするのかわからないから心配
- 体験会に行ったら入会しなくちゃならない感じが不安
- パソコンをやったことがないのに大丈夫?
こんな心配や不安もありますよね。今回の教育トピックでは、子ども向けプログラミングスクールの体験会について、よくある質問への回答と不安点について解説。さらにこれまでコエテコが実際に取材してきたリアルな「体験会」「ワークショップ」の様子もご紹介します。
一般的なプログラミングスクール「体験会・体験イベント・無料体験」の流れ
体験会の一般的な流れ
(1)ご挨拶
(2)今日の流れの説明
(3)簡単なロボット製作やプログラミングを体験
(4)子どもが体験中に保護者向け説明会・あるいは子どもの体験を見学後に教室に関する説明会
当日は教室へ行けば、あとはすべて先生方が誘導してくれるので何の心配もいりません。多くの場合、まず担当の先生から簡単なご挨拶があり、体験会の流れについて説明があります。
その後はプログラミングやロボット制作などを実際に子どもが体験。それぞれの教室が工夫をこらしているので、プログラミングスクールを検討しているなら、いくつかの体験会に参加するのがおすすめです。
年齢にもよりますが、親子で一緒に行うスタイルも多い一方で、お子さまは先生とプログラミング体験をし、保護者は別室で授業料やカリキュラムについての説明を受けるパターンもあります。最後にご挨拶をして解散となります。時間的には、一般的に60分から90分程度でしょう。
体験会への申込み方法
- 公式サイトをチェック→申し込みボタンをクリック
- 該当する教室を検索し電話で問い合わせ
家から通える範囲でプログラミングスクールを探し、その教室を限定しているなら直接電話をして問い合わせるのが一番わかりやすく安心です。しかし、電話するとなると少々ハードルが高く感じますね。
そんな時には、いろいろなスクールや教室を検索し、良さそうなところの公式サイトをチェックしてみましょう(ぜひコエテコも活用してくださいね!)。公式サイトでは体験会の申込みがあるはずですから、そこをクリックし必要な情報を記入します。
折り返し、メール等で確認がきて申込みが完了となります。
子ども向けプログラミングスクール「体験教室について」よくある質問と回答
子ども向けプログラミングスクールの体験教室は本当に無料なの?
「無料体験会」となっていれば、お金はかかりません。参加費がかかる場合には、体験費用が明記されているはずです。あるいは体験会自体は無料で、キット等の購入が必要な場合もかならず詳細で金額が書かれています。
「親子一緒にご参加ください」って親もプログラミングを習うの?
幼児から小学生向けのプログラミング教室では多くの場合、親子参加型の体験会となっています。そもそも教室に行くまでの付添が必要なことと、さらに保護者にもお子さまの体験を見てもらい、教室のシステムなどの説明を受けてもらうためです。幼児から年長さんくらいが対象の場合には、親子で並んで座り、お子さまのサポートをしながらプログラミングやロボット体験をすることが多いようです。あくまでサポートであって、保護者が自らプログラミングを行うことはありません。
気になる方は申し込み前に教室に問い合わせてみましょう。
親子ともにまったくパソコンに触れたことがなくても大丈夫?
プログラミングスクールの体験会は特に明記されていない限り(たとえば中高生向けでプログラミング経験ありといった条件がついている)、初心者の参加を想定しています。体験会ではすべてのパソコンやタブレット、あるいはロボット制作キットが準備され、マウスの持ち方から教えてくれますし、タブレットを指で操作するだけなど、わかりやすく簡単なカリキュラムになっています。
また、体験会を進行する先生のほかにアシスタントの先生がサポートに入るところも多いです。たとえパソコンに触れたことがなくてもまったく心配いりません。
子ども向けプログラミングスクール「体験会」以外の日に見学はできない?
体験会やワークショップはその日のために、教室の特徴を活かした「短時間でもスクールの雰囲気やどんなことをやるのかがよくわかる」内容となっています。ですから、できれば体験会がベストですが、日程が合わないこともあるでしょう。ほとんどのスクールや教室では問い合わせれば、見学をさせてくれますし、別の時間を設定し担当者が対応してくれます。関心のある教室があれば遠慮なく、どしどし問い合わせてください!
子ども向けプログラミングスクール「体験教室について」よくある不安を解決
プログラミングスクール体験教室に行ったら「入会しないといけない」雰囲気になりそうで不安
この質問は本当によくあるのですが、「入会を強制する」ことはありません。体験会の途中や後半で、たとえば「本日中に申し込みをしたら特典がある」というケースは確かによくあります。これは一種のキャンペーンですね。しかし、もし少しでも迷いがあるなら「ちょっと検討します」で大丈夫。
子どもは体験会に参加すると興奮して「入りたい入りたい!」とねだってくることもありがちですが、ひとまず落ち着かせて「おうちに帰ってから決めようね」と促しましょう。
無料体験教室は、どんなところで、どんなことをしていて、どんな教材を使っていて、どんな先生がいるのか、子どもとの相性などを見極めるためのもの。入会を前提とはしていません。もし「入会する人のためのプレコース」のようなものであれば、事前に説明があるはずです。
雰囲気に流されそうで不安……という方は、最初に子どもにも「今日は体験してみるだけだよ」と話しておき、たとえ申し込みをするにしても後日に行うと決めてから家を出発しましょう!
体験教室に行かないと正確な授業料がわからないってどうなの?って思っちゃう疑問
公式サイト等には料金が明記されていない、あるいはざっくりした金額しか掲載されておらずに、詳しいことは「無料体験会でご説明します」というのも比較的よくあるパターンです。これは、教室側からするとコースやオプションによって金額が細かく違うので、間違いがないように料金設定を説明したいためです。また、カリキュラムの内容や教材を見てもらい、費用感に納得してもらって入会を検討してほしいと考えているからです。
とはいえ保護者側からすると「これだけ費用がかかるとわかっていたら、最初から体験もさせなかった」と思うことがあるのも事実。最近は多くの公式サイトで月額料金などは載っていますが、気になるなら直接スクールに問い合わせてみましょう。教室にもよりますが概算を教えてくれたり、資料を送付してくれたりします。
飽きっぽい子どもが体験会全体できちんとできるか不安
教室の先生方は集中が続かなかったり、人見知りだったり、逆にどんどん発言して張り切ってしまうタイプだったり、さまざまなお子さまを指導してきています。ですから、少々やんちゃでも、初めての場所では固く口を閉ざしてしまう子でも、大丈夫!体験会は子どもたちの興味を引く内容になっていますから、あまり心配しすぎずに参加しましょう。
もし、まったく興味を示さなかったら、それはそれで「この教室とは合わないのかな」「もっと、工作みたいなことをするスクールの方がいいのかも」とお子さまに合うスタイルがわかるのですから、気にすることはありません。
特に幼児から小学校中学年くらいまでは、初めての教室で興奮したり、逆に引っ込み思案になったりするのは、ごくごく普通のこと。それこそ体験会なのですから「ダメなら、別のところを探そう」くらいの気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。
よくわかる!プログラミングスクール体験会レポートを見てみよう
これまでコエテコが取材してきた体験会の様子を抜粋してご紹介します。気になるスクールや体験会の詳細は、本編の記事も参考にしてくださいね!
※取材時と現時点での体験会の内容が違う場合があります。あくまで「こんな感じで体験会をやっているんだな」と参考のひとつとしてご覧ください。
コードアドベンチャー体験会(子ども向けプログラミングスクール)
マイクラでYouTuberと一緒に学べる大人気プログラミングスクール・コードアドベンチャーの体験会は、親子参加型です。マインクラフトを使った教材の完成度の高さを実感できます。
※こちらの記事でワークショップ全体のレポートを掲載しています↓
(取材)コードアドベンチャー体験会|"ゲーム実況"感覚で学べる!大好きなマイクラでプログラミング
今回、コエテコ取材班が訪れたのは、子ども向けプログラミング教室「コードアドベンチャー」の体験会。同校の教材はなんと「マイクラ」!しかも、元エンジニア&東工大卒の人気YouTuberが解説してくれる動画で学べるから、子ども達のテンションもMAXです。とっても楽しい、だけどしっかりプログラミングが学べるコードアドベンチャーの授業をのぞいてみました。
この記事をcoeteco.jp で読む >embotワークショップを体験(子ども向けロボットプログラミング教室)
embotはダンボールで作るロボットとプログラミングを学べるスクールです。ワークショップは参加費がかかる(1,000円程度)ものもありますが、作ったダンボールロボットの外装は持ち帰れるので楽しみがあります。またそれとは別に無料の体験会も実施しています。
上記のワークショップでは親子一緒の参加の他、お子さまひとりでの参加もOK。embot creative labはさまざまな体験会やワークショップを開催しているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
※写真のワークショップについてはこちらの記事でチェック!↓
(ワークショップレポート)embot creative lab|9組の親子が集結!自分だけのオリジナルロボットを作ろう
2022年5月3日(火・祝)、代官山のembot creative lab(エムボット クリエイティブ ラボ)にて、「GWスペシャルワークショップ"自分だけのオリジナルロボットを作ろう"」が開催されました。おしゃれな代官山の教室には、この日もたくさんの親子が参加!子どもたちはみんな興味津々の様子で、楽しそうに取り組んでくれました。
この記事をcoeteco.jp で読む >ロボットプログラミング教室<プログラボ>×<スキルアップAI>(中高生向けAI開発講座)体験会
こちらは中学生や高校生を対象とした「AI開発」が学べる体験会です。情報Ⅰが大学共通テストの対象科目となり、特に中高生のプログラミングスクールでの学びが注目されています。こちらは、実際の授業から抽出した内容を、2時間で体験する充実した内容で参加費が3,000円かかります。
しかしお値段以上にしっかりとプログラミングやAIについて学べるので、まさに入門編としておすすめです。
※体験会レポートはこちら!
AI開発講座「AIラボ」| ProgLab<プログラボ> 子ども向けロボットプログラミング教室
プログラボとスキルアップAIによる、中高生向けのAI開発講座「AIラボ」
この記事をwww.proglab.education で読む >大規模イベントで「ちょっとプログラミングを体験」してみませんか?
体験教室とは違いますが、「スクールを検討するほどではないけれど、プログラミングやロボットに興味があるのか体験させてみたい」場合には、1Dayイベントやワークショップが最適です。
ここではコエテコが関連する大規模なイベントを紹介していますが、夏休みや冬休みには自治体によるワークショップもよく見かけます。お住まいの情報誌や役所の広報を見逃さないようにしましょう。
KidsVALLEYの夏休みイベント
渋谷区に拠点を構える、東急・サイバーエージェント・DeNA・GMOインターネットグループ・MIXI5社が渋谷区教育委員会と連携し、渋谷区立小中学校のプログラミング教育を支援する 「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を設立。
夏休みには広く小中学生に向けた「プログラミングサマーキャンプ」を開催、各社の特徴を活かしたワークショップをリアルとオンライン両方で行っています。
KIKKAKEいろいろなワークショップを体験できるイベント
KIKKAKEはアフレルとコエテコが共催し、多くの後援・協賛を得て毎年開催している「女の子たちにプログラミングやロボットに親しむ“きっかけ”を届ける」大型イベントです。「占い」や「アバター作成」など女の子が興味を持ちそうなワークショップが目白押しです。※KIKKAKE2021のレポートはこちら↓
女の子向けプログラミングイベント!「KIKKAKE(きっかけ)~ガールズプログラミングフェス~」イベントレポート
2021年6月、GMOメディア株式会社が運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」と株式会社アフレルは一人でも多くの女の子がプログラミングに触れる機会作りを目指し、「KIKKAKE(きっかけ)~ガールズプログラミングフェス~」を共同開催しました。 この記事では、開催されたイベントの一部をまとめて紹介していきます!
この記事をcoeteco.jp で読む >体験会で「体験してみる」ことがはじめの一歩です!
パンデミックもようやく落ち着き、リアルなイベントが続々始まっています。これまでオンライン中心だったワークショップや体験教室も、実際にスクールに行ってレッスンやカリキュラムを体験できるようになっています。体験会はあくまで「どんな感じかな?」と体験してみるのが目的です。教室への入会が前提ではありませんから、気軽に問い合わせてみてくださいね。
体験会のことに限らず、少しでもわからないな、気になるなということがあったら、教室に電話をするか、公式サイトの問い合わせページから連絡をしましょう!スクール側はいつでも問い合わせは大歓迎ですよ!