プログラマーとして働くには、会社に所属するタイプとフリーランスになるタイプの2種類があります。
より自由に自分の時間を使いながら働けるのは、フリーランスプログラマーです。
時間や場所に縛られずに働きたい人は、フリーランスプログラマーを選ぶ傾向があります。
この記事では、フリーランスプログラマーのメリットやデメリット、スキルを身に付ける方法についてご紹介します。
フリーランスの定義とは
フリーランスプログラマーを目指す際には、まずフリーランスの定義を理解しておきましょう。フリーランスとは、「独立した個人が業務を請け負う」ことを意味し、さまざまなクライアントと契約を結ぶことが可能です。高度な知識やスキルを有していれば案件を受注しやすく、継続で依頼されるケースも少なくありません。
そして、フリーランスと混同しやすいのが、個人事業主です。フリーランスは“働き方”を指し、個人事業主は“税務上の区分”を指します。個人事業主になるためには、税務署に「個人事業の開業届」を提出する必要があります。開業届を提出したうえで個人で仕事を受注していれば、フリーランスに分類されます。
ほかにも、喫茶店を経営している個人事業主もいますが、他社から仕事を請け負いません。つまり、飲食店を経営している個人事業主は、フリーランスではないことを意味します。
フリーランスになるための準備
フリーランスになるためには、以下の手順で準備を進めます。- 最寄りの税務署に開業届を提出する
- 青色申告承認申請書を提出する
- 国民年金の手続き
- 国民健康保険に加入する
- 仕事用の口座を作る
- クレジットカードを申し込む
- 売り上げ計画を立てる
- 複式帳簿をつける
- 名刺や印鑑などの備品を揃える
- 通信環境を整備する
2つ目のステップとなるのは、“お金の管理”です。仕事用の口座を作る際に、自宅が事務所の場合には光熱費が仕事用口座から引き落とせるよう手続きをしておく必要があります。お金の管理のなかでも、売り上げ計画は最も慎重に準備するべき項目です。必要な貯金額や経費など、あらかじめ計画を練っておくことで、金銭的な不安を抱えずに仕事に注力しやすくなります。
複式帳簿は会計ソフトを利用することで、収支を管理しやすいことが特徴です。確定申告に不安がある場合には、プロの税理士に依頼するのも1つの方法です。
フリーランスになるメリット・デメリット
フリーランスには良い面が多くありますが、悪い面もあることを理解しておきたいもの。まずは、フリーランスのメリットから説明します。- 時間や場所に縛られずに働ける
- ストレスが軽減される
- 案件を自身で選べる
- 収入アップする可能性がある
それに対し、フリーランスのデメリットには以下のような点が挙げられます。
- 社会的信用が低くなる
- 収入が安定しない
- 孤独を感じやすい
- 確定申告を自身で行う必要がある
フリーランスになるためのスキル
フリーランスになるためには、他者よりも秀でたスキルや案件を取得する姿勢が必要になります。フリーランスになるうえで、有利に働きやすいのは以下のようなスキルが挙げられます。- デザイン
- ライティング
- プログラミング
- 動画編集
プログラミングを学ぶなら、確かな知識とノウハウを身につけられるプログラミングスクールの利用を検討してみましょう。以下で、おすすめのプログラミングスクールを紹介しています。それぞれのスクールのメリットとデメリットをわかりやすくまとめているので、参考にしてみてください。
フリーランスプログラマーとは?
会社に所属せず、個人で仕事をとってくるのがフリーランスプログラマーの特徴です。業務内容としては、プログラム言語を用いてソフトウェアやシステムの開発などを行います。
業務の難易度も報酬もピンキリであるため、仕事選びは慎重に行うことが大切。
そして、フリーランスプログラマーのなかでも、個人事業主として独立する人もいれば、副業をする人もいます。
副業をするときには、過重労働してしまう人が多いもの。睡眠時間は確保するなど、体調を損ねないように働きたいですね。
また、同業他社での副業は禁じられている会社が多くあります。自社の守秘義務は徹底して守るようにし、心配なときには副業をする旨や内容を上司に相談するようにしましょう。
参考:AI drops
フリーランスプログラマーになるメリットは?
フリーランスプログラマーになるメリットには、以下の点が挙げられます。- 仕事をする時間や場所を自由に選べる
- 受ける仕事を選べる
- 効率良く仕事ができれば報酬アップ
フリーランスプログラマーになるデメリットは?
それでは、フリーランスプログラマーになるデメリットも押さえておきましょう。- 会社員と違い保証がない
- 確定申告などの煩雑な作業が発生する
- 営業活動が必要になる
フリーランスプログラマーにおすすめの案件サイト
フリーランスプログラマーとして稼ぐためには、自分で案件を獲得しなければいけません。案件を獲得する方法の一つとして、案件サイトがあります。ここからは、フリーランスプログラマーにおすすめの案件サイトを紹介します。レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、企業とIT・Web系のフリーランスエンジニアをマッチングするサービスです。マッチングを提案するコーディネーターはIT業界の動向や専門知識にも詳しく、スキルや経験に合った案件の紹介から契約まで、適切なサポートを受けられます。
常に4,000件以上と業界最大級の保有案件数で、多くは直請案件であるため、高単価で希望条件に合う案件も見つかりやすいでしょう。また、福利厚生として案件のサポートから税務関連のサポート、ヘルスケアサポートなども充実しているのが魅力です。興味のある方は、ぜひ無料の会員登録をしてみてはいかがでしょうか。
※実務経験1年以上×週4〜稼働可能な方におすすめです。なお、週3日以下の案件はハイスキルが求められます。
Midworks(ミッドワークス)

Midworks(ミッドワークス)は、業界最大級の保有案件数を誇る、IT系フリーランスエンジニアやデザイナー向けのエージェントサービスです。専任のコンサルタントが、スキルや希望から適切な案件を紹介。商談の同行、参画後のフォローまで行ってくれます。年収アップの事例も豊富にあり、いまよりも高年収を目指したい方におすすめです。
また正社員並みの手厚い保障を受けられるのもMidworksのメリット。賠償責任や所得補償、福利厚生サービスなどで、保障が薄いフリーランスをしっかりとカバーしてくれます。手厚いサポートや保障がそろっている、フリーランスに魅力のサービスです。
※週3~週5、フル稼働可能(1日8時間以上)な案件がメインとなっており、実務経験2年以上の方が主な対象となります。
ポテパンフリーランス

フリーランスを志すプログラマー初心者が利用しやすいのは、ポテパンフリーランスです。現在のスキルや経歴を丁寧にヒアリングすることで定評があり、スキルに見合った案件を提示してもらえることがメリット。
ポテパンフリーランスは非公開案件が多数だから、年収100万円以上の好条件の案件を見つけやすいでしょう。中抜きが最小限に抑えられている仕組みで、高収入を実現しやすいエージェントサービスとして高い評価を得ています。
ランサーズエージェント

リモート案件を希望する方におすすめなのは、ランサーズエージェントです。クラウドソーシングサイト「ランサーズ」と同じランサーズエージェンシーが運営しており、ランサーズとも連携可能。実績が豊富で、信頼感の高さが強みです。
会員登録をすると、担当エージェントから非公開を含む案件の提案や面談の設定、契約の手続きなど、様々なサポートを受けられます。気になる方は、無料の会員登録をしてみてはいかがでしょうか。
※稼働日数:週3以上/1日8時間以上※時間は相談可
※以下の言語・FWで経験年数3年以上のものが1つ以上ある方が主な対象となります。
Java・PHP・Python・Ruby・Go・Scala・JavaScript・Swift ・Objective-C・Kotlin・Unity ・C#・C++ ・R・TypeScript・Stylus・ESLint・Vuex・Rust ・Dart
ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランスはフリーランスエンジニアの案件紹介に特化したサービス。
フリーランスエンジニア業界の場合、競合他社への情報漏れや適切な人材選びのために求人情報を非公開するケースが多数あります。ポテパンフリーランスであれば、高単価案件の紹介はもちろんWebサイトには掲載していない非公開案件も多数保持しています。
具体的な案件でいえば、ECサイト開発やゲーム開発、Webアプリケーションの設計など案件の分野はさまざま。独立したてのエンジニアが抱える収入面の不安や税金、保険の疑問などの相談も可能で、全方位におけるサポートが魅力です。
フリーランスプログラマーが仕事を獲得する方法は?
フリーランスプログラマーになったときには、仕事を受注する方法がいくつかあります。ここでは、仕事を受注する5つの方法について詳しくみていきます。クラウドソーシングサイト
フリーランスになって間もない頃に最も仕事を取りやすいのは、クラウドソーシングサイトです。クラウドソーシングでは、スキルクラウドやMENTA(メンタ)、CrowdWorks(クラウドワークス)などがあります。プログラマー向けのMENTA(メンタ)なら、自身のスキルや好みに合わせた仕事が見つかりやすいでしょう。友人経由
フリーランスプログラマーの友人がいる場合には、友人経由で仕事を紹介してもらえることもあります。人脈が広い人なら、高単価の案件を紹介してもらえることもあるでしょう。ただし、請け負うためにある程度の実績が必要になったり、揉めやすかったりということが難点。仕事を請け負う前に、条件などは明確に提示してもらうようにしたいですね。フリーランス向け仕事検索サイトに登録する
多くの案件を比較検討したいなら、フリーランスプログラマー向けの仕事検索サイトに登録してみましょう。プログラマー向けでは、レバテックフリーランスやフリーランススタート、エミリーエンジニアやテクフリなど数多くの仕事検索サイトがあります。
契約を重ねるにつれてマージン率が下がる検索サイトもあるので、長期にわたって案件を取得したい場合にはあらかじめチェックしておきたいですね。
参考:フリーランスWebディレクターの仕事術
レジュメ経由でスカウトが来る
クラウドソーシングや仕事検索サイトに詳細なレジュメを掲載している場合には、そこからスカウトが来る可能性もあります。TwitterなどのSNS経由でも簡単なレジュメを載せていれば、ダイレクトメッセージで案件依頼をもらうこともあるでしょう。そのため、レジュメは出来る限り、実績やスキルなどの詳細な内容を記載しておくようにしたいですね。ビラまきは意外と有効?
アナログな方法ですが、ビラまきも案件取得のチャンスを掴めることがあります。Webサイト制作ができず困っている個人商店などにビラを入れることで、連絡が来る可能性も。地域密着型のフリーランスプログラマーとして活躍したい場合には、ビラまきも積極的に行ってみると良いでしょう。フリーランスとして活躍できるスキルを身につける方法
フリーランスプログラマーとしての適性があるかどうか、無料アプリで試してみるのも良いですね。ここでは、おすすめのアプリやプログラミングスクールもご紹介します。Progate
楽しんでプログラミングを身に付けたいなら、キャッチ―なキャラクターが登場するProgate!初心者向けレッスンなら完全無料だから、自分のスキルや好みに合うかを無料で試せます。応用レッスンは月額980円(税別)になっており、費用を抑えてプログラミングに触れたい人に向いています。(コエテコではProgateに独占インタビューもしています!)
DMM WEBCAMP

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初歩的な知識から、転職する際に強みとなる本格的なプログラミング学習まで幅広いニーズに対応しています。ライフコーチが学習をサポートしてくれるから、疑問点もすぐに解決しながら学びを深めていけることが魅力です。
COACHTECH

開発現場レベルのスキル習得を目指すために構築されたカリキュラムが魅力のCOACHTECH。中でも受講中に身につけたWebアプリ開発技術を用い、経験豊富なエンジニアと共に実際の案件開発を担当し開発実績を形成できるサービスは同スクールの1番の強み。
案件獲得や転職活動成功を高めてくれる『開発実績』の形成が保証されているため、フリーランスエンジニアとしての活動を目指す方にとって即効性の高い活躍導線を描けるでしょう。