オンライン講座をトラブルなく開催しよう|困ったときのトラブル対応

オンライン講座をトラブルなく開催しよう|困ったときのトラブル対応
オンライン講座を開催していると、何らかのトラブルが起こることもあります。トラブルは、対策をすることで未然に防げるようなものもあれば、突発的に起こることもあります。

今回は、オンライン講座を開催する上で未然に防げるトラブルや、どう対応したら良いかを集めてみました。

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インターネット上のトラブルを未然に防ぐには

講座前に確認しておくことで避けられるトラブルもあります。以下を参考にして、確認できることを事前準備でしておくことをおすすめします。

回線のトラブルを避けるために

講座の前に、インターネット環境のチェックは重要です。講師は繋がるかどうかだけでなく、十分な回線速度が出ているかもチェックしておくと良いでしょう。回線速度は、ページにアクセスすると回線速度を計測してくれるサイトがあるので、「回線速度」で検索すると出てきます。
例えばzoomであれば、以下のページを参照して帯域幅(通信速度)をご確認ください。
必要なネットワーク帯域を教えてください

参加者もインターネット環境に繋がるかどうか確認が必要です。参加者には申し込み完了時のメールなどに、注意事項としてアナウンスしておくと良いでしょう。
例えば、「講座の受講は、インターネットへ接続できる環境が必要です。受講する場所でお使いの端末がインターネットへ接続できるか、確認しておいてください。」など一言添えるとわかりやすいです。

オンラインミーティング用のツールに専用アプリがある場合はダウンロードを推奨

Microsoft Teamsなど多くのオンラインミーティング用のツールは、パソコンから参加する場合は専用アプリをダウンロードする必要がないツールが多いです。しかしスマートフォンから参加する場合は、zoomなど専用アプリが必要なこともあります。

パソコンから参加する際にブラウザからの参加ができない場合は、専用アプリがあればパソコンの場合も専用アプリから参加した方が繋りやすいこともあるので、念の為専用アプリのダウンロードをおすすめします。受講前のメールにアプリのダウンロード手順を記載しておくと、わかりやすいです。

初めての講座の前にはカメラテストとマイクテストを

初めての講座の前は、カメラテストとマイクテストをしておくと安心です。実際にオンラインミーティングツールを立ち上げて自分だけでミーティングをおこなってみて、カメラの映る範囲や見え方を確認すると参考になります。

録画できるようならリハーサルを録画して、自分の声がどのように聞こえるかなどもチェックしてみましょう。

事前の対応で避けられるトラブル

支払いについてのトラブルを避けるには

講座代金の支払いについてですが、事前支払いをおすすめします。申し込みの段階で先に支払いをしてもらうことで、講座後に代金が支払われないなどのトラブルを避けられます。

受講者がスムーズに決済できるよう、銀行振込だけでなくPayPalの導入やカード決済の導入など、ネットから24時間対応できる支払い方法を選べるようにしておくと良いです。

キャンセルについて

受講者の都合で講座がキャンセルになる場合、予定を変更するかキャンセルにするかなど、ルールを決めておくとトラブルになりにくいでしょう。キャンセルポリシーを設定する場合は、申し込み前に伝え、同意を得て申し込んでもらう必要があります。

キャンセルポリシーの設定は、
  • 何日前から発生するか
  • 何%のキャンセルポリシーをもらうか
  • 返金時の手数料をどうするか
など、他の講師を参考にしたり、企業はどうしているかリサーチしたりして、設定しましょう。
ただし、キャンセルポリシーは消費者契約法2節9条1号で決められています。
消費者契約の解除に伴い当該事業者に生ずべき平均的な損害の額を超えるもの
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=412AC0000000061
この、平均的な損害=講座代金を超える請求は、無効になるので注意しましょう。

資料や動画の共有について

講座を受講した後、受講者が無断で資料や動画をSNSなどで共有しないよう、はじめに同意を得ておくと、内容の流出が防げます。

受講前に「資料や動画は復習に使用することを目的とし、他者に無断で見せる、SNSで共有することはご遠慮ください」など伝えておきましょう。

受講者とのトラブルを回避するために利用できるサービス

ストアカのような、講師と受講者を繋ぐサービスを利用すると、受講者との間のトラブルを回避することができます。支払いに関しては、こうしたサービスに登録すると決済機能がついていて、受講者が簡単に決済できるようなシステムになっています。
またキャンセルポリシーも講師が設定しなくても、サービス提供している会社が設定しているので受講者にアナウンスしやすいようになっています。

受講者にとっても、こうしたサービスは講師が本人確認して登録するサービスが多く、なりすましの防止や、急に講師と連絡が取れなくなるなどのトラブルを回避できるのでメリットがあります。
こちらの記事の、「講師と受講者を繋ぐサービスを利用するメリット・デメリット」を参考にしてください。

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もしこんなトラブルが講座中に起こったら

インターネットに繋がらない・回線が途切れてしまった

講師がインターネットに接続できない、回線が途切れてしまうなどの急なトラブルに見舞われたら、すぐに参加者に連絡しましょう。そのために、連絡がつきやすい方法(携帯電話、LINEなど)を聞いておくのが対策の1つです。

講師側のトラブルとして、パソコンやWi-Fiルーターなどを再起動しても回復しないなど、どうしても接続できない場合などはスケジュールを組み直す必要があります。参加者がしっかりと最後まで講座を受講できるようにしましょう。

参加者が接続できない、途中で回線が途切れてしまった場合は、講座後に動画を共有する、場合によっては再受講を検討するなど、状況に応じて柔軟な対応をすることをおすすめします。

画面がフリーズした

画面がフリーズすることは、講師も受講者も考えられるトラブルです。
主な原因は、
  • インターネット回線が不安定
  • アプリのバージョンが最新版でない
  • 使用していないアプリをたくさん開いている
  • 長時間の使用で端末が熱を持ってしまった
などが考えられます。

インターネット回線が不安定になると、画面がフリーズしてしまうことがあります。そういう場合は少し待って回復するかどうか確認し、待っても回復しない場合はもう1度ミーティングに入り直してもらうと良いでしょう。無線LANから有線LANに切り替えるのも対策の1つです。
例えば、タブレットからの参加でフリーズしやすい場合はパソコンから参加してみるなど、使用する端末を変える、端末を再起動してみるのもおすすめです。

アプリのバーションが最新版にアップデートされていないと動作状況に影響が出る場合もあるので、アプリが最新版にアップデートされているかも確認してみてください。最新版になっていなくても使用はできますが、画面がフリーズしたりアプリが急に落ちたりする場合はアップデートされていないことが原因かもしれません。

使用していないアプリは閉じた方が、パソコンなどの動作状況は良くなります。使用していないアプリをたくさん開いていないかも確認し、動作状況をよくする工夫をしてみましょう。
パソコンの長時間使用で熱を持つとフリーズしやすくなるので、パソコンスタンドなどでパソコンの下を少し持ち上げて熱を逃してあげると良いです。

再起動やアプリのアップデートなど解決するのに時間がかかるようなら、講師の問題でも受講者側の問題でも、何らかの対応が必要です。時間が許せば待っていて、解決したら再開すれば問題ないでしょう。
ただ、時間を延長できない、他にも受講者がいるなど待てないようなら再度受講してもらうか、講座を進めて参加できなかった部分は録画した動画を見てもらうなど、受講者の同意を得て対応してください。

音が聞こえない

講師、参加者共にイヤホンマイクの状況を確認してください。有線もしくはBluetooth接続で使用するイヤホンマイクを使用している場合は、きちんと接続されているかどうか、入力先や出力先がどうなっているか確認すると良いでしょう。また、音量が絞られて最小になっていないかどうかもチェックしてみてください。

解決しない場合は、ミーティングに入り直す、端末の再起動などを試してみてください。

ミーティングに参加できない

参加者がミーティングに参加できない場合は、以下の点を確認してもらうと良いです。
  • URL、ミーティングIDは正しいか → 間違えていたら送り直す
  • ブラウザから参加できない → 専用のアプリをダウンロードし、アプリから参加を試みてもらう
  • 複数のオンラインミーティングツールを使えたら、別のツールで繋がるか試す → zoomが繋がらなければGoogle Meetを試すなど
  • ウイルス対策ソフトの影響→zoomの場合不正アクセスとみなされブロックされることがあるので、設定を見直す
これらを試してもどうしても受講者が参加できない、試すのに時間がかかってしまう場合は、インターネットに繋がらないときのトラブル対応を参考に、リスケジュールするなど柔軟な対応を検討してください。

まとめ

講座中にトラブルが起こったら、対処法がわからなければ慌ててしまいますし、受講生に迷惑がかかってしまいます。どのようなトラブルが起こるかある程度予測して対策しておくと、慌てずに対処できるでしょう。

この記事を参考に講座の事前準備をしっかりして、突然のトラブルにも対応できるようにしておくことをおすすめします。

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