Scalaが学べるプログラミングスクール一覧

ScalaはJavaと同じJava仮想マシン(JVM)上で動作するため、Javaでできることならほぼすべて対応可能です。具体的な開発分野は、Webサービス・スマホアプリ・業務システムなど。主要SNS「Twitter」やコミュニケーションツール「LINE」、さらにはニュースアプリ「SmartNews」等も、Scalaによって開発されています。Javaよりもコードがシンプルで実行速度が速いといったメリットもあることから、Javaが利用されていたすべての分野で、今後はScalaが活用されていくことでしょう。

Scalaはオブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングを同時に扱える「マルチパラダイム言語」である点が、便利な一方大変なところでもあります。片方の型しか使えない他言語と比べて、単純に2倍習得に時間がかかると思って差し支えないでしょう。未経験からScalaを始めるなら、まずはJavaを先に学習するのがおすすめです。Javaの構文・使える機能・フレームワークを覚えておけば、そのままScalaに活かせます。オブジェクト指向型の考え方も身につくため、スムーズにScalaに挑戦していけるはずです。

まずは何より、Scalaならではのマルチパラダイムを理解することが第一です。Scalaは、オブジェクト指向型と関数型を両方活用できなければ真価を発揮しません。オブジェクト指向型を学ぶためには、Javaの勉強をするのが手っ取り早いでしょう。ScalaはJavaの後継言語のため、オブジェクト指向も習得しつつ、Scalaの基礎も出来上がります。関数型はHaskellといった純粋関数型プログラミング言語を学んでみるのがおすすめです。やはり実際にその概念が取り入れられた言語に触れたほうが、早く身につくかと思います。

もともと汎用性に優れていたJavaの後継というだけあって、Scalaも非常に有望です。ましてやJavaよりもコードが簡潔で済む・状況に応じて関数型プログラミングも使えるといったメリットもあることから、今後さらにシェアを広げていくことはほぼ間違いないでしょう。すでに国内外問わずさまざまな企業が注目し、サービス開発言語に採用しているところ。ドワンゴやはてな、ChatWorkといった大企業がその例です。なお国内での平均年収は600万前後ですが海外(アメリカ)だと1,000万以上にも及ぶとのデータも。Scalaの希少性や需要の高さがうかがえます。