Teachable等海外プラットフォームと国内サービスを徹底比較|コスパ良く収益化するための料金・機能解説

Teachable等海外プラットフォームと国内サービスを徹底比較|コスパ良く収益化するための料金・機能解説
近年、オンライン講座の需要が急増している中で、Teachableなどの海外ツールが注目を集めています。多機能で高いカスタマイズ性から多くの講師やクリエイターに選ばれていますが、一方で「日本語対応してない・英語表示だから使いにくい」「料金体系が複雑で分かりにくい」と感じる方も少なくないようです。

それに対して国内のオンライン講座プラットフォームは、当然ながら日本語での対応や手厚いサポートが強みとなっており、初心者でも安心して講座運営ができる点が魅力です。このため、効率的にオンライン講座の収益化を目指す講師に選ばれています。

この記事では、Teachableをはじめ、UdemyやThinkificのような他の海外プラットフォームの料金プランや機能を解説し、国内サービスのコエテコカレッジと違いを比較してみました。 

オンライン講座を始めたい方や、ビジネスの拡大を目指している方にとって、最適なプラットフォーム選びの参考となるよう、どのサービスが効率的かつコストパフォーマンスに優れているのか、そのポイントをわかりやすく解説します!

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Teachableの概要と特徴

出典:Teachable

Teachableは、オンライン講座を作成・販売するために特化したLMS(学習管理システム)で、世界中の講師やクリエイターに利用されているプラ ットフォームです。

動画やPDF等の教材を提供できるほか、決済機能やマーケティングツールとの連携機能も充実しており、講座販売を効率的に運営することができます。

Teachableの主な特徴

Teachableのメリット

1. 高いカスタマイズ性

Webページ作成用のテンプレートが用意されており、デザインやブランディングを自分好みに調整することができます。

2. 多様な講座形式への対応

動画講座や動画販売のほか、PDFと音声ファイルを組み合わせた教材の作成や、サブスクリプション形式での販売も可能です。

3. AIサポート機能

講座の構成作成をサポートする「AIカリキュラムジェネレーター」や、レッスン概要を自動生成する「AIサマリー機能」、テキストブロックに組み込まれたAIアシスタントがレッスンコンテンツの作成をサポートする「AIレッスンライティングアシスタント」など、オンライン講座の作成における様々な過程でAIを使い効率化できるところは大きな魅力です。

4. マーケティングに関する機能も充実

Google Analytics やConvertKit、MailChimp などのメールマーケティングツールをはじめ、複数の外部サービスと連携が可能です。

5. グローバル対応の強み

AI字幕による翻訳機能は、70カ国の言語に対応しています(basicプラン以上)。Teachableは世界で受講生登録数3200万人以上(2024年12月現在)を誇っており、世界中の受講者にコンテンツを届けることが可能なこともメリットの1つでしょう。

Teachableのデメリット

Teachableの最大のデメリットは、「日本語対応していない」ことです。

アカウント登録の時点から表示等全て英語のため、英語が苦手な方はブラウザ上で自動翻訳機能を使って翻訳しながら作業する必要があり、導入にハードルの高さを感じてしまう方も多いようです。

ログインして管理画面を表示したら、「Custom Text」の機能を使い単語を1つ1つ日本語表示にすることは可能ですが、単語数が多く(翻訳しなければならない受講者向け項目の数は、850〜900個にもなると言われています)、とても骨の折れる作業です。

Teachableの日本語化についてはこちらの記事も参考にしてください↓
Teachableで日本語でオンライン講座を作成する方法 | 日本語完全対応のプラットフォームも紹介!

サポートも全て英語なので、何かトラブルがあった時は不便を感じることがあるかもしれません。

Teachableの料金プランを徹底解説

Teachableは、無料プランから有料プランまで幅広い料金体系が用意されており、目的や規模に応じてプランを柔軟に選ぶことが可能です。

それぞれのプランで利用できる機能や取引手数料に違いがあるため、ニーズに合ったプランを選択することが重要です。

無料プラン

Teachableの無料プランは、オンライン講座を手軽にスタートしたい方向けのプランです。
  • 受講人数:10人まで
  • 公開できる講座に制限(コース、コーチング、ダウンロードの各タイプで1つずつ)
  • 取引手数料:1ドル+売上の10%
  • 機能:基本的なオンライン講座作成機能、動画やPDFの教材提供
  • サポート:メールサポート(ただし、有料プランユーザーが優先される)

無料プランは「まずはオンライン講座を試してみたい」という方におすすめですが、受講者数の制限があり、手数料が高めに設定されています。

ある程度受講者が増えた場合や、収益を最大化したい場合は、有料プランへの移行が必須です。

有料プラン

Teachableの料金プランは、下記表の通りです。

この表に記載された月額利用料や手数料の他に、国際カード手数料(アメリカ以外の国で支払いを行った場合のクレジットカード手数料)3.9%+30¢が一律上乗せされます。(PayPalを利用する場合は決済手数料4.99% + 49¢)(※2024年12月現在)
プラン名 月払い 年払い
(月割料金)
手数料 機能
ベーシック $59 $39 5% 公開講座は各タイプ5つ、カスタムドメイン、ドリップ機能(講座を時間差で公開する機能)、マーケティングツール連携など
プロ $159 $119 0% 公開講座は各タイプ50、複数管理者(5名)、採点クイズ、修了証の発行、ライブチャットサポート
プロ+ $249 $199 0% 公開講座は各タイプ200、幅広いカスタマイズ

選ぶ際のポイントとしては、
  • 無料プランは「まずは少人数で試してみたい方」向け
  • ベーシックプランは「低コストで講座運営を徐々に拡大したい方」に最適
  • プロプラン以上は「本格的に収益化を目指す方」におすすめ
以上を参考にしてください。

他のプラットフォームとの比較

オンライン講座の作成・販売プラットフォームには、Teachable以外にもUdemy、Thinkific、そしてコエテコカレッジといった人気サービスがあります。


それぞれの特徴や強みを比較しながら、どのプラットフォームが自分の講座運営に適しているのか、具体的に見てみましょう。

Udemyの特徴

出典:Udemy

Udemyは、世界最大級のオンライン講座プラットフォームとして知られ、講師が作成した講座を気軽に販売できるポイントが大きな特徴です。受講登録は10億人以上(2024年12月現在)と、世界中のユーザーにリーチできる強みを持っています。

オンデマンドの動画コンテンツの販売に特化しているので、
  • コンテンツは買い切り型で学習期限がなく、受講者は好きな時に学ぶことができる
  • 講師クーポンの発行や割引機能がある
  • 修了証明書の発行も可能
  • 集客機能がある
などありますが、機能としては他のプラットフォームに比べるとシンプルです。

海外発のツールですが完全に日本語対応なので、使い勝手に関しては日本のサービスと大きな違いはありません。企業や教育機関も多く導入しているプラットフォームです。

デメリットとしては、
  • 講師のプロモーションを使わずにUdemyの集客機能を使うと講師が受け取れるのは収益の37%
  • 有料のコースを販売する場合はプレミアム講師になる必要があり、手続きに2営業日程度かかる(手数料は無料)
  • Udemyが開催するキャンペーンで講座の価格が下がることがある
このようなことが挙げられます。

Thinkificの特徴

出典:Thinkific

Thinkificは、Teachableと同様にオンライン講座の作成・販売に特化したプラットフォームです。講師が独自ブランドを構築しながらビジネス展開できる点が強みです。

特徴として、
  • ブランディング機能の充実:独自ドメインの設定やカスタムデザインが可能で、ブランド力を高められる。
  • 多彩なコンテンツ対応:動画、PDF、クイズ、ライブレッスン(ライブ講座)など、柔軟な講座作成が可能。
  • 多様な講座形式:オンラインスクール、会員制サイト、サブスクリプション形式の講座など、多様なサービス提供ができる
  • 手数料がゼロ:売上をそのまま収益化しやすい
  • 作業の効率化:AIを活用したツールを使った講座作成機能
など、充実した機能が搭載されています。

ただし、デメリットとしては、
  • Teachableと同様に日本語非対応、サポートも全て英語
  • 無料プランは講座1つまで、機能がかなり制限される
このようなことが挙げられます。

無料プランは機能が限られているため、実際に講座運営を始めると不便さを感じることがあるかもしれません。そのため、有料プランへのアップグレードを検討する必要が出てくるでしょう。

コエテコカレッジの特徴

出典:コエテコカレッジ

コエテコカレッジはGMOメディア株式会社が運営するストリーミング配信型のオンライン講座プラットフォームです。

オンライン講座運営に関する業務をトータル的に支援する機能が多数搭載されており、リアルタイムのライブ型講座だけでなく動画販売も可能で、講座の開催・連絡・決済などがプラットフォーム内で全て完結します。

主な特徴として、
【使いやすい決済関連の機能】
サービス内で完結するオンライン決済機能、サブスクリプション型の決済、割引制度・クーポン機能など

【多彩な講座形式】
有料/無料、単発/連続、オープン講座/限定講座、サブスクリプション型の講座、講座パック(作成済みの複数の講座をパッケージにして販売)など

【受講生の管理】
進捗の確認、受講生への一斉メール、リマインドの設定、コミュニティ作成、LINE連携など

【AIによる効率化】
AI販売アシスト機能(AIがマーケティング分析、販売までのスケジューリング)、自動動画文字起こし、動画内容の要約機能(プランによって回数の制限あり)

【手厚いサポート】
使い方ガイド、日本語対応サポート

などがあり、オンライン講座の開催や動画コンテンツの販売に必要な機能が揃っています。ユーザーの意見を取り入れてシステムの改善が行われており、直感的な操作で簡単に講座作成できるところも魅力の1つです。

デメリットとしては、
  • 集客機能がない
  • 国内向けサービスなので、海外ユーザーには届きにくい
などが挙げられます。

Udemy、Thinkific、コエテコカレッジの料金プラン

以下、料金プランや機能は全て2024年12月現在のものです。

Udemyの料金プラン

Udemyは月額利用料なしで利用でき、機能が制限されることはありません。

ただ、有料講座を販売するにはプレミアム講師登録が必要で、有料講座の販売時に手数料がかかります。自分自身で集客すれば収益のほとんどが得られるため、自力集客できる講師に向いています。

プレミアム講師になる方法はこちら→Udemyの講師になる方法について
有料講座の販売手数料(※プレミアム講師になる必要あり) <講師クーポンやコース紹介リンクを使用してコースが購入された場合>
講師は収益の97%を受け取れる
<講師クーポンやコース紹介リンクが使用されなかった場合>
講師はUdemyの売上の37%を収益として受け取れる
Udemy講師の収益分配は、こちらを参考にしてください。

Thinkificの料金プラン

Thinkificの個人向け料金プランは、以下の表の通りです。Teachableと同様に年払いと月払いが選択でき、年払いにすると月払いにした場合の25%割引になります。
プラン 月払い 年払い(月割料金) 手数料 機能
Free 0$ 0$ 0% 作成できるコースは1つ、デジタルダウンロード1つ、コミュニティ1つ、サポートはメールとチャットボット(英語)
Basic 49$ 36$ 0% 公開コース無制限、メール自動化、カスタムドメイン、クーポン・割引機能
Start 99$ 74$ 0% ライブレッスン、修了証発行、複数管理者、非表示コース、コーチングとウェビナー無制限
Grow 199$ 149$ 0% 優先サポート、ブランディング・マーケティングツール追加
詳しい各プランの機能比較は、こちらを参考にしてください。

コエテコカレッジの料金プラン

コエテコカレッジの個人・中小企業向けの料金プランは、以下の通りです。(大企業向けのビジネスプランは、コエテコカレッジにお問い合わせください)
プラン 月払い 年払い
(月割料金)
決済
手数料
機能
シンプルフリー 0円 0円 動画講座・サブスク:15%
上記以外:8%
無料講座3つまで、アップロード60GB、管理者1名、Webページ作成1つ、クーポン発行20枚まで、自動文字起こし5枚まで、サブスク機能
プロ 14,850円 9,900円 5.9% 無料講座無制限、アップロード200GB、Webページ作成・クーポン発行無制限、自動文字起こし無制限、問題集作成、課題機能、複数管理者
プロPlus 年払いのみ カスタマイズの一例
動画総容量:1TBの場合
33,000円
5.9% プロプランと同機能
動画容量と管理者数がカスタマイズ可能。詳しくはお問い合わせください。
各プランの機能比較は、こちらを参考にしてください。

コエテコカレッジの機能は、無料プランでも使える機能が多く、有料講座は作成講座数に制限がありません。
また、シンプルフリープランは、無料講座なら決済手数料も0円なので、低コストから始められるのも魅力的です。

結局どれを選べば良いの?料金・機能の比較まとめ

Teachable、Udemy、Thinkific、コエテコカレッジの機能と料金を比較してみました。

【Teachable】

日本語非対応なので導入のハードルは高いが、無料プランでも使える機能が多いため、試しに使ってみたい方におすすめ。ただし、受講生が10人以上になると有料プランへのアップグレードが必要になるでしょう。

【Udemy】

機能と料金形態がシンプルなので、動画コンテンツの販売に特化したい、運営コストを抑えたい、自力で集客できる講師に向いています。

【Thinkific】

Teachable同様日本語非対応のため導入ハードルが高く、無料プランでは講座を1つしか作成できないため、講座運営を始めると有料プランへのアップグレードを検討する必要があります。

コエテコカレッジ

無料プランでも機能が充実しており低コストから始められ、充実したサポートと操作性も良く、初心者でも安心して利用できます。問題集の作成、課題機能など有料プランになるとより複雑な講座を作成でき、既に講師として活躍している中級者〜上級者まで満足できる機能が充実しています。

このように、Teachable、Thinkificといった海外ツールは、マーケティングやブランディングに関するツールも充実しているため、どちらかというと既に講師活動しておりカスタマイズや多機能性を重視したい中級者~上級者向けのサービスです。

国内サービスのコエテコカレッジは、無料でも充実した機能と優れた操作性、手厚いサポートで講師をこれから始める、始めたばかりの初心者の方から、既に講座運営をされている中級者から受講生規模の大きい上級者の方まで幅広くおすすめです。

動画コンテンツの販売に特化したい方はUdemyがおすすめですが、自力集客できないと収益がかなり落ちるので注意しましょう。

この記事を、ご自身の講座運営の規模や方法や目的等に合わせてプラットフォームを選択する参考にしてください。

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商号 GMOメディア株式会社 (GMO Media, Inc.)
設立年月日 2000年10月13日
GMOメディア株式会社の事業内容 メディア事業、ソリューション事業
所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 12F
資本金 7億6197万円(2024年12月31日現在)
上場市場 東京証券取引所 グロース市場(証券コード : 6180)
主要株主 GMOインターネットグループ株式会社
東京証券取引所 プライム市場(証券コード : 9449)
許可 厚生労働大臣許可番号
有料職業紹介事業(13-ユ-316281)
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