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ITパスポート試験が意味ないって本当?無駄と言われる理由とメリットを解説

業務のDX化により、業界を問わず企業内の人材におけるITスキルのリスキリングが急務となっています。2022年度からは高校での「情報Ⅰ」必修化により、若年層ではITの知識があるのは当たり前になっていますが、今の社会人にとっては自発的な学習が必要な領域です。
昨今ではITパスポートを全社員必須としている企業も出てきていて、学び直しの第一歩としてITパスポートの取得がおすすめされています。ところが一方で、ITパスポートは「意味ない」「ムダ」「役に立たない」と言われることもあります。
なぜ、ITパスポートが意味ないと言われてしまうのか、その理由を解説するとともに、ITパスポートを取得するメリットについても紹介します。

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ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験は、日本の情報処理推進機構(IPA)によって実施されている、基礎的なIT知識が求められる資格試験です。試験では、ITの基本的な知識や用語、そして情報セキュリティやネットワークなど、ビジネスシーンで役立つITに関する幅広い知識が問われます。IT業界だけでなく、あらゆる業界で働く人々にとってのITリテラシーの証明として位置づけられています。
引用:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html

  • 試験内容:IT基礎知識、情報セキュリティ基礎、ネットワーク基礎、IT最新動向など、ビジネスで必要とされるITに関する基礎知識
  • 形式:マークシート形式の試験で、選択問題が主です。
  • 対象者:IT業界への就職を目指す学生や、仕事にITの知識を活かしたいと考えているビジネスパーソンなど、幅広い層が対象です。
  • 受験資格:制限なく、誰でも受験することができます。
  • 受験日:全国各地のCBT試験会場で随時開催。年に何回でも受験可能です。
ITパスポート試験はこれからIT業界でのキャリアを考えている人だけでなく、日常の事務作業でAIやITのシステムを使用する立場にある方にも適しています。試験を通じてITの基礎的な理解を深めることができるため、文系理系問わず有益な資格と言えるでしょう。

ITパスポートの資格が意味ないと言われる理由

IT知識の基本が身につけられるITパスポートが、なぜ主にIT企業に勤務するエンジニア等には「意味ない」「無駄」「役に立たない」と言われるのでしょうか?
いくつか理由はありますが、ここでは4つの理由を紹介します。

独占業務がないため

ITパスポートを取得しても、税理士や社労士などの士業のように取得者にしか行えない業務(独占業務)があるわけではありません。

難易度が高くない資格だから

ITパスポート試験の合格率は50%前後で、学習時間も短く、難易度が高い資格ではありません。また、国家試験の情報処理技術者の中でもITパスポート試験はリテラシーレベルの「レベル1」、勉強すれば誰でも取れる可能性があるので、資格保持だけで他人との差別化は難しいでしょう。

プログラミング能力の証明にはならないため

ITパスポート試験では基礎的な知識が問われますが「知識だけなので実務では役に立たない」と言われます。特にエンジニアやプログラマーにはプログラミング能力が必要となるため「意味がない」と言われてしまうのです。

IT業界では持っていて当たり前の資格だから

上位資格である基本情報技術者や応用情報技術者とは異なり、ITパスポート試験の受験を通して身につけられる知識は特別視されません。しかし、ストラテジ系やマネジメント系の知識が不足しているエンジニアには、資格取得で社会人として有用な知識を身に着けられます。

ITパスポートを取得するメリット

「ITパスポートは意味ないって言われているから、取得するメリットがないのでは?」と思うかもしれませんが、合格するメリットは多岐にわたります。

IT初心者は基礎固めができる

ITパスポートは必要最低限のIT知識を網羅しています。そのため、IT初心者こそが最初に取得すべき資格と言えるでしょう。

上位資格の足掛かりになる

ITパスポート試験の上位資格には「基本情報技術者」や「応用情報技術者」などがあります。ITパスポート試験の内容を勉強することで、上位資格に備えることができます。

企業によっては評価してもらえる

多くの企業ではITパスポートの取得奨励をしたり、新卒採用の選考で考慮されたりしています。IT企業では当たり前と思われるITパスポートもそれ以外の業界の企業からすると評価の対象となるのです。

ITパスポートは、IT分野へのファーストステップとして、または既にキャリアを持つ人がIT知識を更新・補強するための手段として、幅広い層に推奨される資格です。「ITパスポートは無駄」という声に惑わされず、自身の目的やキャリアプランに照らし合わせて、取得を検討すると良いでしょう。

ITパスポートの取得を目指すべき人

ITパスポートの取得を目指すべき人は、以下のような特徴や目的を持つ人です。
  • ITの基礎的な知識を身につけたい人
  • 上位資格の取得に挑戦したい人
  • IT業界を目指したい人
  • IT業界と関わりのある人
ITに関する知識はエンジニアだけでなく、経営者や事務系の業務に携わる人、日常生活でも必要な知識です。今や文系理系を問わず、社会人として必ず身につけておかなければならない知識になりつつあります。
また、基本情報技術者や応用情報技術者などの上位資格を目指す人にとっては基礎固めに最適な資格です。基礎ができているかを確認してから、上位資格に挑戦しましょう。

ITパスポート試験で出題される内容は、IT業界では常識とも言える内容です。就活や転職でIT業界を目指したい人は、基本的なIT知識があることを証明できるので、取得しておくべき資格でしょう。
さらに、取引先にIT企業が多い人や、IT関連部署とのやりとりが多い人にもおすすめです。IT用語の理解やIT周辺知識があるだけで業務がスムーズに進みます。

ITパスポート試験の勉強法は3つ

ITパスポート試験の学習方法には主に以下の3つがあります。
  • 独学
  • Webサイトやアプリ
  • 通信講座
自分のライフスタイルや試験までに掛けられる時間・予算に合わせて選ぶことが大切です。また、これらの方法を組み合わせることで、さらに効果的な勉強が可能になります。

ITパスポート試験はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野あり、偏りなく正解をしなければ合格できません。どの学習方法を選択しても、ある程度の勉強時間は必要になります。

ITパスポート試験の合格率が50%前後だからといって油断すると、落ちてしまう可能性もあるので注意しましょう。
関連記事:ITパスポートに落ちた!原因と対策、勉強法を徹底解説!

独学

できるだけ費用をおさえながら、自分のペースで学習したいという方には独学がおすすめです。
市販されているテキスト(参考書)を読み、内容を理解します。過去問題集で出題形式を把握するとともに、どのくらい理解しているかを確認しながら進めましょう。わからない部分はテキストを再度読んだり、YouTubeでの解説動画を見たりして苦手分野を潰していくことが大切です。
特に大事なことは「過去問演習」です。ITパスポート試験は一部ですが過去問と似たような問題が出題されます。そのため、過去問を数多く解くこと、少なくとも5年分は解いておいた方が、確実に自分の力になるのでおすすめです。

Webサイトやアプリ

移動時間などのスキマ時間を有効活用できる勉強方法です。ゲーム感覚で楽しみながら学べます。また、勉強の進捗を簡単に管理できるので、計画的に進められます。
Webサイトやアプリの多くは過去問演習が中心です。間違えた問題を繰り返し解くことで弱点の克服ができます。
解説が充実しているWebサイトやアプリを選ぶと良いでしょう。問われている内容の知識だけでなく、周辺知識も身につけられるので、効率良く進められます。さらに、内容を多角的に理解できるため、問題の切り口が変わっても正解できるようになります。

通信講座

費用をかけてでも専門の講師から学びたい人や、1人ではモチベーションを維持できない人には通信講座がおすすめです。
ITパスポート試験を研究して作られたテキストや、わからない部分の質問などができるので「つまずいて先に進めない」ということは少ないでしょう。
通信講座を選ぶ際には、料金・講義の質・教材・サポート体制の4つのポイントを比較しながら探すと失敗する可能性が低くなります。

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購入者からのレビュー

コエテコカレッジITパスポート対策講座では、実際に教材を購入して利用した方のレビューをいただいております。使い勝手や勉強方法についても書かれていますので、ご購入の際のご参考にしてください!以下はいただいたレビューの一部を抜粋したものです。
「正解以外の選択肢に関しても手厚く解説されているため、1問ごとの情報量が充実しており、とても勉強になりました」 「回答と解説が一緒に書いてあり覚えやすかった」 「キーワードなども太字・赤字で目に飛び込むように工夫されていたので、学習が進めやすかったです」 「書籍での学習と違い、年度別や分野別のランダム出題で問題が解けるのが便利です」 「似たような問題がランダムで満遍なく現れて、徐々に正答率が上がるのが実感できて、問題を解くモチベーションが上がりました」
など、解説文の充実度や視覚的な分かりやすさを評価する声を多くいただいています。コエテコカレッジITパスポート対策講座の他のレビューはこちらからご確認できます。
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まとめ

ITパスポートは「独占業務がない」「難易度が高くない」「実務レベルでは役立たない」「IT業界では持っていて当たり前」との理由から、一部ではITパスポートの価値に疑問を投げかける声もあります。しかし、IT初心者にとっては基礎固めができ、上位資格の足掛かりになり、企業によっては評価される場合もあり得るのです。
ITパスポートは、ITの基礎知識を身につけたい人、上位資格の取得を目指す人、IT業界を目指す人にとって有益な資格。社会人の常識ともいえるIT知識を身につける第一歩としてITパスポートを活用しましょう。

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