基本情報技術者試験の勉強方法!独学で最短合格するためのキーポイントとは?

基本情報技術者試験の勉強方法!独学で最短合格するためのキーポイントとは?
基本情報技術者はITエンジニアを目指す人が最初に取得すべき資格です。基本情報技術者試験を通して、実践的なITの知識・スキルが身につけられます。
ここではITエンジニアの登竜門とも言われる基本情報技術者試験(FE)の概要、独学で最短合格するための勉強方法とそのポイントをご紹介します。ポイントを押さえて効率良く勉強しましょう。

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基本情報技術者とは?

基本情報技術者試験は独立法人機構 情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験、情報処理技術者試験の1つです。

「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」
(引用:独立行政法人情報処理推進機構 基本情報技術者試験

合格すると、IT業界で働くのに必要不可欠な基礎的な知識と技術を身につけていることが証明できます。基本情報技術者の資格はIT業界でキャリアを積んでいきたいと考えるのであれば、取得しておくべき資格と言えるでしょう。

こちらの記事では基本情報技術者試験の独学での勉強方法や講座の選び方について書かれているのでぜひ参考にしてください!
関連記事:基本情報技術者試験は独学でも合格できる?ITパスポートとの違いや難易度を解説

基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験はCBT方式で通年で行われています。試験は科目A試験と科目B試験に分かれており、科目A 90分+休憩 最長10分+科目B 100分という流れになっています。
合格基準は科目A試験と科目B試験のそれぞれで科目評価点1000点満点中600点以上です。両方の試験で基準点を越えると合格となります。

試験形式

CBT方式


【科目A試験】

90分、60問、多肢選択式(四肢択一)


【科目B試験】

100分、20問、多肢選択式

日程

通年

合格基準

科目A試験と科目B試験それぞれで科目評価点1000点満点中600点以上

試験内容

基本情報技術者の科目A試験と科目B試験では試験の出題内容が異なります。ここではそれぞれの内容を簡単に説明していきます。
なお、今後、シラバスが更新される可能性があるので、最新情報を必ず確認してから勉強に取り組みましょう。

科目A試験

科目A試験はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から知識を問う問題が出題されます。

分野

大分類

中分類

テクノロジ系

基礎理論

基礎理論

アルゴリズムとプログラミング

コンピュータシステム


コンピュータ構成要素

システム構成要素

ソフトウェア

ハードウェア

技術要素

ヒューマンインタフェース

マルチメディア

データベース

ネットワーク

セキュリティ

開発技術

システム開発技術

ソフトウェア開発管理技術

マネジメント系

プロジェクトマネジメント


プロジェクトマネジメント


サービスマネジメント


サービスマネジメント


システム監査

ストラテジ系

システム戦略

システム戦略

システム企画

経営戦略

経営戦略マネジメント

技術戦略マネジメント

ビジネスインダストリ

企業と法務

企業活動

法務

出典:情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験概要 Ver.5.2

上記の範囲から60問出題されますが、それぞれの分野から何問ずつ出題されるかは公表されていません。しかし、近年の傾向を分析してみると、テクノロジ系が約70%(約42問)、マネジメント系が約10%(約6問)、ストラテジ系が約20%(約12問)の割合で出題されています。
試験範囲は広範囲ですが、苦手分野を作らず、どの分野でも解答できるようになるまで学習を重ねましょう。
なお、基本情報技術者試験には「科目A試験免除制度」というものが設けられており、IPAが認定する講座を受講し修了試験に合格した人は、科目A試験が免除となります。

科目B試験

科目B試験の試験範囲は、
  • プログラミング全般に関すること
    ※プログラム言語について、基本情報技術者試験では疑似言語を扱う
  • プログラミング処理の基本要素に関すること
  • データ構造およびアルゴリズムに関すること
  • プログラミングの諸分野への適用に関すること
  • 情報セキュリティの確保に関すること
出典:情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験概要 Ver.5.2
となっています。科目A試験でいうと、情報セキュリティ分野、アルゴリズムとプログラミング(疑似言語)分野が対象です。科目A試験よりも範囲は狭いですが、その分基礎知識を応用する力が求められます。暗記するだけでは手に負えない問題も出題されるため、科目A試験の知識を使いこなせるまでコツコツ勉強しましょう。
全20問で、アルゴリズムとプログラミング分野が16問、情報セキュリティ分野が4問という構成になっています。

基本情報技術者試験についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事 :基本情報技術者とは|ITエンジニアが最初に受けるべき国家試験

基本情報技術者試験の勉強方法のポイント

基本情報技術者に独学で合格するのは簡単ではなく、地道な努力が必要です。
基本情報技術者試験の対策としては、少しでも効率良く勉強したい人、最短合格を目指す人が押さえておくべきポイントが3つあります。

スケジュールを立てる

まずは勉強のスケジュールを立てましょう。基本情報技術者に独学で合格するために必要な勉強時間は約150~200時間といわれています。もともとIT業務の経験がある場合は、最短50時間という人もいますが、それぞれの知識や理解力によって勉強時間は異なります。初心者は最低でも200時間はほしいところです。仕事の合間に平日1時間、土日は5時間(週15時間)で、合計200時間勉強する場合は約3ヵ月必要となります。

1週間ごとに「テキストを読む」「問題演習1周目」など決め、それを目安に勉強を進めてていきましょう。スケジュールを立てただけで満足するのではなく、しっかりスケジュール通りに進んでいるかを確認することも大事です。
また、科目B試験では基本知識に加えて応用力が試される問題が出題されるので、まずは科目A試験の対策から行い、科目A試験の勉強が済んでから科目B試験の勉強へと移っていくのがおすすめです。

ただし、タイトなスケジュールを組んでしまうと、予定通りに進まなくなってしまった際に挫折する可能性があるので、必ず余裕を持った計画を立てましょう。

出題傾向を把握する

どんな試験でも出題傾向を掴んでおくのはかなり大切です。基本情報技術者試験も例外ではなく、過去問を多く解くことで出題傾向がわかってくるでしょう。
しかし、CBTが導入された2020年度以降過去問が公開されなくなったのに加えて、2023年4月に、特に科目B試験の出題内容や試験時間が大きく変更されました。

科目A試験は旧午前試験とほぼ同じ内容・形式のため、過去問を中心に取り組みましょう。一方、科目B試験は応用力が必要とされ、旧午後試験の過去問を解いても対策は難しいので、情報処理推進機構(IPA)が公開しているサンプル問題」や「実際に出題された問題の一部」を使って出題傾向を把握しましょう。
さらに市販の科目B試験のテキスト(参考書)や予想問題集などにも取り組めば安心です。問題を見て「独学では難しそう」と感じた場合は、通信教育などで勉強するのも1つの手です。

インプットだけではなくアウトプットも重視する

「テキストなどを読んで知識をインプットする」ことも大事ですが、「問題演習でアウトプットする」ことも大事です。インプットしただけでは短期記憶でとどまってしまい、せっかく覚えても内容をすぐに忘れてしまいます。短期記憶を長期記憶とするためには、覚えた知識を使わなければなりません(アウトプット)。

問題集や過去問集で問題を解いたり、誰かに言葉で説明したりするなど、何かしらの方法でアウトプットをしましょう。インプット3割、アウトプット7割の割合で進めるのがおすすめです。アウトプットすることで長期記憶となるだけでなく、苦手分野もわかるので一石二鳥!

こちらの記事では、基本情報技術者試験の過去問の公開情報や演習教材についてついてより詳しく書かれているのでぜひ参考にしてください!
関連記事:基本情報技術者試験の過去問はある?おすすめの過去問演習教材も紹介!  

基本情報技術者に合格するための勉強方法

科目A試験と科目B試験の具体的な勉強法を解説します。

科目A試験の勉強方法

幅広い知識を身につける

先述した通り、科目A試験は試験範囲が広くなっています。苦手分野を作ってしまうと、合格点を確保しにくくなるので、できるだけ広く、苦手分野がないようにテキストを読み込んで、しっかりと知識を身につけましょう。ITに関する基礎知識なので、試験後も必ず役に立ちます。

過去問を中心に取り組む

科目A試験は過去問から似たような問題が多く出題されます。テキストを熟読したあとは過去問演習を中心にアウトプットしていきましょう。
間違えた問題には印を付けておくと、苦手分野が把握しやすく、その分野を潰すように復習すると効率良く勉強できます。

問題の意味を理解しながら進める

初見で問題を解く際にはあまり意識しなくてもOKですが、最終的には問題を理解しながら解けるようにしましょう。
たとえば、科目A試験ではさまざまな計算問題が出題されますが、計算式を丸暗記しただけでは太刀打ちができません。丸暗記をするのではなく、どんな場面でこの計算式が必要になるのか、なぜこの計算式を使うのかなどを理解しておくことが大切です。

科目B試験の勉強方法

科目A試験を理解してから始める

科目B試験では科目A試験のアルゴリズム、プログラミング、情報セキュリティの知識の応用問題が出題されます。特に情報セキュリティの問題は得点源となるので完璧に理解を深めましょう。
もしも、科目B試験の情報セキュリティ分野が苦手であれば、科目A試験の情報セキュリティ分野の問題に戻り、もう1回学習します。

アルゴリズムとプログラミングを鍛える

科目B試験の20問中、14問はアルゴリズムとプログラミングの問題です。アルゴリズムとプログラミングの問題が解けなければ、基本情報技術者には合格できません。そのため、オリジナル問題付きのテキストや予想問題集を繰り返し解き、即答できるまで学習します。
また、基本情報技術者試験には独自の架空のプログラミング言語(擬似言語)で記述されたプログラムを読み取る問題があります。試験時間中に擬似言語の記述形式を熟読する時間はないので、サンプル問題などを使ってあらかじめマスターしておきましょう。

サンプル問題で問題に慣れておく

2020年度以降、科目A試験だけでなく科目B試験も過去問は公開されていません。しかし、公開問題として出題された問題の一部が公開されています。
試験の形式や難易度を把握するために、必ずサンプル問題実際に出題された問題の一部、科目B試験対策の問題集を解いておきましょう。また、科目B試験は科目A試験と比べて文章が長い傾向にあるので、問題文を正確に理解できるように練習しておくことが必要です。

ズバリ!基本情報技術者に最短で合格するために使うべき教材は?

コエテコカレッジの基本情報技術者 科目A修了認定過去問

基本情報技術者の合格への近道は、科目A試験の知識を固めることです。科目A試験の内容がおざなりになっていると、応用知識が問われる科目B試験には対応できません。

そこでおすすめなのが、科目A試験に特化した「コエテコカレッジの基本情報技術者 科目A修了認定過去問の問題集」です。※科目A試験が免除される問題集ではありません

最新の過去問5年分をクイズ形式で解ける

最新の5回分の科目A修了認定試験(360問)が収録されています。最新の過去問を何度も解くと近年の問題傾向が見えてくるはずです。また、クイズ形式で出題されるので、テンポ良く解答が可能です。

図解付きの解説でわかりやすい

基本情報・応用情報技術者資格の取得者が完全オリジナルで詳細に解説をしています。さらに、カラーの図解付きなので、文章だけでは分かりにくい箇所も視覚的に勉強を進められます。

広告表示がないからスムーズに進められる

勉強の妨げになる広告表示が一切ありません。「広告を間違えてタップしてしまった」「ページが変わるごとに広告表示されて時間がかかる」ということがないので、集中して問題に取り組めます。また、広告表示がない分、余計なデータも消費しなくて済みます。

スキマ時間を活用できる

スマホとパソコンのどちらにも対応しており、本番と同様に1回分(60問もしくは80問)ごとに出題する機能はもちろん、全360問を5問ずつ出題する機能もあります。60問や80問を一度に解くにはかなり時間がかかりますが、5問ずつであれば、休み時間の余った時間や電車での移動時間でも、問題を解いていくことが可能!
スキマ時間を有効活用できるので、毎日の勉強の積み重ねが無理なくできます。

なお、コエテコカレッジの基本情報技術者 科目A修了認定過去問の問題集は2024年3月31日までの期間限定で、50%OFFで購入可能です。
少しでも気になる方は、この機会にぜひ試してみてください。

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まとめ

基本情報技術者試験はITの基礎知識の有無で異なりますが、独学で約150~200時間の勉強時間が必要といわれています。1日3時間勉強しても約2ヵ月もかかるので、自分に合わせてどのようなスケジュールを立てて勉強していくかが合格の鍵となります。
単にテキストを読んだだけでは知識は身につきません。テキストの読み込み3割、問題集や過去問7割の割合で進め、丁寧にインプットとアウトプットを行いましょう。苦手分野があると合格が遠のいてしまうので、苦手分野を潰すのも忘れずに行ってください。
日常の忙しさでモチベーションが持たない、1人では挫けてしまうという場合には通信講座や通学講座を利用することも検討して、合格を目指しましょう。

まずは基本情報技術者の資格取得でITエンジニアとしての第一歩を踏み出しましょう。

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