【最短合格】ITパスポート試験に挑む人が知るべきおすすめ勉強方法

ITパスポート勉強方法
日本のあらゆる産業で、新たなデジタル技術を使ったDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めることが求められています。そして、いまやすべての社会人にITに関するITリテラシーの知識とコミュニケーション力が必須となっています。
そんな中で注目を集めているのが、公的資格のITパスポートです。
今すぐITパスポート試験に挑戦したいけど、適切な勉強方法が分からない方は多いのではないでしょうか?
今回は、ITやDXについて学びたい初心者の方におすすめのITパスポート試験の勉強方法をご紹介します!

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そもそも、ITパスポートとは?

ITパスポート(iパス)とは、基本情報技術者試験をはじめ多くの情報処理技術者試験のうちの一つです。ITパスポートの試験をおこなう独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)によると、
iパスとは
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
引用元: 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)ITパスポート試験「 iパスとは
試験はCBT(Computer Based Testing)方式でおこなわれ、試験会場の受験者用パソコン端末にログインして試験を受けます。試験は通年で随時おこなわれており、受験資格は特になく情報処理技術者試験の中では初心者向きの資格です。
試験会場はこちらを参照してください。

IPAによると、ITパスポート試験はこの5年間で徐々に受験者数が増えており、令和3年度では応募者数が24万人を超え、過去最多となりました。5年前の平成29年度と比べると、166%の伸び率です。
特に非IT系企業に勤務する方の伸び率が高く、令和2年度と3年度を比較すると倍以上に伸びています。次いで大学生の伸び率が148%でした。
また社会人の応募者層を見てみると、若手社員だけでなく中堅・ベテラン社員の応募者がここ2年で急増しています。
これらのことから、ITパスポートを活用し組織全体でITリテラシーを高めようという動きが見られ、IT知識を学ぶことへの需要が高まっていることがわかります。

こちらの記事では、ITパスポートの概要や難易度等について書かれているのでぜひ参考にしてください。 
関連記事:ITパスポートはどんな資格?試験の概要や難易度・合格率、講座選びのポイントを解説

ITパスポートってどんな問題が出るの?

ITパスポート試験は、問題数100問で多肢選択式 (四肢択一)です。総合評価点が1000点中600点以上、かつ全ての分野別評価点が300点以上で合格し「情報処理技術者試験合格証書」が経済産業大臣から交付されます。

ITパスポートは3分野の問題が出題される

ITパスポート試験では、ストラテジ系問題マネジメント系問題テクノロジ系問題の3分野に渡って問題が出題されます。

ストラテジ系問題

経営全般についての問題で、問題数は35問程度です。出題される範囲の分類と簡単な説明は以下のとおりです。
  • 企業と法務(企業活動や経営管理、IT活用の動向、業務改善や問題解決、知的財産権やセキュリティ関連法規など)
  • 経営戦略(経営情報分析手法や経営管理システム、技術開発戦略、各種ビジネス分野での代表的なシステムの特徴など)
  • システム戦略(情報システム戦略、ITを使用した業務の自動化,効率化、システム化計画など)

マネジメント系問題

IT管理に関する問題で、問題数は20問程度です。出題される範囲の分類と簡単な説明は以下のとおりです。
  • 開発技術(システム開発のプロセス、見積もりの考え方、代表的な開発モデルや開発手法など)
  • プロジェクトマネジメント(プロジェクトマネジメントの意義や目的、考え方など)
  • サービスマネジメント(IT サービスマネジメントについて、システム環境整備、システム監査など)

テクノロジ系問題

IT技術に関する問題で、問題数は45問程度です。出題される範囲の分類と簡単な説明は以下のとおりです。
  • 基礎理論(基礎理論、アルゴリズムとデータ構造、プログラミングの役割など)
  • コンピュータシステム(コンピュータ 構成要素、システムの構成や特徴、ソフトウェア、ハードウェアなど)
  • 技術要素(情報デザインの技術や考え方、情報メディア、データベース、ネットワーク、セキュリティなど)

基礎的な知識が幅広く出題される

「ITを活用するための基礎知識」を問われるので、ITの専門用語だけでなくビジネスや経営に関すること、法律、マネジメントなど幅広い知識が求められます。
合格するには分野別評価点が300点以上と決められているため、得意分野だけ頑張ってあとは点数が低くても良いということはありません。満遍なく全ての分野で知識をつける必要があります。

こちらの記事では、ITパスポートの難易度や傾向についてより詳しく書かれているのでぜひ参考にしてください!
関連記事ITパスポート試験の難易度は?合格率から効率の良い勉強方法まで徹底解説!

過去問から出題されるものも多数

ITパスポートの試験は、過去に出題された問題と似たような傾向の問題が多く出題されると言われています。全く同じ問題でなくても、似たような傾向の過去問を繰り返し解くことで傾向がわかり対策が立てられ、知識の定着にもつながります。

ITパスポートにおける過去問の重要性を紹介している記事もありますので参考にしてみてください。
関連記事ITパスポートは過去問対策だけで受かる?|社会人が効率的に取得する方法

実体験!ITパスポート合格者の勉強法

実際にITパスポート試験に合格したTさんにどのような勉強をしたのか聞いてみました!

一度目の受験では不合格その理由は?

Tさんは、入社1年目のIT企業のエンジニアです。会社ではITパスポートの取得が推奨されており、全社的に社員のITパスポート取得率100%を目標にしています。受験のきっかけは、社内で推奨されていることや、基礎的な知識を持っていることの証明として取ってみようと思ったことだそうです。
ITパスポートを取るということをいうと、「エンジニアにとってITパスポートは意味ない」「ITパスポートは勉強しなくても合格できる」というネットの口コミを鵜呑みにしてしまい、過去問に数問目を通す程度の対策で受験に挑み、一度目の受験では不合格となってしまいました。

合格するまでの勉強法

エンジニアであるTさんにとって、ITパスポートに落ちてしまったのは大きな衝撃でした。「ITパスポート」という名前から、技術系の問題が多く出題されると勘違いしたそうですが、実際にはITパスポート試験ではテクノロジ系の分野だけではなく、ストラテジ系・マネジメント系といった会社の組織・チームづくりや経営戦略などのエンジニアとしては今まで全くなじみのない分野についても多く出題され、勉強せずに合格するような試験ではなかったのです。Tさんは、このままではマズイと思い立ち、真剣に勉強を開始しました。

使用した教材はこちらです


Tさんが使用した教材は、ITパスポート試験での頻出用語の解説用語集と繰り返し回答できる最新6年分過去問がセットになっているオンライン教材。1回目のITパスポートの受験中に特に困ったのは問題文の中で問われているワードが分からない・知らないということだったため、頻出用語の解説は非常に助けられたそうです。また、ITパスポート受験の対策として一番効果的なのは過去問を解くことだと言うTさん。その理由は、ITパスポートの問題は、過去問から類似問題がかなりの量出題されるからだそうです。
Tさんはこの教材で、通勤電車の中や仕事の休憩時間など主にスキマ時間を使って勉強していました。テクノロジ系よりもストラテジ系やマネジメント系の問題が苦手だったので、用語集のその分野と、過去問を重点的に解いたそうです。勉強を始めて2週間で二度目のITパスポートに挑戦し、今度はスキマ時間を使った平均1日1時間程度の勉強で見事合格することができました。実際に試験本番では用語集で理解したワードがたくさん出てきましたし、過去問を解いていたからこそ解けた問題も多かったそうです。

ITパスポートに合格するための勉強方法

ITパスポートは合格率50%程度で毎年推移しており、難易度としては情報処理技術者関連の試験の中でも一番合格しやすいと言われています。
独学で学んでも十分合格が目指せる試験ですので、効率よく学びましょう!おすすめの勉強方法をご紹介します。

インプットとアウトプットを繰り返す

まずは問題を解くために必要な基礎知識を定着させます。これがインプットです。
アウトプットは実際に練習問題や過去問を解いてみて、しっかり理解できているか確認します。
単純に内容を暗記してインプットするだけよりも、実際の試験を想定してアウトプットすることでより深く理解でき、限られた時間で問題を解く練習にもなります。
ただ、ンプットがある程度できていないと問題を解くのが難しいので、インプットもアウトプットもバランスよくおこなえると良いでしょう。インプットとアウトプットにどのくらい時間をさいたら良いか計画を立てるのがおすすめですが、資格試験の勉強に慣れている人でないと難しいかもしれません。
どう勉強したら良いかわからないという方は、次のことを意識してやってみてください。

ITパスポート過去問をたくさん解く

最初はインプットを意識して出題範囲をひととおり学んだら、次にアウトプットを意識して過去問をたくさんやると良いでしょう。
前の項でもありましたが、過去問と似た傾向の問題が毎年多く出題されています。過去問を解いているうちに、出題傾向や理解しておくべきポイントがわかってきます。また、丁寧な解説文のある過去問であれば、問題を解いてアウトプットした後に解説を読んでインプットすることもでき、効率よく学べるでしょう。短期合格を目指す人は分野ごとにまとめられている用語集を用意すると、苦手分野、苦手な単語をその都度調べられるのでより良いです。
時流に合わせて新しい問題も毎年出題されるので過去問をやっただけでは満点は狙えませんが、合格を目的とするならひとまず過去問の正解率7〜8割を目指すのがおすすめです。

テキストや用語集を使っての勉強もおすすめ

ITパスポート試験対策のテキストはたくさん発売されているので、テキストを何度も読み込んで覚えるのもアリです。また、ITパスポートで出題されるIT用語がまとめられた用語集を使って学習するのもOK。ただそれだけではアウトプットが不足しがちなので、練習問題や過去問で問題を解く練習もしてみてくださいね。

テキストのおすすめや、独学での勉強方法をもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください!
関連記事:【独学合格】ITパスポートおすすめテキストと勉強法

ITパスポート最短合格までの時間目安

IT関連の知識が全くないのか学校や仕事でITについて学ぶ機会があるかによって勉強時間の目安は大きく変わりますが、知識が全くない人がITパスポート試験に合格するには100時間程度の勉強時間が必要になると言われています。
1日3時間勉強したとして、単純計算で3ヵ月以上かかる計算になりますね。ただし、過去問を中心に勉強すると10時間程度でも合格できるという方もいらっしゃいますので、いかに効率よく学ぶかが最短で合格するための秘訣となるでしょう。

実際に、過去問を中心として勉強をした方の体験が書かれた記事もありますので、参考にしてみてください!

ズバリ!ITパスポートに最短で合格するために使うべき教材は?

コエテコカレッジITパスポート対策講座


これから独学でITパスポート試験を受ける方へおすすめしたいのが、「コエテコカレッジITパスポート対策講座
コエテコカレッジITパスポート対策講座は、「最新6年分過去問600問」と過去問題を元に作成された 「試験によく出る用語集」がセットになった、ITパスポート短期合格を目指す教材です。
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短期合格を目指せる理由

理由1:最新6年分過去問600問と資格取得者による丁寧な解説!
ITパスポート資格取得者が最新6年分の過去問を1問1問すべてを徹底解説!よく出題される問題が把握でき、それを解くために必要な知識が解説文で得られます。
理由2:過去問を元に作成した合格のための用語集
過去に出題された内容をベースに作られた無駄のない用語集があなたを短期合格に導きます。図解付きのオリジナル用語集を使って練習問題を解く反復学習ができます。
また、用語集はPDF形式でダウンロードできるので、オフラインでの学習も可能です!
理由3:困ったことをいつでもAIに聞ける先生機能!
「GPT-4 Turbo」を活用したチャットボットAI機能を搭載!不明点をチャット形式で質問するなど、自分専用の先生のように使えます!
理由4:出題形式が選べて自分に合った勉強方法で何度も学習できる
用語集や解説を読んで理解度チェックの練習問題、ランダム出題、5問ずつ、一問一答など自分に合った出題形式が選べるので、学んだ内容が定着しやすくなります。
理由5:直前対策!模試形式で学べる
本番のCBT試験に近い状態で模擬試験を受けることができます。時間を計って実践するのが効果的です。

購入者からのレビュー

コエテコカレッジITパスポート対策講座では、実際に教材を購入して利用した方のレビューをいただいております。使い勝手や勉強方法についても書かれていますので、ご購入の際のご参考にしてください!以下はいただいたレビューの一部を抜粋したものです。
「正解以外の選択肢に関しても手厚く解説されているため、1問ごとの情報量が充実しており、とても勉強になりました」 「回答と解説が一緒に書いてあり覚えやすかった」 「キーワードなども太字・赤字で目に飛び込むように工夫されていたので、学習が進めやすかったです」 「書籍での学習と違い、年度別や分野別のランダム出題で問題が解けるのが便利です」 「似たような問題がランダムで満遍なく現れて、徐々に正答率が上がるのが実感できて、問題を解くモチベーションが上がりました」
など、解説文の充実度や視覚的な分かりやすさを評価する声を多くいただいています。コエテコカレッジITパスポート対策講座の他のレビューはこちらからご確認できます。
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