オンライン講座の収入は?|増収・継続につながる講座運営のコツを解説

オンライン講座の収入は?|増収・継続につながる講座運営のコツを解説
「オンライン講座を開きたいけれど、収入はどのぐらい?」
「オンライン講座として誰かに伝えたいけど、運営できるかな?」

オンライン講座は自宅から開講できること、地域を問わず受講してもらえるメリットもあり、講師として教えられるスキルを持っていれば魅力的な働き方といえるでしょう。まずは副業で短時間からスタートさせて、軌道に乗ったら専業で頑張りたい、と考えている方がいるかもしれません。

オンライン講座の運営を考えたときに、気になるのが収入ですね。ここでは一般的なオンライン講座の時給相場やニーズのあるオンライン講座について、収入アップにつながるオンライン講座開講のコツについて解説します。

すべてイチから1人で頑張ろうとすると大変です。使えるサービスを上手に利用してオンライン講座を成功させましょう。

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オンライン講座の収入はどのくらい?

気になるオンライン講座の収入について調べてみました。
オンライン講座を1人で運営する「独立型」と、どこかのスクールに在籍し、講師として講座を行う「所属型」で解説します。業種や講座数により、金額はことなりますので、あくまでの考価格として紹介します。

独立型オンライン講師の収入

「独立型」オンライン講座月収:10,000円~15,000円(時給相場は2,000円前後)
 ※生徒1人、週に1講座でイメージ
「独立型」でオンライン講座を始める場合、慣れるまでは人数や回数が少ないため、収入は月に10,000円〜20,000円、時給相場は2,000円前後です。自宅で行えることで交通費も施設費用もかからないメリットは大きいです。

講座運営に慣れてきたら、講座の単価を上げたり、講座数を増やすことで収入を上げていきます。グループレッスンスタイルを選ぶと時給相場は3,000円以上になるでしょう。

所属型オンライン講師の収入

「所属型」オンライン講座月収:16,000円~20,000円(時給相場は2,500円前後)
※週に2講座でイメージ
「所属型」は、例えば、英会話スクールなどに所属して、スクールの講師として講座を開講する方法です。講座単価も高く、グループレッスンを請け負うと、講座1回に応じて発生する売上は高額になることもありますが、スクールへ手数料の支払いが(10%〜30%)かかり、お給料として受け取る収入は時給相場は2,500円ほどでしょう。

スクールによってははじめから時給のみでの給与払いスタイルになっているところもあり、収入アップを目指す人は、はじめは所属型でも、少しずつ独立型にシフトしていくことをおすすめします。
というのも、独立型であれば、自分のスタイルで講座の運営を進めることができ、手数料を引かれることもないからです。

ニーズのあるオンライン講座とは?

ニーズがある時間帯や費用、開催時間について解説します。講座のマッチングアプリやサイト、実在スクールのオンライン講座などからリサーチしてみました。

日時

受講生のステータスにもよります。子育てママが受講するのであれば平日の午前中が狙い目です。平日にお勤めをしている人であれば平日の夜、もしくは土日祝日の午前中も参加しやすい時間帯だと考えられます。

講座料金

予約の入っている講座を見ると、1講座2,000円前後が一番購入される金額だと考えられます。同種の講座の料金などを研究して料金設定を行うことは、工夫すべきポイントのひとつといえるでしょう。

受講時間

1講座の時間です。講座内容によりますが30分〜60分、60分〜90分が受講講座の時間としては70%以上を占めていました。実際、学習についての集中力の研究によると、15分単位で内容を区切るスタイルが一番身につくとの結果が出ています。15分ごとにまとめや、適度な雑談をはさむなど、メリハリのある講座は学習効果が高いと思われます。

開催頻度

週に1回以上が理想です。連続で受講してもらいたい場合は、今週は「講座1」、来週は続きの「講座2」といったスタイルで、コンスタントに講座を続けることが大切です。受講生の反応も見ながら、講義のカリキュラムを立てていきましょう。

個別レッスン|グループレッスン

講座内容にもよりますが、はじめは個人レッスンから、講座運営に慣れてきたらグループレッスンも同時に人数分の収益があるのでおすすめです。
ただし、グループ内で全員が満足できるように講座運営を行わなければなりません。話し方や講座の進め方などの力量が問われるので、人をひきつけるためのテクニックも学びましょう。

ライブ|オンデマンド

ライブ学習の場合は、受講者とのコミュニケーションをとることができるので、講師にとっては成功すればリピートを獲得できる手段としてとても有効です。
また、急な用事で参加できない受講者への対応として期間限定でオンデマンドの受講ができるようにしておくことは良心的なイメージを与えます。録画するのであれば他の受講者の顔が入らないようにする工夫も大切です。

増収・継続につながる講座運営のコツ

講座からの収入をアップさせるためには継続受講を積極的につなげていきたいところです。定期的にSNSやメールマガジン、LINEなどで新しい講座の案内や受講を呼びかけるのも営業活動の一つです。

講座紹介ページを充実

講座の紹介ページは受講者との最初の出会いです。第一印象は大切なので、顔写真やプロフィール、講座内容など、良い印象を与えるようにしっかりと制作しましょう。

講座の様子を掲載

講座で使用した資料の一部や自分が講義している様子のスクリーンショットを撮影し、イメージとして掲載します。オンラインで受講を決めてもらわなければならないので、できるだけ講座の情報量は多めに掲載しておくことで、受講生の不安を和らげることができるでしょう。

自己集客

講師として積極的にSNSで発信することは講座を知ってもらうきっかけになります。教えるスキルに関する情報をワンポイントアドバイスとして発信したり、日常のお役立ち情報を発信することで認知度を高めましょう。
集客の手段などは情報のアンテナを高くして、セミナーや講座、ネットでの情報収集など自分自身でも新たに学ぶことが必要です。

コミュニティを作る

自分の講座の受講生と講師とのコミュニティを運営することもおすすめです。新しい講座を準備したら参加を促す案内を発信できます。メールでの案内に比べてコミュニティでの発信は心理的距離が近く、声をかけやすいことがポイントです。

オンライン講座の収入と確定申告

オンライン講座で収入を得ることができたら、確定申告が必要になるのか気になりますね。副業の場合、個人事業主の拡大事業、所属型の収入に分けて説明します。

会社員の副業のオンライン講師

会社員として給与所得がある人が、仕事のかたわら副業としてオンライン講座を開講し、講師としての収入があった場合は年間20万円以上の収入があると、確定申告の対象になります。
オンライン講師としての収入は、事業として継続性が低く、収入のばらつきがあるものなので「雑所得」としての申告です。

個人事業主で拡大事業としてのオンライン講師

個人事業主で、すでに何か事業を行っている場合は、プラスして別の事業を行う、追加の拡大事業にあたり、雑所得、事業所得どちらであっても確定申告が必要です。

事業所得の場合は、青色申告の対象になりますが、雑所得の場合は対象にならないので申告方法については税務署で確認をおすすめします。

所属型のオンライン講師

英会話スクールや塾に所属して、講師として講座を行う場合は給与所得扱いになります。ただし、すでに個人事業主で、あらたに業務委託として教育事業でオンライン講座の講師を行う場合、継続して業務を行うのであれば事業所得になります。年末に受け取る「支払調書」をもとに事業所得として確定申告を行う必要があります。

オンライン講座開設におすすめのプラットフォーム2点

オンライン講座を運営していくにあたり、講座内容のカリキュラムを考え、初めての受講希望者へも講座内容が分かる紹介ページを作り、安全な決済システム導入の決定、宣伝のためにSNSを運用するなど、オンライン講座の運用から収入発生までのステップは多岐にわたります。

システムにあまり詳しくない人にとってはハードルが高い作業も多くありますが、もしこれらの面倒な作業がセットで、無料から利用できるなら便利だと思いませんか。それがオンライン講座のプラットフォームです。

オンライン講座の学習者が増えることに伴い、登場したのがオンラインプラットフォームです。システムにより機能は様々ですが、オンライン上のシステムの中で、教材や講座の設定・販売はもちろん、受講者の管理やメールマガジンの送付機能など便利な機能が揃っています。そのため、個別のサービスを組み合わせずとも、オンライン講座のスタートから運営に関わる色々な手間をかけずに、オンライン講座を開設、運営できます。
オンライン講座のプラットフォームは国内、海外に多く展開しています。今回はそれらの中から国内、海外のそれぞれおすすめを紹介します。

コエテコカレッジ

GMOメディア株式会社が運営するオンライン講座専用のプラットフォームがコエテコカレッジです。オンラインの教材、講座によって趣味から専門的な知識まで幅広く学ぶ場として提供されています。

講座開設はスマートフォンにも対応している手軽さで、有料講座・無料講座、単発講座・継続講座など様々な種類の講座もスタート時に設定できます。登録や設定画面、講座開設画面も感覚的に使えるのでシステムの知識があまりない人も簡単に操作できる工夫が満載です。また、ISMS取得のセキュリティ規格取得でサポートもあり、安心・安全に利用できることも魅力です。

便利な機能

受講者一括管理

決済管理

メルマガ発行

動画販売

割引制度

LINE通知連携

クーポン発行

特別ページ作成

アンケート機能

コース別料金

コース名

シンプルフリー

ベーシック

プロ

資格試験プロ

月額費用(税込)

0円

990円

9,900円

0円

決済手数料

8.0%

8.0%

3.5%

3.5%

特徴

初めてのオンライン講座に

必要な機能が無料で使える

決済手段が豊富

ライブ・動画講座が

無制限


各機能が無制限

問題集・課題提出など

学習系機能に対応

最大12ヶ月間 

月額利用料無料

Teachable(ティーチャブル)

Teachableはアメリカ生まれのオンライン講座のプラットフォームです。独自ドメインのWebページを作ることができ、オリジナルHPをを公開できます。シンプルで使いやすい登録・設定画面で、簡単に販売ページの作成が可能です。管理する受講生数、講座数は無制限です。
機能が豊富で自由度も高く、オンライン講座のプラットフォームとしても世界中で利用されている老舗のサービスです。

コース別料金

プラン名

Free

Basic

Pro

Business

月額

Pro

$468

$99$

$1,428

特徴

基本機能のみ使用可能

独自ドメインの取得やクーポンの発行等が可能

即時入金申請利用が可能

管理者ユーザーを100名まで登録可能

ドル建てでの支払いになるので、為替により料金が異なってくることや、収益を円で受け取る際には両替手数料が発生すること、サポートページや受講者向けのページが英語のみで日本語化する必要があります。

まとめ

オンライン講座の収入は最初は数万円からになるでしょう。この金額をどれだけアップさせられるかは講座内容を良質にする、受講者を増やす、リピートを獲得する、口コミなどの評判をよくするなどの条件が必要です。

オンライン講座の運営に必要な多くの作業をすべて1人でこなすのは大変です。各種機能で運営をサポートしてくれる、オンライン講座のプラットフォームを効果的に活用し、集客や自分自身のスキルアップの時間を捻出して増収につなげましょう。

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