そのような方の場合、あなたが考えているアイデアが「まだ漠然とした状態」なのかもしれません。アイデアを上手くアウトプットできないのであれば、マインドマップを作成するのがおすすめです。
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マインドマップとは、アイデアや思考を紙に書き出して、整理する手法のことです。マインドマップによって、アイデア・考えを「見える化」すると、スムーズにアウトプットできるようになるはずです。
本記事ではマインドマップの意味を踏まえた上で、効果的な活用方法、書き方を紹介します。
マインドマップとは?
マインドマップは、トニー・ブザン氏が提唱する、思考の表現方法の一種です。トニー・ブザンは、マインドマップの考案者として活躍した人物です。トニー・ブザンは、マインドマップの考案のみならず、世界的な著述家、教育者であり、脳の使い方や学習についての専門家でもあります。代表的な書籍としては、「ザ・マインドマップ」がよく知られています。(引用:マインドマップとは?(マインドマップの学校))マインドマップとは、人物の思考、アイデアなどを描写した図を意味します。 頭の中の考えを「マインドマップ」で整理することで、いままで発見できなかった新しいアイデアの発見や、これまで抱えていた悩みの解決策が見つかることもあるでしょう。
なおトニー・ブザン氏が提唱している「マインドマップ」は、脳内のイメージをそのまま絵として描き出したものとなります。
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現在でもつかわれている「マインドマップ」はトニーが提案したものとはやや異なり、さまざまな形があるようです。
マインドマップで使用されている「主な形」は、以下のとおりです。
・蜘蛛の巣状に、線が広がっているもの
・ツリー形のもの
マインドマップを作成する時は、自身が作成しやすいものを選ぶといいでしょう。
マインドマップと「図解表現技法」の違い
マインドマップとよく似たもの1つに、「図解表現技法」があります。図解表現技法とは、図形・イラストなどを用いて、視覚的にデータ・文章を表現する手法のこと。![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/rn0CQnyVIJF01zf9C1fZdA.png)
マインドマップはデータ・文章そのものを図解する「図解表現技法」とは異なり、その人の「考え方(頭の使い方)」を図解していく手法となります。
マインドマップを作成するメリット
マインドマップを作成して「頭の中の考え」を整理することにより、これまでは発見できなかった斬新なアイデアが思い浮かぶこともあるでしょう。さらにプレゼンテーションの場など、「人にアイデアを伝える」時には、マインドマップによって頭の中の考え、思考を視覚化できるので、相手に想いが伝わりやすくなるはず。
さらにあなたの「マインドマップ」をチーム(または会社)で共有すれば、他の方からのアイデアを得ることも。もしかしたら、チームで協力し合って、1人では思いもよらないような「斬新なアイデア」が生まれるかもしれません。
マインドマップの活用法
マインドマップは、新たなアイデアを作成するときや、プレゼンテーションの際に役立ちます。ここでは、マインドマップの効果的な活用法について、具体的に紹介します。アイデアを探す
「新しいアイデアを考えたいけど、何も浮かばない……」アイデア出しに行き詰った時は、イメージや考えをどんどん膨らませるのに最適な「マインドマップ」を作るのがおすすめです。マインドマップは、一つのキーワードに対して、どんどん発想を膨らませていくので、新たなアイデアが思い浮かびやすくなることでしょう。
ブレーンストーミング
マインドマップは、ブレーンストーミングでも活用できます。ブレーンストーミングとは、お互いに意見を出し合うことで、新たな発想・アイデアを生み出す会議のこと。ブレーンストーミングは、主に新たな商品・サービス・取り組みを考案する時に行うケースが多いです。マインドマップは「新しいアイデア」を見つけるのに適した手法なので、斬新な商品・サービスを新たに考案したい時に、きっと役立つことでしょう。
プレゼンテーション
マインドマップは、プレゼンテーションの場でも大いに役立ちます。プレゼンテーションとは、情報伝達手段の一種であり、聴衆に向けて情報を提示していく方法のこと。マインドマップを作成すれば、脳内にあるアイデア・イメージを図として表現できるようになるので、言葉のみで使えるよりも、聴衆の理解を得やすいことでしょう。さらにマインドマップは中心となる「キーワード」から関連する単語・アイデアを連想していくので、テーマが大きく外れることもなく、プレゼンテーションも円滑に進むはず。
マインドマップの書き方
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マインドマップを作成する時は、ただやみくもに作るのではなく、「手順」をきちんと踏んで書き込んでいくことが大切。ここでは、マインドマップの書き方について、順番に紹介します。
1.キーワードを一つ決めて、中央に書く
書く時には、まず中心となるキーワードを一つ決めます。キーワードは、なるべく簡潔で短い内容にするのがおすすめです。2.関連する言葉を書きこむ
キーワードを中心に書いたら、そこから関連する言葉やイメージを放射状に書き込んでいきます。マインドマップでは、中心となるテーマから連想される言葉・イメージ・アイデアのことを「ブランチ」と呼びます。(※キーワードから連想された「ブランチ」は、「メインブランチ」と呼ばれることもあるようです)マインドマップによって、頭の中で考えていること(アイデア・発想など)をどんどん表に書き出していくことで、考え・アイデアの整理がしやすくなります。
3.ブランチをさらに広げていく
ブランチ(メインブランチ)が伸びてきたら、さらに放射状に広げていきましょう。ブランチから連想した言葉・イメージ・アイデアは「サブブランチ」と呼ばれます。サブブランチができたら、さらにそれぞれの「メインブランチ」から連想できる言葉・アイデア・発想を、どんどん紙に書き出していきましょう。
マインドマップまとめ
マインドマップとは、一つの「キーワード」を元として、脳内の考え・アイデアを視覚的に書き出していく手法のこと。マインドマップの作成により、どんどんアイデアを膨らませていくことで、誰も思いつかないようなアイデアを見つけることもできるはずです。アイデアに困った時は、マインドマップを取り入れてみるといいでしょう。