この記事では、初心者向けNFTの買い方やおすすめNFTマーケット3選をわかりやすく紹介します。
NFTの買い方がわかる3ステップ
NFTのコンテンツを購入するためには、暗号資産を入手するなどの準備をしておく必要があります。* ここでは、NFTマーケットの中でも有名な「OpenSea」でNFTコンテンツを購入する3ステップを紹介します。※国内のNFTマーケットプレイスである「Adam by GMO」では仮想通貨を持っていなくても銀行振込やクレジットカードでNFTを購入できます。購入にクレジットカードを使えるサービスは珍しく、はじめの一歩を踏み出しやすいと言えるでしょう。
暗号資産取引所で口座を開設する
NFTマーケットでNFTコンテンツを購入するためには、暗号資産が必要となります。そのため、1ステップ目として、暗号資産取引所で口座を開設しておきましょう。口座を開設するためには、パスポートや運転免許証などの本人確認書類が必要です。口座が開設されるまでに時間を要するケースもあるため、NFTのコンテンツの購入を検討している際には、早めに口座を開設する手続きを行っておきたいですね。
MetaMask(メタマスク)に資産を追加する
NFTの主要なプラットフォームであるOpenSeaを利用する際には、MetaMask(メタマスク)と呼ばれるイーサリアムウォレットを作成します。OpenSeaとMetaMaskを紐づけることで、OpenSeaから「資金を追加する」を選択して暗号資産を入金することが可能になります。
なお、MetaMaskを作成した際には、バックアップフレーズを無くさないよう大切に保管しましょう。
OpenSeaのオークションでNFTを購入する
OpenSeaを購入者として利用する際には、手数料を支払う必要はありません。そして、NFTのコンテンツを購入する場合、以下の3種類の購入方法があります。- 固定価格で購入する
- オークション形式で購入する
- オファーで価格交渉する
実際に売買されたNFTの例
ここでは、実際に売買されたNFTの具体例を説明します。デジタルアートが約75億円で落札
競売大手と言われるクリスティーズのオークションで、Beeple(ビープル)氏の作品が6,930万ドル(約75億円)で落札され、大きな反響を呼びました。Beeple氏はデジタルアーティストとして人気を集めており、Instagramにおけるフォロワーは200万人を突破しています。デジタルの家が約5,500万円で販売される
仮想世界であるメタバースで、デジタルの家が50万ドル(約5,500万円)で販売され、約51万2712ドル(約5,650万円)で売買されました。デジタルの家はアバター(自分の分身となるキャラクター)が住む家であり、マイクロLEDディスプレイに映し出せば、現実世界で再現することもできます。小学3年生男子が描いたドット絵が80万円で落札
小学3年生の男子が描いたドット絵が、80万円で落札され、700万円で二次出品されたことで話題を集めました。小学3年生の男子はZombie Zoo Keeperという名で作品を販売し、世界に名を広めました。夏休みの自由研究として昆虫や動物の絵をピクセルアートで描いたことが、NFTアートのきっかけとされています。NFTを買える3つのおすすめサイト
ここでは、初心者が利用しやすいNFTを購入できるおすすめサイト3選を紹介します。Coincheck NFT
大手の暗号資産取引所として有名なCoincheckでは、2021年3月からNFTマーケットが開かれています。Coincheckの口座を持っていれば、誰でもNFTの出品や購入、保管などが可能です。ネットワーク手数料となるガス代は無料であることも、Coincheck NFTを利用する魅力の1つ。NFTは、「出品中」と記載されているもののみ購入することが可能です。Coincheck NFTはベータ版であり、主に取り扱っているのは「The Sandbox」と呼ばれるゲームプラットフォームや「CryptoSpell」と呼ばれるトレーディングカードゲームなどです。
OpenSea
NFTマーケットプレイスとして最大手とも言われているのは、OpenSeaです。OpenSeaでは、村上隆のような著名人のアート作品からゲームアイテムまで、幅広い作品が出品されていることが特長です。使用できる主要な暗号資産はイーサリアムであるため、あらかじめ準備しておきたいですね。シンプルな操作性で国内の利用率が高いため、初心者でも利用しやすいことがOpenSeaのメリット。世界でもっともシェアがあり、利用者・出品作品数いNFTマーケットです。
SBINFT Market
デジタルアートが主に取引されているのは、SBINFT Marketです。日本企業が運営しており、日本語表記のNFTマーケットとして知られています。日本円の対応が可能であり、NFTを発行するブロックチェーンを選択できます。出品されているNFTは公認クリプトアーティストの作品のみであるため、信頼度が高い作品のみを購入することが可能です。なお、一般ユーザーでも所有権を得た作品をSBINFT Marketで二次販売できます。売上金の一部は著作者にロイヤリティーとして支払う必要がありますが、収益化できることが特長です。