ITパスポートに落ちた!不合格は恥ずかしい?受からないのか徹底解説
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「ITパスポートは簡単だ」という言葉をよく聞きます。
しかし、試験に落ちても「恥ずかしい・・」と思う必要はありません!かく言う私も、一度ITパスポート試験に不合格になってしまい、落ち込んだことがありますが、効果的な勉強方法で、二度目の受験で合格することができました!
今回は一度不合格になった私が、自分の経験から、ITパスポートに落ちてしまう原因と、受かるためには何をすればいいのかを解説していきます。
ITパスポートに落ちるのは恥ずかしい?年間約14万人が不合格になっています

結論から言うと、そんな必要はありません。
その理由を説明します。
令和7年度の合格率は48.6%。受験者の半分が落ちています
ITパスポートの難易度は、情報処理技術者試験の中では初心者向けであると言われています。しかし、IPA(情報処理推進機構)が公表している令和7年度の集計では、合格率は48.6%でした。
50%前後と聞くと合格率としては高いように感じられるかもしれませんが、逆に言うと受験者の半分は不合格になっていることになります。
実際の人数で見ると、その規模がはっきりします。
受験者が増えている一方で、合格者数はほぼ横ばいのままです。
その結果、不合格になる人はこの5年で約10万人から約14万人へと増えています(下図)。

令和7年度の内訳は次のとおりです。
受験者数: 271,352人
合格者数: 132,012人
つまり、271,352 - 132,012 = 139,340人と、1年間に約14万人もの人が試験に落ちているのです。
この人数には再受験者も含まれます
私もそうでしたが、この受験者数の中には過去の試験で不合格となってしまい、再受験をする層も含まれています。その再受験組が含まれた上で約14万人もの人が不合格となっているため、ITパスポートの受験は世間で考えられているほど易しい試験ではないのです。
2回・3回落ちても受かっている人はいます
ITパスポートは、1回で受からなければいけない試験ではありません。「2回落ちた」「3回受けてもまだ受からない」という声は、決して珍しいものではありません。
そもそもこの試験で問われる範囲は、ITの知識だけでなく経営戦略や法務までを含むかなり広いものです。
私自身、エンジニアとして働きながら1回目の試験に落ちています。
知識があるつもりの分野ほど確認を省いてしまい、逆に手をつけていない分野で点を落としました。
経済産業省の荒木由布子氏も、コエテコの取材で次のように話しています。
実は意外とIT系の方よりも非IT系の方の合格率が高いので、文系でも気負わなくて大丈夫。引用元: 「(取材)経済産業省 荒木 由布子氏|「すべての社会人にITパスポートを」」
つまり、IT系の仕事をしているから有利、とは限らないということです。
それでも落ちたことがつらいのは、点数そのものより「受けたことを周りに話してしまった」という部分だったりします。
私も周りに受験することを話していたので、結果を聞かれるのが一番きつい時期がありました。
ただ、その気まずさが続くのはせいぜい数週間です。
受かってしまえば、何回目で受かったかを聞いてくる人はまずいません。
気に病む時間を、点を落とした分野を洗い出す時間に振り替えたほうが、結果的に早く終わります。
600点取ったのに不合格?ITパスポートの合格基準と落ち方

ここは知っているかどうかだけの話なので、勉強を再開する前に確認しておきましょう。
合格ラインは「総合600点以上」かつ「3分野すべて300点以上」
点数の内訳は、落ちた直後こそ見ておく価値があります。同じ不合格でも、あと一歩だったのか、それとも分野が丸ごと抜けていたのかで、次にやることが正反対になるからです。
基準はIPAが次のように公表しています。
| 総合評価点 | 600点以上/1,000点満点 |
| 分野別評価点(ストラテジ系) | 300点以上/1,000点満点 |
| 分野別評価点(マネジメント系) | 300点以上/1,000点満点 |
| 分野別評価点(テクノロジ系) | 300点以上/1,000点満点 |
| 分野別評価の対象問数 | ストラテジ系32問/マネジメント系18問/テクノロジ系42問 |
引用元: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ITパスポート試験「試験内容・出題範囲」
見落としやすいのは、この2つが「かつ」で結ばれているところです。
関門は1つではなく2つある、と考えておくと勉強の配分を間違えにくくなります。
700点以上でも不合格になるのは分野別評価点が理由です
「手応えはあったのに落ちた」という感覚は、たいてい総合点だけを見ているときに起こります。得意分野で稼いだ点数は、苦手分野の不足を肩代わりしてくれません。
私が1回目に落ちたときも、つまずいたのはテクノロジ系ではなく、ストラテジ系とマネジメント系でした。
エンジニアとして日常的に触れている分野は感覚でも解けるのですが、経営戦略や組織づくりの用語は、そもそも問題文が何を聞いているのか分からないという状態だったのです。
厄介なのは、得意分野があるほど総合点はそこそこ伸びてしまい、「あと少しだった」と誤解しやすいことです。
足りていなかったのは点数ではなく、手つかずのまま試験に持ち込んだ分野そのものでした。
なかでもマネジメント系は分野別評価の対象が18問と最も少なく、範囲が狭いぶん対策を後回しにしやすい分野です。
ここだけ基準に届かず不合格になる、ということも起こり得ます。
スコアレポートで自分が落ちた原因を特定する
ITパスポートはCBT方式で実施されており、IPAの受験要領には「試験結果は、受験終了後、その場で確認できます」と記載されています。ここで見るべきなのは合否ではなく、内訳です。
落ち方は、大きく次の3つに分かれます。
-
総合点が届かず、分野別も複数が基準割れ
学習量そのものが足りていないパターン。範囲を一巡させるところからやり直す -
総合点は届いたが、1分野だけ基準割れ
手つかずの分野が1つ残っているパターン。その分野だけを潰せば届く -
総合点だけがわずかに足りない
取りこぼしを詰めるパターン。時間配分と見直しの手順を変えるだけで変わることがある
私が2回目に向けてやったのは1つだけで、用語集と過去問をストラテジ系・マネジメント系に寄せて解き直したことでした。
なお、合格者の発表は月ごとに行われ、合格者の受験番号がITパスポート試験のホームページに掲載されます。
引用元: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ITパスポート試験「受験要領」
実体験!ITパスポート受験の動機と勉強法

反省をこめて、状況をご説明したいと思います。
ITパスポートを受験するまで
私の会社ではITパスポートの取得が推奨されており、全社的に社員のITパスポート取得率100%を目標にしています。入社1年目のIT企業のエンジニアとしては、基礎的な知識を持っていることの証明として取ってみようかなという軽い気持ちでした。
ITパスポートを取るということをいうと、「エンジニアにとってITパスポートは意味ない」「ITパスポートは勉強しなくても合格できる」というネットの口コミもあり、恥ずかしながら、私はその言葉を鵜呑みにしてしまい、過去問に数問目を通す程度の対策で受験に挑み、見事不合格となってしまいました。
落ちてからの勉強法
エンジニアである私にとって、ITパスポートに落ちてしまったのは大きな衝撃でした。「ITパスポート」という名前から勘違いしていましたが、ITパスポート試験ではテクノロジ系の分野だけではなく、ストラテジ系・マネジメント系といった会社の組織・チームづくりや経営戦略などのエンジニアの私が今まで全くなじみのない分野についても多く出題され、勉強せずに合格するような試験ではなかったのです。
私は、このままではマズイと思い立ち、真剣に勉強を開始しました。
私が使ったのは、用語集と過去問がスマホだけで完結する学習教材でした。
1回目のITパスポートの受験中に特に困ったのは問題文の中で問われているワードが分からない・知らないということでしたので、頻出用語の解説は非常に助かりました。
また、ITパスポート受験の対策として一番効果的なのは過去問を解くことだと思います。
なぜなら、ITパスポートの問題は、過去問から類似問題がかなりの量出題されます。
問題はどんどん新しくなっているので、比較的最近の過去問を解くことで試験に慣れることができ、試験中の時間にも余裕が出てくると思います。
何より、実際に問題を解くことで知識が定着するので、過去問を解くとその場で解説文が表示されるこの教材は大変重宝しました。
この教材は用語集を読むのも過去問を解くのも全てスマホ上で完結するので、通勤電車の中や仕事の休憩時間など主にスキマ時間を使って勉強していました。
テクノロジ系よりもストラテジ系やマネジメント系の問題が苦手だったので、用語集のその分野と、過去問を重点的に解きました。
勉強を始めて2週間くらいで二度目のITパスポートに挑戦しましたが、今度はスキマ時間を使った平均1日1時間程度の勉強で合格することができました。
実際に試験本番では用語集で理解したワードがたくさん出てきましたし、過去問を解いていたからこそ解けた問題も多かったので、この教材で対策をしてて本当に良かったです。
ITパスポート試験に落ちた人の特徴3選

私が受験前にこれを意識できていれば最初の試験で合格できていただろうというポイントをまとめましたので、それぞれご紹介します。
「簡単」という言葉を信用してしまう
合格した人の言う「簡単だった」を信用してしまい、対策がおろそかになってしまうパターンが最も多いのではないかと思います。ただ、その「簡単だった」は、あくまでその人の知識や経験を前提にした感想です。
ITの知識が豊富な方はテクノロジ系の問題が得意ですし、ITはそれほど得意ではないけれど、長年の社会人経験からマネジメント知識が豊富な方もいます。
そのような方々にとってある分野が易しく感じられるのは当然であり、個人個人試験に対する難易度は変わってくるのです。
「ITパスポートは簡単だよ」「なんで落ちたの?」「勉強しなくても受かった」というような言葉を鵜呑みにする必要はありません。
もちろん、勉強せずに合格する人もいるかもしれませんが、自分で過去の問題やテキストを読んでみて、本当に自分にとっても簡単な試験かどうかは考えなければいけません。
参考:ITパスポート試験の難易度・合格率は?どのくらい難しいのか解説
解答時間が足りない
ITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式でおこなわれるため、ネット上で問題を解く経験が全くない人や、一つの問題に長く時間をかけてしまう人は試験時間が不足してしまう可能性があります。ITパスポートの試験時間は120分、問題数は100問であるため、1問を1分程度で解いていく必要があります。
主にテクノロジ系の問題の中には、計算が必要となる問題や、擬似プログラミング言語に関する問題が出題され、それなりに時間を必要とします。
個人的におすすめの解き方をご紹介します。
-
ストラテジ系問題を解く
分からない用語や、時間をかけても正解できるか分からない問題はサクッと選ぶ -
マネジメント系問題
ストラテジ系問題と同じく、分からない問題に時間をかけない -
テクノロジ系問題
計算問題や擬似プログラミング言語の問題など、時間をかけたら得点できそうな問題にピン留めをして次に進む - 最後まで解き終わったらピン留めをしておいた問題に解答する
-
全体を見直しする
改めてみると分かる問題が意外とある
1問1分と思うと短いと思われる方もいるかもしれませんが、見た瞬間答えられる問題もそれなりにあると思うので、時間をかけても正解を導けるとは限らない問題に時間をかけないようにすることが最も大事だと思います。
過去問の使い方が間違っている
特に、短期合格を目指している方に多いのではないかと思いますが、勉強方法が適切でないと試験対策をしても、落ちてしまったということになりかねません。つまずきやすいのは、テキストを読むだけで手を動かしていないパターンです。
参考:ITパスポート対策におすすめ勉強方法【最短合格のコツで攻略】
テキストの内容を覚えることは知識の定着に有効ですが、「知識はあるのに問題が解けない」という状態になりやすく、試験で点数を取ることにはあまり向いていません。
ITパスポートでは過去問に似た問題が一定数出題されるため、過去問を解くこと自体が、そのまま最も効率的な試験対策になります。
ただし、単純に過去問を解くだけだと今度はインプットが不足する可能性があるため、知識を身に付けるための学習もバランス良く行う必要があります。
参考書を読み進める時間で、過去問を解きつつその問題に関する良質な解説文を読めば、インプットとアウトプットを同時にこなしていけます。
参考:ITパスポートは過去問だけで受かる?体験記で徹底解説
なお、3ヶ月〜半年くらいかけてじっくり確実に合格したい方にとっては、テキストを用いた学習は非常に効果的だと思います。
確実に知識を身につけることで、試験に合格する目的以外にも知識を活かせる可能性が高まります。
反対に、短期合格を狙う方にとっては、丁寧な解説文のついた過去問を繰り返し解くことでインプットとアウトプットを高速で行うのがおすすめです。
参考:【ITパスポート独学】おすすめテキスト・参考書3選!勉強方法を徹底解説
ITパスポートに落ちたら、次はいつ受けられる?

結論から言うと、待たされる期間はありません。
待機期間はありません。受験日の翌日から申し込めます
IPAは、再受験についてよくある質問の中で次のように案内しています。一度不合格になった場合等で再度受験申込みする場合、受験申込みができない期間は特にありません。引用元: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ITパスポート試験「FAQ」
あわせて、申し込みは1件ずつで、次の申し込みは受験日の翌日以降に行うよう案内されています。
落ちた当日にもう一度申し込むことはできませんが、待たされるのはそこまでです。
私の実感としては、悔しさが残っているうちに次の日程を決めてしまったほうが、勉強のペースを保てました。
期限が決まっていないと、教材を開かない日がそのまま増えていきます。
再受験でも過去問と同じ問題は出ません
「もう一度受けるなら同じ問題が出るのでは」と考える方もいますが、ITパスポートでは出題される問題が毎年更新されているため、過去問と全く同じ問題が出題されることはありません。過去の試験問題に挑戦してみると分かりやすいのですが、出題される内容が昔のものより幅広い知識を問うものに変わってきています。
これは、ITパスポート試験が掲げている、
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
引用元: 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)ITパスポート試験「 iパスとは」
という考えの元、更新されていっているものだと推察されます。
単に、ITに関する知識を問うわけではなく、ITを利活用する上で必要な経営の知識や、事務系・技術系の知識を広範囲に学べることがITパスポートの試験の魅力であり難しいところだと思います。
参考:ITパスポートの問題数・どんな問題が出るのか
再受験にかかる費用は7,500円(税込)です
再受験であっても、受験手数料はあらためて必要になります。IPAの受験要領に定められた金額は7,500円(消費税込み)で、気軽に何度も払える額ではありません。
ただ、落ちた原因が分野別評価点にあるのなら、次に潰すべき範囲は思っているより狭いはずです。
同じ勉強をもう一周してから受け直すのではなく、内訳を確認して、足りなかった分野だけに寄せてから日程を決めてください。
ITパスポート対策におすすめの講座決定版

ここでは、学習の進め方から見直せるおすすめの講座を紹介します。
資格スクール大栄
資格スクール大栄は、ITパスポート対策の講座を全国の直営校への通学とオンライン校「CloudSchool」のどちらでも受講できる資格スクールです。
不合格の原因が「勉強量」ではなく「勉強の順番や配分」にあるケースは少なくありません。
大栄では、全体像をつかむ「Hop講座」→要点を約5分で確認する「Step講座」→応用に挑む「Jump講座」→厳選された練習問題を解き込む「Attack5」という段階が決まっているため、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系を偏りなく仕上げやすいのが特徴です。
Attack5では定着度がヒートマップで可視化されるので、前回の受験で取りこぼした分野を重点的に潰せます。
さらに、専任のキャリアナビゲーターが学習スケジュールの立案から進捗管理まで個別に伴走し、わからない箇所は専門講師に質問できます。
受講料は公式サイトで公開されていないため、無料の資料請求で確認してみてください。
大栄は受講満足度98%と公表しています(※2020年実施の受講生アンケート結果。
満足度3〜5を選択された方の割合)。
学習が止まりそうなときも専任のキャリアナビゲーターに相談できるので、一人で抱え込まずに済みます。
資料請求では再受験日から逆算したコースがあるかもあわせて確認できます。
| 取得できる資格 | ITパスポート |
| 受講形式 | 通学(全国の直営校)/オンライン(CloudSchool) |
| 学習の進め方 | Hop→Step→Jump→Attack5の段階学習(定着度をヒートマップで可視化) |
| サポート | 専任キャリアナビゲーターによる学習計画・進捗管理/専門講師への質問対応 |
| 料金 | 公式サイト非公開(無料の資料請求で案内) |
ITパスポートは受からない?恥ずかしさをバネに不合格を乗り越えよう!

難易度は元々持っている知識や経験によって個人差があるかと思いますが、ITパスポート試験では幅広い知識を要求されるため、エンジニアの私にとって、ストラテジ系・マネジメント系など普段接しない分野の内容は新たな知識で、マネージャーや経営層が何を考え、どんな知識を必要としているのかを知ることで、私のエンジニアとしての視座は高まりました。
資格取得の目的だけではなくIT時代を生きる社会人として、この知識は絶対に身につけておくべきだと実感しています。
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