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ITパスポートに独学・過去問対策だけで受かった!社会人が2週間で合格した勉強法とは

DX推進やAIの導入によって、ITパスポート試験の受験者が急増しています。多くの人が就職・転職の対策や業務上の必要性からITパスポートの取得を考えますが、忙しい日々の中で勉強時間を確保するのは非常に難しいことです。私も転職活動中には勉強時間を確保できず、ITパスポートの取得を見送ってしまいました。
しかし、その後異業種業界からIT業界に転職し、必要に迫られて働きながら過去問対策だけを行った結果、わずか2週間でITパスポートに一発合格することができました。

もともと理系ではない私の経験に基づく、ITパスポート試験の出題内容や過去問対策方法、学習によって身につけられる知識を紹介します。参考にしていただければ幸いです。

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ITパスポートとはどんな資格なのか?

ITパスポートは基本情報技術者試験などの情報処理技術者試験(IT技術者試験)のうち、情報セキュリティなどの基本的な知識が問われる国家試験です。
学生から社会人まで、ITを利用する全ての人が身につけるべき基礎的なIT知識を証明できます。
現代ではIT企業のみならず、どんな業界業種でもIT知識は必要不可欠です。高校生の「情報Ⅰ」必修化からもわかるように、ITに関する知識はもはや常識となりつつあるのです。
「ITパスポートの取得が無駄」といわれることもありますが、ITに関する基礎知識の有無を客観的に証明するには最適な資格といえるでしょう。

ITパスポートで身につく知識

ITパスポートを受験することにより、
  • 情報セキュリティ・情報モラル:機密情報の漏えい、ウィルス感染など
  • 企業コンプライアンス・法令遵守関する知識:知的財産権、著作権侵害、商標権侵害、個人情報漏えいのリスクなど
  • 経営全般に関する知識:SWOT分析、BSC、財務諸表、損益分岐点分析など
  • 業務に必要なITの基礎知識:情報システム、ネットワーク、データベース
の知識が身につきます。
WordやExcelのようなソフトの操作スキルが身につくわけではありませんが、どこで働くにも必要なIT知識と、ITを活用する上で前提となる知識を体系的に学べます。

私の前職は金融系の会社で営業をしていたので、IT関連の知識を身につける機会はあまりありませんでした。現在のIT企業に転職してから、私は自分の知識不足や世の中の流れに遅れを取っていると強く感じました。今後のキャリア選択の幅を広げるためにも、業務で直接使用しなくても、基本的なITリテラシーを独学でも身につけることが非常に重要だと思います。

ITパスポートの過去問対策は必須

入念に過去問演習をすることには大きな意味があります。
過去問を解いて、その解説をじっくり読み込み、正解だけでなく間違った選択肢の解説もしっかり理解することで、その問題の知識だけでなく、関連知識も吸収していくことができます。時間はかかりますが、単に暗記するだけよりも内容も理解した方が、記憶に残りやすいです。
また、一部ですがITパスポートでは過去問と似たような問題が出題されます。そのため、過去問を解いている方が有利です。過去問は5年分は解いておいた方が、確実に自分の力になるのでおすすめです。
ただし、過去問対策を完璧にしたとしても本番で必ず合格点が取れるというわけではないので、油断はせずにコツコツと勉強を続けましょう。

過去問だけでも受かることは可能!

過去問だけの対策でも合格することはできます。実際に私は約5年分の過去問を解いただけで合格できました。
しかし、単に過去問を解き、答えを暗記するだけでは合格は難しいと思います。問題の切り口が変わっても対応できるように、内容を多角的に理解するようにすると良いです。
より合格に近づくには、過去問演習だけでなく、解説を読み、問題演習をした方が安心できるでしょう。

一般的には約100時間の勉強時間が必要

ITパスポートに合格する勉強時間の目安は約100時間といわれています。
ただし、あくまでも目安時間であり、IT知識やその他の知識の有無によっても必要な勉強時間は変わります。IT企業に勤めており、私のケースのように日常的にIT関連の仕事を行っている場合は勉強時間は少なめになり、IT用語をほとんど聞いたことがない、ITとは関係もない仕事に就いている方の勉強時間はより多くなるのではないでしょうか。
勉強時間にとらわれず、自分のペースで勉強を進めることが大事です。計画を立てる際には余裕を持って、予定通りに行かなくても焦らず対応できるようにしておきましょう。
業務で取得する場合以外は、自分でメリットや目的を自覚して、モチベーションを持続する工夫も大切です。
万が一、不合格になってしまっても、受験日の翌日以降であれば試験の申し込みが可能です。何回でも挑戦できるので、諦めずに頑張ってください。

約25時間で合格も可能

私はIT企業に勤めているといえども、ITに関する前提知識はありませんでした。しかし、約25時間でITパスポートに合格できました。初心者で勉強時間が約25時間はかなり短い方だと思います。
私の場合、なかなか勉強が始められず、試験の12日前にやっと勉強を開始しました。残業後に1時間程度勉強する日々が続き、それでも間に合わないので、通勤電車の中でも勉強しました。試験前日になっても対策が終わっておらず、前日と当日の朝に解き終わっていない過去問を解き続けました。「受からないかも…」とかなり不安になりましたが、なんとか合格することができました。
IT知識はないに等しかったのですが、IT用語が飛び交っている環境で仕事をしているので、「意味はわからずとも聞いたことがある単語」というのは多かったです。この差は大きいかもしれません。
関連記事:ITパスポート合格体験記【コエテコカレッジ】 知識ゼロでも2週間で合格!

ITパスポート試験で問われる3つの分野

ITパスポートの試験では下記の3つの分野の知識が問われます。
  • ストラテジ系(経営全般)
  • マネジメント系(IT管理)
  • テクノロジ系(IT技術)
それぞれどのような内容なのか、例題を出しながら詳しく解説していきます。
ちなみに、私は勉強し始める前には、今回挙げる例題を1問も解けませんでした。今、解けなくても試験本番までに解けるようになっておけば大丈夫なので、安心してください。

ストラテジ系

ストラテジ系の問題は、
  • 企業と法務
  • 経営戦略
  • システム戦略
の3つに大きく分類されます。
より詳しい内容としては、経営の基本や個人情報保護法、技術開発戦略の目的に関する知識、ITを効果的に活用した業務の効率化についての知識など、問われる内容は想像よりも多岐に渡ります。

実際に過去に出題されたストラテジ系問題には以下のようなものがあります。
【例題】
IoTに関する事例として、最も適切なものはどれか。

ア: インターネット上に自分のプロファイルを公開し、コミュニケーションの輪を広げる。
イ: インターネット上の店舗や通信販売のWebサイトにおいて、ある商品を検索すると、類似商品の広告が表示される。
ウ: 学校などにおける授業や講義をあらかじめ録画し、インターネットで配信する。
エ: 発電設備の運転状況をインターネット経由で遠隔監視し、発電設備の性能管理、 不具合の予兆検知及び補修対応に役立てる。

正解:エ
引用:令和2年度 ITパスポート試験 公開問題
ストラテジ系の問題は約35問。他の2分野に比べると用語の意味や用語そのものを問う問題が多く出題される傾向にあります。
そのため、過去問を中心に勉強をすると効率良くインプットが可能です。もちろん、わからない用語は用語集や解説などでその都度確認しながら進めましょう。特に英語の略語は何の英単語の略なのかを理解すると覚えやすいです。

マネジメント系

マネジメント系の問題では、システムの開発技術や、プロジェクトについてのマネジメント方法に関する分野が出題されます。ITの知識を備えた管理職としての業務に関する内容です。

実際に過去に出題されたマネジメント系問題には以下のようなものがあります。
【例題】
システム開発プロジェクトの開始時に、開発途中で利用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れにならないようにする対応策として、最も適切なものはどれか。

ア: 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。
イ: 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。
ウ: 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。
エ: 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。

正解:エ
引用:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 公開問題
マネジメント系の問題は20問程度しか出題されず、他の2分野と比較すると1問あたりの点数配分が高く設定されています。出題数が少ないからといって手を抜くのはNGです。
システム開発の全体的な流れを掴んだあとに、具体的な手順を学習していくと理解しやすいでしょう。また、普段行っている仕事との関連を見つけ出し、イメージしながら取り組むとなお良いです。

テクノロジ系

テクノロジ系の問題は、アルゴリズムやプログラミングに関する基礎理論、ソフトウェア、ハードウェアなどのコンピュータシステム、データベースやセキュリティなどの技術の要素についての内容が出題されます。「IT系の試験」と聞いて、多くの方が想像する技術的な内容の問題です。

実際に過去に出題されたテクノロジ系問題には以下のようなものがあります。
【例題】
問 関係データベースの操作を行うための言語はどれか。

ア: FAQ
イ: SQL
ウ: SSL
エ: UML

正解:イ
引用:平成31年度 春期 ITパスポート試験 公開問題
テクノロジ系は3分野のなかで1番問題数が多いです。また、過去問がそのまま出題されるということもほぼない分野なので、過去問の答えを覚えるのではなく「なぜその答えになるのか」を倫理的に理解する必要があります。
計算問題も出題されるので、1問あたりどのくらいの時間が必要なのかを過去問演習を通して把握しておくと安心できます。

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まとめ

ITパスポート試験に過去問だけで受かることは可能です。しかし、単に過去問題集を解いているだけでは難しいでしょう。正解だけでなく間違いの選択肢の解説もじっくり読み、関連知識を吸収することが大切です。単に正解だけを丸暗記してしまうと問題の切り口が変わった際に対応できなくなります。
合格に必要な勉強時間は平均100時間といわれていますが、あくまでも目安です。IT初心者はより多くの時間がかかることを覚悟した上で勉強スケジュールを立てましょう。

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