この記事では、社会人がワーホリを利用するメリット・デメリットを両面から徹底解説していきます。「ワーホリに行くなら退職と休職のどっちがいいの?」というよくある疑問にも触れていますので、ワーホリを検討している社会人はぜひ参考にしてみてください。
社会人がワーホリに行くメリット4選
学生が利用する印象の強いワーホリですが、社会人になってから行くことにはどんなメリットがあるのでしょうか。渡航することにより得られるものを確認しておきましょう。- 語学力の向上を図ることができる
- 今後のキャリアを見つめ直すきっかけになる
- 異文化を体験することで刺激がもらえる
- 海外で働く経験が得られる
語学力の向上を図ることができる
ワーキングホリデー(通称ワーホリ)に参加する特に大きなメリットは、現地での日常生活や仕事を通じて生きた英語に触れられること。国内で語学学校に通うだけでは得られない、実践的な語学力を身につけることができます。発音や表現方法も現地のネイティブに近づきやすくなるでしょう。グローバル化が進む現代において、語学力の向上は非常に価値の高いものです。将来自分が歩むさまざまなキャリアにおいて、大きなプラスになることでしょう。ワーホリエージェントを利用し、目的に応じた語学学校を紹介してもらうことがおすすめです。
今後のキャリアを見つめ直すきっかけになる
ワーホリに参加していつもと違う体験をすることは、自分自身のキャリアを見つめ直す絶好のチャンスです。新しい環境に身を置き、普段の仕事や生活から一歩離れてみると「自分が本当にやりたいことは何か」といったことを冷静に考えられるようになります。これまでとは違った経験が自己成長を促し、新しいキャリアパスを開くインスピレーションを得ることができるかもしれません。日々仕事に追われて自分の気持ちに寄り添う時間が取れないという社会人にとって、新たな視点を与えてくれるワーホリは非常に魅力的です。
異文化を体験することで刺激がもらえる
普段当たり前だと思っている価値観・生活習慣も、国が違えば全く異なります。こういった異文化での日常生活から得られる学びや気づきは、非常に価値のあるもの。自分の視野を広げ、柔軟な思考力を養うという点でワーホリはとても有用です。「同じような生活を繰り返してばかりの生活では物足りない」「刺激的な体験をして自身を成長させたい」という悩みを解消できるのは、ワーホリの大きなメリットと言えるでしょう。
海外で働く経験が得られる
一般的な留学とは違い、ワーホリでは現地でフルタイム勤務をすることが許されています。語学習得に励むだけでなく、現地企業や店舗での就労経験が得られるというのは非常に魅力的。将来のキャリアを考える上で間違いなく価値のある経験となるでしょう。現地で人脈を形成したり、職務経験を積んでおいたりすることで、帰国後の再就職活動において有利に働くこともあります。ワーホリは、単なる観光では得られない深い学びを提供してくれるはずです。
参考:ワーホリ後は就職できない?
社会人がワーホリを利用する際のデメリット・注意点
語学力の向上や異文化との交流等、ワーキングホリデーに多数のメリットがあることはここまで説明した通り。一方で当然良いことばかりではなく、気を付けておかなければいけない点もいくつか存在します。ここでは、ワーホリのデメリットや注意点をまとめました。参考:ワーキングホリデーはやめた方がいい?
18歳~30歳までという年齢制限がある
ワーホリに行くためのビザ(ワーキングホリデービザ)は、取得するのに年齢制限が設けられています。当該制度の目的が「青少年に自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供すること」であることもあり、一部の国を除いて18歳〜30歳までしか利用することができません。社会人になってからワーホリに行く場合、この年齢制限を超えてしまうとそもそもビザの取得ができなくなるため、計画的に行動する必要があります。ワーホリ対象外となると渡航して経験を積む選択肢が限られてしまうため、もし年齢制限が近づいているのであれば早めに決断することが重要です。
ワーホリ期間中はキャリアにブランクが生じ、お金もかかる
ワーホリに参加するためには国内での職を離れなければならないため、キャリアにブランクが生じるリスクがあることにも十分注意する必要があります。もし現職を退職してワーホリに行ったとすると、ワーホリ期間中はフリーター扱いです。帰国後に再就職する際には、このブランクをどのようにカバーするかが重要になってきます。参考:ワーキングホリデーの費用
ワーホリに対してあまり良くない印象を抱いている企業も少なくないため、場合によっては再就職が難しくなるケースも考えられるでしょう。ワーホリ中に得たスキルや経験をどのようにアピールするかを渡航中からよく考えておき、必要に応じて実力を証明するための資格を取得する等、計画的に行動するようにしたいところです。
参考:ワーキングホリデーはやめたほうがいい?
目的がはっきりしていないとただ遊ぶだけになってしまう
「海外に何となく興味がある」「仕事が辛いからとりあえず自由な時間を過ごしたい」といったように、ワーホリを利用する目的が曖昧だと、せっかく渡航してもただ遊ぶだけで終わってしまう危険があります。ワーホリは1か国につき一生に一度しか利用することのできない貴重な制度。無駄にしてしまうのは非常にもったいないことです。ワーホリを成功させるためには、事前に明確な目標を設定し、その実現に向けた具体的なプランを立てることが重要です。例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 語学力を向上させて外資系企業に就きたい
- 現地で実務経験を積んで、開業するための知見を蓄えたい
- 異文化理解を深めて人生を充実させたい etc…
充実したワーホリ体験を得るためにも、自分にとって有意義な目的を持つようにしましょう。そして渡航後にはその目的からぶれることなく、自分を律して行動していくことが大切です。
ワーホリに行くなら退職・休職どっちがいい?
フリーランスとして働いている場合でもない限り、基本的にワーホリに行く際には現在の仕事を離れる必要があります。完全に身を引く「退職」と、一時的に離脱する「休職」の大きく2つの選択肢がありますが、どちらを選ぶべきなのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
退職 | 休職 | |
---|---|---|
メリット | ・休職制度等を利用するための面倒な手続きが必要ない ・渡航中に新たなキャリアを見つけたときに行動に移しやすい |
・帰国してから路頭に迷う心配がない ・社内でキャリアアップが狙える |
デメリット | 帰国後は就活に取り組まなければならない 仕事が見つからず無職となってしまうことも |
ワーホリを目的とした休職制度がない可能性が高い |
1年間という長い期間海外生活を経験すると、少なからず価値観にも変化が現れ「新しいキャリアに挑戦したい」と思い立つことも珍しくありません。帰国後の職探しはやはり大変にはなりますが、渡航する目的が明確で、今後の自分のキャリアパスが定まっているのであれば、思い切って退職するのも決して悪手ではないでしょう。
「長期休暇」というイメージの強いワーホリは、一般的に退職してから利用する人が大半の様子。ワーホリでの休職を許可する企業は決して多くないのが実情です。退職することにに抵抗を感じる人は、まずは一度会社の休職制度や就業規則を確認したり、人事に相談したりするといいですね。
社会人向けワーホリにおすすめの留学エージェント
ワーホリを希望する社会人は、社会人向け留学エージェントを利用するのがおすすめ。ワーホリ事情を熟知したプロのサポートを受けることにより、ミスのない申請や効率的な情報収集が可能となります。ここからは、ワーホリを希望する社会人におすすめの、サポートが充実した留学エージェントをご紹介します。
StudyIn
StudyInは、本気で英語力の向上を目指す人に選択されている留学エージェントです。ワーホリで選択できる国は、アメリカ・カナダ・フィリピン・ニュージーランド・マルタ・イギリスなどと多彩。社会人のワーキングホリデーサポート実績も豊富にあり、渡航プランの作成の段階から手厚い支援を受けられます。
社会人でのワーホリを目指す人は、StudyInが主催するワーホリ説明会に参加してみましょう。説明会ではワーホリの実現方法が解説されるほか、1年間にかかる費用の内訳や仕事・滞在先の探し方などについてレクチャーを受けられます。
ワーホリの国別の事情・ビザの取得についても詳しく紹介されるので、ワーホリについて悩んでいる人も自分らしいワーホリのスタイルが見つかるはずです。
ワーホリの渡航先が決まれば、StudyInのフルサポートを受けながら準備を進めていくだけ。渡航手続きから英会話レベルの底上げ・飛行機チケットの取得まで、専任のスタッフがきめ細かく対応してくれます。
スマ留
スマ留は、パッケージ型の留学プランを提案する留学エージェント。料金プランは滞在費・授業料等が全てコミコミとなっており、「費用がどんどんかさんでいく……」という不安がないのが魅力です。
ワーキングホリデーに対応しているプランはさまざまあり、ワーホリを検討している社会人もニーズにマッチしたプランが見つかります。ワーホリ先として人気の高いオーストラリアやニュージーランド・カナダ・イギリスなどのプランは、特に充実している印象です。
ワーホリサポートを申し込んだ場合、経験豊富なカウンセラーによる面談からスタート。面談後は個々の希望や英語レベル・予算などを勘案し、最適なプランの提案を受けられます。必要なタイミングで現地情報の共有・ビザや航空チケット取得のサポートも受けられるので、海外渡航経験がない人も心配はいりません。
また帰国後には就職・転職相談や情報提供が行われるのも、スマ留の大きな魅力。ワーホリ後のキャリアが不安な人も、留学経験を活かしたキャリアパスが見つかります。
社会人のワーホリまとめ
当記事では「社会人でワーホリに行っても大丈夫かな…」と悩んでいる人に向けて、社会人でワーホリを利用するメリット・デメリットをはじめ、退職・休職どっちの選択を取るべきかといった内容、ワーホリエージェントについてまで、詳細に解説してきました。語学の勉強に励みつつ現地での就労経験を積むことができ、さらには異文化交流も図ることができるワーホリ。毎日仕事に翻弄されている社会人にとって非常に魅力的な制度であることは間違いないですが、ワーホリ中は「フリーター」という立場になってしまうため、帰国後の就活が大変になる等のデメリットがあることは十分留意しておかなければなりません。
社会人でのワーホリを成功させるためには「なぜ渡航しようと思ったのか」「ワーホリに行ったうえで何を身につけ、何を実現したいのか」といった目標をとことん明確することが大切です。年齢制限があるためあまり時間はかけられませんが、何となくで渡航してお先真っ暗なんて事態を避けるためにも、準備は怠らないようにしましょう。