初めての株式投資に失敗しないためのポイントとは？始め方も解説

失敗しないために！株式投資を始める時に必要なもの

ここでは、株式投資を始めるときに必要なものについて解説します。
参考：ネット証券おすすめ

取引口座

取引口座には、一般口座と特定口座の2種類があります。一般口座は、確定申告や納税などを自分で行う必要がある口座です。それに対し、特定口座は金融機関が税金を計算してくれる口座を指します。

特定口座で「源泉徴収あり」にした場合は、自分で確定申告を行う必要はなく、納めすぎた税金は還付されることがメリットです。

銀行口座

銀行口座は、開設する証券口座と連携できる銀行なら資金を移動しやすいことが特徴です。便利な特典を受けられる銀行もあるため、連携させる前にチェックしておきたいですね。

本人確認書類・印鑑

株式投資をする際に必要となる本人確認書類は、以下の通りです。

• マイナンバー確認書類
• 本人確認書類（運転免許証、パスポート、各種健康保険証など）

提出する本人確認書類は、記載されている住所と現住所が一致していることが条件となっています。本人確認書類の他にも、印鑑を用意しておく必要があります。

株式投資で失敗するパターン

ここでは、株式投資で失敗するパターンについて解説します。

会社が倒産した場合は株式の価値がなくなる

会社が倒産すれば、株式の価値は下がってしまうことが一般的です。しかし、会社が破産する場合でも、株主への事前通知は不要とされていることが特徴です。そのため、株を保有している会社の経営に不安を感じる場合は、見切って売却するなどしたいですね。

一発逆転を狙って大金をかけてしまう

株式投資の知識がないまま、一発逆転を狙って大金をかけてしまうと、投資に失敗するケースが少なくありません。ビギナーズラックで運よく利益が出たとしても、継続的に利益を出し続けられる可能性は低いといえるでしょう。
参考：株式投資勉強

株式投資に失敗しないためのポイント

ここでは、株式投資に失敗しないためのポイントについて解説します。

余裕資金のなかから株式投資を行う

株式投資のなかで最も重要なポイントは、余裕資金のなかから株式投資を行うという点です。生活資金を株式投資に充てると生活資金が足りなくなった際に、冷静な判断をすることが難しくなるでしょう。

余裕資金のなかで株式投資を行えば、心の余裕が生まれます。投資で失敗したとしても、勉強してやり直すこともできるでしょう。
また、株シミュレーションアプリなどで、事前勉強することもおすすめします。

少額投資から始める

投資初心者なら、数100円程度から投資できる少額投資から始めてみましょう。小額投資から始めれば、損失が出たとしても損失額は小さくなることが特徴です。「投資は怖いもの」といったイメージがある人も、少額投資ならスタートしやすいでしょう。

投資の勉強が不十分な状態でも、少額投資で投資の練習ができることもメリットの1つです。小額投資の場合は高いリターンは望めないため、気長に取り組むようにしたいですね。
参考：株式投資少額

分散投資する

投資初心者が失敗しやすいのは、集中投資をしてしまうことです。1つの金融商品に集中投資をすれば、リスクが大きくなることが難点だといえます。分散投資をすれば、リスクを小さくすることが可能です。

分散投資をする際には、日本株だけではなく外国株に投資することもおすすめです。また、分散投資には銘柄のほかにも、通貨分散や時間分散などの手法があります。複数の国の通貨に投資したりタイミングを分けて投資したりすることで、リスクを低減できることがメリットです。

中・長期投資をする

心の余裕を持って株式投資を行うためにも、中・長期投資を行うことが重要です。中・長期投資をするなら、NISAのような積立投資を行うことがおすすめです。積立投資は購入時期を気にする必要はなく、自動的にお得な商品を購入できることがメリット。

株価に値動きがあったとしても、感情が左右されづらくなることも積立投資の魅力です。「老後の資金を増やしたい」などの目的がある場合にも、中・長期投資は向いています。長期間運用すれば、大きなリターンが見込めるでしょう。

長期運用する際には、「配当金」が出るかもチェックしておきたいポイントです。

取引ルールを決めておく

はじめて株式投資をする場合は、「最高値になってから株を売る」のではなく、売り買いの判断基準を設定しておくことが重要です。「+10%になったら売る」「-10%になったら損切り」するなど、わかりやすいルールを定めておくと安心です。

また、投資資金の上限額をあらかじめ決めておくことをおすすめします。さらに、投資の目的や目標を決めておくことも重要なポイントだといえます。目標が定まっていれば、適切な運用方法を選択できるでしょう。

積極的に情報収集する

株式投資を行う際には、自分自身で情報収集する必要があります。企業の決算ニュースは必ずチェックしておくようにしたいですね。証券会社で行っている無料のオンラインセミナーも、株式投資の疑問に答えてくれる場として開催されています。

書籍やSNS、動画などからも情報収集することは可能です。ただし、SNSや動画は個人投資家が発信しているものが多くあるため、正しい情報ではない可能性もあります。すべての情報を鵜吞みにせず、正しい知識を得るよう心掛けたいですね。

また、株式投資を行う前に、リスクとリターンについて学んでおくことも重要です。その他にも、株式投資にかかる税金についても理解しておきたいですね。株式投資で年間20万円以上の利益が出た際には、確定申告する必要があります。
参考：株式投資セミナー

失敗しないようにスモールステップで株式投資を始めてみよう

投資初心者が株式投資をするなら、一点集中で投資したり短期的に投資したりすることは避けた方が賢明です。投資について学ぶためにも、少額投資や分散投資を心がける必要があります。

短期的に利益を生もうとするのではなく、中・長期投資を行って余裕のある株式投資を行うようにしたいですね。