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ネット証券おすすめ5選【2024年最新】高シェア・手数料が安いサービスも紹介!

2024年1月から新NISAも始まり、投資による資産運用により一層注目が集まっています。しかし、投資を始めるための証券口座を開設しようにも、どこを選んだらいいのか迷ってしまう人は多いはず。

結論から言うと、開設から取引まですべてWeb上で完結する「ネット証券」がおすすめです。当記事では、数あるネット証券の中でも特に人気が高く、おすすめ度の高いものを3つ厳選しました。これから投資を始めたい、着実に資産を形成していきたいと考えているなら、ぜひここで紹介するネット証券口座で始めてみてください。

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2024年最新版!初心者におすすめなネット証券会社5選

SBI証券

会社名 SBI証券
取引手数料
※電子交付サービスに申し込んでいる場合
国内株式(現物・信用):0円
米国株式:0円
米国ETF(対象銘柄のみ):0円
投資信託:0円
利用可能な取引 国内株式・外国株式
先物オプション
FX
金・プラチナ
債権
投資信託など
取引方法 オンライン
ポイント投資 あり(Tポイント・Pontaポイント・Vポイント)
※対象商品については要確認
公式HP SBI証券

ネット証券の中でも昨今ひと際目立っているのが、SBIホールディングスが運営する「SBI証券」です。当証券会社は2023年オリコン顧客満足度ランキングのネット証券部門においてNo.1に輝くほど、ユーザーから高い評価を得ています。

SBIグループの総合口座開設数は1,100万を超えており、国内株式の個人取引シェアでもトップ。多くの個人投資家がこぞって利用していることから、これから投資を始める初心者はSBI証券を選べばまず間違いないでしょう。

SBI証券の強み・メリット

SBI証券を選ぶメリットは以下の通り。

  • 条件を満たすと各種売買手数料が0円
  • 投資先・商品ラインナップが非常に豊富
  • クレカ積立でポイントが貯まる。貯まったポイントで買付も可能

通常、株を購入する際には手数料が必要になります。そのため、少しでも手数料の安いところで証券口座を開設するのがセオリーなのですが、SBI証券は国内株式はおろか、NISAにおける米国株式&海外ETF(上場投資信託)の売買手数料まで0円。取引報告書・各種交付書面といった各種書類を電子交付に切り替えるだけで、手数料フリーで投資に取り組むことができます。

また、三井住友カードのクレジットカードで積立(投資信託)を行うと、他社を圧倒する最大5%ものポイント還元が受けられるのも大きな魅力。貯まったポイントを1ポイント=1円としてさらに投資に回すこともできるので、ポイ活のように効率的に資産を形成していけるはずですよ。

SBI証券の弱み・デメリット

SBI証券を選ぶデメリットは以下の通り。

  • 使える機能・得られる情報が多く慣れるまで大変
  • スマホアプリでの取引は煩雑になりがち
  • シミュレーションに便利なデモ取引はない

SBI証券では、投資を有利に進めるスマホアプリやPCツール、企業の業績等をまとめた四季報等を無料で利用することができます。上手く活用できれば大きな助けとなってくれることは間違いないですが、初心者で慣れないうちは機能の多さに翻弄されてしまうかもしれません。特にスマホアプリに関しては、国内株式と米国株式で別のアプリをインストールし無ければいけなかったりと、管理が煩雑になってしまいやすいでしょう。

そのほか、実際に株を買うことなくシミュレーションができる「デモ取引」が使えない点にも注意が必要です。SBI証券は100円から投信積立が出来るといった特徴があるので、損失を最小限にしたいのであれば少額からシミュレーション的に始めてみるといいですね。

楽天証券

会社名 楽天証券
取引手数料
※ゼロコースを選択した場合
国内株式(現物・信用):0円
米国株式:約定代金の0.495%(税込)
米国上場ETF/ETN:約定代金の1.1%(最低手数料550円(税込))
投資信託:0円
利用可能な取引 国内株式
外国株式
先物オプション
FX
債権
投資信託など
取引方法 オンライン
ポイント投資 あり(楽天ポイント)
公式HP 楽天証券

言わずと知れた楽天グループのネット証券が「楽天証券」です。ネームバリューだけでなく、2022年にはNISA口座数第1位と、実績もしっかり伴っています。

巷で話題の「楽天経済圏」をフル活用するうえで、楽天証券は欠かせないサービス。普段から楽天グループのサービスを積極的に利用している人は、証券口座に「楽天証券」をぜひ検討してみましょう。

楽天証券の強み・メリット

楽天証券を選ぶメリットは以下の通り。

  • 手数料が安く低コストで始められる
  • 楽天ポイントで気軽に投資ができる
  • 取引するごとに楽天ポイントが貯まる

先にSBI証券が手数料面で優秀であることを述べましたが、楽天証券も負けてはいません。投資信託の全銘柄のほか、国内株式の売買手数料、NISA成長投資枠における海外ETFの買付手数料が軒並み無料と、一般的な証券会社と比べても圧倒的にコストを抑えた投資が可能です。

もちろん、楽天グループサービスの一つであることも忘れてはいけないポイント。楽天カードor楽天キャッシュで取引することで最大1%のポイント還元を受けることもできます。楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象にもなっており、楽天市場のお買い物もお得に。楽天経済圏利用者は、楽天証券を選んで間違いないでしょう。

楽天証券の弱み・デメリット

楽天証券を選ぶデメリットは以下の通り。

  • 外国株式の取扱はそこまで多くない
  • ポイント投資に使えるのは「通常ポイント」のみ
  • 近年、グループ全体でやや改悪が見られる

楽天証券は、外国株式の取り扱いがやや少ないという欠点があります。先述したSBI証券の米国銘柄数が5,400超であるのに対し、楽天証券は4,700銘柄程度。米国株式をはじめとする外国株式に注力していきたいと考えている人にとっては、少々選択肢が狭まってしまうため注意が必要です。

また、楽天証券は楽天ポイントで投資できる点が魅力ではあるものの、そのポイント投資に使えるのは「通常ポイント」のみ。楽天市場での買い物でポイントを貯める人は多いかと思いますが、SPUで獲得したポイントは期間限定ポイントとなり、投資には充当できません

楽天グループは、高額ポイント還元や楽天モバイル0円運用等、攻めた施策を続けてきたこともあり、昨今やや改悪傾向が見られています。楽天証券でのクレカ取引で獲得できるポイントの還元率も、もともとは誰でも1%だったのが現在は0.5%に。今後どう動いていくか、注意して見ていく必要があるでしょう。

auカブコム証券

会社名 auカブコム証券
取引手数料
※1日定額手数料コースの場合
国内株式(現物・信用):0円(取引金額100万円まで)
投資信託:0円
米国株式:約定代金の0.495%(税込)※NISA口座での取引は0円
利用可能な取引 国内株式
外国株式
先物オプション
FX
債権
投資信託など
取引方法 オンライン
ポイント投資 あり(Pontaポイント)
公式HP auカブコム証券

auカブコム証券」は、通信キャリアauを手掛けるKDDIによって運営されているネット証券です。メガバンク「三菱UFJ銀行」を傘下に置くMUFG(三菱UFJファイナンシャルグループ)のグループ会社でもあることから、信頼性は申し分ありません。証券会社の信用力を示す格付において、主要ネット証券No.1となる「AA-」を獲得した実績もあります。
【証券会社の格付とは】

各証券会社の金融債務における債務履行能力などを評価するための指標。D~AAAまでの全9段階。
auカブコム証券公式サイトによれば、現在証券口座数は160万超であり、毎月1万件以上の新規口座も開設されているとのこと。実績は十分であるため、最初に開くネット証券口座の選択肢としては大いにありでしょう。

auカブコム証券の強み・メリット

suカブコム証券を選ぶメリットは以下の通り。

  • さまざまな手数料割引サービスが用意されている
  • 取引でPontaポイントが最大5%貯まる
  • auじぶん銀行との連携で金利がお得に

証券口座を選ぶうえで、手数料の安さが大切なのはこれまで説明してきた通り。auカブコム証券では、一回の注文金額が大きいほどお得になる「ワンショット手数料コース」、1日100万円までなら手数料無料の「1日定額手数料コース」の2つから選べるようになっており、自分に合った方を選択することで手数料を最小限にすることができます。加えて、50歳以上の方は「シニア割」、au株式保有者は「au割+」といった独自割引も自動で適用されるので、手数料の安さでは他社に引けを取らないでしょう。

KDDI系列のサービスということもあり、Pontaポイントを貯めている人はぜひauカブコム証券を検討していただきたいところ。au PAYカードで取引すれば1%、au・UQモバイル利用者なら4%上乗せの5%還元と、投資でポイントがザクザク貯まります。昨今は「au経済圏」なるものも注目されてきているので、生活にかかわるサービスをauグループでまとめているという人は、auカブコム証券がおすすめできるでしょう。

auカブコム証券の弱み・デメリット

auカブコム証券を選ぶデメリットは以下の通り。

  • SBI・楽天と比べると手数料が割高
  • auグループを利用していないと恩恵が薄い

まず一番のネックと言えるのが手数料面。さまざまな割引サービスがあるのは評価できる一方で、少なからず手数料が発生してしまうという点から「SBI証券」「楽天証券」には劣ると言えるでしょう。手数料を無料にして利益を最大化したい場合には、auカブコム証券は選択肢から外れてきます。

また、auグループサービスを活用していない人も要注意。特にポイント還元率のおけるデメリットは大きく、auやUQモバイルを利用していなければ5%→1%まで低下してしまいます。auカブコム証券で口座を開くのであれば、各種グループサービスの利用はぜひ検討したいところ。

 松井証券

会社名 松井証券
取引手数料
1日の約定代金50万円まで:0円
1日の約定代金100万円まで:1,100円
1日の約定代金200万円まで:2,200円
1日の約定代金200万円を超える:100万円ごとに1,100円増加
1日の約定代金1億円を超える:上限10万円
※25歳以下・新NISAは上限なし
利用可能な取引
国内株式
外国株式
貸株
FX
日経225先物/日経225オプション
投資信託など
取引方法 オンライン
ポイント投資 あり(松井ポイント)
公式HP 松井証券

ネット証券の中でも個人投資家に人気を集めている松井証券

松井証券の特徴は、他社よりも早くに魅力的なサービスを顧客に提供している点。またどの取引においても取り扱い銘柄が豊富であり、幅広い選択肢が魅力です。

特に50万円以下、25歳以下、新NISAの取引においては、手数料無料です。
投資初心者や初めて証券口座を開設する人にとって、取引を始めやすい証券会社と言えるでしょう。

 松井証券の強み・メリット

松井証券を選ぶメリットは以下の通り。

  • 売買手数料を抑えられる
  • 手厚いサポート体制
  • ロボアドバイザーサービスがある

中でも松井証券を選ぶ一番のメリットは、1日50万円まで手数料が無料である点。
さらに新NISAにおける取引においては、約定金額の上限が設けられていません。

また手厚いサポート体制も魅力
HDI-Japanが実施する『問合せ窓口格付け』において、「電話窓口」と「サポートポータル」部門で最高評価の「三つ星」を12年連続獲得しています。

 松井証券の弱み・デメリット

松井証券を選ぶデメリットは以下の通り。

  • 50万円を超える場合の手数料がやや割高
  • 他のネット証券と比較して投資信託の取扱本数が少ない

松井証券では50万円までの取引の場合、手数料は無料です。しかし取引金額が高額になるにつれ、他のネット証券と比較して手数料は割高になりがちです。
また投資信託の数も他のネット証券と比較して少ないため、高額取引を希望する人や投資を生業にする人にはアンマッチと感じるかもしれません。

 GMOクリック証券

会社名 GMOクリック証券
取引手数料 ■1日定額(アクティブプラン)
〜100万円 ⇒ 0円
〜200万円 ⇒ 1238円
〜300万円 ⇒ 1691円
■1約定ごと(スタンダードプラン)
〜5万円 ⇒ 50円
〜10万円 ⇒ 90円
〜20万円 ⇒ 100円
〜50万円 ⇒ 260円
〜100万円 ⇒ 460円
〜150万円 ⇒ 550円
〜3000万円 ⇒ 880円
3000万円超〜 ⇒ 930円
※27歳以下は、現物取引手数料が無料
利用可能な取引
貸株
外国株
FX
CFD
金 など
取引方法 オンライン
ポイント投資 調査中
公式HP GMOクリック証券

GMOクリック証券は、GMOグループに属する2006年にサービスを開始したネット証券です。
FXや外国株の他、金、CFD、バイナリー・オプションなど、幅広い金融商品を提供している点が魅力

またFXに関しては、世界の他の証券企業と比較しても謙遜のない取引高を誇ります。
FXやCFDをはじめとする短期取引に強みを持つため、本腰を入れて投資を拡充していきたい人におすすめです。

 GMOクリック証券の強み・メリット

GMOクリック証券を選ぶメリットは以下の通り。

  • キャッシュバックサービスがある
  • ネット銀行と連携で預金金利110倍
  • 27歳以下の現物取引手数料が無料

GMOクリック証券は、キャッシュバックキャンペーンが充実しています。
初めてFXを取引する人を対象としたものやGMOグループの株式を保有している人を対象にしたものなど、様々なキャッシュバックキャンペーンが用意されているため、ぜひ活用してみましょう。

またグループ会社のGMOあおぞらネット銀行と連携したサービスもあります。
両口座を連携させる証券コネクト口座を利用すると、通常の110倍の金利優遇を受けられます。

 GMOクリック証券の弱み・デメリット

GMOクリック証券を選ぶデメリットは以下の通り。

  • iDeCo・つみたてNISA非対応
  • 取り扱い国内株式は、公共証券取引所(1部、2部、マザーズ、JASDAQ)のみ
  • 単元未満株の取り扱いはない

GMOクリック証券は「iDeCo・つみたてNISA非対応」「単元未満株の取り扱いはない」など、投資初心者には利用しにくい証券会社です。

しかし一方で高機能ツールの充実や取引手数料を抑えられるネット証券です。積極的に投資したいと考える人にとっては、魅力的な証券会社と言えるでしょう。

 市場シェア率が高い人気のネット証券

ここでは、市場シェア率が高い人気のネット証券を紹介します。
ぜひ、ネット証券選びの参考にしてくださいね。

 SBI証券


SBI証券は、口座開設数1,200万を超えるネット証券の中でも最大規模を誇る証券会社です。
SBIグループに属する証券会社であり、安定・安心感のある事業基盤を持つ点が魅力。さらに多種多様な幅広い金融商品を取り扱うことから投資初心者からプロ投資家まで幅広い層から人気を博しています。

そんなSBI証券の強みは、何と言っても手数料の安さ。
運用・投資コストを抑えつつ、利益を得ることができるため、高い投資パフォーマンスを期待できるでしょう。

さらに投資判断を決定付けるチャットの見やすさは、業界随一。そのデザインと機能性は多くの投資家から高い評価を得ています。
また1銘柄100円から始められる小規模投資も可能なため、新しく投資を始めてみたいと考える人にとって、まず登録を検討したい証券会社と言えるでしょう。

 楽天証券


楽天証券は、口座開設数約1,000万口座を誇る、楽天グループに属する証券会社です。
各楽天グループサービスと提携したポイント還元が魅力であり、サービス連携や特典を上手に活用することで楽天市場でのお買い物還元率を高めることができます。特に楽天ユーザーは、優先的に利用を検討したい証券会社と言えるでしょう。
また、獲得したポイントで投資できるのも注目しておきたいサービスです。

もちろん、楽天ユーザーでなくても楽天証券を利用するメリットはあります。
まず国内株式の取引手数料が無料になる点は、注目しておきたいところ。米国株式の取引においては手数料がかかるものの、業界の中では最安値水準を実現しています。さらに、iSPEEDと呼ばれる楽天証券アプリから日本経済新聞を無料閲覧できるため、タイムラグなしに経済状況を把握できるのも利点と言えるでしょう。

手数料が安いネット証券

続いて、手数料が安いネット証券を紹介します。

楽天証券


業界でも取引手数料最安値水準を実現する楽天証券は、多くの投資家から選ばれている証券会社。

国内株式の取扱銘柄数は約4,000銘柄ほどになり、現物取引10万円未満であれば99円で取引可能です。
また手数料コースを「ゼロコース」に変更し、楽天証券のSOR/Rクロスを利用すれば、国内株式(現物・信用)の取引手数料が0円に。さらに単元未満株取引においては貸付・売却ともに手数料は無料となります。

1回の取引金額で取引手数料が決まる「超割コース」や、約定代金にかかわらず取引手数料が無料になる「超割コース大口優遇」など、他にも取引額や取引スタイルに応じて手数料を抑えられるコースが用意されている点も魅力と言えるでしょう。

SBI証券


SBI証券は、ユーザーファーストを掲げ手数料引き下げ競争を牽引してきた証券会社
そのため、手数料の安さは他の証券会社と比較しても群を抜いています。

そんなSBI証券では、 国内株式の売買手数料の完全無料化を実施しており、取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引・信用取引・単元未満株の売買手数料が0円になります。売買に関する手数料を一切かけることなく取引ができるため、投資初心者にとって参戦しやすい環境があると言えるでしょう。

2023年オリコン顧客満足度ランキングにおいて“ネット証券部門”1位に輝いた実績を誇ることもあり、証券会社選びに迷う場合は、まず利用を検討したい証券会社です。

GMOクリック証券


GMOクリック証券は、新NISA取引を開始する人に特におすすめの証券会社です。
NISA口座における売買手数料は恒久無料を謳っている他、27歳以下のユーザーは現物株の売買手数料が無料になるとのこと。新社会人になり新NISAを始めてみたいと考えている人は、ぜひGMOクリック証券の利用を検討してみてください。

なお「1日定額プラン」を利用したい場合、売買手数料は100万円まで無料に。1日定額プランでは現物・制度信用・一般信用ごとに約定代金が計算されます。そのため、合計で最大300万円まで手数料無料で取引できるため、多くの取引を実施したい人にとっても利便性の高さを感じられるでしょう。

なお、ツールや投資情報の充実度も高いことから、多くの投資家たちに選ばれています。

そもそもネット証券とは?実店舗のある証券会社と何が違う?

ネット証券は、インターネットを利用して金融商品の取引が出来る証券会社のことを指します。一般に「総合証券」と呼ばれる証券会社とは違い、実店舗を持たない点が特徴です。

店舗がないとどうしても「サポートが手薄そうで不安…」と感じる人も少なからずいるかと思います。しかし、オンラインでのセミナー開催、公式サイト上への解説記事公開、有人でのチャットサービスなど、総合証券に勝るとも劣らないサポートが用意されているところも多々。これらをフル活用すれば、これから投資を始めるような初心者の方でもきっと迷うことなく進めていけることでしょう。

ネット証券は実店舗をはじめ諸々のコストを削減していることにより、取引手数料の面で優れているのもメリットです。余計な費用をかけず少しでも多くの利益を獲得していきたいのであれば、ネット証券で証券口座を開設することをおすすめします。

ネット証券を利用するメリット

ここでは、ネット証券を利用するメリットを利用するメリットを紹介します。

取引手数料が安い

ネット証券の魅力の1つとして、取引手数料の安さが挙げられます。
せっかく投資取引で利益を得たとしても手数料が嵩んでしまっては、利益率も低下してしまうでしょう。

その点ネット証券であれば、取引手数料を抑えられるため、手数料によって利益が減ることがありません。
また手数料を抑えられることから、気兼ねなく取引できる点も利点として挙げられるでしょう。

投資初心者の場合は、数を繰り返すことができるため、実践を通じて投資のノウハウを蓄積できます。またプロ投資家も自分に合ったコースやプランを選択することで、取引手数料による損失を低減できるでしょう。

口座開設手続きがオンラインでできる

口座開設手続きをオンラインで完結できるのもネット証券の利点です。
実店舗に足を運ぶことなく、ネット環境さえあれば、簡単に口座を開設できます。思い立った時に口座を開設できる手軽さは、忙しい人にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

オンラインでの口座開設であっても、口座開設サポートを提供している証券会社が大半です。
口座開設にあたって不安点や不明点があれば、すぐに問い合わせできるため、不安や疑問を抱えたまま取引に至ることもないでしょう。

各社ごとのサービスが充実している

ネット証券は、各社顧客獲得や顧客満足度向上に向けて様々なサービスを提供しています。
このように各社ごとのサービスが充実しているのもネット証券ならではと言えます。

特にグループ会社との連携やポイント還元などを強みとしていたり、取引手数料を抑えられる特典を提供していたりなど、ユーザーにとって嬉しいサービスが満載です。ただし特典やサービスの恩恵を受けるためには、自らキャンペーンへのエントリーや設定変更をする必要がある場合も多いため、キャンペーンやサービス情報はマメにチェックしておきましょう。

スマホやパソコンがあれば自分の好きなタイミングで取引できる

ネット証券はインターネット環境があれば、スマートフォンやパソコンを通じていつでも好きなタイミングで取引できます

市場と接する機会を増やせるため、必然的に取引チャンスに恵まれる機会も増えるでしょう。反対に常に市場の動向を把握できるため、損失機会を低減することも可能です。

より利益を創出するための環境が整う点も、ネット証券の魅力と言えるでしょう。

 ネット証券は危険?デメリットを解説

続いてネット証券を利用するデメリットを解説します。

 セキュリティリスクに晒されやすい

ネット証券はインターネット環境下であれば、気軽にアクセスできます。

しかし一方で、個人による適切なセキュリティリスク対策が求められます
実際に、大手ネット証券を狙ったサイバー攻撃も多数存在しています。金融庁はサイバーセキュリティを高める旨の方針を発表しており、個人によるセキュリティ対策もますます必須になってくるでしょう。

なお、個人でできるセキュリティリスク対策には、次のようなものが挙げられます。

  • ブラウザにIDとパスワードを記憶させない
  • パスワードの使い回しは避ける
  • 生体認証や電話番号認証、アドレス認証など、二要素認証を活用する

セキュリティリスクは、他人事ではありません。
個人でもしっかり対策に努めましょう。

引用:金融庁「令和5事務年度 証券モニタリング基本方針」

 通信環境による機会損失が発生する可能性がある

また通信環境による機会損失が発生する懸念も考えられるでしょう。
取引によっては、秒単位のタイミングで利益が大幅に変動することもあります。

通信環境が不安定な場合、取引がうまく作動せず、適切なタイミングでの受発注を逃してしまうリスクもあります。
取引を予定している場合は、フリーWi-Fiの使用や不安定なネット環境下での受発注は避けるようにしましょう。

初心者におすすめなネット証券選びのポイント

投資初心者にとって悩ましいのが「どのネット証券を選べばよいか」ということ。近年はさまざまなネット証券がしのぎを削っており、選択の難易度は上がっています。

ここからは、初心者のネット証券選びでチェックすべきポイントをご紹介します。

取引手数料の安い証券会社を選ぶ

ネット証券で発生する手数料には、以下のものがあります。

  • 国内株式・外国株式の売買手数料
  • 投資信託の信託報酬
  • 債権売買手数料
  • オプション取引手数料
  • FXのスプレッド など

手数料が高額に設定されていると、得られる利益が少なくなってしまいます。特に投資に不慣れな初心者は取引回数が多くなる傾向があり、手数料が高いか・安いかは非常に重要なポイントです。

なお国内株式の売買では、多くの証券会社が1回の取引ごとに手数料が発生する「1約定制」、1日の取引の合計で手数料が発生する「1日定額制」を設定しています。取引のスタイルに合わせて、コスト面の負担が少ない方を選びましょう。

取引手段が豊富な証券会社を選ぶ

ネット証券が提供する取引ツールは、パソコン用・スマホ用があります。UIや機能を比較して、スピーディーかつ直感的に扱えるかどうかをチェックしてください。

パソコン用の取引ツールは、チャート分析機能や注文機能などが充実しているものが多くあります。一方スマホアプリは、操作性や視認性を重視しているものがほとんどです。UIや画面デザインはネット証券によって異なるため、それぞれのアプリを比較して使いやすいものを選びましょう。

取引ツールが使いにくいと、誤発注が発生したり売買のタイミングを逃がしたりしがちです。ボタンの押し間違いによって、致命的なダメージを受ける可能性がないとはいえません。取引ツールの豊富さや使い勝手の良さも、必ずチェックしておきたいポイントです。

気になる銘柄を取り扱っているか確認する

NISA口座用のネット証券を探している人は、気になる銘柄があるかどうかを確認しましょう。一般口座は複数のネット証券で作れますが、NISA口座は1つのネット証券でしか作れません。安易にNISA口座を開設すると、好みの銘柄に投資できなくなる恐れがあります。

また一般口座で株取引を行う場合でも、取扱銘柄・売買単位・外国銘柄の種類・IPOの豊富さのチェックは必須です。ネット証券によって、「1株(単元未満株)の取り扱いは不可」「外国銘柄が少ない」「IPOの種類が少ない」などと強みや特徴は異なります。

「少額投資したい」「外国株にチャレンジしたい」「IPOを購入したい」などがあれば、それぞれのニーズに対応できるネット証券を見極めることは必須です。

株式投資のNISAとは?仕組みや新NISAの変更点も解説

NISAとは、個人の投資を盛んにしようと政府がおこなった税制優遇制度であり、NISA内でも株式や投資信託などへの投資が可能です。投資で得た利益には税金がかからないため、お得に資産を運用できます。この記事では、NISAの仕組みや新NISAの変更点について解説します。

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ポイントサービスの有無で選ぶ

ネット証券の魅力は、ポイントサービスが充実している点。
取引に応じてポイントが貯まるサービスや、貯まったポイントを他のポイントに交換できるサービスもあります。

なおポイントを貯められる主なネット証券は、次の通りです。

  • LINE証券(LINEポイント)
  • 楽天証券(楽天ポイント)
  • SBI証券(Tポイント・Vポイント)

普段から良く使うポイントが貯まる証券会社をチェックしておきましょう。

初心者が押さえておくべきネット証券の始め方

ネット証券で取引を行うには、口座開設の申し込みが必要です。初心者がネット証券で取引を行うときの一般的な流れを見ていきましょう。

なお、口座開設に必要な書類・手順は、ネット証券によって異なります。ネット証券で口座を開く際は、必ず公式HPで詳細を確認してください。

口座開設する証券会社を決める

まずは、口座を開設するネット証券会社を選びましょう。選択のポイントは、以下のとおりです。

  • 各種取引手数料
  • 取引ツール・分析手法の豊富さ
  • 投資情報の充実度
  • サポートの手厚さ
  • NISAで購入できる投資商品のラインナップ
  • 各種キャンペーンの有無 など

またポイント投資を考えている人は、手持ちのポイントと相性のよい証券会社を選びましょう。例えば楽天ポイントをためている人は、やはり楽天証券が有利です。

口座開設に必要なものを準備

ネット証券での口座開設では、本人を確認できる書類が必要です。運転免許証、個人番号(マイナンバー)カード、パスポート、住民票の写しなどを準備しましょう。

注意したいのは、本人確認書類として認められるものが証券会社によって異なる点です。詳細については、必ず証券会社のHPで確認してください。

なおマイナンバー提出のタイミングは、証券会社によって異なります。例えばSBI証券では申し込み時にマイナンバーが分かる書類が必要ですが、楽天証券は審査後の初期設定時でOKです。

参考:口座開設の流れ 簡単4ステップでお取引!|SBI証券
参考:楽天証券の口座開設から取引開始まで | はじめての方へ | 楽天証券

口座開設の申し込み

ネット証券の口座開設は、オンラインで行なえます。HP内の口座開設ボタンを押し、指示に従って必要事項を入力しましょう。入力事項は住所・氏名・メールアドレスなどで、煩雑な手続きはありません。

入力が終わったら、本人確認書類を提出します。提出法方は、スマホで画像をアップロードする・郵送するのいずれかです。

審査を受ける

提出した本人確認書類については、ネット証券が厳密な審査を行います。このとき不備が見つかった場合は、再度提出が必要です。

提出書類に不備がなかった場合は、口座開設完了通知が送付されます。受け取り方法は、メールまたは郵送から選択可能です。「なるべく早く取引を始めたい」という場合は、メールによる通知方法をおすすめします。

初期設定を行う

口座開設完了通知には、初期設定に必要な取引パスワードが記載されています。指定されたURLにアクセスし、取引パスワードを入力してください。初期設定画面が表示されたら、必要事項を入力します。

取引パスワードは、ログインや取引の際に必要です。初期設定のままでは使いにくいため、自分仕様に変更しましょう。

ネット証券選びでよくある質問

ここでは、ネット証券選びでよくある質問を紹介します。

5大ネット証券とは何ですか?

ネット証券と一口に言っても様々なサービスがあります。
その中でも『5大ネット証券』と呼ばれる証券会社があります。

5大ネット証券とは、日本において大きな市場シェアを誇る5つの証券会社の総称であり、多くのユーザーに利用されている主要なネット証券会社を指します。5大ネット証券に該当する証券会社は、次の5種です。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • auカブコム証券
  • 松井証券
  • マネックス証券

ネット証券での取引は安全ですか?

ネット証券は、金融商品取引法や金融庁の規制を受けて運営しているため、安全性が担保されています
しかしより安全性を担保するためには、証券会社の評判や実績、セキュリティ対策などを確認して、信頼できるサービスを選択することが大切です。

また、自衛に努めることも忘れてはなりません
ログインIDやパスワードを第三者の目に触れるような場所にメモ書きするなどの行為は控えましょう。
さらにカフェなど公共性の高い場でログイン後画面を開きっぱなしのままトイレや商品の購入のために離席するのもNG。どんなにセキュリティ対策に優れた証券会社を選択しても自己防衛が甘ければ、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるため、留意しましょう。

引用:金融商品取引法

ネット証券は重視するポイントを考えて選ぼう!

当記事では、これから投資デビューする人に向けて、おすすめのネット証券をご紹介してきました。各社のメリットデメリットも詳細に解説してきたので、自分にはどこが合っていそうか大体の見当がついたのではないでしょうか。

ネット証券の選択肢はかなり豊富ですが、運営実績や取扱銘柄のラインナップ、手数料の安さといった重視すべきポイントさえ分かっていれば、自ずと選ぶべき証券会社は絞られてきます。不安な方は株シミュレーションアプリなどを使ってみましょう。

あなたが普段使っているクレジットカードや、インフラサービス等によっても、最適なネット証券は変わってきます。まずは自分の生活を見直すところから始めてみると、損しない選択をできるようになるはずですよ。

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  • 質問 株式投資と投資信託の違いは何ですか?

    答え 株式投資は直接個別の株式を購入し、その価値の変動や配当によって利益を得る方法です。一方、投資信託は多数の投資家から資金を集め、プロのファンドマネージャーが株式や債券などに分散投資する方法です。株式投資では、投資家自身で銘柄選定や売買を行いますが、投資信託では、ファンドマネージャーがこれらを代行し、多様な資産に分散投資することでリスクを抑えることができます。

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    答え 株式投資の主なリスクには市場リスク、企業リスク、流動性リスクの3つがあります。市場リスクは、経済状況や政治的な変動など全体的な市場の変動による影響を指します。企業リスクは、個別企業の業績や経営状況に起因するリスクです。流動性リスクは、売却しようとした時に適切な市場がなく、資産を現金化するのが困難になるリスクを指します。

  • 質問 投資信託のメリットは何ですか?

    答え 投資信託のメリットは、少額から分散投資ができる点、プロの運用により初心者でも手軽に投資ができる点、そして資産運用の手間が少ない点です。多様な資産への投資によりリスクを分散させることができ、また、ファンドマネージャーが市場の動向を分析し運用するため、投資の知識が浅い人でも安心して投資することが可能です。

  • 質問 株式投資を始めるためには何が必要ですか?

    答え 株式投資を始めるためには、証券会社で取引口座を開設する必要があります。口座開設後、資金を入金し、投資したい株式を選び、売買注文を出します。株式投資には市場の分析や銘柄選定の知識が必要ですので、初心者は証券会社の提供する教育資料やセミナーやスクールなどを活用し、基本的な知識を身に付けるといいでしょう。

  • 質問 FX取引の主なリスクは何ですか?

    答え FX取引の主なリスクは、為替変動リスク、レバレッジリスク、流動性リスクの3つです。為替変動リスクは、通貨ペアの価格が不利な方向に動くことで損失を被る可能性を指します。レバレッジリスクは、少額の資金で大きな取引が可能なレバレッジを利用することにより、小さな市場の変動でも大きな損失を招く可能性があります。流動性リスクは、市場が不安定な状況で注文がすぐには約定しない可能性を指します。

  • 質問 FXで利益を出すためのポイントは何ですか?

    答え FXで利益を出すためのポイントは、市場分析能力の向上、リスク管理戦略の確立、感情に基づかない取引の徹底です。市場分析では、経済指標、政治的イベント、中央銀行の政策など、為替レートに影響を与える要因を理解することが重要です。リスク管理では、損切りのレベルを事前に設定し、無理のない資金管理を行うことが重要です。また、感情に流されず、計画通りの取引を行うことで、不必要な損失を避けることができます。