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【第4回】中高一貫校から大学受験、いつから何を考えるべき?

中高一貫校から大学受験、いつから何を考えるべき?
  • 今回お話を伺った方
    • 家庭教師の銀河 代表取締役

      石井 健一氏

      家庭教師の銀河 代表取締役。従来の「教えるだけ」の教育に疑問を持ち、オンライン個別指導を軸に教育事業を展開。「毎日学習」と「伴走型サポート」を組み合わせた独自メソッドにより、短期間での成績向上と志望校合格を多数実現している。受け身ではなく主体的に学ぶ力を育てることを重視し、講師育成や組織設計にも徹底的にこだわる。SNSやメディアを通じて教育の常識に問いを投げかけ、子どもたちが自ら未来を切り拓く力を育むことを目指している。

中高一貫校生の学習サポートをテーマにした「家庭教師の銀河」への全4回インタビュー連載。

ここまでの連載では、中高一貫校でつまずく原因(第1回)、親の声かけ術(第2回)、そして塾・家庭教師の選び方(第3回)をお伝えしてきました。

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コエテコ byGMO 編集部
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2026/03/30

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2026/03/31

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コエテコ byGMO 編集部
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2026/04/01

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日々の学習サポートを整えることと並行して、もう一つ見据えておきたい大きな課題があります。

それが「大学受験」です。

「中高一貫校に入れたから安心」のはずが、気づけば成績が下がり「深海魚」に——そんな焦りや不安を抱えていませんか?

中高一貫校ならではのカリキュラムの速さや、受験意識の出遅れには、実は構造的な落とし穴が潜んでいます。

今回は、生徒を「180人中100位から18位」へ導くなど、数々の逆転劇を支えてきた「家庭教師の銀河」に、その原因と対策を伺いました。

セクション1:なぜ?中高一貫校生が大学受験で「慌てる」構造的要因

コエテコ編集部
コエテコ編集部

「中高一貫校に入れたから大学受験も安心」。

そう考えていたのに、高2くらいで急に成績が下がって慌てる…というお話をよく聞きます。

一体なぜなのでしょうか?貴社で見てこられた典型的なパターンを教えていただけますか。

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

はい、大きく分けて2つの典型的なパターンがあります。

1. 「積み残し」が臨界点に達する「高2の壁」
多くの一貫校では高2で高校課程をほぼ修了しますが、ここで内容の難易度と量が爆発的に増えます。特に数学Ⅱ・Bや化学・物理、英語の長文読解などで、中等部からの「小さな理解不足」が連鎖し、授業が全く理解できなくなるのです。というのも、中高一貫のカリキュラムは「基礎が完璧であること」を前提に高速で積み上げる設計のため、中等部の土台がないと高2の内容は積み上がらず、ここで一気に崩壊(深海魚化)が表面化します。

2. 「内進生(中高一貫生)」特有の受験意識の出遅れ
高校入試を経験していないため、外部から入学してきた生徒(高受生)との「温度差」に気づくのが遅れるのです。校内の順位だけを気にしていると「井の中の蛙」になりがちで、高2の記述模試などではじめて全国の受験生のレベルに圧倒されます。特に、死に物狂いで高校入試を勝ち抜いてきた公立進学校の生徒たちの勢いは凄まじく、志望校判定が厳しい現実を突きつけられ、保護者様が「このままではどこにも受からない」と青ざめることになるのです。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

なるほど…「高2の壁」と「受験意識の出遅れ」ですか。

耳が痛い保護者の方も多いかもしれません。

特に、授業のスピードが速い中で、具体的にどんなポイントでつまずいてしまう子が多いのでしょうか?

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

カリキュラムそのものよりも、その「速さ」に起因する「進度のミスマッチ」でつまずくケースがほとんどです。

実は、中1・1学期の成功体験が仇になることが多いのです。

入学直後は中学受験の貯金で乗り切れるのですが、中1の後半からその貯金が尽き、自学自習の習慣がないまま高度な内容に突入してしまいます。

そこから「隠れつまずき」が始まります。

授業スピードが速いため、生徒は「分からない」と言う勇気を持てず、分かったふりをしてしまうのです。

これが「深海魚」現象につながります。

このつまずきが定期テストで表面化したときには、すでに数ヶ月分の遅れになっているケースが目立ちます。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

それ、すごくよく聞きます!

「学校のテストはできるのに、なんで模試はこんなに悪いの!?」って。

この恐ろしいギャップは、一体なぜ生まれてしまうんでしょうか?

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

主な原因は2つあります。

原因1:「短期記憶」と「長期記憶」の差
定期テストは範囲が狭く、解法を丸暗記する「直前の詰め込み」で高得点が可能です。しかし、全国模試は全範囲から出題されるため、公式を「いつ・なぜ使うのか」という本質的な理解(体系化)ができていないと太刀打ちできません。定期テストでの好成績が、実力を伴わない「短期的なドーピング」になっている可能性があるのです。

原因2:「初見の問題」に対する突破力の欠如
一貫校の定期テストは、教科書や指定問題集の類題が多く、「見たことがある問題」を再現する力が問われます。一方、全国模試では複数の単元が組み合わさった「見たことがない問題」を、自分の知識を組み合わせて解く力が必要です。普段の学習が「作業」になっていて、「なぜこの解法を選ぶのか?」という思考のプロセスを飛ばしている生徒に、このギャップは多く見られます。

セクション2:いつから何を?後悔しないための大学受験ロードマップ

コエテコ編集部
コエテコ編集部

原因はよく分かりました。

では、親としてはどうすれば…。

大学受験から逆算して、中1から高2まで、各学年で「これだけは押さえておくべき」という心構えや学習のポイントを教えてください。

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

まず、ご家庭での心構えとして最も大切なのは「役割分担」です。

親が勉強を管理しようとすると親子関係が壊れがちです。

学習進度のチェックやモチベーション管理といった「汚れ役」はすべて塾や家庭教師に任せ、親御さんは「お疲れ様」と言える最後の味方に徹してください。

親子関係を良好に保つことが、お子さまの精神的な安定、ひいては学習効率にも繋がります。

その上で、学習面では「定期テスト」と「全国模試」を切り分けて考えることが重要です。

定期テストは「学校での立ち位置(内申)」、模試は「大学受験の航海図」と捉えましょう。

学校の点数が良くても模試が振るわない場合は、早急に「思考のプロセス」を重視する学習へ切り替える必要があります。

また、思春期のお子さまにとって、親の正論は時に毒になります。

「勉強した?」と聞くのではなく「何か手伝えることはある?」と問いかけるなど、「自立」を待つ勇気も大切です。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

「汚れ役はプロに」という言葉、心強いです。

一方で、志望校選びは親も気になります。

学部などは、いつ頃までに、どんな情報をもとに考え始めると良いのでしょうか?

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

理想は高1のうちから考え始めることです。

その際、偏差値だけで選ぶと、入学後に「学びたいことと違った」という燃え尽きが起こりがちです。

まずは「経済」「工学」「医療」など、どの学問領域にワクワクするか、本人の「やりたいこと」を優先することが大切です。

そして、たとえ今の成績と乖離があったとしても、高1・高2のうちは「行きたい」という「憧れ」を否定せず、尊重してあげてください。

目標が高ければ高いほど、学習の自走エネルギーは強まりますから。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

「憧れ」を尊重するんですね。

とはいえ、現実的に成績がついてこないと不安になります。

塾や家庭教師といった外部のサポートは、どんなサインが見えたら検討し始めるべきでしょうか?

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

お子さまの学習の「自走」が止まったサインが見られた時が、そのタイミングです。

例えば、お子さまに「どこが苦手?」と聞いて「全部」「どこかわからない」という答えが返ってきたら、自力でのリカバリーは困難です。

他にも、机には向かっているが答えを写すだけの「作業」になっている、スマホを片手にダラダラと時間を過ごしている、なども危険なサインです。

これらは「やり方がわからず、思考が停止している」ことを示しています。

さらに、学校のワークやプリントが白紙のまま溜まり始めたら、授業についていけていない決定的な証拠と言えるでしょう。

セクション3:家庭でのサポートと専門家の視点

コエテコ編集部
コエテコ編集部

「どこが苦手かわからない」…まさにうちの子が言いそうなセリフです(苦笑)。

そんなSOSが見えた時、親としてはどう接すればいいのでしょうか。

ついガミガミ言ってしまうのですが…避けるべきNGな関わり方も含めて教えてください。

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

まず、お子さまが「一人ではない」と感じられる環境を作ることが最優先です。

そのために守るべき3つのステップがあります。

ステップ1:共感と傾聴
「最近、勉強が大変そうだね」と優しく声をかけ、本人の言い分を最後まで聞きます。ここで大切なのは、解決策を提示する前に「それは辛いね」「毎日学校に行っているだけでも偉いよ」と、現在の苦労を承認してあげることです。いわば「感情のゴミ出し」を手伝ってあげるイメージですね。

ステップ2:課題の切り分け
「あなたがダメなのではなく、今の『勉強のやり方』が合っていないだけだ」と伝えます。性格や能力を否定せず、あくまで「外側にある仕組み」の問題として扱うことで、お子さまの自尊心を守ります。

ステップ3:解決の主導権を渡す
「お母さんに手伝えることはある?」「塾の先生に相談してみる?」といった複数の選択肢を提示し、本人に選ばせることで、主体的に問題解決に向かえるよう後押しします。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

感情のゴミ出し、課題の切り分け、主導権を渡す…すごく具体的で参考になります。

では、いよいよプロにお任せするとなった場合、「家庭教師の銀河」ではどのように状況を打開していくのでしょうか。

他にはない強みや、具体的な指導事例があればぜひお聞きしたいです。

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

私たちの強みは、「180人中100位から18位へ」といった劇的な逆転劇を可能にする「毎日の徹底管理」にあります。

これは、ある都内私立一貫校の生徒さんの実例です。

まず、私たちが最重視しているのが授業以外の時間の使い方です。

多くの塾は授業時間だけの接点ですが、私たちは「授業以外の162時間」をどう過ごさせるか、24時間365日の伴走体制でサポートします。

次に重視するのがフィードバックの質です。

毎日送られてくるノートの写真をプロが即座に分析し、「この数式の書き方はミスを誘発する」といった本人が気づかない「負の習慣」を一つずつ修正します。

記憶が鮮明なうちに「なぜその解法を選んだのか」を問い直すことで、本質的な思考力を養うのです。

そして、膨大な学校別データに基づいた「学校教材の最適化」も強みです。

『体系数学』などの難解な教材に対し、「その学校のテストで狙われるポイント」を絞って課題を出すことで、無駄な演習を削ぎ落とし、最短距離での得点向上を実現しました。

この事例で最も価値があったのは、18位という順位よりも、「正しい努力をすれば、自分はトップ層に食い込める」というお子さまの強固な自信(自己効力感)です。

私たちは「教えるだけ」の塾ではなく、お子さまの「毎日の行動をデザインする」会社なのです。

コエテコ編集部
コエテコ編集部

180人中100位から18位ですか!すごい逆転劇ですね…!

「毎日の行動をデザインする」というアプローチ、非常に納得感があります。

それでは最後に、今まさに不安の渦中にいる保護者の皆さんへ、専門家として最も伝えたいメッセージをお願いします。

家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん
家庭教師の銀河 代表取締役 石井健一さん

私たちが最もお伝えしたいのは、保護者の方が、お子さまの勉強の責任を一人で背負う必要はないということです。

「勉強しなさい」と言いたくなるのは愛情の裏返しですが、その言葉で親子関係がギクシャクするなら、管理という「汚れ役」は私たちプロに押し付けてください。

保護者の方は「教育のプロ」を使い倒し、「心の港」であってください。

その上で、「100位から18位」の逆転劇は、どのお子さまにも起こり得ると信じてください。

特別な才能ではなく、「学校の進度に合わせた毎日の管理」と「正しいフィードバック」という仕組みが整えば、これだけの変化は可能です。

「うちの子はもう遅いかも」と諦める前に、まずは「仕組み」を変える勇気を持っていただきたいです。

受験の結果はもちろん大切ですが、この6年間で最も価値があるのは、「自分で決めた目標に向かって努力し、結果を変えた」という成功体験です。

それは、お子さまが手にする一生モノの自信、「生きる力」になるはずです。

「100位から18位」のような逆転劇を、わが子にも——そう思った方は、ぜひ一度「家庭教師の銀河」に相談してみてください。

毎日の学習管理から大学受験対策まで、中高一貫校生に特化したサポートが整っています。

家庭教師の銀河の公式サイト画像

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