そこでこの記事では、あらゆる比較ポイントを踏まえたうえで厳選した高校受験に強いおすすめの塾をご紹介していきます。「高校受験に塾は必要?」「いつから通えばいい?」というよくある質問にも回答しますので、中学生のお子さんを持つ親御さんはぜひ参考にしてみてください。
高校受験で塾に通うメリット
高校受験で塾に通うと、以下のようなメリットを得られます。- 志望校に合わせて入試対策ができる
- 学習習慣が身につく
- 塾が保有する入試データやノウハウを収集できる
志望校に合わせて入試対策ができる
塾では、各学校の入試傾向や出題形式に精通した講師が指導を行い、生徒一人ひとりの志望校に応じたカリキュラムを提供してくれます。また、地域密着型の塾は地元の高校に関する最新の受験情報を持っており、地域特有の入試傾向にも対応可能です。志望校に合わせて必要となる対策は異なるため、志望校合格を目指すのであれば志望校に合わせた入試対策は必須。志望校に合わせた入試対策は、時間を効率的に使うためにも大切なことです。自分で情報を入手するのは難しいため、塾ならではのメリットと言えるでしょう。
学習習慣が身につく
塾では、定期的な授業や課題が設定されており、生徒は自然と学習のリズムを作れます。また、塾での学習は家庭での学習習慣にもつながり、長期的に学力向上へとつなげることも可能です。テレビやゲーム、漫画などの誘惑が多い自宅では、なかなか学習習慣を身につけにくいのが現実。まずは学習に集中しやすい環境が整っている学習塾で学習習慣を身につけ、家での学習にも反映させることが大切です。
塾が保有する入試データやノウハウを収集できる
塾は長年にわたり多くの生徒を指導してきた経験から、各学校の入試傾向や出題パターンを詳細に把握しています。さらに、最新の入試情報も入手している塾も多く、入試制度の変更や新たな出題傾向にも迅速に対応できるでしょう。塾のように個人で情報を入手するのは、ハッキリ言って不可能です。高校受験に万全の態勢で挑みたいと考えているのであれば、塾に入って、塾が独自に保有する入試データやノウハウを上手に活用しましょう。
高校受験塾の失敗しない選び方
高校受験のための大切な塾だから、「失敗したくない」と思う方は多いはず。ここでは、高校受験塾の失敗しない選び方をご紹介します。個別指導塾か集団塾か
まずは個別指導塾か集団塾かを選択しましょう。それぞれに一長一短があり、お子さまの性格や学習スタイルに合わせて選ぶ必要があります。個人指導塾では、一人ひとりの理解度に合わせてカリキュラムを組むことができ、苦手分野に特化した指導が可能。一方の集団塾は、同じ進度で学習を進めるため、競争心を持ちやすく、切磋琢磨しながら学習できるのが特徴です。料金は、集団塾よりも個人指導塾の方が高めに設定されています。
個別で丁寧に指導して欲しい場合は個人指導塾、仲間と競い合いながら学びたい場合は集団塾が向いているでしょう。自宅から通える範囲にあるかどうかも確認しておくことが大切です。
公立高校受験か私立高校受験か
公立と私立では入試の形式や出題傾向が大きく異なるため、公立高校受験向けなのか私立高校受験向けなのかを見極めることも重要です。公立高校の学力検査は5教科で、中学校の教科書範囲からの出題が中心。一方の私立高校入試は英語・数学・国語の3教科で行われ、教科書を超えた難問が出題される傾向にあります。
公立でも私立でも難関校を目指す場合は、難関校の受験に特化した塾がおすすめです。自分が志望する高校への合格実績が豊富であればなおいいでしょう。
予算内で通える料金か
塾の費用には授業料以外にもさまざまな費用が含まれるため、無理のない範囲で通える塾を選ぶことが大切です。具体的にいくらかかるのかは、塾の公式サイトや資料請求で確認すると良いでしょう。塾の費用が明確になったら、予算内かどうかを確認します。予算を決めていない場合は、高校受験終了後まで通い続けられる額かどうか検討しましょう。夏季講習や冬期講習などのイレギュラーな費用がかかることも考え、余裕を持って考えておくことをおすすめします。
高校受験対策可能な塾のおすすめの選び方
学習塾は大きく分けて進学型・補習型の2種類に分類できます。進学型は高校受験対策に特化した学習塾で、入試に必要な応用力の教科などを図れるものです。一方の補習型は、主に学校の授業内容に沿った学習を進め、定期テストで得点アップを目指すことを目的としています。学校の勉強に付いていけない、勉強の仕方がわからない場合には補習型を、高校受験対策がしたいのであれば進学型をといった具合に、子どもの状況や目的に応じた塾を選ぶことが大切です。
また塾の指導方針以外にも、以下のような点に注意しましょう。
- 授業の形態:個別指導か集団指導か
- 通塾スタイル:通塾かオンラインか
- 塾のサポート体制
- 受験に関する情報提供
- 合格実績
- 通塾にかかる費用
部活や習い事など、何かと時間に追われている学校生活の中で、通塾や学習の時間をどのように確保できるかをお子さんとよく話し合うことが大切です。通塾する時間が負担であればオンライン、教室に通ったほうが集中できるなら通塾にするなど、お子さんの性格や特性に合った塾を選ぶと良いでしょう。
高校受験に強いおすすめの塾4選
数ある中でも、特に高校受験におすすめの塾サービスを厳選しました。オンライン塾も掲載していますので、チェックしてみてください。
トライのオンライン個別指導塾
![トライのオンライン個別指導塾](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/cSlyNNsDw3eqDfqDar-tRg.png)
通塾による時間を削減したいオンライン派の人に特におすすめなのが「トライのオンライン個別指導塾」です。運営元は、全国No.1の家庭教師派遣サービスとして知られる家庭教師のトライグループ。指導実績120万人、顧客満足度No.1に輝いたトライの高品質な授業を、自宅にいながらいつでも受講することができます。
用意されているコースは、以下に示す計7つ。
- 公立・私立高校受験対策
- 定期テスト/内申点対策
- 中高一貫校サポート
- 苦手科目克服
- 部活と両立
- 他塾と併用
- 不登校サポート
一般的な高校受験対策はもちろん、苦手に感じているところをピンポイントで補ったり、部活と上手く両立することもできたりと、お子さんに合わせた学習環境を用意できるのも魅力と言えるでしょう。2023年度入試においても過去最高の合格実績を記録している本サービス。トライの授業に興味がある人、質の高いオンライン授業を探している人におすすめです。
関連記事:トライオンライン個別指導塾のリアルな評判・口コミ
atama+ オンライン塾
![atama+ オンライン塾](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/sDXErF8vVytA1Qgy54GLEw.png)
「atama+ オンライン塾」は、AIを活用した独自教材「atama+」が学習をマンツーマンでサポートしてくれる、次世代の塾サービスです。合格に必要な学力と今の学力を照らし合わせて「今やるべきこと」を提案してくれるという仕組みは、データを活用したAI教材ならでは。ムダなく最短で成績を伸ばしていくことができます。
もちろんAIに丸投げではなく、担任となるスタディトレーナーも配属。進捗確認を含めたミーティングが週1で用意されていたり、専用アプリで24時間365日質問することができたりと、モチベーション維持に役立つサポートもしっかり備わっています。講義形式よりも自学形式の方が向いているという人ほど「atama+ オンライン塾」はおすすめできるサービスです。
関連記事:日本の教育を変える「AI×人」の未来型教材「atama+」とは?
Z会進学教室
教育事業会社の大手Z会グループの手掛ける「Z会進学教室」も、高校受験におすすめの塾の一つ。首都圏を中心に校舎を構える通塾型のサービスで、学校のような雰囲気の集団授業を通して周りと切磋琢磨しながら成長していくことができます。1クラスは少人数制を採用していることもあり、集団塾の中でもきめ細やかなサポートが魅力。授業前後には担任へ1対1で直接質問できる時間も設けられています。合格実績も申し分なく、多くの生徒が志望校への進学を実現させています。開成高校をはじめとする難関校合格者も多数。
エリア | 進学先 | 合格者数 |
---|---|---|
首都圏 | 開成・国立大附属 | 120名 |
早慶附属・ICU・桐朋 | 124名 | |
公立トップ校 | 444名 | |
関西圏 | 国私立最難関校 | 20名 |
公立トップ校 | 70名 | |
私立難関校 | 109名 |
運営実績豊富な集団塾を探しているのであれば、Z会進学教室は検討する価値ありです。
臨海セミナー
授業料・実績・面倒見の3点で全国No.1の地域貢献を目指している集団学習塾が「臨海セミナー」です。受験期である中学3年生の受講料は約28,000円と、他社と比較してもかなり安い価格設定。「塾は利用させたいけど、出来るだけ費用は抑えたい…」というご家庭にはぴったりでしょう。臨海セミナーの中学生講座では、志望校のレベルに合わせた以下4コースを用意。
- 高校受験/定期テスト
- 都立・公立トップ校受験
- 難関国私立受験
- 横浜翠嵐高校受験
神奈川県内屈指の進学校である「横浜翠嵐高校」に、5年連続で100名以上の合格者を輩出するという確かな実績を備えています。費用面と実績面を両立したい方は、臨海セミナーを検討するといいでしょう。
高校受験対策で塾はいくべき?
「高校受験の成功」という目的を達成するにあたって、塾を利用するのが有効であることは間違いないでしょう。実績豊富な講師が苦手科目の克服をサポートしてくれたり、専用の教材で徹底的に過去問対策ができたりと、学校の授業だけでは得られないメリットが目白押しです。厚生労働省が公表している「令和3年度子供の学習費調査」を見ると、中学生で塾に通っている割合は公立で約70%、私立で約54%となっています。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
中学1年生 | 57.8% | 51.6% |
中学2年生 | 69.2% | 53.4% |
中学3年生 | 84.0% | 56.7% |
全体平均 | 70.3% | 53.9% |
少なくとも半数以上の中学生が通塾していることが分かりますが、最終的に行くべきかどうかはそのご家庭次第。現状の学力レベルや志望校の難易度、さらにはお子さんの勉強に対する姿勢等、集団か個別がいいのかなどを総合的に判断し、利用すべきかどうかを検討してみてください。
参考:中学生におすすめの集団塾
参考:中学生におすすめの個別指導塾
高校受験の塾はいつから通えばいい?
最終目的が「高校受験合格」なのであれば、出来るだけ早い段階から通塾を決めるに越したことはないでしょう。普段のテストで好成績を残しやすくなり、内申点にもいい影響を与えることが期待できます。ちなみに、文部科学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によれば、中学1年生時点ですでに45%の生徒が学習塾に通っているとのデータも。
学習塾に通っている割合 | |
---|---|
中学1年生 | 45.1% |
中学2年生 | 50.9% |
中学3年生 | 65.2% |
やはり学年が上がるほど通塾率は高まる傾向にありますので、あまり遅くならないうちに利用を決めた方が良いでしょう。どの学年にしても、長期休暇を勉強に当てられるよう、春休みや夏休み前での入塾がおすすめです。
関連記事:高校受験に向けた塾通いはいつから?学年ごとのおすすめのタイミングや塾選びのポイントを解説!
まとめ
当記事では、高校受験に向けて通塾させようか悩んでいるご家庭に向けて、高校受験に強いおすすめの塾サービスをはじめ「実際行くべき?」「いつからがいい?」という疑問についてまで詳細に解説してきました。高校受験は決して楽な壁ではなく、しっかりと基礎を固めたうえで志望校ごとに適切な対策をしていかなければ、合格を勝ち取ることは難しいでしょう。勉強の進め方が分からないお子さんほど、学習塾を利用する価値が高いと言えます。
高校受験に塾が必須という訳ではありませんが、勉強の効率が上がること・受験に成功しやすくなることはまず間違いありません。本記事で紹介したサービスも参考に、お子さんの性格や価値観に合った塾を見つけてみてください。