本記事では、高校生向けの家庭教師選びのポイントを、補習のほか「一般選抜・総合型選抜・指定校推薦」など大学入試の種類別に詳しく解説。おすすめの家庭教師サービスの紹介も含め、ぜひ参考にしてください。
高校生が家庭教師を利用するメリット
- 個別指導による利点
- 苦手科目の克服と得意科目の強化
- 予備校や塾で補いきれない学習面をカバー
高校生になれば、その後の進路に向けて自ら考えて勉強するようになるでしょう。しかし、大学入試に関しては高校の授業だけでは足りない部分も出てくる可能性はあります。
家庭教師はマンツーマン指導ですから、個別に最適な指導を行います。苦手科目の克服や、志望大学に合わせた学習を、それぞれのレベルに合わせて対応してくれます。
訪問型にしろ、オンライン家庭教師にしろ、自宅で都合の良い時間に授業を受けられるのも忙しい高校生には大きなメリットと言えるでしょう。
高校生に家庭教師がおすすめな理由
予備校や塾は、大学受験指導に特化しています。情報量も多く、志望校選びからフルサポートしてくれますが、一方で画一的な指導に偏りがちな面もあります。大学受験にはさまざまな試験方法がありますが、ポイントは「共通テスト」と「評定」です。
大学受験勉強は、高校2年の秋くらいからと考えている人も多いようです。しかし、評定は高校1年の成績も対象となる場合がほとんどです。特に推薦型の入試では高校の評定が大きく影響します。つまり、実際に予備校などに通う時期以前から、学校の成績を上げておく必要があるのです。
一般受験では共通テストの結果が重要です。共通テスト対策と個別試験がある場合には志望校別の過去問対策なども行わなくてはなりません。共通テスト対策は予備校が強いと言われています。
しかし、予備校の授業についていけないケースや集団授業では集中できない場合もあるでしょう。そんな時には家庭教師が効果的です。
また、中学での勉強が積み上がっていない状態だと、そもそも高校のスタート時からつまずきかねません。補習という面でも、ひとりひとりの学習状況に合わせたカリキュラムをたててくれる家庭教師や個別指導がおすすめです。
高校時代は部活動などに全力を注ぎたい時期でもあります。日程の調整がつきやすい家庭教師で、オーダーメイド型で指導を行ってくれる家庭教師を上手に活用することで、スムーズに大学受験勉強へとステップアップできます。
高校生におすすめの家庭教師3選
ここでは高校生におすすめの家庭教師や塾を紹介します。参考:高校生向けおすすめ塾
家庭教師のトライ
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- 最新の受験情報・学校情報に精通した教育プランナーによるサポート
- 大学受験の実績豊富なプロ家庭教師の在籍多数
- 志望校合格に向けたカリキュラム作成
家庭教師のトライでは、大学受験に特化した対策コースがあります。担当の家庭教師だけでなく、受験情報に詳しいプロフェッショナルの教育プランナーが志望校選びや学習カリキュラムなどフルサポート。
家庭教師だけで大学入試を乗り切りたい場合には特におすすめです。
オンライン家庭教師ピース
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- リーズナブルな料金設定
- オンラインで通塾の必要なし
- 補習に適したコースと大学受験特化コースがある
勉強のやり方や基礎から教えてくれるオンライン家庭教師ピース。高校補習や評定アップのため定期テスト対策などにも向いている家庭教師センターです。オンラインでのマンツーマン授業で、部活などで忙しい生徒さんでも日程が自由に組めて便利です。
森塾(個別指導)
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- 通っている高校の進度に合わせて「予習型授業」で定期テスト対策
- 森塾オリジナルの『進学のしおり』で受験情報がわかる
- 勉強のやり方をマンツーマン指導(無料)
森塾は通塾型の個別指導です。家庭教師を自宅に呼ぶよりも、教室で1対1または1対2で学びたい方に向いています。各校舎には自習室もあるので、授業がある時以外にも集中して学べる環境があるのも嬉しい点です。
高校生向け「高校補習と家庭教師」
高校補習におすすめの家庭教師- 現役大学生の家庭教師
- 自分と似た環境(居住地・志望校・部活との両立など)で大学入試を乗り越えた家庭教師
高校は義務教育ではありません。本人や家族の意思によって高校へ進学しています。
意欲のある生徒は積極的なサポートが得られます。
生徒から相談をすれば、教師や学校側から「これをやったほうがいいよ」「この科目の成績をあげるためには、◯◯の問題集を繰り返し解くこと」とアドバイスをしてもらえるでしょう。
しかし、生徒自ら学ぶ姿勢を見せないと、成績のダウンは面談で指摘はしても、どうするべきかまでは事細かにフォローしてくれないのが一般的です。面倒見の良い学校も多くあるものの、義務教育と同様に考えていると、いつの間にかどんどん成績が落ちてしまうなんてことも……。
大学受験に向けて勉強を加速させる高2後半からは、自分なりにがんばっているつもりでも周囲も一斉に勉強に力を入れてくるのでなかなか成績が上がらないジレンマを感じることもありがちです。
志望校はまだわからない、大学受験のシステムもこれから学ぶという生徒さんでも、少なくとも学校の授業に遅れをとらないよう、早いうちから個別指導でカバーしておくと安心です。
まずは「学校の成績を上げる・遅れている勉強を取り戻す」補習目的なら、費用の高いプロ講師にこだわらなくても大丈夫です。
部活と両立しながら受験を乗り越えた先生や、地方の公立から大学上位校へ進学した先生など、自分と似ている状況を経験してきた大学生の先生なら、身近な先輩としてさまざまな相談もしやすいですね。家庭教師の先生に、受験までのプロセスや、志望校選びの体験談を聞くこともできます。
参考:大学受験塾
高校生向け「大学入試の種類」
大学入試には、さまざまな選抜方法があります。ここでは以下3つの代表的な選抜方法を取り上げ、それに合わせた家庭教師の選び方を紹介します。- 指定校推薦
- 総合型選抜
- 一般選抜
学校推薦型/指定校推薦をとりたい!どんな家庭教師がおすすめ?
指定校推薦をめざす人におすすめの家庭教師- あなたの不得意科目を専門とする家庭教師
- オールラウンド型でさまざまな科目指導ができる家庭教師
- 指定校推薦や推薦での入学を経験した家庭教師
指定校推薦をとりたい高校生も多いでしょう。指定校推薦は、一般的に評定が3.5〜4以上、上位校であればほぼ5の成績が必要です。出願条件を満たす成績で、かつ、校内選考を通らなくてはなりません。
校内選考では、評定平均が基準となる場合がほとんどです。
評定は、定期テストの結果プラス先生によって小テストや授業での課題提出などで決まります。
校内選考は部活動や課外活動等も評価対象ですが、やはりテストで良い点数を取るのが大前提です。しかも高1の成績から対象となるため、1年生のうちから高校が持つ指定校推薦の大学を調べ、条件を満たす成績をとれるように勉強しましょう。
まずは評定平均4をめざすために、不得意科目が足を引っ張らないように対処する必要があります。高校の家庭教師は、専門としている科目をもつ場合が多いので、特に不得意科目をメインに考えるとよいでしょう。
また、得意科目で評定の底上げをするのも効果的です。
平均値の対象は、主要科目だけではありません。美術や体育、また新たに加わった情報の成績も含まれます。
指定校推薦は、高校が「この生徒なら自信をもって送り出せる」人が対象です。勉強だけでなく、日頃の授業態度や欠席日数なども評価基準のひとつであることも、念頭に置いておきましょう。
総合型選抜(推薦)を希望!どんな家庭教師がおすすめ?
総合型選抜をめざす人におすすめの家庭教師- 小論文に強い家庭教師
- 選抜方法に合わせて指導ができる家庭教師
- 調査書や活動報告書の書き方指導や添削もできる経験のある家庭教師
指定校推薦は、学校も学部も数が限られており、高い評定が必要です。一方で同じ推薦制度でも、総合型選抜、いわゆるAO入試は、基礎的な学力が選考基準のひとつではあるのですが、それ以上に「大学が求める学生像」であるかどうかがポイントになります。
どちらかといえば、志望理由や小論文、面接が重視される傾向があります。また、ボランティア活動や留学経験、資格取得、大会やコンテストでの受賞なども評価するところも多くあります。
学科や学部によっては、選抜方法のひとつとして、プレゼンテーションやグループディスカッションが課されています。
志望する大学、学部などによって選抜方法がかなり違うので、まずはアドミッションポリシーと選抜方法を確認* しましょう。
小論文の書き方を指導してくれる先生、英検などのスコアが必要なら検定合格の指導に強い先生、といったように、選抜方法に合わせて経験や実績のある先生がおすすめです。さらに調査書や活動報告書を添削してくれたりアドバイスしてくれたりする先生が向いています。
一般選抜は共通テスト重視!どんな家庭教師がおすすめ?
一般選抜を受ける人におすすめの家庭教師- 共通テスト対策のバックアップがある家庭教師センターに所属する先生
- 共通テスト指導に強い家庭教師
- 志望校在籍・志望校受験の経験がある、または志望校における生徒の合格実績を持つ家庭教師
いわゆる「一般入試」は、学力試験が重視されます。国公立は共通テスト対策+個別に行われる試験です。私立はさまざまで、独自の試験を行うところもあるし、共通テスト利用もあります。
推薦や選抜との違いは、評定よりも共通テストや個別試験の結果が合否を左右する点です。つまり、試験の一発勝負です。
共通テストは、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報の7教科21科目の中から志望する大学・学部等が指定する科目を受験します。共通テスト対策と志望校の個別試験対策(過去問など)の両方がある場合でも、効率よく学べるよう、個別に最適なカリキュラムを組んでくれる家庭教師センターを選びましょう。
大学受験の実績が豊富で、受験対策のノウハウを持っている家庭教師センターがおすすめです。