CMでおなじみの「スマイルゼミ」を4歳年中が3週間体験！ その使い心地は？

スマイルゼミはどんな教材？

スマイルゼミは、株式会社ジャストシステムが開発した、自宅学習用タブレットです。

開発会社のジャストシステムは、ワープロ用ソフトの「一太郎」や「ホームページビルダー」を生んだ、20年の歴史をもつソフトウェア開発会社。そのせいかインターネット上では、スマイルゼミのタブレットとペンの性能を高く評価する声がみられました。

他社のタブレット教材には「紙の教材」と一緒に届くものもありますが、スマイルゼミは、タブレット1台にすべてが収録されています。場所をとらず、ゴミも増えません。

教科書に沿って学べる

入会時のアカウント登録で、子どもの通っている小学校名を入力することで、学校の教科書の内容が反映されます。1・2年生は「国語」「算数」「英語」の3教科。3年生以降は、5教科すべてが対象です。学校の授業とリンクして学べるのは、安心材料のひとつです。

子どものやる気を持続させる仕掛けがある

• 「きょうのミッション」が毎日自動で作成される
• 自分だけのキャラクター「マイキャラ」をつくれる
• 勉強を頑張ると「スター」がたまり、一定時間ゲームができる
• 特定の学習をクリアすると、カードをコレクションできる

など、子どものやる気をアップさせる仕掛けが多数。「タブレット学習は、好きな教科やゲームばかりやってしまいそうで…」という保護者の不安を払拭してくれます。

4歳6ヶ月の息子が挑戦！ 一方で懸念点も

今回スマイルゼミに挑戦するのは、4歳6ヶ月の長男です。

やんちゃな一面もある一方、ひらがな・カタカナの読み書きにも興味津々。この春からは自ら希望し、英語も習い始めました。

ただ、懸念点が3つ。

• 一時的にはおもしろがっても、数日で飽きてしまうのでは？
• 下の子（3歳）に邪魔されて、集中できないのでは？
• 「これどうやるのー？」が口ぐせなので、付きっきりで教えてあげなければいけないのでは？

紙教材での学習経験しかない私にとって、タブレット学習は未知の世界です。実際に届くまでは、すこし疑心暗鬼でした。

スマイルゼミを試してみました

スマイルゼミが届きました！ さっそく箱を開けてみます。

入っていたのはパンフレット2冊と、タブレット本体、そして充電器。分厚い説明書がないのは、スマイルゼミに限らず、時代の変化のようです。

電源を立ち上げるや否や、「どうやるの？」「ねぇどうやるの？」と、そわそわする息子。この数週間、スマイルゼミが届くのを心待ちにしていたのです。

スマイルゼミには、標準クラスと発展クラスの2つがあります。ひと月あたりの料金は、標準2,980円（税抜）～、発展3,480円（税抜）～。講座数や難易度に違いがあります。パンフレットには「はじめての方は標準がオススメ」と記載があり、息子は「標準クラス」で進めることに。

スマイルゼミには、自分だけのキャラクターをつくって、学習やゲームに登場させられる「マイキャラ」機能 があります。勉強を頑張ると、全国のお友達の前でマイキャラが表彰されるというイベントも。特定の学習をクリアすると、装飾品が追加されていきます。

国語の「ひらがな」にチャレンジ

小学1年生の国語です。標準クラスは、ひらがなの読み書きが中心です。

さっそく1番の「ひらがなのれんしゅう」にチャレンジ！

ひらがなをきちんと書けると、汚れた宝石が綺麗になります。ゲームの要素があると、見ているこちらまでわくわくしますね。

 「ぐぐっ」

「すぅー」
「すーっと」

やさしい掛け声とともに、お手本アニメーションが流れます。

 きちんと書けると‥‥‥

「ピコン！」

すぐに丸がつきます。保護者の丸つけを待たなくても進められるのは、タブレット学習ならではの強みだと感じました。

ペンの書きやすさは想像以上で、まだ書くことに慣れていない息子が手の側面をべたっと画面につけても、すらすらと書けたことに感動です。

学習を進めるとスターがたまる

学習でためたスターを使って、ゲームで遊べます。息子のお気に入りは、ペリカンが落とすリンゴをひたすら高く積んでいくゲーム。

• ゲームは制限時間付き（息子がやったときは10分前後でした）
• 再びゲームをやるには、スターをためる必要がある

このような仕組みなので、ゲームばかりやって、月額を無駄にしてしまう心配もありません。息子もスターをためようと、次々に学習を進めていました。

息子が一番夢中になっていた教科

息子が夢中で取り組んでいたのは、意外にも「算数」です。意外に思ったのは、園ではまだ、数字すら習っていないからです。

スマイルゼミの算数には動物や虫がたくさん登場し、まるでゲームのように数の概念を学べます。

ゲーム感覚の学びがおもしろかったのか、息子も真剣に取り組んでいました。

私が驚いたのは、年中の息子が、小学1年生の算数の問題をすらすらと解いていたこと。「スマイルゼミ、やってみてよかった」と感じたポイントはここです。

スマイルゼミの算数だからかもしれませんが、親としては、息子の新たな「好き」「得意」を見つけられたのが、なによりの喜びです。何もせずにいたら、この発見はありませんでした。

気がつくと、算数の標準クラスをほぼクリア。やる気に火がついたのか、時間を忘れて没頭している日もありました。

わが家は子どもが園児なので、親が一緒にいる空間で使用しましたが、たとえば小学生のお子さんが保護者の留守中にスマイルゼミを使うことになったとしても

• ゲームを始めると保護者のメールアドレスに連絡がくる
• インターネット閲覧は保護者の許可が必要

といった機能がついているので安心です。

改めて感じたスマイルゼミの魅力

スマイルゼミを3週間使ってみて、「想像以上に良く、息子には合っているかも」と感じました。理由は4つあります。

1. 息子の新たな興味関心を発見できた
2. 私が説明しなくても、息子ひとりで使えた（「これどうやるの？」と呼ばれなかった）
3. もともと読み書きへの興味が強かったためか、夢中になっていた
4. 数字の書き方を覚えられた

じつのところ、年中の息子が小学生用の問題を解けるのかな…？ という不安があったのですが、感覚的に操作できるので心配無用でした。飽きることなく、3週間毎日、自分で電源を立ち上げて使っていましたよ。

1年半後、息子が小学生になるころには、すでに1人1台のタブレット学習が始まっています。今からスマイルゼミを使っておくことで、小学校生活の備えにもなると感じます。

息子本人にインタビュー

スマイルゼミのデメリットを挙げるとしたら

スマイルゼミは素晴らしい教材だと思いますが、しいてデメリットを挙げるとするなら…

• お絵描きや工作をやらなくなってしまった
• 3歳の下の子がヒマをもてあましていた
• つい長時間使ってしまった日には、就寝前のグズグズがひどかった

上記の3つです。おそらく、私が普段お絵描きや工作をやるスペースに、タブレットを置きっぱなしにしていたことが要因です（バッテリーの持ちがよく、数日置いたままでも充電なしで使えた）。 実際に契約したときには、その都度出してあげ、10分、20分など時間を決めて使うのがベストだと思いました。

下の子は、お邪魔するかと思いきや、タブレットには寄りつかず。一方で、いつも一緒に遊んでいる兄がスマイルゼミに夢中なので、普段よりも「ママ～！」が多かったです。下に小さなお子さんのいるご家庭は、なにか別のものを与えたり…といった工夫が必要になるかもしれません。

なお、万が一タブレットを破損してしまったとしても、入会時に「タブレットあんしんサポート」に入っていれば、6,000円（税抜）で新品に交換してもらえます。

タブレットあんしんサポート参考：スマイルゼミ公式サイトｰ会費のご案内
※利用期間やコースによって条件が異なります。

スマイルゼミの料金・入会方法

スマイルゼミの受講にかかる費用は、「タブレット代＋月額料金」。タブレット代は、どのコースも共通で9,980円（税抜）です。

幼児向け「すまいるぜみ」　※すべて税抜表記
小学生用「スマイルゼミ」（標準クラス）※学年ごとに料金が変わります。

1年以上継続すれば、途中退会したとしても解約料はかからず、タブレットもそのままもらえるようです。ただし、6ヶ月未満で解約すると、コースによっては本来のタブレット代（39,800円/税抜）との差額がかかります。契約前に、1年使用できそうかどうかも含め、しっかり検討しましょう。

入会の流れは、

1. 公式サイトから申込み
2. 学校名などの情報を入力
3. 最短2日でタブレットが届く
4. 届いたその日から受講スタート！

すぐに届き、子どものやる気がMAXのうちに使えるのが嬉しいですね。スマイルゼミに「無料お試し期間」はありませんが、一度契約しても、2週間以内に退会すると全額返金してもらえます（2021.4月時点）。ぜひ、有効活用しましょう。

スマイルゼミはこんな方におすすめ

• 公文や塾へ通わせてあげたいけれど、送迎などの面から難しい
• おうち時間がマンネリ化していて、なにか新しいことを始めたい
• 子どもに、自分で考えて学ぶ練習をしてほしい
• 子どもは興味をもっているけれど（保護者側が）何もしてあげられていない分野や教科がある
• 子どもの「好き」「夢中」を引き出してあげたい

今回、親の私もタブレットに不慣れななか、息子がひとりで考えながら進めている姿が印象的でした。

息子が「続けたい」と言うので、年中または年長コースの契約を検討中です。一歩踏み出せずにいた方も、まずは一度体験してみると、わが家のようにお子さんの新たな一面が見られるかもしれません。