短期留学は1ヶ月でも効果あり?実体験をもとに解説
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予算やスケジュールの都合で1ヶ月しか行けないという方も多いでしょうが、短期留学でも確かな効果が得られるのでしょうか?
この記事では筆者の実体験をもとに、TOEFLスコアの変化や学校での過ごし方など、リアルな情報を盛り込みながら1ヶ月の留学がどれだけ効果的かを検証します。
語学留学でフィリピンが人気な理由
フィリピン、特にセブ島は語学留学先として非常に人気があります。その理由はいくつかあります。まずは、コストパフォーマンスの高さです。フィリピンは他の英語圏に比べて生活費や学費が安く、同じ予算でもより長く滞在することが可能です。しかも、フィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンが主流で、個々のニーズに合わせたカリキュラムを提供してくれます。
さらに、フィリピンは英語が公用語の一つであり、日常生活の中でも英語を使う機会が多いです。レストランやランドリーはもちろん英語ですし、セブ島は観光地としても有名なため、他の観光客と英語で交流することもできます。
フィリピン人のホスピタリティも大きな魅力です。フィリピンの人はフレンドリーで親しみやすく、留学生に対しても非常に親切です。つたない英語でもなんとか聞き取ろうとしてくれるので、観光ついでに英語を使う体験も楽しめるでしょう。
参考:フィリピン留学エージェントおすすめ
フィリピン留学1ヶ月で語学力は向上するのか?
1ヶ月という短期間で語学力が本当に向上するのか、不安に思う方も多いでしょう。「もっと長く留学した方がいいのでは?」と考えるのも自然です。しかし、結論から言えば、1ヶ月でも効果はあります。具体的なスコアは後述しますが、筆者の場合、1ヶ月の留学生活でTOEFL(120点満点)のスコアが22点もアップしました。
ただし、高い効果を得るには、語学学校での過ごし方がとても大切になってきます。英語学習が成功するかどうかは、最終的には自分次第です。「とりあえず語学学校に滞在すれば、自動的に英語力が上がっていく」ということはありませんので、気を引き締めて取り組むようにしましょう。
各留学エージェントも、留学における語学力について取材した際に以下のように述べられています。
英語が話せるようになるかどうかは、現地での過ごし方次第です。せっかく語学学校に行っても、それ以外の時間を日本人同士で過ごしていると、英語力を高めるのは難しいかもしれません。一方で、授業時間以外にも学習に打ち込む姿勢があれば、当然ながら英語力はアップすると考えられます。
引用:(取材)留学情報館|親子留学から語学留学、ワーホリまで!留学前〜留学後まで手厚いサポートで目標達成を目指せる
(英語力を伸ばすために大切なことは)英語環境を作ることです。基本的に英語環境の海外でも、他の日本人留学生と日本語で話せますし、一人の時間も持てます。
そこで逃げたくなる気持ちをこらえて、英語でしかコミュニケーションを取れない人と遊びに行くなど、いかに自分で英語を話さざるを得ない環境を作り出すか。このことがとても大事だと思います。
引用:(取材)StudyIn|登録者100万人超のYouTubeも人気!留学前後のサポートも手厚く結果を残せる留学エージェント
フィリピン語学学校での過ごし方
フィリピンの語学学校には「スパルタ校」と「セミスパルタ校」の2種類があります。スパルタ校は厳格な規則と徹底的な学習環境が特徴で、外出禁止や厳しいスケジュール管理が行われます。一方、セミスパルタ校は比較的自由度が高く、学習とリラックスのバランスが取れています。私が通った語学学校はセミスパルタ校で、TOEFLコースを選びました。1日のレッスンは7時間で、グループレッスンが3時間、マンツーマンレッスンが4時間ありました。ただし、グループレッスンのうち2時間はTOEFLコースの希望者がいなかったため、実質的にマンツーマンレッスンとなり、とてもラッキーでした。
多くのフィリピンの語学学校がそうであるように、学校内には寮が併設されており、食事も3食提供されます。そのため、平日は学校から一歩も出ずに生活できました。教室との行き来も1〜2分で済むので、時間が効率的に使えたのも嬉しいポイントです。
毎日宿題が出されていたので、部屋でも英語の勉強をすることが日課となり、確実なスキルアップにつながりました。宿題を出してもらうかどうかは自分で選べますが、確実なスキルアップをしたい場合は、宿題をリクエストすることをお勧めします。
フィリピン留学前後のTOEFLスコアを比較してみた
1ヶ月の留学の効果を具体的に測定するために、筆者はTOEFLを受験しました。TOEFLとは?
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人々のための英語能力試験です。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションで構成されており、総合的な英語力を評価します。iBT(Internet-based Test)が一般的で、パソコンを使用して受験します。参考:TOEFL勉強法
留学直前に受けたTOEFL
留学前に受験したTOEFLでは、本当の実力を測るためにも、一切下調べをせずに受験しました。テスト時間が長かったうえに、慣れないiBT形式に戸惑うことも多かったです。リーディングでは、知らない単語がたくさん出てきました。TOEFLは大学入試などに使われるテストのためアカデミックな単語が多く、語彙力が問われます。larvae(幼生)やfungi(菌類)、erosion(侵食)など、日常生活ではあまり目にしない単語が続々と登場するので、まったく対策していないとかなり苦戦するでしょう。
リスニングはそこそこできましたが、スピーキングとライティングの点数は想像通り、出来が良くありませんでした。ここをどれだけ伸ばせるかが課題です。
Reading: 18
Listening: 20
Speaking: 16
Writing: 16
=====
Total Score: 70
留学最終週の模擬テスト
1ヶ月の留学を終え、最終週にはTOEFLの模擬テストがありました。たくさんの練習を重ねた直後だったこともあり、かなり良いスコアが出ました。特にライティングは、毎日2題ずつ練習し続けたこともあって、かなり良い結果といえます。Reading: 28
Listening: 24
Speaking: 22
Writing: 26
=====
Total Score: 100
留学直後のTOEFL
模擬試験の結果で自信をつけながら、留学直後に再度TOEFLを受験しました。結果は以下の通りです。Reading: 27
Listening: 22
Speaking: 22
Writing: 21
=====
Total Score: 92
リーディングは相変わらずほぼ満点でした。リスニングは相性の悪いトピックが1つあり、そこで点数を落とした気がします。(もっともこれは言い訳で、どのような話題でも聞き取れるようにならなければ、真に英語力があるとは言えないかもしれません)。
スピーキングでは、落ち着いて話せたのがとても良かったです。一方のライティングでは時間のマネジメント感覚を忘れてしまい、思うように書けませんでした。直前まで練習していれば、もう少しスコアが出たかもしれません。
総合して、すべての技能で点数がアップするという嬉しい結果になりました。形式への慣れもありますし、英語への抵抗感がなくなり、落ち着いて受験できたこともプラスに働きました。テスト以外の場面でも、英語を読んだり話したりすることに抵抗がなくなりました。
とはいえ、帰国後は英語を話す機会がなく、たった2週間でも現地で得た感覚を少し失ってしまった気もしています。オンライン英会話を利用するなどして、メンテナンスしていくことが大切なのかもしれません。
結論:1ヶ月のフィリピン留学は効果がある!
1ヶ月という短い期間でも、集中して取り組めば英語力はアップします。特にフィリピン、セブ島での留学はコストパフォーマンスが高く、マンツーマンレッスンを通じて効率的に語学力を向上させることができます。英語力を伸ばしたいけれど長期の留学は難しいと感じている方は、ぜひ1ヶ月のフィリピン留学を検討してみてください。短期間でも大きな成長を実感できるはずです。
近年、人気の留学先として注目を集めているフィリピン。 フィリピンには他国にはない魅力があるため、留学先候補として気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、フィリピン留学の魅力をお伝えすると共に、フィリピン留学に際し留学エージェントを利用するメリットを解説します。 また後半には、おすすめの留学エージェントを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2025/02/07 20:53
WRITERこの記事を書いた人
留学エージェントの選び方ガイド
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