親子で乗り越えた!我が家の「塾なし」高校受験の舞台裏

親子で乗り越えた!我が家の「塾なし」高校受験の舞台裏

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高校受験を控える保護者にとって、「塾に通わせるべきか?」は大きな悩みのタネですよね。

私も2025年2月に長男の高校受験を経験しましたが、例にもれず、塾通いをさせるべきかどうかでかなり悩みました。しかし、最終的には「塾なし」を選択。何とか合格を勝ち取りました!

そこで今回は、我が家の体験を通して、「塾なし」の受験って実際どうだった?保護者は何を準備し、子どもはどんな勉強を進めた?といったリアルな様子をお届けします。これから受験勉強や塾選びを始めるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「塾なし」高校受験を選んだ理由

我が家の長男は、2025年2月の高校受験を前に、あえて「塾なし」という選択をしました。その背景には、本人の学習状況と自主性への信頼がありました。

小学校の頃から我が家には、「ゲームを1時間するなら、勉強(宿題以外)を1時間すること!」というルールがあります。長男はとにかくゲームがやりたい一心で、毎日自主的に問題集を解いたり、漢字の練習をしたりと、ひたむきに勉強に励んでいました。

それが功を奏したのでしょう、気づけば自然と勉強する習慣が身につき、私が敢えて管理しなくても成績は順調に伸びていきました。そのまま中学生になり、志望校判定でも十分なラインに達していたことから、「塾には通わなくて良さそう」と本人が言い出したのです。

とはいえ、全く外部の手助けを受けていないわけではありません。中学2年のころから動画講義サービス「スタディサプリ」を活用し、苦手分野をオンラインで補強していました。

また、進学塾の夏期講習や冬期講習をスポットで受講し、要所要所でプロの指導に触れることで、モチベーションを維持しました。

中3の夏以降は、「追い込み期には塾が必要なのでは…?」と最後まで悩みましたが、最終的には本人の意思を尊重。結果的に志望校に合格できたので、この選択はうちの子には合っていたのだと思います。

周囲の友達の多くは塾に通っていたので、「塾なしで受かった」と話すと、いまだにとても驚かれるそうです。

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コエテコ byGMO 編集部
コエテコ byGMO 編集部

2025/05/26 16:32

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「塾なし」での受験勉強の進め方

塾に頼らずに受験勉強を進めるのは、正直言って少し不安もありました。でも逆に言えば、「塾なし」だからこそ家庭での工夫や選択肢を自由に組み合わせられるチャンスでもあります。

ここでは、我が家が実際に取り入れた学習法や情報収集のコツ、モチベーション維持の工夫など、塾に通わないからこそ生まれたアイデアを順にご紹介します。

積極的に情報収集をする

塾に通えば「狙える高校」「入試の日程や出題傾向」など、幅広い受験情報が一度に手に入ります。しかし「塾なし」を選ぶ場合は、まず保護者が主体となって情報を集めることから始めなければなりません。

とくに私のように地元以外から転居してきた家庭では、「通学可能な範囲にどんな高校があるのか」「各校の入試レベルはどれくらいか」を一から調べる必要がありました。

情報収集には学校の進路相談やネット検索が役立ちますが、個人的に良かったと感じるのが、進学塾が開催する説明会でした。

長男が中2の時、夏期講習に通うべく、近隣の進学塾に話を聞きに行きました。その時に、「この地域の受験事情に詳しくなくて…」と話してみると、高校受験のシステムや出題傾向、人気の高校やその倍率についてなど、ネットには出回っていない細かな情報まで教えてもらえたのです。塾側のデータ鮮度の高さには、正直驚かされました。

こうした説明会や相談会で積極的に質問を重ねることで、密度の高い情報収集が可能になります。「塾なし」高校受験を選択しようとしている方も、積極的に説明会に参加してみるといいですよ!

塾の期間講習だけスポット参加

最終的に長男は「塾なし」を貫きましたが、近隣にある進学塾の春期講習・夏期講習・冬期講習をスポットで受講もしていました。

家庭学習だけではどうしても緊張感が薄れたりモチベーションが続かなかったりすることもあるので、集団の進学塾で、受験特有の“ピリピリムード”を味わってもらいたかったのです。

受験を終えてから本人に当時の感想を聞くと、
長男
長男

テキストが入試対策に特化していて、めっちゃよかった!特に、中3の夏期講習で使った理科と社会の総復習テキストは、必要なところがぎゅっとまとまっていて、追い込み期にすごく役立った!他の教科のテキストもほしかった…。

とのこと。

短期講習だけでも、塾ならではの“質の高い教材”に触れられたのは大きな収穫だったようです。塾に通う意味って授業だけじゃなくて、こうしたテキストや情報の質にもあるんだなと実感しました。

ただ、中3の夏期講習代(テキスト代込み)は8万円を超える出費で、初めて費用を見たときには「たかっ!」と講師の先生の前で思わず口にしてしまったほど。しかし、それだけのコストをかけた価値は十分にあり、短期集中の緊張感が学習効果をぐっと高めてくれました。

さまざまな種類の模試に申し込み

塾に通っていないと、どうしても受験本番さながらの緊張感を味わう機会が少なくなりがちですよね。そこで「場慣れ」のため、学校で配布された模試のチラシは片っ端から申し込みました。

模試を受けることで、苦手科目の発見はもちろん、全体の手ごたえや志望校レベルとのギャップも明確になり、本人の自信にもつながります。

最終的に長男は、1年間で4社の模試を合計12回受験。運営会社によって出題傾向に微妙な違いがあるため、それぞれの結果を比較・分析することで、苦手分野の深掘りや出題パターン対策にも活用できました。

多様な模試を経験したおかげで、受験直前には「たぶん大丈夫」と頼もしい言葉が聞けるほどに成長。たくさんチャレンジして本当に良かったと思います。
水無瀬
水無瀬

最後の模試が終わったあとで、長男は「もう模試ないのか、楽しかったからちょっと寂しい…」と呟いていました。楽しかったんだ…?

模試でもらってくるチラシを隈なくチェック

模試会場では、次回の案内チラシや関連教材のパンフレットが必ず配られます。これを見落とさずに回収しておくと、受験対策に特化したテキストや講習会の情報が得られる貴重な“お宝”になります。

長男も、模試のチラシから見つけた冬期講習のオンライン教材(いわゆる「苦手克服コース」)に申し込みました。直前期に集中して弱点演習ができたことで、長男本人も「本番前にすごく役立った」と大満足。

模試を受ける際は、問題を解くだけでなく、配布物を隅々までチェックし、気になる講座や教材があれば積極的に活用してみましょう。思わぬ発見が、学力アップの鍵になるかもしれません。

週単位で勉強のスケジュールを立てる

「塾なし」で高校受験対策を進める場合、学習計画も自分で立てなければ、苦手分野の把握や進捗管理が難しくなります。我が家の長男は、毎週の勉強科目を紙に書き出し、リビングの壁に貼り出していました。

わが家の長男が実際に貼っていた勉強計画表

長男が実際に張り出していた勉強予定表


「今日は国語」「今日は数学」と1日ごとに割り振ることで、何をいつやるかが一目瞭然になります。

長男の友人たちに聞いたインタビューでは、「自分でToDoリストを作って貼り出した」「塾が一括で管理してくれた」など、スケジュール管理の方法は人それぞれ。本人の性格や習慣に合ったやり方を選ぶことが大事ですが、計画をきちんと立てることで勉強が格段にスムーズに進むのは間違いありません。

長男の場合、中3の12月までは学校の成績も内申点として受験に影響するとあって、学校の勉強と受験勉強を両立しながら、かなり計画的に進められていたと思います。こちらが何も言わなくても淡々とスケジュール通りにこなしていて、親としてはちょっと驚くくらいでした。
水無瀬
水無瀬

12月ごろには「もう勉強するところがない」と本人が言っていて、内心「マジか!」と思いました。でもそれだけやり切ったという自信も感じられて、頼もしく見えましたね。

モチベーション維持とストレスケア

長男は割と計画的に学習を進めていたので、基本的に本人のペースに任せていましたが、モチベーションの維持やストレスケアには気を配りました

本人はそれほどストレスを抱えているようには見えず、どちらかというと終始リラックスした雰囲気ではありました。さすがに1月の直前期までゲームを楽しんでいたため、「そろそろ切り替えたほうがいいかもね」と軽く声をかけたら、「それな」と素直に応じていました。何かなあ…。

休憩中には受験以外の他愛もない話をし、「絶対合格!」といったプレッシャーをかけないよう言葉選びには配慮していました。また、「終わったら旅行に行きたいね」「高校の部活動は何やる?」など、受験後の楽しみを一緒に想像してみるのも、前向きな気持ちになるきっかけになったのではないかと思います。

受験前日と当日の過ごし方

受験当日は2月中旬。ちょうどインフルエンザなどの感染症が流行る時期ということもあり、事前に予防接種を受けたうえで、2月に入ってからは学校を自主的にお休みし、体調を万全に整えて本番に臨みました。

長男の緊張は2月に入ってから徐々に高まり、ピークは試験の3日前。「受験者数、思ったより多いからヤバいかも…」と一人でそわそわ落ち着かない様子でした。

が、なぜか2日前になると急に冷静になり、「模試もいっぱい受けたし、本番も同じ感じでいけばいいや」と自分に言い聞かせていました。前日にはまさかの「心穏やかだ」との一言。急に悟りを開いていました。

当日の朝も特別な緊張は見られず、いつも通りに朝食をしっかり食べて出発。「受験当日はバナナを食べるのがいい」と聞いたので、朝食にはバナナも追加しました(ゲン担ぎも大事!)。

お昼ごはんは模試のときと同じように、本人が自分でコンビニで好きなものを買って行くスタイルに。「いつもと同じ」が大事だと思ったので、あえてお弁当は作らず、お金だけ渡しました。

「行ってきます」と背を向けて玄関を出ていった長男を見送りながら、「どうかどうか、今までの努力が報われますように」と手を合わせて祈りました。あの背中は、今でも忘れられません。

受験が終わってから

試験を終えて帰ってきた長男の第一声は、「数学がぁ……」。表情もどんより暗く、まるで世界の終わりのようなテンションでした。

というのも長男は5教科の中でも特に数学が得意で、模試ではいつも90点台を取っていたのです。なのに!その年の数学の問題はまさかの大幅な難化。本人曰く「こんなの見たことない!」というレベルだったらしく、自己採点では65点程度にとどまりました。

本人は「終わった……」とショックを隠しきれない様子でしたが、私は逆にその言葉を聞いて少し安心しました。

数学が得意な長男ですらそう感じたなら、他の受験生も同じように苦戦したはず。つまり平均点も下がるだろうから、思っているほど差はついていないのでは?と思っていました。

試験が終わった当日の夕方には、塾や予備校が解答速報をネットで公開していたので、それを見ながら一緒に答え合わせ。すべての科目を終えたあと、「たぶん大丈夫そうかな……?」という本人のつぶやきに、ほんの少しだけ笑顔が戻ってきたのを覚えています。

あとは、2週間後の合格発表を待つだけ。何度も何度もカレンダーを見返しては、「あと何日……」と指折り数えてその日を待ちました。
水無瀬
水無瀬

この2週間は本当に長かった~~!でも長男は受験のプレッシャーからようやく解放され、残りの学校生活を心から楽しんでいるように見えました。

意外と知らない!?受験後の手続き

公立高校の合格発表当日は、朝いちばんにスマホで合格発表をチェックするだけでは終わりません。私の住む地域では、合格者は発表後すぐに志望校へ向かい、入学手続き書類を受け取って中学校へ戻り、担任へ提出するという忙しないスケジュールになります。

一方、不合格だった場合は特に追加の手続きがないので、合格発表後そのまま中学校に登校する形に…。長男は最初にこの流れを聞いたとき、「登校しただけでバレるの嫌だー!」と叫んでいました。

なお、合格後の手続きの流れは、お住まいの都道府県や市区町村によって異なりますのでご注意ください。

我が子は合格発表当日、学校の仲のいい友達数人とDiscordでリアル合格発表会を開いていました。「緊張に耐えられない!」とゲーム実況を始める猛者もいて、今どきの自由すぎる合格発表にはちょっとビックリしましたね。

その後、結果が分かってからは「合格?やったー!」「…そっか、元気出せ」などお互いの健闘を称え合い、話もそこそこに高校へと向かっていました。

長男はその足で中学校に戻り、書類を提出して家に帰ってきたのはお昼前。短時間ではありましたが、本当に嵐のような一日でした。

受験を終え、保護者として思うこと

終わってみれば、本当にあっという間だった長男の高校受験。準備期間中は、家族全員で体調管理に気を配り、長男のメンタル面にも細やかな気遣いが必要でした。

それでも、緊張や不安を乗り越え、無事に合格をつかんだ長男の表情には、以前よりも確かな自信が宿っているように感じられます。受験は子どもにとって大きな試練ですが、その過程こそが人間的な成長を促す貴重な経験なのだと、改めて実感しました。

振り返ってみれば、「塾なし」だからこそ親子で密に連携し、細やかなコミュニケーションを取りながら進められた点は大きな収穫でした。家庭学習のペースや息抜きのタイミングを二人三脚で調整したことで、親子の関わりが以前にも増して良くなったように感じます。

保護者にとっては「塾に通わせるか否か」が大きな関心事ですが、まずはお子さんの性格や学習スタイルをしっかり見極め、本人の希望を尊重してあげることが大切です。

どのスタイルを選んでも、最後まで保護者の支えと協力が不可欠ですので、親子で納得のいく方法を選び、二人三脚で受験を乗り越えてくださいね。

「塾なし」高校受験は可能だが保護者も大変!必要なら塾通いも検討しよう

「塾なし」での高校受験は、家庭での工夫や親子の密なコミュニケーションを通じて十分に乗り切ることができます。ただし、学習計画の立案から情報収集、模試の手配、動機づけまで、すべてを保護者がサポートする必要があるため、大きな時間的・精神的負担がかかるのも事実です。

通学可能な学校のリサーチや「場慣れ」の場としての模試・塾説明会の活用、モチベーション維持のケアなど、保護者の役割は多岐にわたります。無理をしすぎると家族全体が疲弊してしまうこともあるので、「ここはプロに任せよう」と思える部分は塾やオンライン塾に依頼するのも賢い選択です。

例えば志望校対策に特化した直前講座だけをスポットで利用したり、オンラインサービスで苦手科目を補強したりすると、親子の負担を大幅に軽減しつつ、学習効果を維持できます。

大切なのは「塾あり・塾なし」にこだわるのではなく、子どもの性格や学習スタイル、家庭の状況に応じて最適な方法を組み合わせること。柔軟に塾やオンライン塾を活用しながら、親子で最適な受験プランを作り上げていきましょう。
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コエテコ byGMO 編集部
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2025/05/26 16:32

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