先輩ママたちが語る「高校受験・志望校選びの本音」親の葛藤や後悔さまざま
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それぞれの家族が抱えた悩みやその中で見つけた答えを共有することで、同じように悩んでいる保護者の方々へ少しでもお役に立てれば幸いです。
高校受験の志望校決めのポイント「学力・通学手段・学校見学」そして?
今回取り上げる3人のケースとは別に、ヒアリングした際に出てきた「高校受験の進路選び」で特に多かったパターンを紹介しましょう。「高校受験案内(学校紹介の書籍)」をずーーーっと見ていた。模試の結果が出るたびに少しずつ絞り込んで、学校見学や文化祭を回って、子どもが良い感触を得たところを第一、第二志望として、超安全圏の高校については塾に選んでもらった

ネットで学校サイトはもちろんチェックするけど、やっぱり強い「高校受験案内」辞書みたいに分厚いです!
片道1時間以内で学力と照らし合わせ、塾と学校の意見も参考にした
- 学校・先生の意見
- 塾のアドバイスや進路の提案
高校受験では何らかの形で塾に通った人が多く、進学塾だからこそ持っている最新の情報やアドバイスを頼った人は少なくありません。また、内申点を含めて子どもの性格なども理解した上での助言をしてくれる、学校・先生との面談で志望校を最終決定した人は多数います。
高校受験では、3〜4校(チャレンジ/挑戦校・実力相応校・押さえ/滑り止め)を受験するのが一般的。ところが、簡単には志望校が決まらなかったケースも多いようで……。
では、特徴的だった体験談3つと、そこから学べる「高校受験の志望校選びのヒント」をご紹介していきましょう。
体験談1『塾と学校の先生が違うことを言うんです!』

中学2年生の息子が大手進学塾に通い始めてから、成績は着実に伸びていきました。塾からは難関校への挑戦を勧められ、私は内心(受かったらみんなビックリするな)と嬉しく、その方向で進めていました。
ところが三者面談で、担任の先生から塾の勧める学校より2ランクくらい下の高校を勧められたんです。
先生は「塾は実績作りのために高い目標を掲げがち。内申や定期テストを見ると、もう少し現実的な選択をした方が良いのでは」と言い、いわゆる事前相談*というのか、ある高校の名前をだし、ここなら内諾を得られる、と言うではありませんか。
合格内定、推薦みたいなものか!いいなそれ!と思って、塾に報告したのですが。
「少子化で生徒が欲しい高校も山ほどあるんですよ、学校側と協議しながら、生徒を囲い込むんです。学校側はすべての生徒を安全に進学させたいので、こうした単願を推すことが多いんです」と言われてしまいました。おとなしい性格の息子は面談では「先生の言う通りでいいと思う」と言い、塾の面談では「じゃ、こっちにする」と言われるがまま。
私も混乱してしまい、どちらが良いのかまったくわからず……。

一方で塾は「チャレンジ校と併願校をバランスよく受験すれば大丈夫。この子なら高いレベルの環境にも順応できる」と太鼓判を押します。
塾は進路相談も熱心で、結局、塾のアドバイスをとりました。ところが最初の「安全圏」と言われた学校に落ちたことで息子は自信を失い、チャレンジ校も滑り止めも全て不合格に。二次募集でなんとか合格した高校は、親としては落胆するようなレベル。でも通いだしたら、鉄道研究部が楽しいようで中学時代よりも生き生きとして、家でもよく話すようになりました。
大学受験を考えると不安はまだありますが、結局、いろいろあっても受かったところが子どもとご縁のある学校で、そこに行くべきだと導かれたのかなと最近は考えるようにしています。それにしても、学校と塾、まるきり違うアドバイスだと、親は本当に悩みます……(Y・Nさん)
高校受験を成功させるために、お子さんの通塾を考えているご家庭も多いのではないでしょうか。塾選びの際には、講師との相性・合格実績・授業料等々...さまざまな観点から検討しなければいけません。「結局のところおすすめはどこ?」と迷ってしまうこともあるでしょう。この記事では、高校受験に強いおすすめの塾を紹介したうえで「高校受験に塾は必要?」「いつから通えばいい?」「私立高校の受験対策もできる?」とい...
2025/02/22 17:30
〜塾と学校の先生、どちらを信じる?〜
塾の先生と学校の先生が、異なる進路を勧めてくるケースは珍しくありません。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。まず、それぞれの立場の違いが考えられます。塾の先生は、生徒の成績向上を第一に考え、難関校への進学を勧める傾向があります。一方、学校の先生は、生徒一人ひとりの個性や将来を考慮し、堅実な選択肢を提示することが多いでしょう。
また、情報源の違いも要因のひとつです。塾は、自塾の進学実績やノウハウに基づいた情報提供を行う一方、学校は、生徒の成績や内申点といった具体的なデータに基づいてアドバイスを行います。
このような状況下では、親として、どちらの意見を信じていいのか迷ってしまいますよね。
迷ったら、検討する材料を幅広く集めてみましょう。さまざまな情報収集を行うことがポイントです。模試の結果、高校案内の書籍、各校のパンフレットや公式サイト、先輩からの情報などを比較検討しましょう。
そして、実際に志望校を見学して、「ここに通う自分」を想像してみる、高校生活を現実的に捉えるような機会があると、子どもも意見を言いやすいのではないでしょうか。
『学校が言ったから』でも『塾が太鼓判を押したから』でもなく、自分たちで決めることが大事です。
塾と学校は親子にとって、もっとも頼りになるだけに、そこの意見に流されがちですが、いったん立ち止まって、話を整理しながら落ち着いて家族で話し合えるといいですね。
関連記事:高校受験対策におすすめの塾
体験談2『レギュラー無理なのにサッカー強豪校に行きたがった息子』

結論から言うと、高校の志望校選びでは、息子の希望を通さず、親の希望を納得させました。
小学生からサッカーに夢中で、中学時代は地元で有名なチームに所属して励む日々。息子は、当然のように憧れのサッカー強豪校を第一志望にしました。しかし、100人以上も部員がいるチームで活躍できるか。実際、他の上手な選手には高校からスカウトがかかったり、監督が強豪校を推薦してくれたりする中で、うちの子には何の接触もありませんでした。つまり、そのくらいのレベルだということです。
「サッカーは趣味として楽しめばいい」「大学進学実績が大切」と考えた私は、息子の希望に反対。長い話し合いの末、いつも息子は黙り込み、最終的には私の言葉に押し切られるように受験しました。

結果、第一志望は叶いませんでしたが、第二志望の附属校に合格。息子は特に不満を見せず、普通に学校生活を送っています。サッカー部があるのに入部せず、帰宅部の仲間とバイトをし時折夜遅くまで遊んでいます。彼なりの反抗なのかな、と思っていますが、親としてはいろいろな気持ちが入り混じり、ため息ばかりついています。
あの時、息子の夢を尊重していれば、息子の頑張っている姿を見られて、親子の絆みたいなものもうまくいっていたかもしれない。でも同時に、大学から就職となった時に私に感謝する時がくるはず、とも思ってしまうのです(H・Oさん)
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2025/02/22 17:30
〜子どもの夢と現実の狭間で〜
子どもの夢を尊重することの大切さを親はわかってはいるんですよね。しかし、同時に、現実的な視点で、将来を見据えたアドバイスをすることも、わが子を思えばこそ、です。このケースのように、子どもと親の考えが異なることはよくあることです。話し合いをしても堂々巡り……。たとえば、信頼できるチームの指導者に相談する、子どもが腹を割って話し合える第三者にアドバイスをしてもらう、祖父母や親族などにとにかく子どもの気持ちをとことん聞いてもらう、など、少し「親」から離れた立ち位置の人に間に入ってもらうのもひとつの方法です。
子どもが夢中になっているものを親が強引に取り上げる、有無を言わさずに却下するのは、あまり良い影響を与えないようです。子どもが「もういいや、親の言う通りにすればいいんでしょ」で決定しないように、あきらめず、子どもが納得する進路になるよう、話し合いに話し合いを重ねるしかありません。
体験談3『通信制高校を選んだ長女、まさか弟まで希望するとは』

中学時代、娘は保健室登校が多く、周囲となじめない様子でした。私は環境を変えようと、のんびりした女子校などを勧めましたが、娘は「ダンスがやりたいから通信制高校がいい」と突然言い出したのです。全日制の高校に行くよう説得を試みましたが、娘の意志は固く。学校で苦しんでいた姿を見ていた夫からも「ここは娘の意見を通してやろう」と言われ、私も渋々同意しました。
今、娘はオンライン授業を受けながら、月に数回通学しています。同じように芸能関係を目指す友達もでき、ダンスのオーディションにも積極的に挑戦して、時には合格して収入を得ることもあります。それなりに充実した生活を送っているようです。
ところが、成績優秀だった弟まで「僕もゲームが好きだから通信制がいい」と言い出して、正直戸惑っています。姉の選択が影響している気がして、複雑な思いです。「YouTuberで食べていける」という下の子の言葉に、「はぁ?何言ってんの!」とつい怒鳴ってしまう、「お姉ちゃんのことだって、無理ゲーみたいにお母さん言ってたのに、ダンサーやってるし。別にいいじゃん」と、そこから毎回、親子喧嘩です。
姉のときとは状況が違うし、下の子は単純にいま夢中になっているから「なりたい」だけで、本当に将来を見据えた選択肢とはどうしても思えません。それに下の子を見ていると、姉と比べて幼いというか、思いつきで話している感じしかなくて……。
親としては、それなりに大学進学実績のある高校に行ってほしい。高校3年間で考えも変わるだろうし、大学を望んだ時に、より選択肢が広い環境で勉強してほしい。でも、下の子は単純に「お姉ちゃん楽しそう」だけで大事な進路を決めようとしています。しかも成績も下がり始めているし、来年は中3になるので本当に心配です(W・Sさん)
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2025/03/05 13:26
〜個性の尊重と親の期待〜
このケースから私たちに考えさせられるのは、子どもの個性や才能を伸ばすことの重要性と、いわゆる良い学校から良い就職をしてほしい、親を安心させてほしいという期待のバランスです。高校受験は環境が大きく変わるので、小中と何かしら学校で難しい時間を過ごしてきた子には、ある意味、良いチャンスです。お姉さんの方は、やりたいことを見つけて熱心に取り組む姿が見られて、その選択肢は最善だったと言えそうですね。
親は、時代が変われば価値観も変わることを理解することも大切です。私たちの若い頃は考えられなかったような職業が、今や一般的になりつつあります。また、一企業を勤め上げる、年功序列といった社会の制度も変化しており、働き方そのものが多様化しています。だけど、それでも「やっぱり、安定した収入を得て暮らす」ことを、わが子に望んでしまう親の気持ちもわかります。
子どもの将来を多角的に考えることも重要ですね。YouTuberとして成功するのは容易ではありません。安定した収入を得るためには、別のスキルも身につける必要が出てくるかもしれません。
頭ごなしに「YouTuberになる?バカなことを言わないでよ」ではなく、「だったら動画編集とか学んでみたら?高校に行きながら、そうしたスクールに通うのでもいいし」あるいは「まず高校に行って、映像学科のある大学をめざしたら?自分で編集もできて、きちんとした学歴もついてきたら、こういう仕事にも就けるかもよ」と具体的なキャリアプランを示してあげてみてもいいかもしれません。

高校から大学、そして就職までの道のりを一緒に辿ってみることで、目の前しか見えていない15歳に、22歳の時に何をしているのかをリアルに感じてもらうのがポイントです。(ただしこの際、「でも、この仕事だと生活が苦しいはずだよ」「大手企業だと安心なんだけどな」という親目線での意見をはさまないようにしましょう。)
もちろん、親心としては、子どもには安定した将来を歩んでほしいと願うのは自然なことです。しかし、子どもの成長を信じ、彼らの可能性を最大限に引き出すことも、考えるようにしたいですね。
家庭学習をしていても、すぐに集中力が途切れてしまう中学生は少なくありません。そんなときには、家庭で利用しやすい教材を導入することがおすすめです。この記事では、家庭学習に集中するためのポイントや勉強時間、中学生におすすめの家庭学習教材ランキングについて分かりやすく紹介します。
2025/03/02 21:07
おまけの体験談『長男ごめん、あなたの経験から親も学びました』
こんな体験談もありました。高校の授業料は親が払います。だから親が進路について口を出すのは当然だと思います。
でも、親が高校に通うわけではなく、通うのは子どもです。
だから子どもの意見というか主張はよく聞いて、どうしても譲れないこと(たとえば学費とか。うちの場合だと本人が望んだ学校のひとつは通学に片道1時間半近くかかるところで体力的に無理だと思ったので止めた)はちゃんと理由を話して、別の方法を考えようと伝えるのがいいと思います。
わが家は長男の時に親の意見を押し付けた結果、高校でうまくいかなくなった時に「ママたちが選んだんじゃん、別にオレ、ここに行きたくなかったし」と言われ愕然としたんです。
下の子ふたりには、最低限の条件だけを伝え、迷っているようでも、親が「ここがいい」と言うのは避けて、「ここと、ここを受ける」と本人に決めさせました。長男にはすまないことをしたな、と今も後悔しています(Mさん)
高校受験の志望校選び「それぞれの家庭で異なる、正解のない答え」

いろいろなケースを見てきました。それぞれの家庭では、子どもたちの個性や、親の考え方が異なり、志望校選びはまさに千差万別だったと言えるでしょう。
それでも、共通しているのは、親が子どもたちの将来を真剣に考えているということです。
志望校選びは、まるでパズルのピースを合わせるようなものです。子どもの個性、家庭の状況、そして社会の情勢など、様々な要素が複雑に絡み合い、最適な答えは、それぞれの家庭で異なります。
大切なのは、正解を求めるのではなく、自分たちにとって最善の選択を見つけることではないでしょうか。そのためには、子どもとの対話を大切にし、たくさんの情報を集め、そして、自分たちの価値観に基づいた決断を下すことが求められます。
親はずっと手をつないで、「こっちだよ」と子どもを導くわけにはいきません。転ぶからといって、石を拾い上げ、ぶつかるからといって壁を壊し続けることはできないのです。子どもが自分で選び、歩み、転んで痛みを感じ、ぶつかって挫折することをただただ見守るしかできなくなっていく、それが成長していく道のりです。高校受験、志望校選びもそうした成長過程のひとつです。
いつでも、子どものために最善を尽くすけれども、「子どもの最善な選択とは何か」については、最終的に子ども自身の内にあることを、私たち親は常にそこを忘れてはいけないような気がします。
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