中学生の家庭学習教材おすすめ10選!選び方と習慣化のやり方も解説
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GMOインターネットグループ デベロッパーエキスパート (プロダクトマネージャー) / GMO趣味なび 取締役
沼田直之
GMOメディア株式会社に2009年に入社。大規模BtoCサービスの開発・運用を担当した後、2017年よりプログラミング教育ポータル「コエテコ」の編集長として教育全般に関する幅広い知識と実績を蓄積。プログラミングやIT教育、キャリア支援、教育の現場取材を通じて、教育分野の課題解決に貢献している。 現在は、教育事業におけるPdMとして、プロダクト設計からマーケティング、広報活動まで幅広く対応。教育に携わる家庭人として、子どもの学びにも力を注ぐ。
なかには、自宅での勉強の仕方がわからない中学生もいるかもしれません。
高校受験を見据えて自宅学習をしたい場合は、集中しやすい学習法や利用しやすい教材を抑えておきたいですね。
この記事では、中学生が家庭学習に集中するためのポイントや勉強時間、おすすめの家庭学習教材について分かりやすく紹介します。
中学生に家庭学習のやり方を考える際に教材は必須!理由を解説
>>>中学生におすすめの家庭学習教材をすぐに知りたい方はこちらをクリック
家庭学習と偏差値には関連性があるといわれており、「家庭学習をいかに充実させるか」が中学生の学力を伸ばすカギとなります。
例えば以下は、ベネッセ教育総合研究所が過去に高校生を対象に行った「学校外の学習時間と偏差値の関係」を示したグラフです。

出典:家庭での学習|ベネッセ教育総合研究所
学校外の学習時間が約120分の高校生の偏差値は55以上あるのに対し、学習時間が約45分の高校生の偏差値は45未満です。
「学校外の学習時間が多いほど偏差値が高くなる」という傾向は明らかであり、中学生にも当てはまると推察できます。
ここからは、中学生に家庭学習が必須な理由を詳しく見ていきましょう。
学習内容の理解と定着が深まる
中学生が家庭学習を行うことにより、学校で学んだ内容への理解が進みます。学習内容がしっかりと定着し、基礎学力の土台を作り上げることが可能です。
授業中に「分かった」と思った学習内容でも、再度挑戦すると「よく分からない」と感じるケースは少なくありません。
学校で学んだ内容を家庭で学び直すことは、子どもの「分かったつもり」を防ぐ上で有益です。
特に英単語や漢字といった暗記系の学習は、反復学習なしには身に付きません。
家庭で手を使って暗記することで、英語のスペルミスや漢字の留め・跳ねミスなどを防ぎやすくなります。
また家庭での予習は、授業の内容が頭に入りやすくなるのがメリットです。
「家庭学習→学校→家庭学習」のサイクルが回れば、子どもの学力は着実に向上します。
高校受験の準備ができる
高校受験では、中学校で習った学習内容の全てがテスト範囲となります。一朝一夕の勉強では対応しづらく、志望校合格には日々の家庭学習が欠かせません。
また高校受験をスムーズにクリアするためには、苦手科目・苦手分野をなくしておくことが必須です。
家庭学習なら、テストで間違った問題・授業で分からなかった単元の解き直しにもたっぷりと時間を使えます。
授業で学んだことを家庭で学び直すことで、受験に耐えうる学力を身に付けることが可能です。
参考:高校受験対策も可能な中学生向けオンライン塾
時間管理能力が身につく
時間管理能力とは、すなわち計画力・実行力・調整力です。忙しい中学生が家庭学習を行うには、「いつ」「どの科目を」「どのように」学習するかを決めなければなりません。
学習内容や時間を見積もった上で計画を立てることが、計画力の育成につながります。
また計画した学習内容を計画どおりにこなすには、効率を意識した上での実行力が必要です。
万が一思い通りにいかなかった・他の予定が入ったなどがあれば、仕切り直しをして再度計画を立て直すことも検討しなければなりません。
学習計画の立案・実行・調整を繰り返すうちに、子どもには自然に時間管理能力が備わります。
常に計画的・効率的に動ける能力・期限を決めてやり抜く能力は、高校受験や大学受験はもちろん、社会人になってからも役立つはずです。
中学生の家庭学習におすすめ教材10選

ここでは、中学生の自宅学習におすすめの通信教材について紹介します。
参考:通信教育中学生
参考:高校受験対策可能な通信教育
進研ゼミ中学講座

定期テスト対策に利用しやすい教材は、進研ゼミ中学講座です。
問題は繰り返して覚えられるから、暗記力がアップしやすいことがメリットです。
テスト前には、わからない問題を先生に質問することもできます。
テスト前以外でも、質問した際には24時間以内に回答が送られます。
個別プランが用意されるため、部活で忙しい中学生でも学習と両立しやすい教材として高い評価を得ています。
9教科と英語検定対策なども含み、月額6,990円(税込)~利用できます。
オンラインライブ授業も受講できるため、実際の塾に通っているような臨場感で授業を受けられることが魅力です。
東進オンライン学校中学部

日本一の東大現役合格実績がある東進が提供しているのは、東進オンライン学校中学部です。
ネイティブと日本人のダブル講師が英語を指導するから、英語に苦手意識がある中学生におすすめの教材です。
数学は模型やアニメーションを利用してわかりやすく解説するため、学んだ内容が定着しやすいことがメリット。
定期テストで90点以上を目指す学習法を採用しているから、実戦力が身に付きやすい教材として高い評価を得ています。
標準講座と実戦力養成講座が用意されており、自分の理解力に合わせた講座を選んで学習することができます。
受講料は、月額3,278円(税込)となっているため、コストを抑えて教材を利用したいご家庭に向いています。
オンライン学習が主流になりつつある子どもの家庭学習。しかし一口に家庭学習用の教材と言っても様々なサービスが提供されており、教材選びに難儀する保護者様も少なくないでしょう。東進オンライン学校について特徴や料金を紹介すると共に、口コミから考察する利用メリットなどを解説します。
2025/02/20 14:02
スマイルゼミ

模擬テストで実力診断できるのは、スマイルゼミです。
スマイルゼミはタブレット1台で9教科学習することができ、リスニングやドリル教材なども搭載されていることが特徴です。
アニメーション教材や専門の講師による映像授業を視聴できるから、わからない箇所も繰り返し見返すことが可能です。
カリキュラムの内容は教科書準拠となっており、それぞれの学校の授業進度に合わせた内容だから、定期テスト対策に利用することもできます。
スマイルゼミの利用料は、月額7,480円(税込)です。お試し入会は2週間利用できるため、気軽に申し込みたいですね。
子どもの家庭学習の教材として従来のドリルやテキスト型の通信教育から、オンライン学習に主流が移り変わりつつあります。今回はスマイルゼミについて、リアルな口コミ・評価をご紹介すると共に、口コミから考察するメリット・デメリットやコース・料金まで徹底解説いたします。
2025/03/24 16:55
そら塾

そら塾は先生と対話しながら、実際に隣で教わっているように授業が進んでいくオンライン個別指導塾です。
分からないところが出てきたらその場ですぐに質問できるため、苦手な箇所を1つずつ確実に解決していけます。
首都圏の有名大学に在籍しているか卒業した先生が中心のため、先生との年齢が近くコミュニケーションが取りやすいのも特徴です。
授業中に気軽に質問できる関係性が築きやすいのも、苦手をなくしていくのに役立ちます。
質の高い個別指導を月5,800円~の低価格で受けられるのもメリットです。
トライのオンライン個別指導塾

トライは147万人の指導実績に基づく学習方法による、マンツーマン授業が特徴です。
対話をしながら授業が進んでいくため、分かったつもりでは終わりません。
生徒が自分の言葉で説明できるようになるまで繰り返すことで、理解を促進します。
全国に約33万人いる教師の中から、生徒に合う教師を選べるのも特徴。
教師との相性がいまいちという場合には、無料で交代を依頼できます。
教師とは別に、カリキュラムを作成し学習を支える教育プランナーのサポートも、成績アップにつながるポイントです。
参考:トライのオンライン個別指導塾の評判・口コミ
家庭教師の銀河

生徒の自立を大切にしているのは家庭教師の銀河です。
自らすすんでやりたくなる勉強方法で指導するため、主体的に学習に取り組めるようになります。
リーズナブルな価格も特徴です。中学生なら1コマ30分が1,375円。
加えて兄弟同時指導は無料で受けられます。
1回に2コマを週1ペースで受講すると月11,000円です。
併せて講師の紹介料、交代にかかる費用、年会費も無料に設定されています。
参考:家庭教師の銀河の評判
家庭教師のナイト

家庭教師のナイトでは、やる気を引き出しながら定期テスト対策を行っています。
全国どこでも1対1のオンライン授業を提供しており、科目ごとの重要ポイントを徹底的に指導。
何が重要なのか理解できれば結果に表れやすく、点数が伸びればやる気がさらにアップするという仕組みです。
授業日以外もLINEを使って積極的にフォローアップを行っており、生徒一人ひとりに合わせて的確なサポートを実施。
学習進捗に合わせ、勉強の習慣づけや成績向上をサポートします。
24時間見放題の映像授業が用意されており、学校や部活、他の習い事で忙しいお子さまでも隙間時間を活用して学習できるのも嬉しいポイントです。
参考:家庭教師のナイトの評判・口コミ
GIPS

GIPSでは、一人ひとりに合わせてリアルタイム&マンツーマンで指導を行っています。
お子さまに合った学習計画の作成はもちろん、学習法の提案や宿題の確認など、それぞれの学習状況に合わせて柔軟にサポートすることが可能です。
英検や漢検などの資格・検定にも個別で対応してくれます。
手厚いオンライン自習サポートも、魅力の一つ。
オンライン授業は24時間閲覧できるため、隙間時間を活用して好きな時間に学習できます。
LINE質問チャットも、24時間何度利用しても無料です。
オンライン学習だとモチベーションが下がりがちですが、月額330円でオンライン自習室も利用できます。
すららネット

無学年式のオンライン教材で40万人が利用しているのは、すららネットです。
教材は、小学校から高校までの5教科(国語・数学・英語・理科・社会)に対応しています。
すららネットでは、1人ひとりに最適な学習が提供できるアダプティブラーニングを採用しています。
ゲーム感覚で学べるゲーミフィケーション教材が導入されているから、学習に集中できない中学生でも楽しみながら学べるでしょう。
目標を達成するとトークンを獲得でき、たまったトークンで報酬をもらえることが嬉しいポイントです。
中学ポピー

毎日の予習・復習に活用しやすい教材は、中学ポピーです。
中学ポピーの教材は、教科書のまとめや練習・応用問題が掲載されています。
さらに、定期テスト対策をサポートする教材や英語の4技能を伸ばす教材も利用できます。
1ページあたり10~30分ほどで学習でき、自宅学習で取り組みやすい内容となっています。
年間一括払いをすると月額4,750円(税込)で利用でき、毎月払いでは5,000円(税込)で利用可能です。
中学生が家庭学習を習慣化させるコツ

ここでは、家庭学習に集中するためのポイントについて解説します。
スマートフォンから離れる環境作りをする
中学生は、1日に2.5~3時間ほどスマートフォンを利用すると言われています。スマートフォンを開けば、ゲームやSNS、動画などを楽しめるため、手放せない中学生も多いようです。
自宅学習に集中できない場合は、スマートフォンから離れられる環境づくりをしましょう。
学習する時間は勉強する部屋にはスマートフォンは置かない、学習する時間はスマートフォンの電源を切るなどの工夫をすることが重要です。
「勉強はタブレットでする」というような形で決めるのもおすすめです。
参考:タブレット学習中学生向け
勉強したことを記録する
勉強したことを記録すると、学習時間を可視化できるようになります。短時間の学習でも、毎日学習した内容を記録していれば達成感を得られるでしょう。
また、学習内容を記録することで、学習内容や教科の偏りに気付けることもメリットです。
得意科目ばかり勉強している場合は、苦手科目に取り組むきっかけにもなるでしょう。
また、勉強した内容を記録するのを習慣化することで、学習の計画も立てやすくなります。
基礎固めをする
自宅学習に集中できない原因の1つに、参考書の難易度が自身の理解度に合っていないケースが少なくありません。わからない問題ばかりに取り組もうとしても、集中力は持続しないでしょう。
そのような場合は、基礎固めから学習を始めることがおすすめ。
基礎から学習を始めることで、学習の理解度も上がりやすくなります。
理解度に応じた問題に取り組むことで、集中力もアップしやすくなります。
少しずつ難易度を上げれば、定期テストなどの結果にも結び付きやすいでしょう。
目標を明確にする
学習目標を明確にすることは、モチベーションの維持や学習効率の向上において必須です。短期目標と長期目標をそれぞれ具体的に設定し、学習に取り組んでください。
例えば短期目標は、「問題集を1日○ページこなす」「英単語を1日10個覚える」などがおすすめです。
一方長期目標は「期末テストで○点アップ」「1カ月で問題集を終える」などといった長期的なものを設定しましょう。
注意点は、「達成可能な目標・学力にあった目標にすること」です。
「学年1位を取る」などの高い目標を立てると、クリアできない可能性が高くなります。
失敗リスクの高い目標は、子どものやる気を失わせる可能性大です。
また達成が容易な目標も学習意欲が低下しやすく、おすすめできません。
学習目標を設定するときは、子どもの学力・学習状況にマッチしているかを適切に測ることが重要です。
【学年別】中学生の家庭学習の時間の平均は?

ここでは、ベネッセ教育総合研究所の調査結果をもとに学年ごとの家庭学習の平均時間を開設します。
平均時間を参考に、家庭学習の時間を確保してみるといいでしょう。
中学1年生は31.2分
中学1年生の勉強時間の平均は、1時間45分という結果が出ました。宿題が57.3分・家庭学習が31.2分・学習塾が16.2分という内訳になっています。
中学生の他の学年と比較すると、宿題での学習時間が一番多く、学習塾での時間が一番少ないのが特徴です。
引用:ベネッセ教育総合研究所「学習時間について考えるデータ」
中学2年生は30分
中学2年生の勉強時間の平均は、1時間42分。勉強時間の内、宿題が51.3分・家庭学習が30分・学習塾が21分という結果になりました。中学2年生の勉強時間の特徴は、中学生の中で一番学習時間が少ないことです。
中学校の学習にも慣れ、効率よく学習をこなせられるようになっていることが理由として考えられます。
引用:ベネッセ教育総合研究所「学習時間について考えるデータ」
中学3年生は43.9分
中学3年生の勉強時間の平均は2時間14分でした。その内、宿題が51.3分・家庭学習が43.9分・学習塾が38.5分だということが調査により分かっています。
高校受験を控えていることもあり、中学生全学年で一番学習時間が長いのが特徴です。
引用:ベネッセ教育総合研究所「学習時間について考えるデータ」
自宅学習しない中学生に勉強習慣を身につけるやり方

自宅学習をしない中学生の多くは、「何を勉強すればよいか分からない」「いつ勉強をすればよいか分からない」などの課題を抱えています。
保護者が勉強の取りかかりをサポートすることが、勉強習慣を身に付けることにつながるかもしれません。
ここからは、家庭学習しない中学生が勉強習慣を身に付ける上で必要なポイントをご紹介します。
家庭学習ノートを取り入れる
家庭学習ノートとは、家庭での自主学習に活用するノートです。様式やサイズに決まりはなく、ノートの空白を自由に使って学習を進めていきます。
中学校によっては「自主学習ノート」として、提出を求めるケースも多いようです。
家庭学習ノートのメリットは、子どもの自発的な学習を促せる点です。
白いノートを埋めていくためには、子ども自身が学習テーマを決めて取り組まなければなりません。
子どもが自分で「勉強内容」「勉強の進め方」を計画・実行することで、自然に勉強習慣が身につく仕組みです。
ただし家庭学習ノートが定着するまでは、保護者がしっかりとフォローすることが必要となります。
勉強方法が分からない子どもに真っ白いノートを与えても、何から手を付けたらよいか分かりません。
学習目標や学習計画を作成するときは保護者もそばに付き、学習内容を提案しましょう。
家庭学習ノートでの学びが習慣として定着すれば、家庭での勉強の質は一気に高まります。
スケジュールを立てて家庭学習に取り組む
毎日のスケジュールが明確化されていれば、子どもが学習に迷うことがありません。家庭学習が習慣化されていない中学生は、学習スケジュールの作成から始めるのがおすすめです。
中学生の学習スケジュールを作るポイントは、生活リズムを考慮すること。
部活や習い事で忙しい中学生は、帰宅が遅くなることも少なくありません。
無理な学習スケジュールを立てると、スケジュールの消化・定着は困難になります。
まずは子どもの1日の流れを洗い出し、どのタイミングで勉強時間を入れるかを検討してください。
落ち着いて勉強しやすいのは入浴後や夕食後ですが、あまり遅くなると次の日に支障が出ます。
習い事やクラブ活動でスケジュールが後にずれ込むときは、「早朝学習」も検討してみるのがおすすめです。
興味・関心があることをネタにする
「そもそも勉強がキライ」という子どもは、机に向かう習慣から身に付ける必要があります。「勉強=楽しくない」のイメージを壊せるよう、学習テーマを工夫することが大切です。
家庭学習をしない中学生におすすめなのは、子どもの好きなもの・興味・関心があるものについて調べることです。
保護者も一緒にテーマを考え、学習につながるネタを提案しましょう。
家庭学習におすすめのネタとしては、以下のものがあります。
- 興味のある歴史上の人物
- 好きなマンガやアニメの時代・設定
- 海外ドラマ・映画に出てくる英語フレーズ
- 行ってみたい国について など
「調べる→知る→達成感」のサイクルが回れば、学ぶことの楽しさを実感できるようになります。
机に向かう習慣が定着し、家庭で教科書を開くことにも抵抗が少なくなるはずです。
中学生の家庭学習に通信教材がおすすめな理由

近年は、中学生の家庭学習に通信教材を取り入れるご家庭も増えています。
通信教材には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここからは、中学生の家庭学習に通信教材がおすすめである理由をご紹介します。
費用が安い
通学型の学習塾と比較して、通信教材は安価です。家計にかかる学習費の負担が少ないのは、大きなメリットといえます。
文部科学省が発表した「令和5年度子供の学習費調査」によると、中学生の学習塾費の年間平均は以下のとおりです。
平均 | 中学1年生 | 中学2年生 | 中学3年生 | |
公立中学校 | 230,343円 | 133,845円 | 213,742円 | 340,918円 |
私立中学校 | 168,058円 | 151,796円 | 151,425円 | 202,127円 |
参考:結果の概要-令和5年度子供の学習費調査|文部科学省
受験のある公立中学校の3年生は、年間約35万円もの塾代の負担が発生します。
塾が遠方にある場合は交通費・食事代等も必要となり、家計への負担はさらに大きくなるのが実情です。
通信教材を選択すれば、交通費や食事代等が不要な上テキストを用意する必要もありません。
子どもの学習にかかる費用は、塾よりもグッと少なくなります。料金が安いオンライン塾もおすすめです。
参考:中学生向けオンライン塾
自宅で受験対策ができる
スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所が行った「通信教育に関するアンケート調査(調査時期:2022年7月7日〜7月8日)」によると、通信教育を受講している中学生の約3割が受験対策のために受講を始めたことが分かりました。通信教材の中には、受験を見据えてカリキュラムが組まれたものも少なくありません。
受験を控えた中学生は、自宅で受験対策も可能です。

さまざまある通信教材の中でも、特に受験対策に有益なのは無学年式を採用している教材。
無学年式とは、現在の学年にこだわらずどの学年の単元でも学べる学習スタイルです。
無学年式の通信教材なら、早めに3年分の学習を済ませて入試に備えたり、さかのぼって苦手分野を克服したりが容易となります。
学習の自由度は極めて高く、子どもの学習レベル・ペースに合わせた受験対策が可能です。
参考:無学年学習ができるタブレット通信教育
勉強のやり方が分からなくても効率よく学習が進められる
通信教材は、単元ごとの重要ポイントがしっかりとまとめられています。子どもは与えられた問題に取り組むだけで、必要な学びを得られる仕組みです。
また通信教材は、学習進捗や習熟度が分かるプラットフォームを利用できるのも大きなメリット。
プラットフォームではテストの得点・学習到達度などが管理されており、子どもが自分の学習レベルを客観的に把握しやすい仕組みです。
次に取り組むべき学習が明確になれば、学習に迷う心配はありません。
勉強の仕方が分からない子どもでも、学力向上に向けた無駄のない学びを実現できます。
参考:勉強の仕方が分からない中学生
子どもの習熟度に合わせた教材が用意される
簡単過ぎる教材は、子どもの学力向上にはつながりません。一方で難し過ぎる教材は、子どもの学習意欲を削いでしまいます。
教材の難易度を子どもの学力に合わせて選択できるのは、通信教材ならではのうれしいポイントです。
また技術の進化が著しい昨今では、AIを使った学習サービスが登場しています。
AI採用の通信教材は、子どもの到達度診断や弱点診断をAIが行うのが特徴です。
問題の出題や学習プランの提案はAI診断の結果に基づいて行われる仕組みとなっており、家庭学習が子ども1人ひとりに最適化されます。
子どもは与えられた問題を確実にこなすだけで、効率よく学力を高めていくことが可能です。
中学生が家庭学習の教材を選ぶ際のポイント

中学生の家庭学習教材を選ぶ際は、家庭への負担や教材の質を見極めることが重要です。
中学生向けの家庭学習教材を選ぶとき、チェックしたいポイントをご紹介します。
予算に合った価格かどうか
どれほど質の高い教材でも、予算オーバーでは家計への負担が大きくなります。学習教材は「無理なく長く続けられる価格か」をチェックしてください。
家計への金額負担を考えるときのポイントは、イニシャルコストはもちろんランニングコストまで正確に把握することです。
教材費・システム使用料・タブレット購入代金など、全て含めて計算しましょう。
評判・口コミはよいか
学習教材の評判や口コミを見ることで、教材の特徴や内容・教材のレベル・子どもと相性などを測りやすくなります。共感できる口コミは、多ければ多いほど安心です。
ただし口コミは個人の感想であるため、全ての人に当てはまるわけではありません。
どれほど口コミがよい学習教材だったとしても、過度な期待は控えましょう。
子どもに合うと思える学習教材が見つかった場合でも、お試しや無料体験で子どもとの相性をチェックすることは必須です。
問題集の内容は充実しているか
学習教材を選ぶときは、子どもの学力向上に有効かどうかを精査しましょう。学校の学習に遅れが出ている子どもであれば、教科書に準拠した基礎的な教材を選びます。
過去の学習につまずいたのであれば、戻って学習できる無学年式の教材がおすすめです。
一方学校の学習がそれなりにできているのであれば、発展的な学習教材を選ぶと学習の深度を深められます。
このほか早めに受験準備に入りたいなら、受験対策を行なえる教材が必要です。
参考:高校受験対策可能な通信教育
教材の学習レベル・内容が子どもとマッチしないと、期待した学習効果を得るのは難しくなります。
学校以外で学習する方法は個人塾や家庭教師などさまざまですが、最近では通信教育が注目を集めています。今回は中学生向け通信教育選びのポイントや通信教育のメリット・デメリット、知っておくべき注意点を解説します。おすすめの通信教育も比較しているので、ぜひ最後までご覧ください!
2025/04/04 09:36
希望の学習方法で選ぶ
近年は学習方法が多様化しており、「机にテキストやノートを広げる」だけが学習ではありません。家庭学習の教材を選ぶときは、子どもが学びやすい学習方法を選択しましょう。
例えば集中力が途切れやすい子ども・視覚的な情報で学習するのが好きな子どもは、タブレット学習と好相性です。
一方授業形式でじっくり学ぶのが好きな子どもは、オンデマンド型の動画授業を選択する方法もあります。
参考:タブレット学習中学生
また集中力が備わっている子ども・学習意欲の高い子どもは、紙ベースの教材もおすすめです。
実際に手を動かして書くことで、学習内容を記憶に定着させやすくなります。
まずは子どもと話し合い、どのような学習方法がよいかを検討してください。
タブレット学習にはさまざまな種類がリリースされていますが、メリットやデメリットを理解したうえで導入を検討したいですね。この記事では、タブレット学習の概要からメリット・デメリットまでわかりやすく解説しています。コエテコが厳選した中学生向けタブレット学習おすすめもご紹介しますので、ぜひ導入する際の参考にしてみてください!
2025/04/04 15:46
中学生が家庭学習をする際の注意点

質の高い家庭学習教材を用意しても、本人にやる気がなければ学力の向上は期待できません。
中学生が家庭学習に取り組む際は、適切に学習環境を整えること・保護者が適切にサポートすることが必要です。
まず子どもが学習するときは、「周辺に気が散る物を置かない」「静かな環境を作る」ことを徹底しましょう。
そして子どもが静かに勉強をしているときでも油断せず、保護者が適宜様子をチェックしてください。
見つからないように、静かに遊んでいる可能性があります。
保護者のチェック・管理が難しい場合は、学習進捗管理機能のあるデジタル教材を選択するのがおすすめです。
タブレットなどを使うデジタル教材なら、その日に子どもがすべきことが自動で提示されます。
学習の進捗状況は保護者に共有され、子どもが何をどのように学んだかは一目瞭然です。
中学生の家庭学習を成功させるポイントは、「家庭学習を習慣化させること」。
子どもが自発的に勉強するようになるまで、保護者は二人三脚でサポートするのがおすすめです。
逆効果!中学生の自宅学習でやってはいけない学習方法

中学生の自宅学習でやってはいけない学習方法は、以下の3つです。
間違った学習方法を実践していると、せっかく学習時間をとっても無駄になっている可能性が高いでしょう。
- ダラダラと長時間勉強する
- ノートを綺麗に作成することに注力しすぎる
- ながら勉強をする
ダラダラと長時間勉強する
「長い時間勉強に取り組むのは素晴らしいこと」だと思っている方が多くいるようですが、決してそうとはいえません。人間の集中力は、大人の場合でも約50分といわれています。
50分より長い時間勉強しているのであれば、集中力が切れているはずです。
集中力が切れた状態では、いくら勉強をしても知識が身につきにくいでしょう。
効果的に勉強したいのであれば、集中力が続く限界を考え、集中して勉強できる時間設定をすることが大切です。
勉強時間だけでなく、いつまでにどこまで勉強したいかという目標まで決めておけば、より集中して勉強できるでしょう。
ノートを綺麗に作成することに注力しすぎる
ノートを綺麗にまとめるだけで莫大な時間がかかるため、時間が無駄になりやすいでしょう。ノートを綺麗に作成するのは、決して悪いことではありません。
しかし、時間や労力をかけすぎると本題が「勉強」ではなく「ノートの作成」にすり替わってしまいます。
ノートは汚いより綺麗な方がもちろん良いですが、時間をかけすぎないようにすることが大切です。
どうしてもノートの作成時間をとりたいと考える方は、時間を区切って短時間でノートを整えましょう。
あくまでも本来の目的は「勉強」だということを忘れてはいけません。
ながら勉強をする
音楽を聴きながら勉強すると、音楽に意識が行って集中できなくなったり、音楽を聴きながら勉強する環境に慣れてしまったりする可能性があります。モチベーションを高めるために音楽を聴いているという方もいるかもしれませんが、勉強に集中したいのであれば、ながら勉強は良い選択肢とはいえません。
音楽を聴きながら勉強することに慣れてしまうと、定期テストや入試の静かな状況に耐えられず、思うように集中できなくなる事態も予想されます。
定期テストや入試で力を発揮できるよう、普段から静かな環境で集中できるように慣らしておくことが大切です。
中学生向けおすすめ家庭学習教材まとめ

中学生向けの教材を利用することで、家庭学習でも集中して取り組みやすくなることがメリットです。
自宅で勉強しやすい環境を整えたうえで、どのような教材が学習に合っているかを比較検討したいですね。
どの教材を選べば良いかわからない場合は、体験入会を利用することもおすすめです。
実際に教材を利用することで、難易度や動画の見やすさなども確かめることができます。
最適な教材を選んで、定期テスト対策や高校受験対策に上手に活用しましょう。
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