海外留学を充実したものにするためには、しっかりと流れに沿って事前準備をすることが重要ですよ。
そこでこの記事では、留学したい人に向けて留学までの流れや、気になる費用について詳しく解説します。
「海外留学に挑戦したい!」という人は、ぜひイメージしながら最後までご覧くださいね。
留学したいと思ったらまずは流れを把握しよう
留学したいと思っていても、まずは何をしたら良いかわからないという人もいますよね。そこで、まずは留学までの流れを確認しましょう。留学までの5ステップは以下の通りです。
- 留学の目的を決める
- 希望の条件を整理する
- 留学先を決める
- 申し込み手続きをする
- 留学に必要な物を準備する
①留学の目的を決める
留学といっても、何を経験したいかや学びたいかによって種類が異なります。まずは自分がなぜ「留学したい!」と思っているのか目的を明確にしましょう。たとえば「英語を話せるようになりたい!」「将来ドイツ語を活かして働きたい」などと、語学を学びたいと思っているのであれば語学留学がおすすめです。語学留学は留学期間や年齢などに制限がないため、だれでも挑戦しやすいと言えるでしょう。
さらに「海外の高校や大学で学びたい」「現地の学校生活を送ってみたい」という人は、正規留学や交換留学、認定留学などの方法もあります。
その他にも「海外で働いてみたい」ならワーキングホリデーやインターンシップ、「観光とは異なる視点で視野を広げたい」なら海外ボランティアなど、さまざまな選択肢があります。
参考:ワーキングホリデーはやめた方がいい?
どうして留学したいのか、帰国後自分がどうなっていたいのかをしっかり考え、目的を定めましょう。目的があることでモチベーション向上にもつながります。
②希望の条件を整理する
目的が定まったら、理想の留学をイメージして条件を整理していきましょう。たとえばどれくらいの期間留学したいと考えているのか、タイミングはいつ頃か、予算はどれくらいかなどを書き出してみてください。
留学中は勉強に集中したいのかや、勉強以外の遊びやボランティアも楽しみたいのかなどの留学中の過ごし方もイメージすると良いですよ。
自分の求める条件を整理してからだと、情報収集の効率が良くなります。
③滞在先や学校を決める
目的や条件に合った滞在先を決めましょう。滞在先選びは、充実した留学生活を送るためにとても重要なポイントです。同じ英語圏でも、国や地域によって気候や生活環境、文化など大きく異なるため、滞在先の選定を間違えてしまうと理想どおりの留学にならない可能性があります。
さらに、語学学校の選定も重要です。自分の目的に合った学校を探すために、語学学校のカリキュラムや立地、生徒の国籍比率、規模感などを確認しましょう。
語学力に不安がある人は日本人が多く通っている学校を選んでも良いですし、語学力を徹底的に鍛えたい人は日本人が少ない環境を選んでも良いですね。
学校によって寮やホームステイ、ホテルなど滞在方法が異なる場合もあります。予算も異なるため、総合的な判断をしましょう。
参考:留学先おすすめ
④申し込み手続きをする
滞在先や学校が決まったら、なるべくすぐに申し込みをしましょう。春休みや夏休みなどは人気シーズンのため、数ヶ月前に定員になってしまい募集停止する学校もあります。留学する国や期間によってはビザ申請が必要だったり、学校によっては語学力の条件があったりする場合もあるので、早めの行動が大切です。
留学エージェントを利用すれば、申し込みの斡旋やサポートを行なってもらえます。
留学エージェントおすすめ一覧【2024年最新版】どこがいいのか解説
この記事ではおすすめの留学エージェントについて、主な留学先や留学機関、留学プログラム、手数料、サポート体制などを分かりやすく一覧で比較しています。留学エージェント選びで失敗しないために気をつけることなど、安心して留学するための知識がすべて分かります。
この記事をcoeteco.jp で読む >⑤留学に必要な物を準備する
留学に向けて必要なものを準備しましょう。パスポートやビザ、海外留学保険、クレジットカードなど、留学する際に申請手続きが必要なものも多くあります。申請してから手に届くまで数ヶ月以上かかることもあるため、早めに用意してくださいね。
さらに、ビザは国によって必要の有無や種類が異なります。必ず自分が留学する予定の国の情報を事前に確認し、必要であれば用意しましょう。
英語が全く話せない人は、留学までの隙間時間で英会話レッスンに通っておくのも良いでしょう。
参考:オンライン英会話おすすめ
留学に必要な費用はどれくらい?
留学費用はどれくらいかかるのだろう?と心配になる人もいるでしょう。かかる費用によって目的地や期間を考えたい人もいますよね。たとえばアメリカ合衆国へ語学留学した場合の費用は、大まかに以下の通りです。
授業料
大学付属:1,200米ドル~/4週間(週20~25時間)
私立:900米ドル~/4週間(週20時間)
私立:1,300米ドル(週30時間)
滞在費
ホームステイ:600米ドル~/4週間(2食付)
学生寮:1,200米ドル~/9週間(二人部屋)
為替レートによって異なりますが、大学付属校に通ってホームステイした場合、授業料と滞在費で4週間25万円からの費用で留学可能です。(1ドル140円で計算)
参考:留学費用
参考:ワーキングホリデー費用
留学したいけれどお金がない!留学費用を抑える方法
留学したいと考えていても、お金の問題で踏み出せない人もいるのではないでしょうか。そこでここからは、留学費用を抑える方法を解説していきます。
少ない予算でも、方法次第では留学可能です。「お金がないと無理だろう」と留学を諦めてしまう前に、ぜひ確認してくださいね。
学費や生活費を節約する
留学する国や学校によって学費は大きく異なるため、学費が安い国や学校を選べば、留学費用を節約できます。さらに留学中は一定期間その国で生活するため、物価の安い国を選ぶと生活費を抑えられます。たとえばフィリピンやマレーシアなどのアジア圏は比較的物価が低いため、日本で生活するよりも滞在費が安いということもあるでしょう。
しかし、「とにかく安いから」という理由で、国や学校を選ぶのはあまりおすすめできません。留学の目的を振り返って、優先順位を考えて選んでくださいね。
給付型奨学金を利用する
給付型奨学金をもらって、留学費用を補填する方法もあります。給付型奨学金は、返済の必要がない奨学金です。学業成績や所得、スキル、年齢などの応募条件が決められていることが一般的なため、まずは自分が利用できる奨学金があるかどうか確認しましょう。
申し込み締め切りが渡航時期の1年前に設定されていることもあるので、興味のある人は早めに行動してください。
返済の必要はありますが、通常の金利より低めで借りられる教育ローンという選択肢もあります。申込みの条件は金融機関によって異なるため、興味のある方は確認してみてくださいね。
参考:奨学金は返済不要?サポートありの留学エージェントも解説
ワーキングホリデー制度を利用する
日本国籍の日本に在住している18歳以上30歳以下の人であれば、ワーキングホリデー制度を利用して海外で働きながら学ぶ方法もあります。ワーキングホリデー制度とは、日本と協定を結んだ国において、その国での滞在期間中の就学・就労を認める制度です。ワーキングホリデー制度を利用できる国は、令和5年8月1日時点で29か国あります。
参考:ワーホリエージェントおすすめ
海外で働く経験ができるため「スキルを高めたい」「語学力プラスαのスキルを得たい」という人にはメリットの多い制度と言えるでしょう。ただし、働く分勉強に使える時間は減ってしまうため、最低限の語学力があると安心です。
参考:ワーキングホリデー費用
物価の安い国を留学先に選ぶ
留学費用を抑えたい場合、物価の安い国に留学するのも1つの方法です。英語圏の国で物価が安い国というと、フィリピン・フィジー・マルタ・カナダ・スリランカなど。物価の高い国に留学するよりも出費を大幅に減らせます。アメリカの都市部に留学する場合と比べると、滞在費が半額で済むことも。物価の安い国なら、食費・家賃・娯楽費などを安く抑えられます。参考:留学費用安い国
短期留学にする
留学期間を短くすれば、必要となる費用は少なくなるはずです。例えば1ヵ月に25万円の滞在費がかかると仮定した場合、1年だと300万円かかるのに対し、1ヵ月なら25万円で済みます。「留学したいけれど費用が心配」という方は、長期留学ではなく短期留学に切り替えてみるのもありでしょう。参考:短期留学 中学生
参考:短期留学 高校生
オフシーズンに留学する
留学費用を抑えたいのであれば、オフシーズンの留学がおすすめです。オフシーズンなら、ハイシーズンよりも航空券にかかる費用が安く済むでしょう。留学のオフシーズンとは、秋から冬にかけての時期を指します。学校の長期休暇がなく留学の時間を取りづらいことから、留学する人が少ない傾向です。反対に留学のハイシーズンは、春から夏の期間。春は学校を卒業した人の留学が増え、夏は夏休みを利用して留学をする人が増える時期だからです。
キャンペーンを活用する
現地の語学学校で、期間限定の割引キャンペーンを行っている場合があります。学校ごとにキャンペーンの内容・期間は異なりますが、授業料の何割かを割引するキャンペーンが多いようです。中には、数週間分の授業料が無料になるキャンペーンも。活用すれば、普段よりもお得に授業が受けられるでしょう。行きたい学校がすでに決まっている方には、キャンペーンの有無を確認してみることをおすすめします。留学したい人におすすめのエージェント
ここでは、おすすめの留学エージェントを紹介します。StudyIn
StudyInは、出発から帰国まで留学生に寄り添ったコンシェルジュ体制が魅力の留学エージェントです。
留学コンサルタントは、全員が大学留学や海外経験者。そのため、留学前の不安や留学中の悩みに対しても親身に寄り添い、サポートしてくれます。LINEで気軽に質問や相談できる点も嬉しいポイント。
なお留学が決定した後は、出発まで週3回ものプライベート英会話レッスンを無料で受講できます。中には、本レッスンを通じて初級から日常会話まで英語力を向上させた留学生もいるとか。
さらにStudyInは、留学先の教育機関から運営費を得ているため、留学生への手数料負担は基本0円です。
また最低価格保障も提供しているため、StudyInであれば費用を抑えながらも満足できる留学を叶えられるのではないでしょうか。
スマ留
スマ留は、業界の中でも圧倒的低水準の料金プランを提供する留学エージェントです。
「留学したいけれど、お金がない」と悩む人は、まずチェックしておきましょう。
スマ留の魅力は、料金プランが全てパッケージ化されている点。授業料や滞在費、教材費、諸手続き費用などが全てプランに盛り込まれているため、後から料金が加算されることはありません。安価かつ明瞭な料金形態になっているため、費用面が不安な人も安心して利用できるでしょう。
また相談窓口は海外にも設置されており、オンライン英会話や英語学習アプリの提供もあります。
留学先となる国や滞在期間なども柔軟に組み合わせてくれるため、費用を抑えつつ理想の留学を実現できるでしょう。
留学情報館
留学情報館は、手数料が無料の留学エージェントです。ポイント還元制度や無料の英会話レッスンを活用することで、自分で直接留学先を手配するよりもお得に留学をすることが可能となっています。帰国後には資格を持ったキャリアコンサルタントが帰国後のキャリアプラン設計をサポートしてくれます。国内外のグローバル企業の紹介や、留学情報館が提携している海外大学の推薦枠を利用して出願もできるため、学生から社会人まで幅広い世代に人気の留学エージェントです。
さらに、限られた予算でのアメリカへの正規留学の実現を目的とした、返済不要・最大1200万円の経済負担を軽減してくれる出願サポートも展開しているので、お金の問題で留学を諦めたくない人はぜひチェックしてみてください。
お金がないけど留学したい人におすすめの国
お金がないけど留学したい人向けに、留学費用を抑えられるおすすめの国を3つご紹介します。参考:留学費用安い国
フィリピン
日本から比較的近いフィリピンは、航空費を安く抑えられます。物価が安いのも、おすすめする理由です。物価は、欧米の約1/3と言われており、現地での生活費を大幅に抑えられるでしょう。マンツーマン授業が多いのも魅力の1つ。グループ授業が一般的な欧米と違い、フィリピンでは大半のコースでマンツーマン授業が取り入れられています。グループ授業よりも丁寧に教えてもらえるので、短期で英語力を伸ばしたい方に最適です。マンツーマン授業には、自分のレベルや理解度に合わせて教えてもらえるというメリットもあります。
参考:フィリピン留学エージェント
フィジー
フィジーは、日本の四国地方より少し大きいくらいの島国です。治安がよいため、留学初心者や女性に特におすすめです。物価が安いく、欧米と比べると1/3~1/5ほどの費用で留学できます。英語が聞き取りやすいのも、フィジーをおすすめする理由の1つ。公用語は英語ですが母語はフィジー語で、フィジー語の母音はaiueoです。日本と母音が同じことから、フィジーの人が話す英語は聞き取りやすいと言われています。
マルタ
マルタの物価は欧米の1/2~1/3ほどなので、留学費用を安く抑えられます。ヨーロッパ36カ国中3位にランクインするほどの犯罪率の低さなので、治安の良さを求める方にもおすすめです。他の国だとあまり多くない学生寮も、マルタなら気軽に利用できます。1週間単位で滞在できるため、短期留学者でも体験可能です。学生寮では、一緒に料理をしたり、ワークをしたり、会話を楽しんだりと、留学生同士で交流する機会がたっぷりあります。留学先で友だちを作りたいのであれば、マルタが最適でしょう。
参考:マルタ留学エージェント
留学したい!まとめ
当記事では、留学したいと考えている人に向けて、留学するまでの流れから、一般的に必要になる費用や費用を抑えて留学する方法までを詳しく解説しました。留学には目的や条件に応じてさまざまな種類があります。まずは目的を明確にし、留学という貴重な経験が有意義なものになるようにしてくださいね。
自分に合った滞在先や留学スタイルを選び、満足の行く留学生活になることを応援しています。