現役FP講座講師が解説!お金の不安を自信に変える「合格できる」勉強方法を取材
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今回お話を伺った方
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スタディングFP講座 講師
田中 和紀氏FP®認定者・1級FP技能士。福岡大学商学部卒業後、証券会社勤務を経て2006年に「KAZUKI FP事務所」を開設。現在はFP相談、セミナー、資格講師、執筆など幅広く活動し、年間150コマ以上の講義を担当するなど、豊富な指導経験を持つ。FP資格試験対策に加え、生活に役立つ知識をわかりやすく伝える講義が特徴。資格試験指導と実務経験を活かし、短期合格を目指す受講生を力強くサポートしている。
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しかし、「専門知識は難しそう」「忙しくて勉強時間がない」と、一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、金融業界で10年、FPとして独立後20年のキャリアを誇る田中講師にお話を伺いました。
数多くの受講生を合格に導いてきた指導のプロが語る、FP資格の本当の価値とは。挫折しないための学習戦略から、モチベーションを保つ秘訣まで、お金の不安を「自信」に変えるためのヒントが満載です。
この記事を読めば、あなたもきっと「学びたい」という意欲が湧いてくるはずです。
教材費が原動力に?FPのプロが語る、学びの原点
ええ、もともと金融業界にいたのでFP資格の存在は知っていましたが、直接のきっかけは当時の上司からの勧めでした。
私が所属していた部署が法人営業から個人向けの資産相談へとシフトする時期でして、「これからは個人のお客様一人ひとりに寄り添う専門知識が不可欠になる」と。そこで勧められたのがFP資格でした。
早速、教材を取り寄せたのですが、当時はまだオンライン講座もなく、分厚いテキストと問題集のセットで数十万円と非常に高額でしてね。正直、購入ボタンを押す手は震えました(笑)。
でも、そのおかげで「せっかくこれだけお金をかけたのだから、絶対に元を取りたい」という気持ちが強力なモチベーションになり、本気で勉強を始めることができたのです。
その強い気持ちが、資格取得、そして独立という目標達成まで繋がったのですね。講師になられるまでのキャリアについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
はい。学習を続けるうちに、これまで断片的だった金融知識が体系的に整理され、お客様への提案の質が格段に上がっていくのを実感しました。
そして試験に合格したことで、専門家としての大きな自信につながりました。それが原動力となり、最終的に独立という目標を達成できたのです。
大学卒業後は、証券会社などで約10年間、会社員として金融業界に携わってきました。営業や資産運用の提案など、現場で多くの経験を積みながら、金融の仕組みやお客様との信頼関係の重要性を学びました。
この経験が、FPの6分野(ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)を横断的に理解する上で非常に役立ちましたね。
その後、FPとして独立して現在20年になります。独立当初は、個人のお客様からの相談業務、金融メディアでの執筆、企業向けのセミナーなど、とにかく仕事の幅は非常に広かったです。
様々な業務を経験する中で、特に「人に教える」ということに大きなやりがいを感じるようになりました。
自分の知識で受講生の皆さんが成長していく姿を間近で見られることは、何物にも代えがたい喜びですし、教えることで自分自身の知識の穴や曖昧な点を再確認でき、理解も深まっていきました。
お金の不安が「自信」に変わる。FP資格がもたらす3つの価値
改めて、様々な方がFPを目指す中で、この資格を取得する「最大の価値」はどこにあるとお考えですか?
最大の価値は、やはり「お金に関する漠然とした不安を、具体的な知識で解消できること」に尽きます。
老後2000万円問題や止まらない物価上昇、頻繁に変わる税制や社会保険制度など、誰もが将来に不安を抱える時代です。
しかし、その不安の多くは「知らないこと」から来ています。FPの学習範囲は、資産運用、保険、税金、年金、不動産、相続と、我々の生活に直結するものばかり。
正しい知識を持つことで、メディアの情報にいたずらに振り回されることなく、自分自身の状況に合った最適な判断ができるようになります。これは金融業界の方はもちろん、すべての人にとって一生モノの財産になります。
自分自身の生活を守る知識が身につくだけでなく、キャリアにはどのような可能性が広がりますか?
FP資格は「お金の専門家」であることの客観的な証明となり、「社会的な信頼」を得る強力な武器となります。
これにより、キャリアの選択肢は大きく広がります。合格後のキャリアパスは非常に多様です。
企業内での専門性強化:
銀行、証券、保険などの金融業界では、顧客への提案力向上に直結し、キャリアアップの必須スキルとも言えます。また、不動産業界では住宅ローンや税金の知識が、一般企業の総務や人事部門では社会保険や福利厚生の知識が活かせます。
独立開業:
FP事務所を開設し、個人向けのライフプラン相談、資産運用コンサルティング、セミナー講師として活躍する道も開けます。自分の裁量で働き方を決められるのが大きな魅力です。
ダブルライセンス:
例えば、宅地建物取引士と組み合わせれば不動産取引に強いFPに、社会保険労務士と組み合わせれば年金や退職金設計に強いFPになれます。税理士や行政書士など、他の士業との相性も抜群で、より専門性の高い、代替不可能なサービスを提供できます。
要するに、FP資格は単なる試験合格ではなく、「自分と周囲の人生をより豊かにするための羅針盤」を手に入れることなのです。その羅針盤をどう使い、どの航路を選ぶかはあなた次第。無限の可能性が広がっています。
なるほど。近年、その価値に気づく方が増えているのでしょうか。受講者層に何か変化は感じられますか?
はい、この10年で大きく変化していますね。
従来は金融業界の方が業務命令で取得するケースが中心でしたが、近年は学生や主婦・主夫の方、ITエンジニアや医療従事者といった異業種の方、副業や独立を目指す方など、裾野が大きく広がっています。
終身雇用の崩壊や働き方の多様化を背景に、会社に依存しない普遍的なスキルを身につけたいというニーズが高まっていると感じます。
特に感じるのは、「実生活に活かせる知識」を求める層の増加です。
新NISAの開始やiDeCoの普及で資産運用への関心が高まり、自分自身で金融商品を正しく選ぶための知識を求めて学習を始める方が非常に多いです。
オンライン学習の普及で、場所や時間を選ばずに学べるようになったことも、この流れを後押ししています。
今後は、FP資格がさらに身近な「生活教養」のような存在になり、多様なバックグラウンドを持つ方が学ぶようになると思います。
挫折しないためのFP学習戦略|合格者が実践する「王道」の勉強法とは?
FP試験は範囲が広いですが、おすすめの勉強法や意識した方がいいことはありますか?
はい、FP試験合格には確立された「王道」の学習法があります。それは、「インプットとアウトプットのサイクルを、いかに高速で回すか」です。具体的には、次の3つのステップで進めるのが最も効率的です。
ステップ1:まず過去問で「敵」を知る(過去問ファースト)
多くの方がテキストの1ページ目から丁寧に読み始めますが、これは遠回りになりがちです。
まずは最新の過去問を1回分、時間を計らずに解いてみてください。もちろん、ほとんど解けないはずです。
目的は点数を取ることではなく、「どんな問題が、どのくらいの深さで、どのような形式で問われるのか」を肌で感じること。いわば偵察です。
これを最初にやることで、その後のインプット学習でどこに注意して聞けばいいのか、ポイントが明確になります。
ステップ2:分野別にインプットとアウトプットを繰り返す
敵の姿が分かったら、いよいよ本格的な学習です。
スタディングのような講座では、「ライフプランニング」といった分野ごとに、短い講義動画(インプット)を見たら、すぐに関連する一問一答や基本問題(アウトプット)を解く、という流れが設計されています。
知識が頭に新しく残っているうちに問題を解くことで、記憶の定着率が飛躍的に高まります。この「インプット→即アウトプット」のセットを、全分野で繰り返していきます。
ステップ3:過去問演習をひたすら反復する
全分野の基礎学習が終わったら、再び過去問に戻ります。ここからが本番です。最低でも過去5回分は用意し、それを何度も繰り返します。「間違えた問題を徹底的に復習する習慣」が何より重要です。
なぜ間違えたのか、正解の選択肢だけでなく、他の選択肢はなぜ違うのかまで、解説をじっくり読み込んで理解する。これを繰り返すことで、知識が点から線へ、そして面へと広がっていきます。理想は4〜6周。ここまでやれば、合格レベルの実力は間違いなく身についています。
逆に、多くの受験生が陥りがちな「遠回りな学習法」があれば教えてください。
最も多い失敗パターンは、「色々な教材に手を出してしまうこと」、いわゆる「浮気」ですね。
不安から複数のテキストや問題集を買い込む方がいますが、これは学習効率を大きく下げます。教材ごとに解説の切り口や構成、用語の使い方が微妙に異なり、知識が分散してかえって混乱してしまうのです。
合格への近道は、「一つの教材を信じて、徹底的にやり込むこと」。ボロボロになるまで使い倒す。
これに尽きます。もう一つは、インプットに時間をかけすぎること。講義を聴いたり、テキストを読んだりするだけで満足してしまう方がいますが、知識は使わないと定着しません。学習時間の半分以上は、問題を解くアウトプットに充てるべきです。
学習のモチベーションが続かない「中だるみ」を乗り越える秘訣はありますか?
スランプはどんなに優秀な人にも必ず訪れます。大切なのは、それを前提として、乗り越えるための「思考のコツ」と「仕組み」を持つことです。
まず、マインドセットとして「完璧を目指さないこと」。FP試験は満点を取る必要はなく、6割正解すれば合格できる試験です。
難問や奇問に時間をかけるより、誰もが正解する基本問題を確実に取る方が重要。この意識でメリハリをつけるだけで、精神的な負担はかなり軽くなります。
次に、「忘れるのは当たり前、と割り切ること」。心理学者のエビングハウスが示した忘却曲線にあるように、人間は1日経てば覚えたことの7割以上を忘れる生き物です。だからこそ、復習の「仕組み」が重要になります。
スタディングのAI問題復習機能は、まさにこの忘却曲線を考慮して、あなたが忘れかけた絶妙なタイミングで問題を出してくれるので、効率的に記憶を定着させられます。
それでもやる気が出ない時は、学習仲間を見つけるのも有効です。
SNSで同じ資格を目指す人をフォローしたり、スタディングの「勉強仲間機能」で他の学習者の進捗を見たりするだけでも、「自分も頑張ろう」という刺激になりますよ。
なぜ「スタディング」なら続けられる?AIが導く最短合格への道
先生が担当されている「スタディングFP講座」ならではの強みを、改めて詳しく教えてください。
スタディングの最大の強みは、忙しい現代人の学習スタイルに最適化されている点です。具体的には、「わかりやすい動画講義」と「学習効率を飛躍的に高めるAI機能」の2つの柱で成り立っています。
動画講義は、1本あたり5分〜15分程度と短く設計されており、通勤電車の中や昼休みといったスキマ時間でサクッと学習を進められます。
専門用語が多いFPの学習内容を、図解や身近な具体例を豊富に用いて、視覚的・直感的に理解できるよう徹底的にこだわって制作しています。
そして、他社にはない最大の差別化要因が、AIによる学習最適化機能群です。
・AI学習プラン:
あなたの学習可能時間や目標試験日から逆算し、週ごと・日ごとの最適な学習計画を自動で生成します。計画を立てる手間から解放されます。
・AI学習ナビ:
「今日は何をすべきか」をホーム画面で具体的にガイド。「次はどの講義を見て、どの問題を解くべきか」という迷いが一切なくなります。
・AI問題復習:
あなたの解答履歴をAIが分析し、忘却曲線を考慮した最適なタイミングで自動的に復習問題を出題します。最も効率的な復習が自動で実現します。
・AI実力スコア:
学習の進捗に応じて、分野ごとの実力をAIが数値化。自分の弱点が一目瞭然になり、学習の優先順位を立てるのに役立ちます。
これらは、まるで「あなた専用のパーソナルトレーナー」が、24時間365日、常に伴走してくれるイメージですね。
この強力なサポートがあるからこそ、「何をどの順番でやればいいか」という迷いがなくなり、忙しい方でも最短時間で合格を目指せるのです。
資格はスタートライン。活躍し続けるFPに共通する「人間力」とは
先生ご自身がFPとして働く中での「一番のやりがい」と、逆に「厳しさ」を感じるのはどのような時ですか?
一番のやりがいは、お客様の人生の岐路に立ち会い、目標達成をサポートできた時ですね。
例えば、住宅購入のご相談で、ライフプランシミュレーションを重ねて無理のない資金計画を立て、「おかげで安心して夢のマイホームが買えました」とご報告いただいた時や、老後資金の相談で資産運用のポートフォリオを組み、数年後に「順調に資産が増えて、心に余裕ができました」と感謝された時。お客様の安堵の表情や笑顔は、何物にも代えがたい喜びです。
一方で厳しさを感じるのは、その「行動」を促す部分です。
知識を伝えてプランを提示し、お客様に「なるほど、よく分かりました」と納得していただくだけでは不十分なのです。そこから実際に行動に移してもらうための「最後のひと押し」、これが最も難しく、FPの真価が問われる部分だと感じています。
例えば、長年加入している保険の見直しを提案しても、「面倒だから」「今のままでいい」と変化をためらう方は少なくありません。その壁を乗り越えてもらうために、どれだけ相手の価値観に寄り添い、信頼関係を築き、背中を押せるか。常に自問自答しています。
資格知識を土台にしつつも、最終的にはコミュニケーション能力や信頼関係といった「人間力」が問われるのですね。今後、AIの時代になっても活躍し続けるFPに必要なスキルとは何でしょうか?
おっしゃる通り、FP資格はあくまでスタートラインです。知識のアップデートはAIが得意とする分野ですから、人間であるFPには、AIにはできない付加価値が求められます。その上で、以下のようなスキルを掛け合わせることがより一層重要になります。
1. ヒアリング力:お客様の言葉の裏にある本音や、本人も気づいていない潜在的なニーズ、価値観や人生観まで深く引き出す力。これは単なる質問ではなく、共感と傾聴の姿勢から生まれます。
2. 分析力・提案力:数字やデータを根拠に論理的な解決策を提示するだけでなく、そのお客様の性格やリスク許容度に合わせて、複数の選択肢をメリット・デメリットと共に分かりやすく説明し、自己決定を促す力。
3. 継続的な学習意欲:法改正や税制変更、新しい金融商品など、常に最新の情報をキャッチアップし、知識をアップデートし続ける姿勢。これはプロとしての責務です。
4. 高い倫理観:何よりも顧客の利益を第一に考える誠実さ。短期的な手数料収入より、顧客との長期的な信頼関係を優先する姿勢が、最終的にFPとしての成功に繋がります。
知識という土台の上に、こうした「人間力」や「実務力」を積み上げていくことで、初めて顧客から本当に信頼され、AI時代にも選ばれ続けるFPになれるのです。
最後に、FP学習に興味はあるものの、一歩を踏み出せないでいる読者へ、メッセージをお願いします。
FPの学習は、決して特別な才能を必要とするものではありません。
正しい方法で、毎日少しずつでも積み重ねれば、誰でも必ず前に進めます。
そして何より、FPの知識は、あなたのお金の不安を減らし、人生をより豊かにする力になります。自分や大切な家族の未来に、自信を持てるようになるのです。
スタディングは、その貴重な第一歩を踏み出すあなたを、テクノロジーの力で全力でサポートするために設計されたツールです。
「忙しいから」「難しそうだから」と諦める前に、ぜひ一度、無料でお試しいただける講座で、スキマ時間で学べる手軽さと、AIが導く学習の効率性を体験してみてください。「これなら自分でも続けられる!」という確かな実感を得られるはずです。
その小さな一歩を踏み出す勇気が、あなたの1年後、5年後、そして10年後の未来を、必ずや大きく変えることでしょう。ぜひ、私たちと一緒に頑張りましょう!応援しています。
WRITERこの記事を書いた人
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本日はよろしくお願いいたします。まず、田中先生がFPを目指された「きっかけ」についてお聞かせください。金融業界に長くいらっしゃったとのことですが、当初からFPに関心があったのでしょうか?